トヨタ ランドクルーザー250は2026年の一部改良で何が変わった? グレード・価格と装備の違い
この記事の要点
- 現行カタログにあるのはVX(2.7Lガソリン・4WD・7人乗り)の1グレードで、税込577万9,400円。ディーゼル車は2026年12月以降の発売予定とトヨタが案内している
- 2026年4月3日の一部改良で、Toyota Teammateの「アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)」、緊急時操舵支援、レーンチェンジアシスト、フロントクロストラフィックアラートなどが設定された
- 現行の250はレギュラーガソリンで走る。ハイオク指定の300と比べると、同じ距離を走っても給油のたびに払う額が変わってくる
ランドクルーザー250は、2024年4月18日に出たときは4つのグレードがあった。ディーゼルのZX・VX・GXと、ガソリンのVX。それが2026年4月3日の一部改良を経て、いまカタログに載っているのはガソリンVXの1つだけになっている。
そのぶん、中身は入れ替わった。渋滞時に運転を支援するToyota Teammateが付き、運転席まわりの装備も増えている。選ぶ迷いは消えて、「これを買うかどうか」だけが残った車になったわけだ。この記事は、発売時と何が変わったのかを見ていく。
ランドクルーザー250の価格は上のとおりで、ここは交渉してもそう大きくは動かない。総額を動かすのは、いま乗っている車をいくらで手放すかのほうだ。 下取りに出すつもりでも、先に買取の相場を見ておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを自分で判断できる。
店長、250って、去年出たばっかりですよね
2024年の春ね。もう2年経ってるわ
あ、そんなに。……で、何か変わったんですか?
今年の4月に一部改良が入ったわ。運転支援がだいぶ増えてる
へえ。それで、グレードはどれがおすすめですか?
選べないわよ。いまカタログに載ってるの、1つだけだもの
1つ!? 出たときは何個かあったって聞きましたけど!
4つあったわ。ディーゼルが3つと、ガソリンが1つ。いま載ってるのは、そのガソリンのVXね
じゃあ迷わなくていいってことですか
迷いようがないわね。その代わり、この1台が自分に合うかどうかを、ちゃんと見ないといけないわ

そもそもランドクルーザー250は、どういう車なのか。
そもそも250って、ランクルの中でどのへんなんですか
真ん中。トヨタはシリーズの中核モデルと言ってるわ。上に300があって、下にFJがある
じゃあ、300を小さくした車ってことですか?
そこは違うの。骨格は300と同じGA-Fで、ホイールベースまで同じ2,850mmよ。小さくしたわけじゃないわ
え、同じなんですか。じゃあ何が違うんですか
エンジンと、載ってる装備。それと値段ね
一般に250は、2024年まで売られていた「ランドクルーザー プラド」の後継として扱われている。トヨタはこの世代から、プラドという名前をやめて車名を「ランドクルーザー」に統一した。以下が現行VXの主要スペック。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 発売 | 2024年4月18日/2026年4月3日 一部改良 |
| 型式 | 3BA-TRJ250W |
| 全長×全幅×全高 | 4,925×1,980×1,925mm |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 最低地上高 | 215mm |
| 最小回転半径 | 6.0m |
| 車両重量 | 2,240kg |
| エンジン | 2TR-FE型 2,693cc 直4ガソリン(163PS/246N・m) |
| 変速機 | 6速AT(6 Super ECT) |
| 駆動方式 | フルタイム4WD(センターデフロック・H4/L4付き) |
| WLTC燃費 | 7.5km/L |
| 使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
| 燃料タンク | 80L |
| 乗車定員 | 7人(3列シート) |
見てほしいのは燃料の行よ
レギュラー……あ、これ普通のガソリンでいいんですね
そう。300はハイオク指定で、250はレギュラーなの。1回の給油で見れば小さい差でも、毎週入れる人には積み上がるわ
そこ、いままで誰も教えてくれませんでした
2026年4月の一部改良で、何が変わったのか。
比較の相手は、2024年4月の発売時だ。同じガソリンVX同士で並べる。
| 項目 | 現行(2026年4月〜) | 発売時(2024年4月) |
|---|---|---|
| 価格 | 5,779,400円 | 5,450,000円 |
| サイズ | 4,925×1,980×1,925mm | 4,925×1,980×1,925mm |
| パワートレイン・燃費 | 2.7L 直4ガソリン163PS/6速AT/WLTC 7.5km/L | 同左 |
| 安全・運転支援 | Toyota Safety Sense+Toyota Teammate アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)、緊急時操舵支援、レーンチェンジアシスト、フロントクロストラフィックアラート、ドライバーモニター | Toyota Safety Sense |
| 内装・シート | 運転席8ウェイ・助手席4ウェイの電動調整 | ★ |
※★を付けた装備は、2026年4月3日の一部改良で設定されたものとしてトヨタが案内しているもの。安全・運転支援欄の太字以下も同じ。
32万9,400円、高くなってますね
そのぶん装備が入ってるわ。とくに大きいのはToyota Teammateね
なんですか、それ
渋滞のときに、車がハンドルとアクセルとブレーキを引き受けてくれる仕組み。だいたい時速40kmまでの、詰まった道で働くの
あの、渋滞でずっとブレーキ踏んでるやつ、なくなるってことですか
そう。渋滞は、この車がいちばんつらい場面でしょう。2.2トンあって、前が詰まってて、何もいいことがない。そこを機械に渡せるのは大きいわ
たしかに、2.2トンで渋滞は地獄ですね
もう1つ、グレードの構成が変わっている。発売時は4グレードあった。
| 発売時(2024年4月)のグレード | エンジン | 価格 |
|---|---|---|
| ZX | 2.8Lディーゼル | 7,350,000円 |
| VX | 2.8Lディーゼル | 6,300,000円 |
| VX | 2.7Lガソリン | 5,450,000円 |
| GX | 2.8Lディーゼル | 5,200,000円 |
※ほかにZX・VXをベースにした「First Edition」が合計8,000台の限定で設定されていた。
このうち、いまカタログに載っているのはガソリンVXだけだ。 上のZXも、いちばん安かったGXも、現行のラインアップからは外れている。
ただし、ディーゼルは終わったわけではない。トヨタの工場出荷時期の案内には、250について「ガソリン車のみ(ディーゼル車は26年12月以降発売予定)」と書かれている。
520万円のGXがあったんですね。安い
そう。いまの250は、いちばん安い1台が577万9,400円ということになったわけ
じゃあディーゼルは、もう買えないんですか
いまは買えないけど、2026年12月以降に出す予定だとトヨタが言ってるわ
戻ってくるんですか!?
そう案内されてる。だから急がないなら、待つという手はあるわね
待てる人と待てない人がいますよね
そこよ。いま要るならガソリン、ディーゼルが欲しいなら年末を見る。その分かれ方になるわ
うーん、下が無くなるのはきついですね。……あ、でも300のGXが525万円でしたよね?
よく覚えてたわね。そうよ。いまは、上のシリーズのほうが安く買える
なんか、順番おかしくないですか
おかしいわね。でも300のGXは2列5人乗りで、装備も削ってあるの。7人乗せたいなら250のほうが素直よ
一緒に見ておきたいのが、悪路まわりの装備だ。発売時のディーゼルZXには、路面に応じて制御を変えるマルチテレインセレクト、アクセルを踏まずに這うクロールコントロール、スタビライザーを切り離すSDM、電動リアデフロックが設定されていた。現行VXの主要装備表には、これらの記載がない。
現行VXが備えているのは、フルタイム4WD、センターデフロック、H4/L4の副変速機、A-TRC。それと、車体の下を透かして見せるパノラミックビューモニターだ。
減ってません?
そこは、いま載ってるのが一番下のグレードじゃなくて、真ん中のVXだけになったということね。ZXの装備はZXのものだったから
じゃあ、本気で山に入る人は……
300のGR SPORTか、70を見ることになるわ。250のいまの姿は、7人乗せて日常を走る側に寄ってるの

ボディカラーは4色。
色は何色あるんですか
4色。そのうち3色が、砂とか土の色よ
え、渋いですね。派手なのは無いんですか
無いわ。赤も青も無い。この車が誰に向けて作られてるか、色を見れば分かるわね
全4色。有料色は白の1色だけだ。
| カラー名 | 有料色 | 備考 |
|---|---|---|
| プラチナホワイトパールマイカ | 33,000円 | |
| アバンギャルドブロンズメタリック | ― | 落ち着いたブロンズ系 |
| ニュートラルベージュ | ― | |
| サンド | ― | 砂に近い明るいベージュ |
※追加額や設定は、改良・年次で変わることがある。
サンドって、そのまま砂ですね
そのままよ。私はこの色が一番この車らしいと思ってるわ。汚れても似合うもの
走りと使い勝手は、どう評価されている?
実際に乗った評価を、まず現行のガソリンVXから。振動が少なく、普通に走っているぶんには静か。ディーゼルより軽快だという言い方もされる。一方、高速域の加速には余裕が少ない。2.7Lの自然吸気で2.2トンを動かすので、そこは仕様どおりの結果になる。
車体そのものの評価は、発売時のディーゼルを積んだ仕様で書かれたものが多い。共通しているのは、視界の良さと、車幅のわりに市街地で扱いやすいこと。サスペンションが上下動を吸収し、タイヤから入ってくる音も少ない。ステアリング操作に対する反応も素直だ。
短所は後席に出る。2列目・3列目はシートのクッションが薄く、フレーム由来の細かい振動を感じる場面がある。前席と後席で、乗り心地の印象が変わる車だ。
300と並べると、250はフロントまわりが軽いぶん軽快で親しみやすく、300は動力性能・静粛性・重厚感で上回る。
後ろの席、そんなに違うんですか
ラダーフレームの車は、後ろに行くほど揺れが分かりやすいの。7人乗りを買う人ほど、そこは自分で確かめたほうがいいわ
試乗のときに、後ろにも座ってみるってことですね
そう。運転席だけ座って決めると、あとで家族に言われるわよ

数字じゃなくて、実際どうなの。
250には、300には無い装備がある。バックドアのガラス部分だけを開けられる仕組みだ。後ろが壁ぎりぎりのときや、荷室に小さいものを放り込むだけのときに、ドア全体を開けなくて済む。
荷室の数字はこうなる。VDA法での公式値だ。
| 使用状態 | 荷室容量 |
|---|---|
| 7人乗車・3列目使用 | 171L |
| 5人乗車・3列目格納 | 937L |
| 2人乗車・2列目/3列目格納(前席を前へ) | 2,107L |
| 2人乗車・2列目/3列目格納(前席を後ろへ) | 1,803L |
3列目を使うと171Lですか。少なくないですか
少ないわ。7人乗せたら荷物はほぼ入らないと思っておいたほうがいいわね。これは300も同じよ
じゃあ3列目って、なんのために……
たまに人を乗せるため。普段は畳んで937L使うのが本体の使い方ね
あ、ガラスだけ開くやつ、それなら普段けっこう使いますね
そう。日常で手が伸びるのはそっちよ
……あの、正直に聞いていいですか。577万円って、どうなんですか
高いわ
即答!
でもね、ラダーフレームで、フルタイム4WDで、7人乗れて、レギュラーで走る車って、そんなに選択肢がないの。同じことができる車を探すと、だいたいもっと高くつくわ
そう言われると、そうかも……
高いけど、代わりがいない。この車の値段の説明は、それでほとんど済むと思ってる

買うべき人と、見送っていい人。
| こういう人 | 判断 |
|---|---|
| 7人乗れて、悪路も走れる車が要る | 250。3列シートとフルタイム4WDが両立している |
| 毎日乗る/給油の回数が多い | 250。レギュラーガソリンで走る |
| 渋滞にはまる時間が長い | 250。Toyota Teammateの渋滞時支援が付く |
| 本格的な悪路に入る | 300のGR SPORTか70へ。現行250の装備表に悪路向けの追加装備は無い |
| 速さや静けさに払いたい | 300へ。V6ツインターボの415PSか、307PS・700N・mのディーゼルが選べる |
| もっと小さく、もっと安く | FJへ。全長は350mm短く、450万100円から |
乗り換えの総額を決めるのは、いまの車の売値。
577万円は、やっぱり簡単な金額じゃないです
そうね。だから先に、いま乗ってる車の値段を調べておくの
調べても、たいした額にならない気がしますけど
それ、ほとんどの人がそう言うのよ。でも実際に出してみると、思っていた数字と違うことがある
違う……上にですか?
上にね。いま中古の相場は、車種によってかなり動いてるの。値段なんて付かないと思ってた車に、ちゃんと数字が出ることがあるわ。とくにSUVや、もう作られていない車ね
なんでみんな気づいてないんですか
調べてないからよ。それだけ
……でも、まだ買うと決めたわけじゃないですし
決めなくていいの。査定はタダで、見てから乗り続けてもいい。損はしないでしょう
まあ、それはそうですね
それに、売れた額はそのまま買うほうの予算に乗るわ。そこが数十万円動けば、オプションを1つ諦めるかどうかの話が変わるの。下取りの紙を見る前に自分の車の値段を知っておけば、その額が妥当かどうかを自分で判断できるしね
📌 まとめ
- 現行カタログにあるのはガソリンVXの1グレード(税込577万9,400円・7人乗り)。ただしディーゼルは2026年12月以降の発売予定と案内されている
- 2026年4月3日の一部改良で、Toyota Teammateの渋滞時支援や緊急時操舵支援などが設定され、価格は発売時から32万9,400円上がった
- 骨格とホイールベースは300と同じ。違うのはエンジンと装備で、250はレギュラーガソリンで7人乗せられる側に寄っている
1グレードしかないって聞いたときは、選べなくてつまらないと思いました
いまは逆に楽でしょう。合うか合わないかだけ考えればいいもの。年末にはディーゼルも戻ってくる予定だしね
合う人って、どういう人ですか
7人乗せる可能性があって、雪でも山でも行くつもりで、毎日乗る人。その人には、これ以上ちょうどいい車がなかなか無いわ
店長は買います?
私は300のほうが好きよ。速いもの
知ってました
よくある質問
ランドクルーザー250のグレードは、いま何種類ある?
現行カタログに載っているのはVX(2.7Lガソリン・4WD・7人乗り)の1グレードで、税込577万9,400円です。2024年4月の発売時はディーゼルのZX・VX・GXとガソリンVXの4グレードがありました。
ランドクルーザー250にディーゼルはある?
現行のカタログにはガソリンのVXだけが掲載されていますが、トヨタは工場出荷時期の案内で「ディーゼル車は26年12月以降発売予定」としています。いますぐ乗りたい場合はガソリンのVX、ディーゼルが欲しい場合は年末以降の発売を待つか、発売時の2.8Lディーゼル(1GD-FTV型・204PS・500N・m)を積んだ中古車が対象になります。
2026年4月の一部改良で何が変わった?
Toyota Teammateの「アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)」、緊急時操舵支援、レーンチェンジアシスト、フロントクロストラフィックアラート、ドライバーモニターなどが設定されました。運転席8ウェイ・助手席4ウェイの電動調整も入っています。価格は発売時のガソリンVXから32万9,400円上がって577万9,400円です。
ランドクルーザー250は何人乗り? 荷室はどれくらい?
7人乗りの3列シートです。荷室はVDA法で、3列目を使うと171L、3列目を格納すると937L、2列目まで倒すと最大2,107Lになります。
ランドクルーザー300と迷っています。決め手は?
エンジンと予算です。250は2.7Lの直4ガソリン163PSでレギュラー、300は3.5LのV6ツインターボ415PS(ハイオク)か3.3LのV6ディーゼル307PS。骨格とホイールベースは同じですが、走りの中身は大きく違います。一方で300は7人乗りだとガソリンのAX以上になり、563万900円からです。
新車をお得に買うには、何から始めればいい?
いま乗っている車を、できるだけ高く手放すことです。車両価格の値引きには限りがありますが、手放す側の金額は車の状態や時期で動きます。ディーラーの下取りを使う場合でも、先に買取の査定額を知っておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを判断でき、そのまま交渉の材料になります。
※この記事は2026年8月30日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
この記事で参照した情報源(18件)
- トヨタ ランドクルーザー“250” 公式ページ
- トヨタ 工場出荷時期・納車時期の目処について(公式・2026年8月28日更新)
- トヨタ ランドクルーザー“250” 価格・グレード(公式)
- トヨタ ランドクルーザー“250” 主要諸元表・装備一覧(PDF・公式)
- トヨタ ランドクルーザー“250” WEBカタログ(PDF・公式)
- トヨタ ランドクルーザー“250” 室内空間(公式)
- トヨタ ランドクルーザー“250” 安全性能(公式)
- トヨタ ランドクルーザー“250” 荷室容量(公式FAQ)
- トヨタ ランドクルーザー“250” ボディカラー(公式FAQ)
- トヨタ ニュースリリース 新型ランドクルーザー“250”を発売(2024年4月18日)
- トヨタ ニュースリリース ランドクルーザー“250”シリーズのガソリン車を一部改良(2026年4月3日)
- トヨタ ランドクルーザー“250” 発売時の主要装備表(PDF・公式)
- webCG ランドクルーザー250 ガソリンVX 試乗
- Car Watch ランドクルーザー250 試乗
- Car Watch ランドクルーザー250 オフロード試乗
- webCG ランドクルーザー250/300 比較試乗
- 中古車オークションの平均成約単価(2026年2月・過去最高を更新)
- 中古車相場レポート(2026年7月)
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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