レクサスRXはどう選ぶ? 2026年時点の最新グレードと、4つのパワートレインの違いとは?
この記事の要点
- 現行RXは5代目(2022年11月18日発売)。パワートレインは4種類あり、ガソリンターボ・ハイブリッド・プラグインハイブリッド・スポーツ系ハイブリッドから選ぶ
- 価格は税込668万円から903万円。全車5人乗りで、先代にあった3列シートの設定は無い
- 2025年2月27日の一部改良で、静粛性と足まわりを熟成。後輪を操舵するDRSがRX450h+とRX350h AWDにも広がった
レクサスのSUVで真ん中より上、というのがRXの位置だ。現行は5代目で、2022年11月に出てから今も売られている。
見た目は出たときから大きく変わっていない。ただ2025年2月の一部改良で、中身にはかなり手が入っている。 音の入り方、足の動き、そして後輪の操舵まで。
どういう車なのか、そしてどのパワートレインを選べばいいのかを整理する。
レクサスRXの価格は上のとおりで、ここは交渉してもそう大きくは動かない。総額を動かすのは、いま乗っている車をいくらで手放すかのほうだ。 下取りに出すつもりでも、先に買取の相場を見ておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを自分で判断できる。
店長、レクサスのRXって、けっこう見かけますよね
レクサスのSUVでは上のほうね。大きさも値段も
新しくなったりしないんですか?
いまの型は2022年からよ。ただ去年、中身に手が入っているの
見た目は変わってないのに!?
そこは変えていないわ。手を入れたのは静粛性と足まわり、それに後輪操舵の設定範囲ね
見た目が変わらないと、新しくなった気がしないです
見た目で買う人にはそうね。私も少し思うわ
店長でもそうなんですね
そうよ。中身が良くなったと言われても、外から見えないものにお金は出しにくいもの。……乗ると分かるのだけれど
後輪……?

RXは、どういう車なのか。
そもそも、どのくらいの大きさなんですか?
全長で4.9m弱ね。日本で使うSUVとしては、はっきり大きい部類よ
大きいと、いいことあるんですか?
格好がつくわ
駐車場の話をしてます
聞こえていたわ
7人乗りとかは無いんですか?
無いの。先代には3列シートのRX450hLがあったけれど、いまの型には設定が無いわ
7人乗りたい人は、どうすれば
別の車を選ぶことになるわね。この車は、そこを諦めたの
え、減っちゃったんですか?
いまの型は5人乗りに割り切ってあるの。そのかわり荷室の数字は大きいわ
数字にすると、この車の性格が見えてくる。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 全長×全幅 | 4,890×1,920mm |
| 全高 | 1,700mm(RX350は1,705mm) |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 車両重量 | 1,870〜2,160kg |
| 最小回転半径 | 5.5m(RX500h・RX450h+・RX350h AWD)/5.9m(RX350h FF・RX350) |
| 荷室容量(後席使用時) | 612L |
| 荷室容量(後席格納時) | 1,678L |
| 乗車定員 | 5名 |
この幅だと、都内はちょっと怖くないですか?
立体駐車場は入らないところがあるわね。買う前に、いつも停める場所の幅を確認したほうがいいわ
そこ、毎回言いますね
毎回引っかかるところだからよ
なお最小回転半径は、駆動方式とパワートレインで変わる。ここは後で出てくる後輪操舵の話とつながる。
パワートレインは4種類。ここが選ぶときの本丸
価格はすべて税込で、2025年2月の改良発表時のもの。
| 車種 | パッケージ | 駆動 | 価格 |
|---|---|---|---|
| RX350 | “version L” | 2WD | 6,680,000円 |
| RX350 | “version L” | AWD | 7,090,000円 |
| RX350 | “F SPORT” | AWD | 7,130,000円 |
| RX350h | “version L” | 2WD | 7,600,000円 |
| RX350h | “version L” | AWD | 8,110,000円 |
| RX450h+ | “version L” | AWD | 8,870,000円 |
| RX500h | “F SPORT Performance” | AWD | 9,030,000円 |
中身はこう違う。
| 車種 | 構成 | エンジン最高出力 | 変速機 | WLTC燃費 |
|---|---|---|---|---|
| RX350 | 2.4L直4ターボ | 205kW(279PS) | 8速AT | FF 11.8/AWD 11.2km/L |
| RX350h | 2.5L直4ハイブリッド | エンジン140kW(190PS) | 電気式CVT | FF 20.3/AWD 18.7km/L |
| RX450h+ | 2.5L直4プラグインハイブリッド | エンジン136kW(185PS) | 電気式CVT | 18.7km/L |
| RX500h | 2.4L直4ターボハイブリッド+DIRECT4 | エンジン202kW(275PS) | 6速AT | 14.3km/L |
4つもあると、逆に選べないです
性格が違うのよ。RX350はガソリンターボ、RX350hは燃費で選ぶほうね
上の2つは?
RX450h+はコンセントから充電できるやつ。RX500hはこの中でいちばん走りに振ったモデルよ
充電できるって、電気自動車みたいに走るんですか?
電池が残っているあいだはモーターで走るわ。どこまで走れるかは表のとおりね
| 項目 | RX450h+ |
|---|---|
| バッテリー容量 | 18.1kWh |
| EV走行距離(WLTC) | 86km |
| 普通充電(AC200V・16A) | 約5時間30分 |
| 付属品 | AC200V用7mケーブル、AC100V変換プラグコード(15mケーブルはメーカーオプション) |
思ったより走るんですね
自分が普段どれだけ走るかと、この数字を並べてみることね
充電する場所が無かったらどうなりますか?
その場合は、この車を選ぶ意味が薄くなるわ。充電できる設備があるかどうかを、いちばん先に確かめることね

2025年2月の改良で、変わったのはどこか
ここが現行RXでいちばん新しい部分だ。外観には手を付けず、走りと装備を作り込んでいる。
| 変わったところ | 内容 |
|---|---|
| 静粛性 | ダッシュインナーサイレンサー、インパネの吸音材、リヤドアのアコースティックガラス、リヤまわりの制振・吸音材を追加・拡大 |
| 乗り心地 | アブソーバー・AVS・EPSの制御を最適化し、上下の動きを抑えてフラット感を出す |
| 加速の質 | RX500hは低開度でのアクセルの扱いやすさ、踏み増したときの加速感、減速の初期応答を見直し。RX450h+とRX350hは駆動力の出方を見直し |
| DRS | 後輪を操舵する仕組みを、RX500hに加えてRX450h+とRX350h AWDにも設定拡大 |
| メーター | 12.3インチの液晶メーターを全車標準化 |
| 駐車支援 | RX350 “F SPORT”にAdvanced Park(リモート機能付)を標準化 |
| 内装 | RX500h “F SPORT Performance” と RX350 “F SPORT” にホワイト内装を追加 |
さっき言ってた後輪の話って、これですか?
DRSね。後ろのタイヤも少しだけ向きを変えるの
タイヤが4つとも曲がるってことですか?
そういうこと。この仕組みが付く車は、最小回転半径が小さいほうよ
全部のRXに付いたわけじゃないんですか?
そこがこの改良の話ね。前は上のRX500hだけだったのが、RX450h+とRX350hのAWDにも入ったの
地味じゃないですか?
この大きさの車で小回りが利くって、地味どころじゃないわよ
あ、駐車場か……
そこよ
静粛性の作り込みも、この改良の大きな部分だ。リヤドアには遮音用のアコースティックガラスが入り、吸音材と制振材も追加・拡大されている。
ガラスまで替えるんですか?
替えるわ。吸音材だけでは足りないところに手を入れているの
後ろの席が静かになるってことですね
そこを狙った改良ね
なお2026年8月1日の時点で、いちばん新しい一部改良がこの2025年2月のものだ。いま売られているのは、この仕様がそのまま続いている状態になる。

ボディカラーはグレードで選べる色が変わる
全部が全グレードで選べるわけではない。ここは注意がいる。
| 区分 | 色 | 条件 |
|---|---|---|
| 全車系 | グラファイトブラックガラスフレーク/ソニッククロム/ソニックイリジウム/ソニックカッパー | ソニックカッパーはメーカーオプション165,000円 |
| version L系 | ソニックチタニウム/ソニッククォーツ/レッドマイカクリスタルシャイン/テレーンカーキマイカメタリック/ディープブルーマイカ | ディープブルーはF SPORT Performanceで選べない |
| F SPORT系限定 | ホワイトノーヴァガラスフレーク/ヒートブルーコントラストレイヤリング | ヒートブルーはメーカーオプション165,000円。F SPORT系のみ |
内装は version L がソリスホワイト・ブラック・ダークセピア、F SPORT系がブラック・ダークローズ・ホワイト。このホワイトが2025年改良で増えたものだ。
色でグレードが決まっちゃうこともあるんですね
そういう人もいるわ。この色が欲しいから、このグレードにするのね
色からグレードを決めるの、思い切ってますね
珍しくないわよ
走りは、どう評価されている?
実際に乗った評価で共通しているのは、静かさと乗り心地の上質さだ。長距離を楽にこなす性格で、内装の仕立ても含めて「快適さを買う車」という受け止め方をされている。
RX500hについては、2.4Lターボのハイブリッドと四輪の駆動力を配分するDIRECT4によって、2t級のSUVとしては反応が良いという評価が並ぶ。6速ATだがモーターがトルクのつながりを補うため、変速の段つきを感じにくいという指摘もある。RX350hは燃費と日常の滑らかさの釣り合いが良く、エンジンがかかるときのショックやロードノイズが抑えられている点が評価されている。
いっぽう短所として挙がるのは、こういうところだ。
悪いところも知りたいです
RX500hはスポーツカーみたいな反応を期待すると違うわ。あくまで大きなSUVよ
速いのに、ですか?
速さと軽快さは別なの。2tの車体はどうやっても2tだから
なるほど……
あと、4気筒になったぶんエンジンの音や振動の質を気にする声もあったわ。2025年の改良は、そこを潰しにいっているの
21インチを履いた仕様の乗り心地、DRSが付くかどうか、後席の座り心地、そして電子式ドアハンドルの操作感。このあたりは好みが分かれるので、試乗で確かめたほうがいい部分だ。


RXとハリアーは、同じ車なのか
友達に『それハリアーと同じでしょ』って言われたことあります
よく言われるわね。土台は近いけれど、同じ車ではないわ
どこが同じなんですか?
プラットフォームは、たしかに同じGA-Kという系統よ。そこは合っているわ
じゃあ中身は同じ?
そこが違うの。ボディも、積んでいるものも、内装も、価格帯も別よ
RXは全長4,890mm、ホイールベース2,850mm。ハリアーとは商品としての作りが別で、パワートレインの構成も価格帯も違う。土台の思想を共有しているだけ、と考えたほうが実態に近い。
じゃあ『同じ車』は言い過ぎですか?
言い過ぎね。同じ会社が作った、別の商品よ
どれを選ぶか
✅ メリット
- RX350:2.4Lターボと8速AT。開始価格がいちばん低い
- RX350h:4種類の中でWLTC燃費がいちばん高い。滑らかさも評価される
- RX450h+:自宅で充電できるなら、日常はほぼ電気で走れる
- RX500h:走りをいちばん強めたモデル。DIRECT4はこれだけ
⚠️ 注意点
- 全幅1,920mm。立体駐車場と日常の取り回しは事前に確認が必要
- RX450h+は普通充電の設備が使えるかどうかで、選ぶ意味が変わる
- 5人乗りのみ。3列シートが要るなら、この車では成立しない
- 中古で探すなら、DRSが付いているかどうかは年式とグレードで変わる
私みたいに全部分からない人は、どれから見ればいいですか?
普通充電の設備が使えるかどうかを最初に決めることね。そこでRX450h+が残るか消えるわ
二択にできるんですね
そのあとは、走りを取るならRX500h、燃費と静かさならRX350h、価格ならRX350よ

乗り換えの総額を決めるのは、いまの車の売値
この価格帯だと、査定も下取りも、プロにお任せするしかないですよね
お任せにするのはいいけど、何も持たずに座るのと、1社でも数字を持って座るのとでは、話の進み方が違うわよ
1社だけでも意味あるんですか?複数取らないとダメなのかと
複数あれば比べられるのは事実よ。でも1社の見積もりでも、目の前の下取り額が高いか安いかを判断する材料にはなるの
ゼロと1じゃ、全然違うってことですね
そういうこと。交渉の土台があるかないかで、座り方が変わるのよ
調べるだけなら、やらない理由もないですね
でしょう。お金は出ていかないし、見た結果、まだ乗ると決めてもいいの
でも査定って、そんなに差が出ます?
出ることがあるわ。いまは相場自体が昔より高いし、人気のある車種は年式のわりに落ちていないの
もう価値ないと思ってました
その思い込みで安く手放す人がいちばん多いのよ。 下取りに出す前に、買取の金額を見ておきなさい
📌 まとめ
- 現行RXは5代目。パワートレインは4種類で、ガソリンターボ・ハイブリッド・PHEV・走り重視のハイブリッドから選ぶ
- 全車5人乗り。先代の3列シート(RX450hL)にあたる設定は無い
- 2025年2月の一部改良で、静粛性と足まわりを熟成。DRSがRX450h+とRX350h AWDにも拡大し、12.3インチメーターが全車標準になった
見た目が変わらないと、新しくなった気がしないですね
そこは好みね。ただ見た目が同じでも改良の前後で装備が違うから、中古では年式の確認が大事なの
どういうことですか?
同じ顔なのに、年式で装備と乗り味が違うの。だから中古を見るときは、年式と装備表を必ず確認することね
見た目が同じだと、そこ見落としそうです
気づかないまま買う人はいるわね。だから装備表よ
よくある質問
レクサスRXの価格は?
税込668万円(RX350 “version L” 2WD)から903万円(RX500h “F SPORT Performance”)です。2025年2月の一部改良発表時の価格です。
RXは何人乗り? 3列シートはある?
全車5人乗りです。先代(4代目)にあった3列シートのRX450hLにあたる設定は、現行RXにはありません。
RX350hとRX450h+はどちらがいい?
自宅などに充電環境があるかどうかで決まります。充電できるならRX450h+はEV走行距離86km(WLTC)で日常をほぼ電気で走れます。充電環境が無い場合は、価格と重量のぶんが不利になるため、RX350hのほうが扱いやすくなります。
2025年の改良で何が変わった?
外観は変わっていません。静粛性(リヤドアのアコースティックガラス、吸音材の追加)と足まわりの制御を熟成し、後輪を操舵するDRSをRX450h+とRX350h AWDへ設定拡大、12.3インチ液晶メーターを全車標準化、RX350 “F SPORT”にAdvanced Park(リモート機能付)を標準化しました。
RXとハリアーは同じ車?
違います。プラットフォームはどちらもGA-Kの系統ですが、ボディ、パワートレイン、内外装、価格帯はそれぞれ別に作られています。「同じ土台の思想を共有する別の商品」と考えるのが実態に近いです。
乗り換えるなら、いま乗っている車はいくらで売れる?
車種・年式・走行距離・状態で変わるため、実際に査定を取って確認してください。ディーラーの下取りを使う場合でも、先に買取の相場を知っておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを判断する材料になります。
※この記事は2026年8月1日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・設定は改良や販売会社によって異なります。
この記事で参照した情報源(16件)
- レクサス RX 公式ページ
- レクサス RX 価格・パッケージ(公式)
- レクサス RX 価格・主要諸元(PDF・公式)
- レクサス RX PHEV(公式)
- レクサス RX 安全装備(公式)
- レクサス RX 走行性能(公式)
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※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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