新型リーフ(2026年・3代目B7)は先代と何が違う? 航続最大702kmと上がった価格、補助金でどうなる?
この記事の要点
- 2025年10月17日受注開始、2026年1月から順次納車の予定。価格は税込518万8,700円〜599万9,400円(B7 X/B7 Gの2グレード)
- ハッチバックからクロスオーバーEVへ全面刷新。航続は最大702km(WLTC)、150kW急速充電に対応
- CEV補助金は自家用129万円(2026年4月以降の登録・条件あり)
日産のリーフが3代目に全面刷新された。2025年10月17日に受注が始まり、2026年1月から順次納車される予定だ。価格は税込518万8,700円から。
見た目はハッチバックからクロスオーバーに変わり、航続距離は最大702kmまで伸びた。ただし価格も上がっている。そこを補助金と維持費まで含めて見ておきたい。
新型リーフの価格は上のとおりで、ここは交渉してもそう大きくは動かない。総額を動かすのは、いま乗っている車をいくらで手放すかのほうだ。 下取りに出すつもりでも、先に買取の相場を見ておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを自分で判断できる。
店長、リーフって新しくなったんですよね?
3代目にフルモデルチェンジしたの。今度のは形からして変わったわ
店長、EVってどうですか?
静かすぎるのが、少し寂しいわ
また音の話ですか?
また音の話よ。ただ、加速そのものは文句なしなの。踏んだ瞬間に出るもの
あ、そこは褒めるんですね
褒めるわ。そこは文句のつけようがないもの
形?
今までのリーフは背の低いハッチバックだったでしょ。今度はクロスオーバー、ちょっとSUVっぽい形になったの
形を変えたのは、なんでですか?
そのほうが売れるからよ。身も蓋もないけれど
へえ。中身も変わったんですか?
いちばん大きいのは航続距離ね。一回の充電でどれだけ走れるか。長距離で電池を気にする場面を、かなり減らしてきたわ
そんなに走れるんですか!?
先代よりずっと伸びた。EVの『電池が心配』ってイメージを、かなり塗り替えにきた世代なの
そもそも、リーフはどういう車なのか。
店長、リーフってEVの元祖みたいな車ですよね
量産EVの先駆けね。2010年からずっと続いていて、3代目でハッチバックからクロスオーバーに姿を変えたの
元祖なのに、あまり見かけないですね
先に出た車の宿命ね。あとから出たほうが、良くなっているもの
形が変わると、狙う人も変わるんですか?
変わるわね。ハッチバックは街乗り中心の人が主な相手だったけど、クロスオーバーにすると、家族で長距離も使う層まで入ってくる
同じ名前でも、狙う人が変わるんですね
日産は3代目を、乗る人すべての最適なパートナー、世界の日常に寄り添うEVと位置づけていて、快適性・応答性・効率性を一体で高めたと説明している。つまり『EVだから』という理由で選ぶ車から、普通の車と同じ土俵で選ばれる車へ、という方向に動いている。日本のCセグメントで、EV専用設計の車が正面から出てくる形ね
普通の車として選べるか、ということですか?
そう。そこを判断するには、航続だけでなく充電環境も一緒に見る必要があるわ
新型リーフは、先代と何が変わったのか。
| 項目 | 新型(3代目B7) | 先代(2代目) |
|---|---|---|
| 価格 | B7 X 518万8,700円/B7 G 599万9,400円 | 末期 408万1,000円〜583万4,400円 |
| サイズ | 4,360×1,810×1,550mm(PP2.0装備車は全高1,565mm)/WB 2,690mm | 4,480×1,790×1,560mm(e+は1,565mm)/WB 2,700mm |
| パワートレイン・航続 | 78kWh・160kW・355N・m/WLTC最大702km | 40kWh=322km、60kWh(e+)=450km |
| 安全・運転支援 | 360°セーフティアシスト、ProPILOT 2.0(ハンズオフ・車線変更支援) | ProPILOT(2.0相当は無し) |
| 内装・画面まわり | 12.3インチ・デュアルディスプレイ、Google搭載、調光パノラミックルーフ | 7インチディスプレイ |
グレードは2つ。どちらも前輪駆動で、電池は78kWh。出力と航続はこうなっている。
| 仕様 | バッテリー | 最高出力・トルク | 航続(WLTC) |
|---|---|---|---|
| 新型 B7 X | 78kWh | 160kW・355N・m | 702km(PP2.0装備車687km) |
| 新型 B7 G | 78kWh | 160kW・355N・m | 685km(同670km) |
| 先代 40kWh | 40kWh | 110kW・320N・m | 322km |
| 先代 e+ | 60kWh | 160kW・340N・m | 450km |
※PP2.0=ProPILOT 2.0(メーカーオプションの運転支援)。価格は税込で、B7 Xが518万8,700円、B7 Gが599万9,400円。
702kmって、全部のグレードで出るんですか?
最長になるのは、B7 XでProPILOT 2.0を付けない仕様よ。上のGや、その運転支援を付けた車では少し短くなる。それでも先代よりは大きく伸びたわ
先代と比べると、どれくらい違うんですか?
先代は標準の40キロワットアワーと、電池の大きいe+の2種類があったの。その大きいe+と比べても、今度のは伸びてる
EVって、青っぽい色が多くないですか?
リーフは昔からその印象があるわね。今回の目玉も、明るい青緑の2トーンよ
屋根が黒いやつですね。全部のグレードで選べます?
一番下のグレードでは選べないの。色から入るなら、グレードも一緒に見て
新型リーフのボディカラーは全8色。うち3色がスーパーブラックのルーフとの2トーンだ。
| カラー名 | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| ルミナスターコイズ/スーパーブラック 2トーン | 2トーン | 新色・特別塗装色 |
| ディープクリムゾン/スーパーブラック 2トーン | 2トーン | 特別塗装色 |
| プリズムホワイト/スーパーブラック 2トーン | 2トーン | 特別塗装色 |
| プリズムホワイト | モノトーン | 特別塗装色 |
| ミッドナイトブラック | モノトーン | 特別塗装色 |
| ディープオーシャンブルー | モノトーン | 特別塗装色 |
| シェルブロンド | モノトーン | 特別塗装色 |
| ダークメタルグレー | モノトーン | — |
※2トーンはB5 Sでは選択不可。全色スクラッチシールド付。


航続が伸びても、値段が気になる。
でも店長、いちばん安いグレードの価格は高くなりましたよね?
そうね。先代より価格帯が上がって、電池も大きくなったし、装備も豪華になった。そのぶん、車両価格だけを見ると手が届きにくく感じるわ
いい車だけど手が届かない、ってなりそう
そこで制度の話ね。新型リーフは、2026年4月1日以降に登録する自家用車なら、国のCEV補助金が129万円。登録の時期とか、しばらく手放さないとか、予算の枠とか、条件はいくつもあるから、購入前の確認が必要よ
補助金が使えると、価格の見え方はかなり変わりますね
変わるわね。ただ、補助金が使える前提で予算を組むのはちょっと危ないの。まず車両価格で払える範囲を見て、自分が条件に合うか確認してから補助金や減税を足す。その順番が安全よ
本体の値札だけ見ちゃダメなんだ
EVは、本体価格だけじゃなくて、補助金と維持費まで入れて考える車なの。重量税や自動車税でも優遇があるけど、それも登録の時期や条件で変わるから、買うときの制度を確認するのが大事ね

充電のほうは、どうなんですか? 時間かかるイメージなんですけど
今度のは最大150キロワットの急速充電に対応してる。対応した充電器なら、残量10%から80%まで約35分。ただし充電時間は、電池の温度や充電器で変わるけどね
休憩してる間に戻るなら、旅行でも使えそう!
長距離が不安、っていうEVの弱点を、かなり潰してきた世代ではあるわね
走りと使い勝手は、どう評価されている?
試乗記事で共通して挙がるのは、高い静粛性、EVらしい滑らかで力強い加速、そして先代より上質になった乗り心地とハンドリングだ。リアをマルチリンクにしたことと日本向けの味付けにより、腰の据わった乗り味になったという評価がある。長距離での対応力や、プロパイロット2.0を含む運転支援も、疲労を減らす要素として評価されている。使い勝手では、フラットな床、開放感のある前席、見た目より扱いやすい取り回しが挙がる。
EVとして見たとき、引っかかるところはありますか?
荒れた路面でリアが横に動くような感覚が残る、という評価があるわね。静かで振動の少ないEVだからこそ、足まわりの動きが分かりやすいという見方よ
他にもありますか?
後席の足元の余裕や、横一列のシフトボタンの操作性を気にする評価もあるわ。後席をよく使うなら、同乗者に座ってもらって確認するのが確実ね
充電のほうはどうですか?
車の航続とは別の話として、地方や観光地では急速充電器の混み具合が課題だと指摘されているわ。これは車の短所ではなく、使う地域と充電計画の問題として見ておく必要がある
買うべき人と、見送っていい人。
これは、どういう人向けですか?
EVを一度きちんと検討したい人には、いい候補になったと思う
| こんな人 | |
|---|---|
| 新型を選んでいい | 長距離も走りたくて、EVの航続が不安だった人(702kmと急速充電で解消に近い)/補助金・減税を含めた総額で計算できる人/自宅などで充電環境を用意できる人 |
| 急がなくていい | 自宅に充電環境が無く、外の充電に頼るしかない人/本体価格の高さがどうしても引っかかる人/補助金の条件(登録時期・保有義務)が自分に合わない人 |
充電環境って、けっこう大事ですよね?
EVはそこが分かれ目なの。家で夜に充電できる人なら、ガソリンスタンドに行かない生活になる。でも毎回外の充電器を使うなら、その手間を受け入れられるか考えたほうがいいわね
乗り換えるにしても、先に知っておくのはいまの車の値段。
新型リーフ気になってるんですけど、まだ迷ってて。もう少し様子見しようかなって
様子を見ている間も、いまの車の値段は止まってくれないわよ
え、そんなすぐ変わるものなんですか
急落はしないけど、迷っている数か月のあいだにも相場は動くの。距離は伸びるし、年式も1つ古くなる
悩んでる時間そのものが、もったいないってことですか
そういうこと。悩むのは構わないの。ただ、悩んでいる間の値段を知らずに悩むのと、知ったうえで悩むのとでは話が違うわ
知ったら、なんか焦って決めさせられそうで嫌なんですけど
決めさせないわよ。見るだけなら1円もかからないの。その上で、まだ様子見を続けたって構わないわ
でも査定って、そんなに差が出ます?
出ることがあるわ。いまは相場自体が昔より高いし、人気のある車種は年式のわりに落ちていないの
もう価値ないと思ってました
その思い込みで安く手放す人がいちばん多いのよ。 下取りに出す前に、買取の金額を見ておきなさい
📌 まとめ
- 2025年10月17日受注開始、2026年1月から順次納車の予定。税込518万8,700円〜599万9,400円
- ハッチバックからクロスオーバーEVへ全面刷新。航続は最大702km、150kW急速充電に対応
- 本体価格は上がったが、CEV補助金129万円(条件あり)と、登録時期などで変わる税制優遇を含めた総額で見る車
EVって、値札だけ見てちゃダメなんですね
補助金と維持費まで入れて、はじめて本当の値段が見えるの。そこはガソリン車と考え方が違うところよ
よくある質問
新型リーフはいつ発売/納車?
2025年10月17日に受注が始まり、2026年1月から順次納車の予定です。全国一斉の「発売日」は公式に日付が示されていません。
価格はいくら?
税込518万8,700円(B7 X)〜599万9,400円(B7 G)です。ただし2026年4月以降に登録する自家用車は、国のCEV補助金129万円の対象になります(条件あり)。
航続距離は?
WLTCモードで、B7 Xが702km(ProPILOT 2.0装備車は687km)、B7 Gが685km(同670km)です。最大702kmはB7 XのProPILOT 2.0非装着車の値です。
新車をお得に買うには、何から始めればいい?
いま乗っている車を、できるだけ高く手放すことです。車両価格の値引きには限りがありますが、手放す側の金額は車の状態や時期で動きます。ディーラーの下取りを使う場合でも、先に買取の査定額を知っておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを判断でき、そのまま交渉の材料になります。
※この記事は2026年7月23日時点の情報をもとに作成しています。補助金・税制は制度改定で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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