BMW R12とR12 nineTの違いは? 2026年最新のスペック・インプレ・価格を比較、57万1,000円の差の中身
この記事の要点
- 山道を走りたい、装備を最初からそろえたいならR 12 nineT(256万2,000円〜・109PS・前後17インチ)
- 足つきと、ゆったりした姿勢で選ぶならR 12(199万1,000円〜・シート高754mm)
- グリップヒーターやクルーズコントロールを含むコンフォートパッケージは、nineTに標準。R 12で欲しければツーリング仕様
BMWのR 12 nineT(アール12ナインティ)とR 12(アール12)は、同じ1,169ccの空油冷ボクサーを積んだ、BMWのネオクラシック。nineTは前後17インチのロードスター、R 12は低いシートのクルーザーだ。
価格はR 12 nineTが256万2,000円から、R 12が199万1,000円から(どちらも2026年モデル)。差は57万1,000円。出力、シート高、ホイールの大きさも違う。
57万1,000円の差を払えるかどうかは、いま乗っているバイクの値段で変わる。

店長、このバイク、丸いライトでレトロでかわいいです!
R 12 nineT。ボクサーのエンジンを、隠さずに見せるモデルよ
隣の低いのも、同じエンジンなんですか?
R 12ね。同じエンジンで、座る位置をぐっと下げたクルーザー。顔は似ていても、乗ると別の乗り物よ
R 12 nineTとR 12って、どんなバイク?
2台とも、2024年4月19日に日本で発売された。フレーム、エンジンの制御、装備をまとめて新しくした世代だ。
2台の主要スペック(2026年モデル)は次のとおり。
| 項目 | R 12 nineT | R 12 |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 2,562,000円〜 | 1,991,000円〜 |
| エンジン | 空油冷 水平対向2気筒 1,169cc | 同じ |
| 最高出力 | 80kW(109PS)/7,000rpm | 70kW(95PS)/6,500rpm |
| 最大トルク | 115N·m/6,500rpm | 110N·m/6,000rpm |
| 変速/駆動 | 6速/シャフト | 同じ |
| 全長×全幅×全高 | 2,140×870×1,070mm | 2,210×830×1,110mm |
| シート高 | 795mm | 754mm |
| 車両重量 | 222kg | 230kg |
| 燃料タンク | 16L | 約14L |
| WMTC燃費 | 19.6km/L | 19.6km/L |
| タイヤ | 前120/70ZR17/後180/55ZR17 | 前100/90-19/後150/80-16 |
※車両重量は国内の届出値(燃料100%)
同じエンジンでも、nineTは14PS高く、高い回転まで回る設定。 R 12は、低い回転から力を出す設定になっている。
違いは、走り方の向き
| 比べるところ | R 12 nineT | R 12 |
|---|---|---|
| 形 | ロードスター(ネイキッド) | クルーザー |
| ホイール | 前後17インチ(スポーク) | 前19/後16インチ(キャスト) |
| サスペンションのストローク | 前120/後120mm | 前90/後90mm |
| ライディングモード | Rain/Road/Dynamic | Roll/Rock |
nineTは、前後17インチと長めのサスペンションで、曲がりくねった道を走るのが得意。 モードは、Rain/Road/Dynamicの3つ。
R 12は、前19インチの細いタイヤと後16インチの太いタイヤ、短いサスペンションで、ゆったり流すのが得意。 モードは「Roll」と「Rock」の2つ。
Roll and Rockって、名前がおしゃれです
名前はおしゃれね。R 12は、気分で流すためのバイクだもの
57万1,000円の差で、何が付くか
日本の装備表では、次のように分かれている。
- R 12 nineT: アルミのタンク、Option 719のクラシックホイール、アナログメーター、コネクテッドライドコントロール、そしてコンフォートパッケージ(クルーズコントロール、グリップヒーター、変速を助けるシフトアシスタントPro、坂道で下がらないよう助けるヒルスタート)が標準
- R 12: キーレス、トラクションコントロール(DTC)、ABS Pro、ライディングモードが付く
- R 12 ツーリング: R 12に、コンフォートパッケージ、コネクテッドライドコントロール、Option 719のクラシックホイールが加わる
キーレスとETC2.0は、どれにも付いている。
nineTは、クルーズコントロールやグリップヒーター、シフトアシスタントProを含むコンフォートパッケージが、最初から付く。 タンクはアルミだ。
R 12で同じパッケージが付くのは、「ツーリング」の仕様。
グリップヒーターとクルーズが欲しいなら、R 12はツーリングなんですね
そう。比べるならR 12のツーリングとnineTよ。同じ装備でも、nineTだと最初から付いていて、R 12だと仕様の名前が変わる。売り方が違うのね
じゃあ、57万円の中身は、タンクと出力と足まわり、ってことですか?
違いはそのあたりね。アルミのタンク、14PS、前後17インチ。払う価値があるかは、乗って決めればいいわ

足つきは、R 12のほうが41mm低い
R 12のシート高は754mm。 nineTの795mmより41mm低く、姿勢もリラックスしたクルーザーのものだ。
754mmなら、わたしでも両足が着きそうです
着く人は多いわ。ただ、R 12は230kg。シートが低くても、押して歩くときの重さは減らないの
カラー
| モデル | カラー |
|---|---|
| R 12 nineT | ブラック・ストーム・メタリック |
| R 12 nineT | インペリアル・ブルー・メタリック |
| R 12 nineT Option 719 | アルミニウム(シングルシート、ビレットパックなどの部品) |
| R 12 | ブラック・ストーム・メタリック |
| R 12 | グラビティ・ブルー・メタリック |
| R 12 ツーリング Option 719 | メテオリック・ダスト2・メタリック |
※2026年モデル。バイクは年式で色が入れ替わる
nineTのOption 719「アルミニウム」は、1人乗りのシートと、ビレットパックなどの部品が付く。
アルミニウムのnineT、銀色でクラシックで、すっごく好きです
私も、それは認めるわ。アルミのタンクに光が当たると、止まっていても見ていられるもの
この数年で、何が変わった?
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2024年4月 | R 12 nineTとR 12が日本で発売 |
| 2025年1月 | 「R 12 S」を200台限定で受付(いまは販売終了) |
| 2025年5月 | クラシック・エンデューロの「R 12 G/S」の受付が始まる |
| 2025年12月 | R 12 LIMITED EDITIONを40台限定で発売(260万3,000円) |
| 2026年1月 | R 12 nineT LIMITED EDITIONを45台限定で発売(284万6,000円) |
R 12の名前を持つバイクは、nineTとR 12のほかに「R 12 G/S」もいま売られている。 クラシック・エンデューロと呼ばれるモデルで、価格は245万4,000円から。
走りは、どう評価されている?
実際に乗った評価では、nineTは空油冷ボクサーの回り方がなめらかで、スポーツ走行も扱いやすいと言われる。一方で、低い速度で曲がるときの感触や、小回りに違和感があるという声もあり、評価は乗り手によって分かれる。乗り心地は、やや硬めという受け止めがある。
R 12は、低いシートとゆったりした姿勢で、低い回転から湧いてくるトルクで走るのが持ち味。
回転を上げていくと、nineTは軽く吹け上がり、R 12は低い回転のまま力強く進む。
ハンドリングの好みや、クルーザーの姿勢が合うかは、人によって違う。2台を続けてまたがって、ひざの角度と足の着き方を比べたい。
乗り心地が硬め、って、長く乗ると疲れますか?
硬いっていうのは、路面が手に伝わるってことよ。それを走っている気がすると取るか、疲れると取るかは人しだいね
どんな人に合う?
| こんな人は | 合うのは |
|---|---|
| 山道を走るのが好き | R 12 nineT |
| グリップヒーターやクルーズが最初から欲しい | R 12 nineT、またはR 12 ツーリング |
| 足つきを優先したい(754mm) | R 12 |
| ゆったり流すのが好き | R 12 |
| できるだけ安くボクサーのネオクラシックに乗りたい | R 12 |
大型二輪だから発生するお金の話
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車検 | あり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 必要な免許 | 大型二輪 |
| 軽自動車税 | 年6,000円 |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
| メーカー保証 | 初度登録から3年(走行距離の制限なし) |
※税率・保険料は改正されることがある
2台とも、入れるのはハイオクだ。

手放す1台の値段で、選べる幅が変わる
正直、アルミニウムのnineTに乗りたいです。でも、R 12より57万円も高いんですよね
高いわね。でも、その57万円を全部、財布から出すとは限らないわ
R 12にしておけば、57万円は使わずに済みますけど……
済むわね。でも、いまのバイクがいくらになるかを知らないまま、あきらめるのは早いわ。中古バイクの値段は、いま高いところにあるのよ。下取りに出す前に、買取店の数字も見ておきなさい
じゃあ、先にいくらになるか見ておけば、nineTに届くか分かるんですね!
そう。売れた分だけ、買うときの予算に足せる。そうなれば、57万1,000円の差を払えるかどうかの答えが変わるわ。目安は、売るかどうか決める前に見ておけばいいの
📌 まとめ
- R 12 nineTは256万2,000円〜、R 12は199万1,000円〜。 同じ1,169ccのボクサーで、差は57万1,000円
- 山道を走るならnineT(109PS・前後17インチ)、低いシートでゆったり流すならR 12(754mm)
- nineTはコンフォートパッケージが標準。R 12で同じ装備が欲しければツーリング仕様
わたしはnineTのアルミニウムです。見た瞬間に決まりました
珍しく意見が合ったわね。私もnineT。走って楽しくて、止まっていても眺めていられるわ
アルミニウムなら、店長を後ろに乗せて走れますね
乗れないわ。アルミニウムは1人乗りのシートなの。後ろに誰かを乗せるつもりなら、アルミニウム以外の色にしなさい
よくある質問
R 12 nineTとR 12のエンジンは同じ?
同じ1,169ccの空油冷ボクサーです。出力はnineTが109PS、R 12が95PSで、設定が違います。
R 12の足つきは?
シート高は754mmです。nineT(795mm)より41mm低くなっています。
R 12 nineTとR 12の価格差は?
最安の価格どうしで57万1,000円です(256万2,000円と199万1,000円)。nineTはコンフォートパッケージが標準で付きます。
R 12 G/Sとは?
R 12の名前を持つ、クラシック・エンデューロのモデルです。いま日本で売られていて、価格は245万4,000円からです。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
金額は、年式と距離、外装の状態しだいです。目安が分かれば、nineTまで予算が届くかを考えやすくなります。
この記事で参照した情報源(21件)
- BMW Motorrad R 12 nineT(公式)
- BMW Motorrad R 12 nineT データ&装備(公式)
- BMW Motorrad R 12(公式)
- BMW Motorrad R 12 データ&装備(公式)
- BMW Motorrad R 12 G/S(公式)
- BMW Motorrad R 12 S(公式)
- BMW R 12 nineT/R 12 国内発表(2024年)
- BMW R 12 LIMITED EDITION 国内発表
- BMW R 12 nineT LIMITED EDITION 国内発表
- BMW R 12 G/S 国内発表
- BMW R 12 S 国内発表
- BMW Motorrad CARE(保証)
- 国土交通省 二輪車の検査
- 国土交通省 自賠責保険料
- 損害保険料率算出機構 自賠責保険 基準料率(2026年4月)
- 芦屋市 軽自動車税の税率
- webオートバイ R 12 nineT 試乗
- バイクのニュース R 12 nineT 試乗
- ヤングマシン R 12 試乗
- バージンBMW R 12 試乗
- バイク王&カンパニー 2025年11月期 第3四半期決算短信(業者オークション相場)
※この記事は2026年10月21日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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