歴代トヨタ アルファードを振り返る。2002年の初代から、2026年に1,000万円を超えるまで
この記事の要点
- 初代(2002年5月22日)のいちばん安いグレードは税別265万円。 当時の消費税5%で税込およそ278万円
- 上がったのは安いほうより、上のほう。 初代でいちばん高いのが税別423万円、いまいちばん高いのはPHEVのExecutive Loungeで1,069万9,700円
- 系譜の頂点にはレクサスLMがある。 日本で売られているのは2代目からで、いまは4人乗りのEXECUTIVEが2,030万円
アルファードは2002年5月に登場した。トヨタが「ミニバンのフラッグシップ」として売り出した車で、それまでのグランドハイエースと入れ替わる形だった。いま4代目になる。
動いたのは値段だ。初代でいちばん安いグレードは税別265万円だった。いまいちばん安いのは559万9,000円。ただしこの記事で見てほしいのは、安いほうではなく上のほうだ。初代でいちばん高いグレードは税別423万円。いまは同じ系譜の頂点に、レクサスLMの2,030万円が乗っている。
アルファードは、ミニバンの天井を上げ続けた車だ。 初代から順に見ていく。
いまのアルファードは559万9,000円から。中古なら世代を選べば手が届く。どの世代まで届くかを決めるのは、いま乗っている車がいくらで売れるかのほうだ。 そこで数十万円多く戻ってくれば、その分そのまま買うほうの予算が増える。
店長、アルファードって、いくらぐらいするんですか
いまは559万9,000円から。上はPHEVのExecutive Loungeで、1,000万円を超えるわ
1,000万円!? ミニバンですよね、それ
ミニバンね。しかもそれでも足りない人のために、レクサスにLMがあるの
上があるんですか……いくらですか
4人乗りで2,030万円
桁が違いますよ
桁が違うのよ。でもね、この車、最初は265万円から買えたの
え、待ってください。それ、いまの4分の1くらいじゃないですか
税別だし、消費税の率も違うから単純には比べられないわ。それでも、この24年で起きたことはだいたいそこに出てる

そもそもアルファードは、何の代わりに出てきたのか。
2002年5月22日発売。トヨタはこの車を「ミニバンのフラッグシップ」と説明していて、開発のコンセプトは「ダイナミズム&ホスピタリティ」だった。
入れ替わったのはグランドハイエースだ。トヨタの社史には、グランドハイエースが2002年5月に生産を終えて「アルファードG」と交代した、とはっきり書かれている。同じころ、車両系統図の上ではグランビアからもアルファードへ線が引かれている。
グランドハイエース、名前は聞いたことあります
あの手の大きい箱型のミニバンね。それを畳んで、代わりに出てきたのがアルファードよ
あれ、でも『アルファードG』って言いました? Gって何ですか
最初は2種類あったの。アルファードGとアルファードV。Gが『Grand』でVが『Victory』ね
同じ車が2つあるってことですか? なんでですか
売る店が違ったからよ。Gはトヨペット店、Vはトヨタビスタ店。顔つきも分けてあったわ
1台の車を2つの店で取り合わないように、ってことですか
そういうこと。この『2つで1つ』のやり方が、あとでヴェルファイアになるの
初代のサイズと中身はこうなっている。
| 項目 | 初代(10系・2002年5月〜) |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,800×1,805×1,935mm(MS/ASは4,845×1,830mm) |
| ホイールベース | 2,900mm |
| エンジン | 3.0L V6・220PS / 2.4L 直4・159PS(いずれも4速AT) |
| 駆動 | FF/フルタイム4WD |
| 乗車定員 | 7人・8人 |
| 発売時価格 | 税別265万円〜423万円(当時の消費税率5%) |
※初代の途中でハイブリッドも加わっている。前後にモーターを持つE-Fourで、当時のトヨタはこれをTHS-Cと呼んでいた。
V6が載ってたんですね
載ってたわ。3.0Lで220PS。いまのアルファードに、この手のエンジンはもう無いのよ
え、無くなっちゃったんですか
無くなったわ。あの音がミニバンから消えたのは、私はいまだに納得してないの
日産エルグランドを追いかけた車だった
この時期の高級ミニバンには、先に日産エルグランドがいた。1997年に出て、この市場を先に作っている。
トヨタ自身が社史の中で、アルファードによって「日産自動車のエルグランドの独走を阻むことに成功した」と書いている。2002年の発表資料のほうは競合を名指ししていないが、社史のほうにはそう残っている。
メーカーが自分で『阻んだ』って書いてるの、なんかすごいですね
珍しいわね。それだけ、あのクラスを取られていたのが悔しかったんでしょう
本音が出てますね
出てるわ。で、追いかけた側が、いまは2,000万円の車まで持ってるの。追いつくどころの話じゃなくなったわね

なぜ、アルファードとヴェルファイアの2台があるのか。
2008年5月12日、2代目へ。ここでアルファードGとアルファードVという呼び分けが終わり、「アルファード」と「ヴェルファイア」になった。
アルファードはトヨペット店、ヴェルファイアはネッツ店。トヨタの説明では、アルファードが上品さと洗練、ヴェルファイアが力強さと先進性という描き分けだった。
名前が変わっただけで、中身は同じなんですか
基本は同じ車。顔と、好きになる人が違うだけよ
じゃあ、いまも売る店が違うんですか?
それが2020年に終わったの。トヨタは全部の車をどの店でも売る形に変えたから、店で分ける意味がなくなったわ
……じゃあ、2台ある理由も無くなりません?
鋭いところ突くわね。実際、いちどヴェルファイアは消えかけたのよ
2代目・3代目の中身はこうなる。
| 項目 | 2代目(20系・2008年5月〜) | 3代目(30系・2015年1月〜) |
|---|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,850〜4,865×1,830〜1,840×1,890〜1,900mm | 4,915×1,850×1,880mm(エアロ車は全長4,935mm) |
| ホイールベース | 2,950mm | 3,000mm |
| ガソリン | 3.5L V6・280PS(6速AT)/2.4L 直4・170PS | 3.5L V6・280PS(6速AT)/2.5L 直4・182PS |
| ハイブリッド | 2011年に追加(2.4L+前後モーター・E-Four) | 2.5L+前後モーター・システム197PS・E-Four |
| 発売時価格 | 300万円〜468万9,000円(税込・当時5%) | 319万7,782円〜703万6,691円(税込・当時8%) |
※3代目は2017年12月の改良で、V6が3.5Lの新型(301PS)と8速ATの組み合わせに変わっている。
私が好きなのは、この2代目ね。V6の3.5L。あの図体をあの音で走らせる車は、いまもう買えないもの
店長、また速いほうの話してますよね
悪い?
悪くないですけど、燃費のこと1回も言わないですよね
言わないわ。そういう車じゃないもの

ヴェルファイアは、いちど消えかけた
販売店で分ける理由が無くなったあと、ヴェルファイアはグレードがどんどん絞られていった。2021年に「GOLDEN EYES II」へ集約され、2022年には「GOLDEN EYES III」の1本だけになっている。
そして2023年、4代目が出るときの発表会で、トヨタはヴェルファイアの廃止も検討したと説明した。残ったヴェルファイアには、ボディの補強と、別に仕立てた足まわり、そして2.4Lターボが与えられている。
消えかけたのに、逆に強くなって戻ってきたんですか
そう。いまのアルファードは『王道』、ヴェルファイアは『こだわり』っていう分け方になったの。トヨタが自分でそう言ってるわ
中身が同じ2台、じゃなくなったんですね
なったわ。ターボが選べるのはヴェルファイアのほうだから、走りで選ぶ人はそっちへ行くことになる

いまの2台の違いは、アルファードとヴェルファイア(40系・2026年仕様)は何が違う? ターボと専用足まわり、価格差は約20万〜約115万円にまとめてある。
3代目で、700万円のミニバンが生まれた。
2015年1月26日発売の3代目。ここでホイールベースが3,000mmになり、車内が広くなった。
最上級にExecutive Loungeが加わったのも、この世代からだ。ハイブリッドのExecutive Loungeは703万6,691円。ミニバンに700万円という値札が、日本で普通に売られるようになったのはここからだ。
700万円って、そのころだと何が買えるんですか
輸入車の小さいセダンなら、余裕で買えるわね
……それでもミニバンを選ぶ人がいたってことですか
いたのよ。後ろに人を乗せる車に、いちばんお金をかけるっていう考え方があるの。運転する人が主役じゃない車ね
あ、そっか。乗せてもらう側のための700万円なんだ
そう。だからシートに金がかかってるの。エンジンじゃなくて
3代目は、実際に乗った評価でもそこがはっきり出ている。前の席の乗り心地と、2列目の豪華さは高く評価される一方で、2列目に伝わる床の細かい振動と、3列目の上下動を指摘する声が繰り返し挙がっていた。高回転まで回したときの4気筒の音や、横風で腰の高さが気になる、という声もある。
良い車なのに、揺れるんですか
揺れたのよ。しかも揺れる場所が、いちばんお金をかけた2列目。ここが、次の世代の宿題になったわ

「いちばん安いアルファード」は、24年でこう動いた。
世代ごとに、発売時の安いほうと高いほうを並べるとこうなる。
| 時期 | いちばん安いグレード | 価格 | いちばん高いグレード | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| 2002年5月(初代) | AX・8人・2WD | 税別265万円(税込およそ278万円) | MZ“G Edition”・7人・4WD | 税別423万円(税込およそ444万円) |
| 2008年5月(2代目) | 240X・8人・2WD | 300万円 | 350G“L Package”・7人・4WD | 468万9,000円 |
| 2015年1月(3代目) | X・2.5L・8人・2WD | 319万7,782円 | HYBRID Executive Lounge・E-Four | 703万6,691円 |
| 2023年6月(4代目) | Z・2.5Lガソリン・2WD | 540万円 | HYBRID Executive Lounge・E-Four | 872万円 |
| 2026年9月(現在) | G・HEV・2WD/Z・ガソリン・2WD | 559万9,000円 | Executive Lounge・PHEV・E-Four | 1,069万9,700円 |
※消費税率が期間で違う(初代・2代目は5%、3代目は8%、4代目以降は10%)。税込で並べてあるが、そのまま倍率として比べられる数字ではない。初代の価格は税別表記なので、税込は当時の税率で計算した参考値になる。
安いほうも上がってますけど、上のほうの上がり方がすごいですね
そうね。広がったのは、上と下の幅そのものよ。税率が違うから何倍とは言えないけど、下と上の距離が別物になってるわ
最初は265万から423万まででしたもんね。……ほんとだ、いまのほうがずっと開いてる
同じ名前の車の中に、ぜんぜん違う買い物が入ってるの。8人乗せる道具と、後ろでくつろぐための部屋がね
天井はどこまで上がったのか。レクサスLMの2,030万円。
2023年、この系譜にレクサスが乗った。LMだ。
初代LMは2019年に発表され、2020年から中国やアジアで売られていた。日本には来ていない。 日本で買えるようになったのは2代目からで、2023年10月19日に国内仕様が発表され、その年の12月から売られている。当時の価格は4人乗りのEXECUTIVEが2,000万円だった。
いまは2026年4月の改良を受けて、こうなっている。
| グレード | 定員 | 価格 |
|---|---|---|
| LM500h“version L” | 6人 | 1,520万円 |
| LM500h“EXECUTIVE” | 4人 | 2,030万円 |
※2.4Lターボ+前後モーターでシステム371PS、駆動はAWD。全長5,125×全幅1,890×全高1,955mm。
4人乗りのほうが高いんですね。乗れる人数、少ないのに
そこがこの車の考え方よ。後ろの2人のために、残りの席を捨ててるの
席を捨てる……!?
後ろを広く使うためにね。人数を運ぶ車じゃなくて、人を運ぶ車なの
LMとアルファードは、一般には「レクサス版のアルファード」という言われ方をする。実際、両方ともGA-Kという同じ土台を使っていて、ホイールベースはどちらも3,000mmで同じだ。全長はLMのほうが130mm長い。
じゃあ、中身は同じってことですか
土台は同じ。載ってるものが違うわ。あと、レクサスの店で買うっていうこと自体を買ってる人もいる
さっきの『2つの店で売る』話に戻ってきましたね
戻ってきたわね。トヨタは20年かけて、同じことを店ごと1段上でやってるの


日本に来なかった初代を、それでも欲しがった人がいた。
初代LMが売られていたのは中国やアジアで、日本には正規に入ってこなかった。欲しければ、海外から自分で持ち込むしかない。
そこで、もうひとつの道ができた。30系アルファードやヴェルファイアの前後バンパーやライトを、LMのものに替えてしまうやり方だ。ボディキットとして商品化され、取り付けと塗装まで含めると100万円近くかかるものもあった。カスタムカーのイベントにも並んでいる。
日本で売ってない車の顔を、わざわざ付けるんですか
付けるのよ。買えないと言われた瞬間に、いちばん欲しくなるもの
でも……中身はアルファードですよね
アルファードね。車検証の車名までは替わらないわ
言い方
事実しか言ってないわ。それに、これが初めてでもないの
ひと昔前には、ハリアーで同じことが流行った。初代と2代目のハリアーは、北米ではレクサスRXとして売られていた。 だからエンブレムを替えると、海の向こうで実際に売られていた姿になる。
じゃあ、それは正しいってことになりません?
正しいわ。問題は、その正しさが日本の駐車場では誰にも伝わらないことね
伝わらないんですか
伝わらないわよ。分かる人だけが、遠くから見て黙ってるの
軽自動車にレクサスのマークが付いてるの、見たことあります
いたわね。あれはもう、車の話じゃないの
じゃあ何の話ですか
度胸の話よ
ただ、これは後付けした人だけの話でもない。いまの軽自動車にも、上のクラスの顔つきに寄せたグレードがある。 大きなメッキの縦格子グリルを付けた「カスタム系」と呼ばれるグレードで、各社が普通に売っているものだ。
それ、メーカーが自分でやってるってことですよね
やってるわ。大きい顔が売れると分かってるもの
……じゃあ、エンブレムを替えてた人たちは、先に気づいてただけってことになりません?
そうなるわね
認めましたね
認めたくはないけど。買う人が本当に何を見てるかっていうと、走りでも燃費でもなくて、まず顔なのよ
店長、こういうの好きじゃないでしょ
嫌いじゃないわ。ただ、替えた顔で毎朝ご近所を走るのは、それなりの覚悟が要ると思うけど
ハリアーとレクサスRXの関係は、歴代レクサスRXを振り返る。ハリアーと同じ車だった1997年から、2026年の5代目までで詳しく書いている。

世代ごとに、乗り味の評価はどう変わってきたか。
面白いのは、同じ指摘が世代をまたいで続き、あるところで消えていることだ。
- 初代:街なかでの当たりは柔らかい。一方でブレーキペダルの手応えや、高速で細かく修正舵を当てる場面を挙げる評価がある
- 2代目:ハイブリッドは静かで滑らか、加速も足りているという評価。ただし3列目のロードノイズと突き上げは指摘されている
- 3代目:前席は力強く軽快で乗り心地も良い。2列目の床の微振動と3列目の上下動が繰り返し出てくる
- 4代目:その2列目の微振動が解消された、という書かれ方に変わる。ゆったりしているのにフワフワしない、という評価
3世代ぶんずっと言われてたことが、やっと直ったんですね
そういうこと。40系でいちばん変わったのは、顔でも値段でもなくてそこよ
でも、それって乗ってすぐ分かるものですか?
分かるのは後ろに座ってる人ね。運転してる人はハンドル握ってるから、床の細かい揺れって気づきにくいの。そこを直したのは、後ろの人のための車としては正しいわ
もちろん、乗り味の感じ方は人によって変わる。同じ車でも、前に座るか後ろに座るかで評価が割れるのがこのクラスの特徴でもある。
いまの40系が先代と何を変えたのかは、新型アルファード(40系・2026年改良)は先代30系と何が違う? V6が消えて、乗り心地を買う車になったで詳しく書いている。
中古で探すなら、どの世代か。
世代ごとに、持っているものがはっきり違う。
| 世代 | 手に入るもの | 割り切ること |
|---|---|---|
| 初代(2002〜2008年) | 3.0L V6と4速ATの組み合わせ。いまとしては小さい車体で扱いやすい | 装備は当時のもの。運転支援は、いまの車と同じようには考えられない |
| 2代目(2008〜2015年) | 3.5L V6・280PS。2011年以降はハイブリッドも選べる | 2列目・3列目の乗り心地は、いまの世代ほどではない |
| 3代目(2015〜2023年) | 3,000mmのホイールベースの広さ。Executive Loungeの豪華な2列目 | 2列目の床に細かい振動が残る。2017年12月より前のV6は6速AT |
| 4代目(2023年〜) | 2列目の乗り心地。PHEVまで選べる | 発売から日が浅いので、中古でもまだ高い |
私は3代目ですね。広さは3代目からで、値段はいちばんこなれてるじゃないですか
現実的ね。私は2代目よ
V6ですよね
V6よ。もうあの排気量をミニバンで買える機会は、たぶん来ないわ
でも燃費と税金、けっこういきますよ
いくわね
いくわね、で終わらせないでください
分かってて選ぶなら、それは間違いじゃないの。ただ、後ろに人を乗せる時間のほうが長いなら、3代目のほうが幸せよ。あなたの言うとおり
……あ、勝った
で、いまのアルファードはどうなっているのか。
現行の40系は2023年6月21日発売。そのあと2025年1月に一部改良とPHEVの追加があり、2026年6月3日にもういちど一部改良が入っている。Gグレードの設定、ZへのPHEV追加、新色の追加などが中身だ。
いまの価格帯は559万9,000円から1,069万9,700円。2024年の1年間では79,374台が売れて、登録車の車名別で8位に入っている。
1,000万円の車が、年間8位に入る国なんですね
入るのよ。しかもこれ、1,000万円の仕様だけの数字じゃないわ。559万円から買える車として売れて、上を選ぶ人がその中にいるってこと
幅が広いから、数字も伸びるんですね
そういうこと。24年かけて、上と下を両方伸ばしてきた結果ね

買い替えの総額を決めるのは、いまの車の売値。
中古で30系を狙うにしても、まとまったお金は要りますよね
要るわね。その額を先に増やす方法があるのよ。いま乗ってる車を、いくらで手放すか
……でも査定って、買うって決めた人が行くものじゃないんですか
違うわ。お金はかからないし、金額を見たうえで、いまの車をあと1年乗ると決めても構わないの
金額を知るだけで、何か変わります?
変わるわ。売った額は、そのまま買うほうの予算に乗るでしょう。 出せる金額が上がれば、狙える年式もグレードも上がるの。30系の前期で探していた人が、後期を見に行けたりする
売るほうの数字で、買えるものが決まるんだ
決まるわね。しかもいまの中古の相場は、少し前とは違うの
高くなってるんですか
ものによってはね。値段なんて付かないと思っていた車に、普通に金額が出るのよ。人気のある車種だと、年式のわりに落ちていないこともあるわ
じゃあ、そのまま下取りに出しちゃった人って……
損をしてるかもしれないわね。金額だけで比べるなら、買取のほうが高くなるもの
下取りって、じゃあ何のためにあるんですか
便利なのよ。納車まで乗れるし、手続きが一箇所で済むわ。ただ、その便利さにいくら払っているのかは、買取の数字を見ないと分からないでしょう
……比べたこと、ないです
みんなそう。とくに、いま乗っているのがアルファードなら、比べないまま手放すのはもったいないわよ
📌 まとめ
- 初代(2002年5月)のいちばん安いグレードは税別265万円、いちばん高いグレードは税別423万円。 いまは559万9,000円から1,069万9,700円で、上下の幅そのものが広がっている
- アルファードとヴェルファイアは、もともと売る店を分けるための2台。 2020年に店の区分が無くなり、いまは走りで選び分ける2台になった
- 系譜の頂点はレクサスLMの2,030万円。 日本で売られているのは2代目からで、アルファードとはホイールベースが同じ3,000mm
24年で、ずいぶん遠くまで来ましたね
来たわね。でも、やってることは2002年から同じよ。後ろに乗る人にいちばんお金をかける
そこは変わってないんですね
変わってないわ。変わったのは、そこに払っていい金額のほう
……身も蓋もないです
事実でしょう
よくある質問
アルファードは何代目まで出ている?
現行が4代目です。初代が2002年5月22日、2代目が2008年5月12日、3代目が2015年1月26日、4代目が2023年6月21日の発売です。
初代アルファードはいくらだった?
発売時は税別265万円から423万円でした。当時の消費税率は5%なので、税込ではおよそ278万円からおよそ444万円になります。いちばん高いMZ“G Edition”の4WDは、公式の価格表では2WDの価格に4WD分の加算をした金額です。
なぜアルファードとヴェルファイアの2台がある?
もとは売る販売店を分けるためです。2008年にアルファードがトヨペット店、ヴェルファイアがネッツ店という形で分かれました。2020年に全車種をどの店でも売る体制へ変わったため、いまは店ではなく中身で分かれています。ヴェルファイアはボディを補強し、足まわりを別に仕立てたうえで2.4Lターボを設定しています。
アルファードにV6が積まれていたのはいつまで?
3代目までです。初代に3.0L V6、2代目と3代目に3.5L V6がありました。3代目は2017年12月の改良で3.5L V6が301PS・8速ATの組み合わせになっています。4代目(2023年〜)以降は2.5Lの直4とハイブリッド、PHEVの構成です。
レクサスLMとアルファードは同じ車?
一般には「レクサス版のアルファード」と言われる関係です。どちらもGA-Kという同じ土台を使い、ホイールベースは3,000mmで共通です。全長はLMのほうが130mm長く、パワートレインは2.4Lターボのハイブリッドでシステム371PS、駆動はAWDになります。価格は6人乗りが1,520万円、4人乗りが2,030万円です。
レクサスLMは日本でいつから買える?
2023年10月19日に国内仕様が発表され、同日から注文を受け付けて、その年の12月から発売されました。初代LMは中国やアジアで売られていたモデルで、日本では販売されていません。
アルファードをレクサスLMの顔にするカスタムがあるって本当?
30系のアルファード・ヴェルファイア向けに、前後バンパーやライトをLMのものへ替えるボディキットが商品化されています。取り付けと塗装まで含めると100万円近くかかる例もあります。初代LMが日本で正規に売られていなかった時期のカスタムです。
中古で買うなら、どの世代を見ればいい?
何を優先するかで変わります。3.5L V6なら2代目か3代目、車内の広さなら3,000mmのホイールベースになった3代目以降、2列目の乗り心地なら4代目です。3代目は2列目の床に細かい振動が残るという指摘が多く、そこが解消したのが4代目という評価になっています。
※この記事は2026年9月6日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・中古相場は変わることがあります。
この記事で参照した情報源(42件)
- トヨタ ニュースリリース 初代アルファード発売(2002年5月22日)
- トヨタ自動車75年史 車両系統図(PDF)
- トヨタ自動車75年史 グランドハイエース(アルファードGと交代)
- トヨタ自動車75年史 本文(エルグランドの独走を阻む)
- トヨタ自動車75年史 車名の由来(アルファードG/V)
- トヨタ 初代アルファード 価格表(PDF)
- トヨタ ニュースリリース 2代目アルファード/ヴェルファイア発売(2008年5月12日)
- トヨタ自動車75年史 2代目アルファード
- トヨタ ニュースリリース アルファード/ヴェルファイア ハイブリッド追加(2011年)
- トヨタ ニュースリリース 3代目アルファード/ヴェルファイア発売(2015年1月26日)
- トヨタ 3代目 新旧諸元比較(PDF)
- トヨタ ニュースリリース 3代目 一部改良・V6を3.5Lの新型と8速ATへ(2017年12月)
- トヨタ ニュースリリース ヴェルファイア グレード整理(2021年5月)
- トヨタ ニュースリリース ヴェルファイア GOLDEN EYES III(2022年5月)
- トヨタ ニュースリリース 4代目アルファード/ヴェルファイア発売(2023年6月21日)
- トヨタ 4代目発表会(ヴェルファイア廃止の検討)
- トヨタ ニュースリリース 全車種全店併売化(2020年5月)
- トヨタ ニュースリリース アルファード/ヴェルファイア 一部改良・PHEV追加(2025年1月)
- トヨタ ニュースリリース アルファード/ヴェルファイア 一部改良(2026年6月3日)
- トヨタ アルファード グレード別価格(公式)
- レクサス ニュースリリース 新型LM 世界初公開(2023年4月18日)
- レクサス ニュースリリース 新型LM 日本発表(2023年10月19日)
- レクサス ニュースリリース LM“version L”追加(2024年5月9日)
- レクサス ニュースリリース LM 一部改良(2026年3月12日・現行価格)
- レクサス LM 価格・主要装備(公式)
- トヨタ自動車75年史 初代ハリアー(北米ではレクサスRXとして発売)
- Motor-Fan 30系アルファードのレクサスLM仕様カスタム
- Motor-Fan レクサスLM仕様が話題になった理由
- ベストカー アルファードの顔を日本未発売のレクサスLM顔に
- AutoMesseWeb アルファード/ヴェルファイアのレクサスLM化(東京オートサロン2022)
- 日産 ニュースリリース エルグランド(1997年登場)
- 日本自動車販売協会連合会 乗用車ブランド通称名別順位(2024年)
- 国税庁 消費税率の推移
- webCG 初代アルファード 試乗記(AX)
- webCG 初代アルファード 試乗記(MX/AX)
- webCG 2代目アルファードハイブリッド 試乗記
- webCG 3代目アルファード 試乗記(SR Cパッケージ)
- webCG 3代目アルファード 試乗記(2.5G)
- WEB CARTOP 4代目アルファード 試乗記(2列目の微振動)
- KINTO 4代目アルファード 試乗記
- 中古車市場統計レポート(2026年3月・平均成約単価が過去最高を更新)
- 中古車市場レポート(2026年7月・単価は高止まり)
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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