新型トナーレ(2026年モデル)の違いは? 改良前から顔と価格はどう変わった?
この記事の要点
- 2026年3月17日発売。発売時の価格は税込599万円(Sprint)〜653万円(Veloce)
- 最大の変更はフロントデザインの刷新。グレードがSprintとVeloceの2本立てに
- パワートレインは1.5L+48Vマイルドハイブリッドのまま。エンジン・モーター単体の数値は改良前と同じ
アルファロメオのTONALE(トナーレ)が2026年3月17日にマイナーチェンジした。発売時の価格は税込599万円から。
いちばん大きく変わったのは顔つき。アルファロメオ自身が「最大の特長はフロントデザイン」と言い切っている。購入を考えている人と、改良前からの乗り換えを迷っている人向けに、価格と中身の違いを整理する。
新型トナーレの価格は上のとおりで、ここは交渉してもそう大きくは動かない。総額を動かすのは、いま乗っている車をいくらで手放すかのほうだ。 下取りに出すつもりでも、先に買取の相場を見ておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを自分で判断できる。
店長、これって、店長のジュリエッタと同じアルファロメオですよね?
車種は違うけどね。トナーレっていうSUVがマイナーチェンジしたの
店長、テンション上がってません?
上がってないわ
上がってます
……少しだけよ
素直でよろしい
……本題に戻るわよ
どこが変わったんですか?
顔よ。アルファロメオが『最大の特長はフロントデザイン』ってはっきり書いてる。それくらい、顔の刷新が今回の中心なの
顔だけ変えて、いいんですか?
いいのよ。この会社は、それでいいの
中身はどうですか? エンジンも変わったんですか?
そこは基本そのまま。エンジンとモーター単体の数字は変わってないわ
じゃあ、顔と、あと何が変わったんですか?
グレードの立て方と、価格の動き方ね。ここが今回ちょっと面白いの
そもそも、トナーレはどういう車なのか。
店長、トナーレってアルファロメオの中ではどういう位置なんですか?
ブランドの中核を担うSUVね。アルファロメオはスポーツセダンのメーカーというイメージが強いけど、いまはSUVも重要な位置を占めているの
じゃあ、実用寄りの車ってことですか?
実用SUVの枠に、アルファロメオらしさを持ち込んだ車、という言い方が近いわね
らしさって、何ですか?
ハンドルを切った瞬間の重さと、音ね。数字には出ないところよ
走りのメーカーがSUVを作ると、そうなるんですね
メーカーが掲げているのは『美しき情熱が進化する』というテーマで、イタリアンデザインの美意識とモダンな機能性を融合したブランド変革の象徴、という位置づけね。2026年の改良では、取り回しやすさ、走行安定性、加速の滑らかさ、品質・信頼性の向上を打ち出している。つまり派手さより、日常で使える方向に手を入れた改良ということ
見た目で選ぶ車、というわけでもないんですね
見た目がきっかけでもいいわ。ただクイックな操舵が自分に合うかどうかは、試乗で確かめたい車ね
新型トナーレは、改良前と何が変わったのか。
| 項目 | 改良後(2026年3月) | 改良前(2023年2月〜) |
|---|---|---|
| 価格 | 発売時 Sprint 599万円/Veloce 653万円(現在はVeloce 665万円) | Ti 524万円/Veloce 589万円 |
| サイズ | 4,520×1,835×1,600mm/WB 2,635mm(全長−10mm) | 4,530×1,835×1,600mm/WB 2,635mm |
| パワートレイン・燃費 | 1.5L+48Vマイルドハイブリッド、制御を見直し | 同じエンジン・モーター。システム最高出力は日本公式未公表 |
| 安全・運転支援 | 衝突被害軽減ブレーキ、レーンセンタリング等。ADASソフトを見直し | 同種のADASを全車装備 |
| 内装・画面まわり | 12.3インチメーター+10.25インチタッチ。Veloceにレッドレザー追加 | 同じ画面構成、上級はブラックレザー |
グレードは2つ。性格がはっきり分かれている。
| グレード | 発売時価格(税込) | 中身 |
|---|---|---|
| Ibrida Sprint | 599万円 | ファブリックシート、18インチホイールのエントリー |
| Ibrida Veloce | 653万円 | レザーシート、20インチホイール、harman/kardon、電子制御サスの上級 |
出力と燃費の違いは次のとおり。
| 項目 | 改良後 | 改良前 |
|---|---|---|
| エンジン | 1,468cc 直4ターボ/160PS/240N・m | 同じ |
| モーター | 20PS/55N・m | 同じ |
| システム最高出力 | 175PS(欧州値) | 日本公式資料では未公表 |
| WLTC燃費 | 16.6km/L | 16.7km/L |
| 0-100km/h加速 | 8.5秒(欧州値) | 8.8秒(欧州値) |
Sprintが標準で、Veloceが豪華版、って感じですね
そういうこと。改良前はTiっていう1グレードが中心だったから、2本に整理されて選びやすくはなったわね
イタリア車って、やっぱり赤ですか?
新しい赤が入ってるわね。緑も新色よ
緑のアルファロメオ、渋くないですか?
悪くないわ。ただ、グレードによって選べる色数が違うの
新型トナーレのボディカラーは全5色。2トーンの設定はない。
| カラー名 | 備考 |
|---|---|
| ブレラ レッド | 新色 |
| モンツァ グリーン | 新色 |
| アルファ ホワイト | — |
| アルファ ブラック | — |
| ヴェスヴィオ グレー | — |
※Sprintはブレラ レッド、アルファ ホワイト、ヴェスヴィオ グレーの3色。Veloceは5色(受注生産グレードを含む)。


価格が、ちょっとややこしい。
発売時と今で、Veloceの価格が違うんですか!?
そう。3月の発売時点と、いまの公式製品ページとで、Veloceの値段が変わってるの。いまは『経済変動加算額』っていう名目の上乗せが入ってる。だから、記事や広告で見た発売時の値段と、実際の見積もりが違うことがあるのよ
じゃあ、発売時の価格だけ見て決めちゃダメなんですね?
そうね。トナーレについては、発売時の価格と、いまの価格を分けて見る必要があるわ。検討するなら、必ず今のディーラーの見積もりで確認するのが大事ね

その175馬力っていうのは、パワーアップしたって考えていいんですか!?
そうは言い切れないの。175馬力はシステム全体の出力で、しかもアルファロメオが『欧州の数値』って注釈を付けてる。改良前のシステム出力は日本の公式資料に数字が出ていなかったから、"上がった"とは比べられないのよ。エンジン単体の出力は変わってないしね
じゃあ、速くなったとは言えない?
公式の数字だけで比べるなら、そう。制御の見直しはされていて、欧州値では加速タイムが短くなってる。でも、それと出力アップは別の話よ
走りは、どう評価されている?
試乗記事では、低速では静かで、発進時もクラッチのつながりを意識させないほど滑らかだと評価されている。速度が上がるほどステアリングが落ち着き、適度に硬い足まわりにも柔軟さが出るという評価だ。ドライブモードを切り替えると軽いステアリングに手応えが出ること、ダンパーだけを通常設定に戻せることも長所として挙げられている。内外装では、33 Stradale由来の意匠や赤いシート・赤ステッチが、SUVに色気を求める層に向くと評価されている。
毎日乗るとしたら、引っかかるところはありますか?
クイックで軽いステアリングは、慣れないと切れすぎるほど過敏だという指摘があるわ。俊敏さと感じるか、街中で落ち着かないと感じるかは人によるところね
他にもありますか?
20インチのホイールはオーバーサイズに感じるという評価と、絶対的な加速は驚くほどではないという評価。あとはブレーキの効き始めがやや唐突で、繊細な減速には慣れが要るという指摘もあるわね
回生ブレーキの影響ですかね
そう見ている媒体もあるわ。ここは試乗で確かめる部分よ
買うべき人と、見送っていい人。
これは、どういう人向けなんですか?
輸入車のSUVで、デザインに惚れて買う車ね
| こんな人 | |
|---|---|
| 新型を選んでいい | 新しい顔つきのデザインが好みの人/国産にはない雰囲気の輸入コンパクトSUVが欲しい人/Veloceの内装・装備に価値を感じる人 |
| 急がなくていい | エンジン・モーター単体の出力向上を期待している人(公表値は据え置き)/発売時と現在で動いた価格が気になる人 |
デザインで選ぶ車、って割り切りですね
アルファロメオはそこが強みだからね。数字で他社と比べる車じゃなくて、この顔に乗りたいかどうか。そこがはっきりしてる人には、いい選択肢よ
乗り換えの総額を決めるのは、いまの車の売値。
輸入車の中古とか下取りって、国産車と同じ感覚で見ていいんですか?
そこは違うわ。輸入車は動いている台数が少ない分、個人が相場を掴みにくいの。中古サイトを何件か覗いたくらいじゃ、実際の引き取り額とは差が出ることが多いわ
じゃあ、いまの車がいくらかなんて、自分じゃ分からないってことですか
分からないまま商談に入る人がほとんどよ。だからこそ、先に専門の窓口で査定を出しておく意味があるの。自分で相場を推測するより早いわ
トナーレの見積もり待ちなのに、今から動いていいんですか?
むしろ今よ。査定額と新しい見積もり、両方が出そろって初めて総額の話ができるの。片方が抜けたまま検討していても、答えは出ないわ
見るだけならタダですもんね
そう。見た数字を見て、この顔に惚れたまま乗り続けると決めても構わないの
でも、うちの車ってそんなに値段つかない気がします
そう思い込んでる人が多いのよ。いまは中古の相場そのものが上がっていて、値が付かないと思っていた車に金額が出ることがあるわ
古くてもですか
人気のある車種なら、年式のわりに落ちていないこともあるの。下取りに出す前に、買取の金額を一度は見ておきなさい
📌 まとめ
- 2026年3月17日発売。発売時は税込599万円(Sprint)〜653万円(Veloce)。現在Veloceは665万円
- 最大の変更はフロントデザインの刷新。グレードはSprintとVeloceの2本に整理
- エンジン・モーター単体の数値は改良前と同じ。輸入車ゆえ価格が動くので、見積もりは購入時点で確認する
輸入車って、値段の見方から違うんですね
デザインが気に入ったら、次は今の見積もりと、今の車の査定額を並べて決めればいいわ。惚れるのは自由だけど、お金は冷静にね
よくある質問
新型トナーレはいつ発売された?
2026年3月17日に、全国のアルファロメオ正規ディーラーで発売されました。
価格はいくら?
発売時は税込599万円(Sprint)〜653万円(Veloce)でした。現在の公式製品ページでは、Veloceが経済変動加算額を含めて665万円になっています。見積もりは購入時点のディーラーで確認するのが確実です。
改良前と何が違う?
最大の変更はフロントデザインの刷新です。ほかに全長が10mm短くなり、ADASのソフト見直し、Veloceのレッドレザー内装、グレードがSprintとVeloceの2本になったこと。エンジンとモーター単体の数値は変わっていません。
新車をお得に買うには、何から始めればいい?
いま乗っている車を、できるだけ高く手放すことです。車両価格の値引きには限りがありますが、手放す側の金額は車の状態や時期で動きます。ディーラーの下取りを使う場合でも、先に買取の査定額を知っておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを判断でき、そのまま交渉の材料になります。
※この記事は2026年7月23日時点の情報をもとに作成しています。価格は改定されることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
← 記事一覧へ

