レクサスNXはどう選ぶ? 2026年時点の最新グレード・価格と、OVERTRAILの中身とは?
この記事の要点
- 現行NXは2代目(AZ20系)。パワートレインはNX350(ガソリンターボ)/NX350h(ハイブリッド)/NX450h+(プラグインハイブリッド)の3本立て
- 価格は税込550万円から772万5,000円。e-Latchと安心降車アシストは全車標準
- 2024年2月29日の一部改良で、最低地上高を上げた“OVERTRAIL”を追加。 9.8インチだったグレードの画面も14インチになった
レクサスのSUVの中で、街で扱いやすい側にいるのがNXだ。現行は2代目で、全長4,660mm。この大きさに、レクサスの内装と静粛性を積んでいる。
そして2024年2月の一部改良で、この車に「OVERTRAIL」という、少し毛色の違うパッケージが加わった。 車高を上げて、オールテレインタイヤを履かせたグレードだ。
どういう車なのか、そしてどのグレードを選べばいいのかを整理する。
> ⚠️ NX350(2.4Lガソリンターボ)は販売終了しています。 レクサス公式のNX車種ページに「ガソリンエンジンモデル NX350 販売終了のお知らせ」が掲出されており、グレード一覧の2つにも販売終了の表示が付いています(2026年9月2日確認。終了日は公表されていません)。この記事は、販売終了前の3本立てのラインアップをそのまま記録として残しています。いま買えるのは NX350h と NX450h+ です。
レクサスNXの価格は上のとおりで、ここは交渉してもそう大きくは動かない。総額を動かすのは、いま乗っている車をいくらで手放すかのほうだ。 下取りに出すつもりでも、先に買取の相場を見ておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを自分で判断できる。
店長、レクサスのSUVってNXとRXがありますよね。どう違うんですか?
大きさと値段よ。NXのほうが小さくて、安いわ
じゃあNXは廉価版ですか?
違うわ。街で使いやすい大きさに寄せた車ね
じゃあ、こっちで十分ってことですか?
十分よ。ただ、隣に大きいほうが並んでいると、気になるでしょうけれど
そこ、正直に言いますね
そこを気にしないならNXでいいの。 気にする人は、結局あとで買い替えるわ
あ、そっちですか?
レクサスのSUVではいちばん安いほうに近い位置ね。しかもおととし、少し毛色の違うパッケージが増えたの

NXは、どういう車なのか。
まず大きさから教えてください
全長で4.66mね。RXより23cm短くて、横幅も5cm以上狭いわ
23cmって、けっこう違いますね
駐車場だと差が出るわね。RXが入らない場所でも、NXなら収まることがあるの
そこ、けっこう大事ですよね
大事よ。停められない車は、結局乗らなくなるもの
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,660×1,865×1,660mm(“OVERTRAIL”は全高1,675mm) |
| ホイールベース | 2,690mm |
| 最低地上高 | 185mm(“OVERTRAIL”は200mm) |
| 車両重量 | 約1,730〜2,070kg |
| 最小回転半径 | 5.8m |
| 荷室容量(後席使用時) | 520L |
| 荷室容量(後席格納時) | 1,411L |
| 荷室の寸法 | 長さ982×最小幅1,006×高さ450mm |
荷室って、どのくらい使えるものなんですか?
日常で使うぶんには十分ね。実用性の高さは、この車で必ず挙がる長所よ
褒め方が控えめですね
派手に褒めるところが無いだけよ。悪い意味ではないわ
荷物が多い日でも困らなそうですね
後ろを倒せばさらに伸びるわ
この世代からの大きな変化として、e-Latch という電子式のドアハンドルが全車に標準で付いている。後方から接近する車両を検知したときにドアの開放を抑える「安心降車アシスト」と組み合わされている装備だ。
ドアが勝手に止まるんですか!?
危ないと判断したときね。降りるときの事故を減らすための装備よ
それ、あると安心ですね
ただ初めて乗る人は、開け方が分からなくて固まるの
あー、それは分かります
乗せるときは一言いるわね
グレードは3つのパワートレイン×パッケージ
価格はすべて税込。
| 車種 | パッケージ | 駆動 | 価格 |
|---|---|---|---|
| NX350h | 標準仕様 | 2WD | 5,500,000円 |
| NX350h | 標準仕様 | AWD | 5,770,000円 |
| NX350h | “version L” | 2WD | 6,376,000円 |
| NX350h | “F SPORT” | 2WD | 6,406,000円 |
| NX350h | “version L” | AWD | 6,646,000円 |
| NX350h | “F SPORT” | AWD | 6,676,000円 |
| NX350h | “OVERTRAIL” | AWD | 6,876,000円 |
| NX350 | “F SPORT” | AWD | 6,306,000円 |
| NX350 | “OVERTRAIL” | AWD | 6,506,000円 |
| NX450h+ | “version L” | AWD | 7,495,000円 |
| NX450h+ | “F SPORT” | AWD | 7,585,000円 |
| NX450h+ | “OVERTRAIL” | AWD | 7,725,000円 |
※NX350の2グレードは販売終了(2026年9月2日確認)。価格は販売当時のもので、記録として残している。
中身の違いはこう。
| 車種 | 構成 | 最高出力 | 変速機/駆動 | WLTC燃費 |
|---|---|---|---|---|
| NX350h | 2.5L直4ハイブリッド | エンジン140kW(190PS) | 電気式CVT/2WD・AWD | 19.9〜22.2km/L |
| NX350 | 2.4L直4ターボ | 205kW(279PS) | 8速AT/AWD | 11.7km/L |
| NX450h+ | 2.5L直4プラグインハイブリッド | エンジン136kW(185PS) | 電気式CVT/AWD | 19.6km/L |
数がすごいですね……
整理すると簡単よ。燃費と実用ならNX350h、走りならNX350、充電できるならNX450h+ね
充電できるなら、って条件付きですか?
そこが分かれ目なの
| 項目 | NX450h+ |
|---|---|
| バッテリー容量 | 18.1kWh |
| EV走行距離(WLTC) | 87km |
| 普通充電(200V・16A) | 約5時間30分 |
| 普通充電(100V・6A) | 約33時間 |
家のコンセントだと、そんなにかかるんですか!?
一日では終わらないわね。現実的には200Vの設備がいるわ
じゃあマンションの人は……
充電できないなら、PHEVとしての利点を活かしにくいの。置き場所の話が先で、車を選ぶのはそのあとね
2024年2月の改良で加わった“OVERTRAIL”とは
ここが現行NXでいちばん分かりやすい変化だ。

| “OVERTRAIL”の中身 | 内容 |
|---|---|
| タイヤ・ホイール | 専用18インチオールテレインタイヤ |
| 最低地上高 | 標準比+15mmの200mm |
| 足まわり | 専用AVS |
| 外観 | マットブラックのグリルとホイール |
| 内装 | 専用の「モノリス」 |
| 専用色 | ムーンデザート |
| 設定車種 | NX450h+/NX350h/NX350 |
オールテレインタイヤって何ですか?
舗装路以外も想定したタイヤね。見た目もはっきりゴツくなるの
本格的なオフロード車になったってことですか?
そこまでは言えないわね。車高が15mm上がっただけだから
15mmって、そんなに変わります?
この装備だけで未舗装路を走れる、とは考えないほうがいいわね
じゃあ何のためのパッケージなんですか?
見た目と、雰囲気と、少しの余裕ね。専用のタイヤと足まわりも入っているわ
正直ですね……
無いものを有ると言っても仕方ないでしょ?
大事なのは、これが限定車ではないことだ。台数を絞った特別仕様車ではなく、通常のラインアップに置かれたパッケージとして続いている。
2024年改良では、ほかに何が変わったのか
OVERTRAIL以外にも、走りと装備の変更が入っている。
| 変わったところ | 内容 |
|---|---|
| ボディ剛性 | リヤボディにブレースを追加するなどして剛性を向上 |
| 足まわり | サスペンションを熟成 |
| 走行制御 | NX450h+/NX350h/NX350の制御を見直し。NX350は発進時の前後トルク配分も変更 |
| 静粛性 | 室内の静粛性を改善 |
| 四駆 | AWD全車のTrailモードを改良し、空転時の駆動力配分を最適化 |
| 画面 | 当時9.8インチだったNX350h標準仕様とNX250を、14インチへ変更(現行は全車14インチ) |
| 色・内装 | ソニックカッパーを全車に追加。“version L”にソリスホワイト内装、ほかにヘーゼル内装を拡大 |
画面のサイズが変わるって、そんなに違うものですか?
印象がまるで変わるわ。下のグレードだけ画面が小さい、という状態がここで解消されたの
中古で買うときは、そこ見たほうがいいですね
そう。同じ顔でも、年式で画面のサイズが違うわ
なお、現在の公式カタログは、この2024年改良時のラインアップと価格を基本的に引き継いでいる。
そしてもう一つ。2024年の改良時には設定があった NX250 が、現在の公式ラインアップには載っていない。

ボディカラーは全10色。ただし縛りがある
| カラー | 条件 |
|---|---|
| ホワイトノーヴァガラスフレーク〈083〉 | — |
| ソニックチタニウム〈1J7〉 | — |
| ソニッククロム〈1L1〉 | — |
| グラファイトブラックガラスフレーク〈223〉 | — |
| テレーンカーキマイカメタリック〈6X4〉 | — |
| セレスティアルブルーガラスフレーク〈8Y6〉 | “OVERTRAIL”では選べない |
| ラディアントレッドコントラストレイヤリング〈3T5〉 | メーカーオプション165,000円。“OVERTRAIL”では選べない |
| ソニックカッパー〈4Y5〉 | メーカーオプション165,000円 |
| ヒートブルーコントラストレイヤリング〈8X1〉 | メーカーオプション165,000円。“F SPORT”専用 |
| ムーンデザート〈4Z1〉 | “OVERTRAIL”専用 |
専用色って、そのグレードじゃないと買えないんですか?
そう。ムーンデザートが欲しければOVERTRAIL一択よ
色でグレードが決まるんですね
よくある話ね
内装は、version L がソリスホワイト・ダークローズ・ブラック・ヘーゼル、NX350h標準仕様がブラック・ダークローズ・ヘーゼル、F SPORT がフレアレッド・ブラック・ホワイト・ヘーゼル、そして OVERTRAIL が専用の「モノリス」になる。

走りと使い勝手は、どう評価されている?
NX350h で繰り返し挙がるのは、静粛性、日常での燃費、街での取り回し、そして荷室の実用性だ。この4つを同時に満たしている点が、実用型として評価されている。高い剛性のボディによってロードノイズの入り方がまろやかだ、という評価も共通している。
NX350は、2024年の改良後に発進時のトルク配分が変わっており、街での扱いやすさと後席・荷室の余裕が評価されている。NX450h+は、自宅で充電できる人にとっては、日常をEVで静かに走り、長距離ではハイブリッドとして使えることが強みになる。

短所として挙がるのは、この3つだ。
弱点も教えてください
まずNX350hは、強く加速したいときにエンジンの回転だけが上がる感じを気にする声があるわ
ハイブリッドのあれですね
そう。次にRXほどの後席の余裕は無いこと。大きさが違うから当然ね
3つ目は?
さっきのe-Latchね。慣れるまでは戸惑うという声は根強いわ
便利なのに、ですか?
便利と分かりやすさは別なの。物理的な鍵も持っておいたほうがいいわね
そしてF SPORTや大径ホイールを履いた仕様の乗り心地は、路面と好みで評価が割れる。ここは試乗で確かめる部分だ。
NXとRX、どっちを選ぶか
同じレクサスのSUVで、いちばん迷うのがこの2台だ。数字で見ると差ははっきりしている。
| 項目 | NX | RX |
|---|---|---|
| 全長 | 4,660mm | 4,890mm |
| 全幅 | 1,865mm | 1,920mm |
| 全高 | 1,660mm | 1,700mm |
| ホイールベース | 2,690mm | 2,850mm |
| 荷室(後席使用時) | 520L | 612L |
| 価格帯 | 550万〜772万5,000円 | 668万〜903万円 |
こう並ぶと、けっこう違いますね
差が出るのはホイールベースね。後席の余裕はここに出るわ
後ろに人を乗せるならRXですか?
大人を毎回乗せるならね。ただ大きいぶん、停める場所を選ぶわ
どっちも一長一短ですね

後席に大人を乗せる頻度と、停める場所の広さ。この2つで決まるわね
✅ メリット
- 街で扱いやすい全長4,660mm。RXが入らない駐車場でも収まることがある
- NX350hは燃費・静粛性・荷室の釣り合いが良く、選びやすい
- OVERTRAILは専用タイヤと専用の足まわりが入る。限定車ではないので慌てて買う必要がない
⚠️ 注意点
- NX450h+は200Vの充電設備が無いと利点を活かしにくい(100V充電は約33時間)
- 後席と荷室の数字はRXが上。大人を毎回乗せるならそちらも見比べたい
- e-Latchは慣れが要る。同乗者への説明が必要になりやすい
- 中古では、年式によって画面のサイズとOVERTRAILの有無が変わる
次の車を見る前に、いまの車の値段を知っておく。
次の車を見に行く前に、済ませておくことがあるんですか
あるわね。いまの車がいくらなのか、あなたはまだ知らないでしょう
それは……知らないです
下取りは商談の場で聞けるけど、そこで初めて聞く数字は、高いか安いか判断のしようがないの
先に自分で調べておくってことですか
そう。相場は年式と状態と時期で数十万円は動くわ。知らずに進むのと、知ったうえで進むのとでは、心づもりがまるで違うの
見るだけならタダですよね
タダよ。見たうえで、いまの車にもう少し乗ると決めてもいいの
もう古い車だと、査定しても意味ない気がします
そこを自分で決めないこと。 いまは相場が上がっていて、思っていた額と違うことがあるわ
そうなんですか
人気のある車種なら、年式のわりに落ちていないこともあるの。下取りの金額だけで決めないで、買取のほうも見ておきなさい
📌 まとめ
- 現行NXは2代目。NX350h(ハイブリッド)/NX350(ガソリンターボ)/NX450h+(PHEV)の3本立てで、価格は税込550万円から
- 2024年2月の一部改良で“OVERTRAIL”が加わった。 最低地上高+15mmの200mm、専用オールテレインタイヤ、専用色ムーンデザート。限定車ではない
- 同じ改良で9.8インチだったグレードの画面が14インチへ。中古を見るときは年式で装備が変わる点に注意
レクサスのSUVって、NXとRXでちゃんと役割が分かれてるんですね
そうね。どちらが上という話ではなくて、暮らしに合うほうを選ぶものよ
じゃあ最初に見るのは?
停める場所の幅と、後ろに誰を乗せるかね。カタログを開くのはそのあとよ
よくある質問
レクサスNXの価格は?
税込550万円(NX350h 標準仕様 2WD)から772万5,000円(NX450h+ “OVERTRAIL”)です。
NXの“OVERTRAIL”とは?
2024年2月29日の一部改良で追加されたパッケージです。専用18インチのオールテレインタイヤ、標準比+15mmの最低地上高200mm、専用AVS、マットブラックのグリルとホイール、専用内装「モノリス」、専用色ムーンデザートが特徴です。台数限定の特別仕様車ではなく、通常のラインアップとして設定されています。
NX350hとNX450h+はどちらがいい?
充電環境が判断の軸になります。200Vの普通充電が使えるならNX450h+はEV走行距離87km(WLTC)を日常で使えます。100V充電は約33時間かかるため、自分の使い方に合うかを確認してください。充電できない場合は、PHEVとしての利点を活かしにくくなります。
NX250はどうなった?
2024年2月の一部改良時には設定がありましたが、現在の公式ラインアップには載っていません。
NXとRXの違いは?
大きさと価格帯です。NXは全長4,660mm・ホイールベース2,690mm・荷室520Lで、価格は550万円から。RXは全長4,890mm・ホイールベース2,850mm・荷室612Lで、価格は668万円からです。この諸元から見ると、駐車場の寸法や街での取り回しを重視するならNX、後席と荷室の余裕を重視するならRX、という見方ができます。
乗り換えるなら、いま乗っている車はいくらで売れる?
車種・年式・走行距離・状態で変わるため、実際に査定を取って確認してください。ディーラーの下取りを使う場合でも、先に買取の相場を知っておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを判断する材料になります。
※この記事は2026年8月1日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・設定は改良や販売会社によって異なります。
この記事で参照した情報源(14件)
- レクサス NX 公式ページ
- レクサス NX 主要装備・価格表(PDF・公式)
- レクサス NX 主要諸元表(PDF・公式)
- レクサス NX PHEV(公式)
- レクサス NX インテリア・ラゲージ(公式)
- レクサス 工場出荷時期目処のご案内(公式)
- LEXUS、「NX」を一部改良しラインアップを拡充(2024年2月29日)
- LEXUS、「NX」を一部改良(2023年3月1日)
- LEXUS、新型「NX」を発表(2021年10月7日)
- レクサス RX 価格・パッケージ(比較用・公式)
- webCG レクサスNX350h “version L” 試乗記
- webCG レクサスNX350 “F SPORT” 試乗記
- 価格.com レクサスNX450h+ “version L” オーナーレビュー
- ガリバー レクサスNX 中古車相場
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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