歴代レクサスRXを振り返る。ハリアーと同じ車だった1997年から、2026年の5代目まで

この記事の要点

  • 初代RX(1998年・北米)は、日本では初代ハリアー(1997年12月発売)として売られていた車。 日本でレクサスRXの販売が始まったのは2009年1月
  • 2009年にRXが日本へ来ても、ハリアーは消えなかった。 世代交代せずに約3年半のあいだ併売され、2013年12月の3代目から「国内専用車」として別の道に入った
  • 車名の数字は、もともと排気量だった。 2017年12月、2.0LターボのRX200tがRX300へ改称された時点で、その対応が切れている

レクサスRXは、いま5代目。1998年に生まれて28年目になる。

ただ、この車の歴史を日本から見ると、最初の11年がまるごと抜けている。日本でRXという名前の車が売られ始めたのは2009年1月で、それ以前の11年間、日本にRXは1台も無かった。 その間、同じ車は別の名前で売られていた。トヨタ ハリアーだ。

そのハリアーは、いまも売られている。RXとは別の車として。同じ1台から始まって、途中で2台に分かれたわけだ。どこで分かれたのか、そのあいだにRXは何を変えてきたのかを、初代から順に見ていく。

いまのRXは668万円から903万円。中古なら3代目が100万円台から出てくる。歴代のどこに手が届くかを決めるのは、実は車両価格ではなく、いま乗っている車がいくらで売れるかのほうだ。 そこで数十万円多く戻ってくれば、その分そのまま買うほうの予算が増える。

モモ
モモ

店長、レクサスのRXって、けっこう昔からありますよね

レイ
レイ

1998年からね。ただ、日本で買えるようになったのは2009年よ

モモ
モモ

え、11年も空いてるんですか!? その間、日本では売ってなかったってことですか?

レイ
レイ

売ってたわ。名前が違っただけ

モモ
モモ

名前が違うって……何て名前だったんですか

レイ
レイ

ハリアー

モモ
モモ

ハリアーって、あのハリアーですか!? いまも売ってるやつ!

レイ
レイ

そう。同じ車だったの、最初は

日本語の系譜図。左端に1997年の初代ハリアーを置き、そこから右へ2本の線が伸びる。上の線が「北米=レクサスRX(1998年〜)」、下の線が「日本=トヨタ ハリアー」。2009年の位置で下の線に「日本でもRX販売開始」の分岐点を描き、2013年の位置で「ハリアーは国内専用車へ」と2本が完全に離れる。白地に紺と赤。右下にレイとモモの小さなイラスト
ハリアーとRX、始まりは1台だった

1997年、ハリアーとして生まれた。

トヨタが初代ハリアーを日本で発売したのは1997年12月25日。その3か月後の1998年3月、北米で「レクサスRX300」として売られ始めた。

トヨタの社史には、ハリアーについて「北米市場では、トヨタの高級車ブランドであるレクサス ブランドからRXとしても発売」と書かれている。名前が2つあっただけで、車としては同じところから出ている。

モモ
モモ

なんで名前を変えたんですか?

レイ
レイ

日本にレクサスというお店がまだ無かったの。ブランドとして日本に来るのは2005年よ

モモ
モモ

あー、じゃあ売る場所が無かったんだ

レイ
レイ

そういうこと。北米にはレクサスがあって、日本には無い。だから同じ車に名前を2つ付けたわけ

初代RX300は、3.0LのV6を積んで220hp、変速機は4速AT。全長4,580mm、全幅1,815mm、全高1,670mmと、いまの基準ではかなり小ぶりだ。

モモ
モモ

4,580mmって、いまのハリアーより小さくないですか?

レイ
レイ

小さいわ。この頃のSUVは、まだこのくらいだったの

初代レクサスRX300(XU10型)の斜め前からの実車イラスト。全長4,580mmの小ぶりなクロスオーバーSUV、縦桟のクロームグリルにレクサスのエンブレム、丸みのある1990年代終わりのボディ、ボディカラーはシャンパンゴールド。晴れた日の街なかの駐車場
初代レクサスRX300(1998年〜)。日本では同じ車がハリアーとして売られていた

この車が当時どう受け止められたかは、はっきりしている。SUVといえばトラックの車台に箱を載せたものだった時代に、乗用車のように静かで、乗用車のように曲がるSUVだった。 実際に乗った評価でも、スポーツ性ではなく「トラックっぽさの副作用が無いこと」そのものが価値として語られていた。

モモ
モモ

乗り心地がいいSUV、っていうだけで珍しかったんですか

レイ
レイ

珍しかったのよ。そこを最初にやった車のひとつということになってる。レクサスは自分たちのことを『ラグジュアリークロスオーバーSUVのパイオニア』と書いているわ

モモ
モモ

パイオニアって、自分で言っちゃうんですね

レイ
レイ

言うわよ。売れたんだから

2代目。日本に「RX400h」は無かった。

2代目ハリアーの日本発売は2003年2月17日。北米では同年3月にRX330が出た。ここまでは初代と同じ関係だ。

変わったのは2005年。北米でRX400hが出た。V6のハイブリッドを積んだSUVで、レクサスは「ラグジュアリー市場に初めてのHEVモデルを導入」と説明している。

モモ
モモ

RX400hって、日本で見たことない気がします

レイ
レイ

無いのよ、日本には。日本で同じ車を買うと、ハリアーハイブリッドになる

モモ
モモ

同じ車なのに、名前が全然違う!

レイ
レイ

日本にレクサスができたのは2005年8月。でもRXはそのとき日本に来なかったの。だから、ハイブリッドのほうもハリアーとして売るしかなかったわけ

日本のハリアーハイブリッドの発売は2005年3月22日、北米のRX400hは同年4月。ほぼ同時期に、名前だけ違う同じ車が両側で出ている。

日本での名前北米での名前中身
1997〜2003ハリアーRX3003.0L V6
2003〜ハリアーRX3303.3L V6
2005〜ハリアーハイブリッドRX400h3.3L V6ハイブリッド
2006〜ハリアーRX3503.5L V6
モモ
モモ

こうやって並べると、数字が排気量そのままですね

レイ
レイ

そうよ。この頃は、名前を見ればエンジンの大きさが分かったの。上の表の左と右、そのままつながってるでしょう

2代目トヨタ ハリアー(XU30型)の斜め前からの実車イラスト。横桟のクロームグリルにハリアーの鷹のエンブレム、切れ長のヘッドランプ、初代より大きく角の取れたボディ、ボディカラーはブラック。夕方の郊外の道路脇
2代目(2003年〜)。日本ではハリアーの顔で売られた。同じ車が北米ではRX330、RX350、RX400h

2009年、日本にRXが来た。それでもハリアーは残った。

3代目から、日本にもRXが入ってくる。RX350が2009年1月19日、ハイブリッドのRX450hが同年4月。価格はRX350が460万〜565万円、RX450hが570万〜650万円だった。

ここで普通なら、ハリアーが終わってRXに置き換わる。ところが、そうならなかった。

トヨタの社史はこう書いている。「2009年1月には、『ハリアー』の3代目に相当する『レクサス RX』を日本市場で販売開始したが、『ハリアー』は世代交代せずに、2.4リッターとハイブリッドを引き続きトヨペット店で販売した

モモ
モモ

両方売ってたんですか!? 同じ車の新旧を、別の名前で!

レイ
レイ

そう。しかも、しばらくのあいだ両方が新車で買えた

2代目ハリアーの販売終了は2012年6月。RXの発売から数えて、3年半のあいだ「新しいほうのRX」と「古いほうのハリアー」が同じ時期に新車で売られていたことになる。

モモ
モモ

その間に買った人は、どっちを選んだんでしょうね

レイ
レイ

そもそも買う場所が違うのよ。トヨペット店へ行けばハリアー、レクサス店へ行けばRX

モモ
モモ

それ、お客さん混乱しません?

レイ
レイ

するでしょうね。それでも名前を残したのは、その名前に値段が付いていたからでしょう。……ここは私の見方だけどね

2009年式レクサスRX450hの斜め前からの実車イラスト。全長4,770mmの落ち着いたクロスオーバーSUV、横基調のフロントグリル、ボディカラーはダークグレー。晴れた日の郊外の道路脇
3代目(2009年〜)。日本で最初に「レクサスRX」として売られた世代

3代目には、日本向けにもう1台が足された。2010年8月25日に追加されたRX270で、2.7Lの直4を積んだ188PSの前輪駆動。V6しか無かったところに、価格の安いグレードができた形になる。

モモ
モモ

レクサスなのに直4なんですね

レイ
レイ

そう。値段を下げるならエンジンを小さくするしかないもの。理屈としては素直ね

3代目のRX450hは、どう評価されていたのか。

日本で最初に売られたRXのハイブリッドが、この3代目のRX450h。中古でもよく出てくる世代なので、当時の評価を見ておく。

評価がいちばん一致するのは、高速をまっすぐ走らせたときの快適さだ。 実際に乗った評価では、巡航中の静粛性はほぼ満点と書かれ、500km走っても疲れにくいという声も出ている。外乱で姿勢が崩れにくく、高速クルーザーとしての資質が高い、という受け止めが繰り返し出てくる。

モモ
モモ

まっすぐ走るのが得意な車、ってことですか

レイ
レイ

そういう車ね。曲がって楽しい車ではないの

加速の評価は、少し割れている。試乗した側は「踏み込んだ瞬間から力強いトルクが出る」「どこから踏んでも即座に応える」と書く。一方、オーナー側には「ノーマルモードでは少しもっさりする」「いつの間にか速度に乗っている」という声がある。

モモ
モモ

言ってること逆じゃないですか?

レイ
レイ

逆に見えるけど、たぶん同じことを言ってるのよ。踏んだ瞬間に体を押す感じは薄い。でも気づくと速度が乗ってる。モーターとエンジンで押す車って、そういう出方をするの

ステアリングについては、標準の仕様は「手応えが薄い」「操舵感が軽い」という評価が多い。2012年4月の改良で追加されたF SPORTは、逆に保舵感があって切り返しも自然、と評価が変わる。

モモ
モモ

同じ車なのに、そこまで違うんですか

レイ
レイ

足まわりが違うもの。中古で3代目を見るなら、F SPORTかどうかで乗り味は別物と思っていいわ

3代目レクサスRX450hの後期型(AL10型・2012年改良後)の斜め前からの実車イラスト。砂時計型のスピンドルグリル、L字に光るデイライト、ボディカラーはシルバー。晴れた日のビル前の道路脇
3代目の後期(2012年4月〜)。ここでスピンドルグリルの顔になり、F SPORTが加わった

ただし、これは走らせているときの話だ。低速で取り回すときの評価は、そこから変わる。

モモ
モモ

走ってるときは軽くて、停めるときは重いって、変じゃないですか?

レイ
レイ

変じゃないわ。別の話をしてるの。走行中の手応えは操舵の感触、車庫入れで問題になるのは車体の重さと大きさよ

モモ
モモ

重さ……そんなに違うんですか

レイ
レイ

ハイブリッドはV6にモーターと電池を足した四駆でしょう。あとから出た直4の前輪駆動とは、積んでるものがまるで違うわ。同じ3代目でも別の車だと思ったほうがいいわね

大きさについては、ほぼ全員が同じことを言っている。全幅1,885mm、最小回転半径5.7m。実際に乗った評価でも、駐車のときに車体の見切りへ気を使う、狭い道で苦労する、という声が並ぶ。

モモ
モモ

1,885mmって、うちの駐車場だと厳しいかもしれないです

レイ
レイ

そこは買う前に測りなさい。この車でいちばん多い不満がそこよ

燃費も見ておく。カタログ値と、実際に走ったときの数字の差が大きい世代だ。

項目数値
カタログ燃費(JC08・FF)17.4km/L
カタログ燃費(JC08・E-Four)16.8km/L
実燃費の集計(中心帯)10〜13km/L
短距離の市街地中心8km/L前後
モモ
モモ

カタログの半分近くまで落ちるんですか!

レイ
レイ

2t近い車体をV6で動かしてるもの。ハイブリッドだから燃費がいい、という感覚で買うと外す世代

モモ
モモ

じゃあ何のためのハイブリッドなんですか

レイ
レイ

静かさと、押し出しの太さよ。燃費のために積んでるんじゃなくて、上等な走り方をするために積んでるの。実際そう評価されているわ

2013年、ハリアーは国内専用車になった。

2代目ハリアーが2012年6月に終わり、その1年半後、2013年12月2日に3代目ハリアーが出る。ハイブリッドは2014年1月15日。

このときのトヨタの発表文に、はっきり書いてある。「国内専用車として開発した新型ハリアー」。

モモ
モモ

国内専用って、つまり北米では売らないってことですよね

レイ
レイ

そう。北米にはRXがあるんだから、そこへ持っていく理由が無いの。ここでハリアーは、RXの日本名をやめたわけ

モモ
モモ

じゃあ、いまのハリアーとRXは……

レイ
レイ

別の車よ。ただし『まったく無関係』とまでは、トヨタもレクサスも言っていないの。公式が言っているのは『国内専用車として開発した』まで。そこから先は書いてないわ

モモ
モモ

書いてないところは、書かないんですね

レイ
レイ

書かないわよ。似た顔をした車の噂話なんて、いくらでも転がってるもの

2015年式レクサスRX450hの斜め前からの実車イラスト。大型のスピンドルグリル、L字のヘッドランプ、全長4,890mmの堂々としたボディ、ボディカラーはホワイトパール。晴れた日のビル前の駐車スペース
4代目(2015年〜)。大型のスピンドルグリルを与えられた世代

4代目。そして2017年12月、RX200tがRX300になった。

4代目RXの日本発売は2015年10月22日。価格は495万〜742万5,000円。全長4,890mm、全幅1,895mmと、3代目より一回り大きくなった。

エンジンの構成も変わる。V6に加えて、2.0Lの直4ターボを積んだRX200t(238PS)が登場した。ハイブリッドのRX450hはシステム313PS。

そして2017年12月7日、この記事でいちばん妙な出来事が起きる。RX200tが、RX300に改名された。

モモ
モモ

え、中身が3.0Lになったんですか?

レイ
レイ

ならないわ。2.0Lターボのまま

モモ
モモ

じゃあ何で300なんですか!?

レイ
レイ

レクサスが書いているのは1行だけ。『LEXUSのターボエンジン搭載ラインアップ充実に鑑み、RX200tの名称をRX300に変更しました

モモ
モモ

……それ、理由になってます?

レイ
レイ

なってないわね。でも公式が言っているのはそこまでなの。3.0L相当の力があるから300だ、とはどこにも書いていないわ

同じ改名は、RXの前にNXでも起きている。NXは2017年9月14日のマイナーチェンジでNX200tからNX300へ、RXは同年12月にRX200tからRX300へ。どちらも中身は同じ2.0Lターボ(8AR-FTS)のままだ。

ここで、初代からの車名を並べてみる。

車名中身登場
RX300(初代)3.0L V61998年
RX3303.3L V62003年
RX400h3.3L V6ハイブリッド2005年
RX3503.5L V62006年
RX450h3.5L V6ハイブリッド2009年
RX2702.7L 直42010年
RX200t2.0L 直4ターボ2015年
RX300(4代目)2.0L 直4ターボ2017年
RX350(現行)2.4L 直4ターボ2022年
RX350h(現行)2.5L 直4ハイブリッド2023年
モモ
モモ

RX300が2台あるじゃないですか! しかも中身が全然違う!

レイ
レイ

そこよ。初代のV6と、4代目のターボ。中身が別物なのに、看板が同じなの

モモ
モモ

中古を探すとき困りません? RX300で検索したら両方出てくるんじゃ……

レイ
レイ

困るわね。年式で見分けるしかないの。上の表の登場年を見れば、どっちのRX300かは分かるわ。名前だけで中身が分かる時代は、そこで終わってる

モモ
モモ

その日を境に、名前が中身を説明しなくなったってことですね

レイ
レイ

そうなるわね。ターボだから排気量以上の力が出る、だから数字を上げた。そういう説明はよく聞くわ。ただし、レクサスがそう書いた資料は無いの

モモ
モモ

みんなが言ってるだけ、ってことですか

レイ
レイ

そういうこと。公式が残しているのはさっきの1行だけ。それ以上は誰にも分からないわ

日本語の図解。上段に「1998年〜2003年 RX300=3.0L V6」、下段に「2017年〜2022年 RX300=2.0L 直4ターボ」を並べ、中央に大きく「同じ名前・違う中身」と置く。下部に「境目は2017年12月7日」の帯。白地に紺と赤。右下にレイとモモの小さなイラスト
RX300は2台ある。名前で中身が分からなくなった日

4代目には、もう1つ日本で目立つ追加があった。同じ2017年12月7日、3列シートで7人乗りのRX450hLが設定されている。全長を5,000mmまで伸ばした仕様だ。

モモ
モモ

7人乗れるRXがあったんですか

レイ
レイ

あったの。いまの5代目には無いわ。現行は全車5人乗りよ

その後、4代目は2019年8月29日にマイナーチェンジを受け、ボディと足まわり、ステアリングの手応え、タッチ操作の画面まわりが手を入れられている。2020年7月以降は、パーキングサポートブレーキとブラインドスポットモニターが全車標準になった。

2022年式レクサスRX500h F SPORT Performanceの斜め前からの実車イラスト。枠の無いスピンドル形状のフロント、一文字のリヤランプ、全長4,890mm・全幅1,920mmのワイドなボディ、ボディカラーは濃い青。夕方の街なかの道路脇
5代目(2022年〜)。グリルの枠が消え、車体そのものが顔になった

世代ごとに、評価のされ方が変わってきた。

歴代を通して読むと、RXが褒められる場所が世代ごとに移っているのが分かる。

世代当時の評価の中心
初代(1998年〜)トラックの車台が当たり前だった時代に、セダンに近い運転感覚。静かで滑らかなV6と見晴らし
2代目(2003年〜)室内・パワー・静粛性・装備を積み増した快適路線の強化。操舵は正確だが手応えは薄い
3代目(2009年〜)荒々しくないハイブリッドの加速と、高速巡航の安定性。スポーツSUVではなく上質な高速クルーザー
4代目(2015年〜)快適性に加えて、操舵の応答やボディの動き、F SPORTの走りまで語られるようになる
モモ
モモ

だんだん『走り』の話になってってますね

レイ
レイ

最初は『トラックじゃないこと』が価値だったのよ。それが当たり前になったら、次は乗り心地、その次は曲がり方。褒めるところが無くなったんじゃなくて、要求が上がってるの

モモ
モモ

厳しい世界ですね

レイ
レイ

そうよ。初代がやったことを、いまのRXがやっても誰も驚かないもの

累計の数字も出ている。レクサスによれば、1998年の販売開始から2022年9月末までに、約95の国と地域で累計約362万台。

モモ
モモ

362万台!?

レイ
レイ

レクサスの中核ってそういうことよ。日本で見る台数の感覚とは、桁が違う

中古で歴代を見るなら、どの世代か。

いま中古で現実的に狙えるのは、3代目と4代目になる。相場はこのあたり。

世代中古の掲載相場
3代目 ガソリン(2009〜2015年)92.5万〜255万円(平均139.6万円)
3代目 RX450h(2009〜2015年)100万〜315万円(平均180.5万円)
4代目(2015〜2022年)197.8万〜741万円
モモ
モモ

3代目、100万円台からあるんですね。……レクサスが

レイ
レイ

安く見えるでしょう。ただし2t近い車を、10年以上経ってから買うということは忘れないで

モモ
モモ

維持費が怖いです

レイ
レイ

怖いわよ。そのぶん、年式の境目は押さえておきなさい

年式で中身が変わる場所は、はっきりしている。

世代境目何が変わるか
3代目2012年4月スピンドルグリルの顔になる。ボディ剛性が上がり、F SPORTが選べるようになる
4代目2017年12月RX200tがRX300へ改称。3列のRX450hLが加わる
4代目2019年8月ボディ・足まわり・ステアリングの手応え、画面まわりが改良される
4代目2020年7月パーキングサポートブレーキとブラインドスポットモニターが全車標準に
モモ
モモ

ハイブリッドのバッテリーって、そんなに持つんですか

レイ
レイ

『必ず壊れる』という話の裏付けは無いわ。トヨタも、使い方と条件で変わるから一概には言えないという書き方をしているの

モモ
モモ

じゃあ、どう見ればいいんですか

レイ
レイ

保証の残りを見るのがいちばん早いわね。レクサスの認定中古車のハイブリッド保証は、3年か初度登録から10年の長いほう、走行20万kmまで。残っている個体を選べば、その心配は買わなくて済む

モモ
モモ

店長は、どの世代がいいんですか

レイ
レイ

3代目のハイブリッドね。高速をまっすぐ走らせたときのあの感じは、あの世代がいちばんだと思ってる

モモ
モモ

出ました、まっすぐ

レイ
レイ

悪い?

モモ
モモ

悪くないですけど……私は初代です

レイ
レイ

初代? いちばん古いやつじゃない

モモ
モモ

だって小さいですもん。4,580mmなら普通に停められるし、あの角ばってない感じ、いま見ると逆にかわいくないですか

レイ
レイ

……安全装備は何も無いわよ

モモ
モモ

そこは分かってます。でも、見た目で選んじゃダメって法律も無いですよね

レイ
レイ

無いわね。いい開き直りだと思うわ

で、いまのRXはどうなっているのか。

現行の5代目は2022年11月18日に出て、直近では2025年2月27日に一部改良が入っている。価格は668万円から903万円。4代目にあった3列シートのRX450hLにあたる設定は無くなり、いまは全車が5人乗りだ。

モモ
モモ

7人乗りは、もう作らなかったんですね

レイ
レイ

作らなかったわね。代わりに増えたのは、動力のほうよ。エンジンだけのターボ、ハイブリッド、外から充電できるプラグインハイブリッド、それに走り重視のやつ

モモ
モモ

4種類!? 同じ顔なのに?

レイ
レイ

同じ顔なのに、よ。歴代でいちばん、中から選ぶ車になったわけ

現行のグレードごとの中身と、2025年の改良で変わった場所は、レクサスRXはどう選ぶ? 2026年時点の最新グレードと、4つのパワートレインの違いとは?にまとめてある。

買い替えの総額を決めるのは、いまの車の売値。

モモ
モモ

歴代を見てきて思ったんですけど、RXって結局ずっと高い車ですよね

レイ
レイ

高いわ。新車で668万円から、中古の3代目でも100万円台後半でしょう

モモ
モモ

じゃあ、その差はどこから出すんですか

レイ
レイ

いま乗ってる車を売った金額よ。そこがいちばん大きく動くところなの

モモ
モモ

でも、まだ買うって決めてないですよ。歴代を見てただけで

レイ
レイ

決めてなくていいの。査定はお金がかからないし、見た結果いまの車をもう1年乗ると決めても構わないわ

モモ
モモ

見るだけでいいんですか?

レイ
レイ

いいわ。売った額は、そのまま買うほうの予算に乗るでしょう。出せる金額が増えれば、狙える世代も上がるの。3代目までしか届かないと思ってた人が、4代目の後期を見られるようになったりするわ

モモ
モモ

でも、うちのはもう古いですし……

レイ
レイ

そこを自分で決めないこと。 いまは中古の相場が上がっていて、値が付かないと思っていた車に金額が出ることがあるの

モモ
モモ

古いから値段が付かない、とは限らないんですね

レイ
レイ

限らないわ。下取りに出す前に、一度は買取の金額を見ておきなさい。同じ車でも、出てくる数字が変わることがあるもの

モモ
モモ

先に売る側を調べたほうが、選べる幅が広がるんですね

レイ
レイ

そういうこと。下取りに出すつもりでも、先に相場を持っておきなさい。 提示された金額が安いのか妥当なのかを、自分で判断できるようになるわ

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📌 まとめ

  • 1997年の初代ハリアーと1998年の初代RXは同じところから出た車。 日本でレクサスRXが売られ始めたのは2009年1月で、それまでの11年間、日本にRXは無かった
  • 2009年にRXが来てもハリアーは消えず、約3年半併売された。 2013年12月の3代目ハリアーで「国内専用車」となり、そこで2台に分かれた
  • 車名の数字は2017年12月に排気量から切り離された。 3.0L V6のRX300と、2.0LターボのRX300が両方存在するので、中古では年式で見分ける
モモ
モモ

28年のあいだに、名前も中身も変わりましたね

レイ
レイ

変わったわね。でも、まっすぐ走らせたときが気持ちいい車、というところだけは初代から変わってない

モモ
モモ

そこは褒めてるんですね、店長

レイ
レイ

褒めてるわよ。曲がるのが楽しいとは、一度も言ってないけど

よくある質問

レクサスRXとトヨタ ハリアーは同じ車?

始まりは同じです。1997年12月発売の初代ハリアーが、1998年3月に北米で「レクサスRX300」として売られました。日本でレクサスRXの販売が始まったのは2009年1月です。ただし2013年12月の3代目ハリアーは「国内専用車として開発した」とトヨタが発表しており、以降は別々に展開されています。

日本でレクサスRXが買えるようになったのはいつ?

3代目からで、RX350が2009年1月19日、ハイブリッドのRX450hが2009年4月です。2010年8月25日には2.7L直4のRX270も追加されました。

RX400hは日本で売られていた?

売られていません。RX400hは2005年4月の北米モデルです。同じ車が日本では「ハリアーハイブリッド」(2005年3月22日発売)として売られていました。日本で最初のRXのハイブリッドは、2009年4月のRX450hです。

RX300が2つあるのはなぜ?

初代のRX300(1998年〜)は3.0LのV6でしたが、2017年12月7日に4代目の「RX200t」が「RX300」へ改称されたためです。こちらは2.0Lの直4ターボで、中身は改称の前後で変わっていません。レクサスの説明は「LEXUSのターボエンジン搭載ラインアップ充実に鑑み」というものです。

3列シートのRXはある?

4代目に「RX450hL」がありました。2017年12月7日に追加された全長5,000mmの7人乗りです。現行の5代目は全車5人乗りで、3列シートの設定はありません。

中古で3代目RXを買うとき、何を見ればいい?

2012年4月の改良が境目です。ここでスピンドルグリルの顔になり、ボディ剛性が上がり、F SPORTが選べるようになりました。F SPORTとそれ以外では足まわりの味付けが違います。ハイブリッドの場合は、駆動用電池の保証がどこまで残っているかを確認しておくと判断しやすくなります。

歴代のRXを買うために、いま乗っている車はいくらで売れる?

車種・年式・走行距離・状態で変わるので、査定を取って確かめるのが確実です。RXは世代によって100万円台から700万円台までと幅があるため、手放す側の金額が数十万円増えれば、そのぶん買うほうの予算が増えるので、狙える世代も変わります。ディーラーの下取りを使う場合も、先に買取の相場を知っておくと、提示額が妥当かどうかを自分で判断できます。

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※この記事は2026年8月29日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・中古相場は変わることがあります。

この記事で参照した情報源(41件)

※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。

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