レクサスLXはどう選ぶ? 2026年モデルのグレード・価格と、LX600とLX700hの違い
この記事の要点
- 価格は税込1,450万円〜2,100万円。LX600(V6ツインターボ)とLX700h(そこにモーターを足したハイブリッド)の2本立て
- LX700hは同じ仕様のLX600より約170kg重く、荷室が最大220L小さく、燃料タンクも12L小さい。増えるのは低速の滑らかさと燃費
- 前後の電動デフロックが付くのはOVERTRAIL+だけ。 EXECUTIVEと標準仕様には設定されていない
レクサスLXは、レクサスのSUVでいちばん上にいる車だ。価格は1,450万円から2,100万円。一般には、ランドクルーザー300のレクサス版として扱われている。
選ぶときに見るのは2つの軸だけになる。パワートレインをLX600にするかLX700hにするか。仕様をEXECUTIVE・標準・OVERTRAIL+のどれにするか。 掛け合わせると6通りだ。この記事は、その6通りで何が変わるのかを整理していく。
レクサスLXの価格は上のとおりで、ここは交渉してもそう大きくは動かない。総額を動かすのは、いま乗っている車をいくらで手放すかのほうだ。 下取りに出すつもりでも、先に買取の相場を見ておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを自分で判断できる。
店長、これいくらだと思います? 当ててみてください
LXでしょう。下でも1,450万円よ
即答! しかも下で1,450万円って!
上は2,100万円ね。同じ名前の車で、650万円ぶん開いてるわ
その差って、何なんですか
エンジンと、内装と、座席の数。そこが分かれば、この車の選び方はもう終わりよ
そんなに単純なんですか
グレードは6通りしかないの。掛け算で2つの軸を見るだけ
……1,450万円の車を『だけ』で説明しないでください
中身は単純なのよ。高いだけで、複雑ではないの

そもそもレクサスLXは、どういうSUVなのか。
LXって、そもそもどういう車なんですか
レクサスのSUVの一番上。ラダーフレームの本格四駆に、レクサスの内装を載せた車ね
ラダーフレームって、ランクルと同じやつですか
そう。一般には、LXはランドクルーザー300のレクサス版と言われてるわ。骨格のGA-Fも、ホイールベース2,850mmも、ガソリンエンジンの型式も同じよ
じゃあ中身は同じなんですか
同じところは同じ。でも300にハイブリッドは無いし、LXに日本仕様のディーゼルは無いの。長さも違うわ
以下が現行LXの主要スペック。日本では2022年1月12日にLX600が発売され、2025年3月24日にLX700hが加わっている。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 日本での発売 | LX600=2022年1月12日/LX700h=2025年3月24日 |
| 型式 | 5AA-VJH310W(LX700h)/3BA-VJA310W(LX600) |
| 全長×全幅×全高 | 5,100×1,990×1,885〜1,895mm |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 最低地上高 | 200mm(18・20インチ)/210mm(22インチ) |
| 最小回転半径 | 6.0m |
| 車両重量 | 2,540〜2,770kg |
| エンジン | V35A-FTS型 3,444cc V6ツインターボ |
| 変速機 | Direct Shift-10AT |
| 駆動方式 | フルタイム4WD(センターデフロック・H4/L4付き) |
| WLTC燃費 | 8.0〜9.3km/L |
| 使用燃料 | 無鉛プレミアム(ハイオク) |
| 乗車定員 | 4人/5人/7人 |
全長を見て。5,100mmよ
300が……たしか5m弱でした
4,985mm。LXのほうが115mm長いの。中身は近くても、外は別の車ね
5mを超えると、駐車場で困りませんか
困るわ。全幅も1,990mmあるから、機械式はまず無理よ
6通りの組み合わせを、2つの軸で整理する。
LXの選び方は、パワートレインと仕様の掛け算になる。全6通りの価格がこれだ。
| パワートレイン | 仕様 | 定員 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| LX700h | EXECUTIVE | 4人 | 21,000,000円 |
| LX700h | 標準仕様 | 5人/7人 | 15,900,000円 |
| LX700h | OVERTRAIL+ | 5人/7人 | 15,900,000円 |
| LX600 | EXECUTIVE | 4人 | 20,000,000円 |
| LX600 | OVERTRAIL+ | 5人/7人 | 14,900,000円 |
| LX600 | 標準仕様 | 5人/7人 | 14,500,000円 |
※標準仕様とOVERTRAIL+の5人乗り(2列シート)はメーカーオプション。EXECUTIVEは4座独立。
あれ、LX700hだと標準とOVERTRAIL+が同じ値段ですね
よく気づいたわね。LX600だと40万円差があるのに、LX700hでは同額なの
じゃあLX700hを選ぶなら、OVERTRAIL+のほうが得じゃないですか
装備の中身が違うから、得かどうかは使い方次第よ。でも、値段が同じなら悩む価値はあるわね
EXECUTIVEだけ、いきなり2,000万円超えなのはなんでですか
後ろが4座独立になるから。3人掛けのベンチじゃなくて、椅子が2つ独立してるの。運転される側の車ね
あー、社長さんが乗るやつだ
そういうことね。自分でハンドルを握るなら、標準仕様かOVERTRAIL+よ
LX700hを選ぶと、何が増えて、何が減るのか。
LX600とLX700hは、エンジンが同じV35A-FTSだ。違うのはモーターが加わることと、それによって変わる数字になる。
| 項目 | LX600 | LX700h |
|---|---|---|
| エンジン | V6ツインターボ 415PS/650N・m | V6ツインターボ 408PS/650N・m |
| モーター | ― | 交流同期電動機 54PS/290N・m |
| 変速機 | Direct Shift-10AT | Direct Shift-10AT |
| WLTC燃費 | 8.0〜8.1km/L | 9.3km/L |
| 燃料タンク | 80L | 68L |
| 車両重量(標準・5人) | 2,550kg | 2,730kg |
| 荷室(5人乗車時) | 1,109L | 889L |
| Advanced Park | ― | 設定あり |
荷室、220Lも減るんですか
電池を積む場所が要るからね。5人乗りで1,109Lが889Lになるわ
タンクも12L小さいですし……ハイブリッドなのに、そこは損してません?
損というより、交換ね。低速からモーターがトルクを出すから、発進や渋滞や悪路での速度調整が滑らかになるの。実際に乗った評価でも、そこが一番の変化として挙げられているそうよ
じゃあ、街で乗る人ほど嬉しいってことですか
そうなるわね。遠出して荷物を積む人はLX600、街と悪路で細かくアクセルを使う人はLX700h。私はそう分けて考えてるの
店長はどっちですか
LX600。415PSのほうが好きだから
知ってました
OVERTRAIL+だけが持っているもの。
3つの仕様のうち、悪路に振ってあるのがOVERTRAIL+だ。装備で分かれるのは、ここになる。
| 装備 | EXECUTIVE | 標準仕様 | OVERTRAIL+ |
|---|---|---|---|
| フルタイム4WD・H4/L4 | 標準 | 標準 | 標準 |
| センターデフロック | 標準 | 標準 | 標準 |
| マルチテレインセレクト | 標準 | 標準 | 標準 |
| クロールコントロール | 標準 | 標準 | 標準 |
| ダウンヒルアシスト | 標準 | 標準 | 標準 |
| マルチテレインモニター | 標準 | 標準 | 標準 |
| フロント/リヤの電動デフロック | ― | ― | 標準 |
| タイヤ | 22インチ | 20インチ(22インチも選択可) | 18インチ |
あれ、悪路の装備はほとんど全部に付いてるんですね
そこがレクサスらしいところよ。1,450万円の標準仕様でも、マルチテレインセレクトもクロールコントロールも入ってるの
じゃあOVERTRAIL+の意味って……
前後の電動デフロックと、18インチのタイヤね。片輪が浮いても力を配れるのがデフロック。18インチはタイヤの横の厚みが増えるから、岩や段差で潰れて逃げてくれるわ
タイヤが小さいほうがいいんですか? 22インチのほうが高そうですけど
見た目は22インチが映えるわね。でも悪路では18インチのほうが有利なの。ここは目的が正反対よ
あ、だから同じ車で3種類あるんですね
そういうこと。見せる車と、走る車と、乗せる車

4人乗りのEXECUTIVEという選択。
EXECUTIVEは、後席が4座独立になる仕様だ。定員は4人になり、価格はLX600で2,000万円、LX700hで2,100万円になる。
荷室の数字も変わる。VDA法での公式値で、LX600のEXECUTIVEが767L、LX700hのEXECUTIVEが580Lだ。後席は固定になる。
4人乗りで2,000万円……
後ろの2席にお金がかかってるの。人数を減らして、1人あたりの居心地を上げた仕様ね
乗ってみたいですけど、たぶん一生ないです
私もよ。でもこういう仕様があること自体は嫌いじゃないわ
ボディカラーは6色。
色は何色ですか
6色。有料はマンガンラスターだけで、16万5,000円よ
色だけで16万5,000円!?
特殊な塗装だからね。ただ、この車で1,450万円払う人からすると、比率としては小さい話でしょう
……そう言われると、そうかもしれません
全6色。有料色は1色だけだ。
| カラー名 | 有料色 | 備考 |
|---|---|---|
| マンガンラスター | 165,000円 | |
| ソニッククォーツ | ― | |
| ソニックチタニウム | ― | |
| グラファイトブラックガラスフレーク | ― | |
| テレーンカーキマイカメタリック | ― | 仕様によって設定に条件あり |
| ムーンデザート | ― | 仕様によって設定に条件あり |
内装色は仕様で変わる。EXECUTIVEがブラックとサンフレアブラウン、標準仕様がブラック・クリムゾン・ホワイト&ダークセピア・ヘーゼル、OVERTRAIL+がモノリス・ブラック・ホワイト&ダークセピア・ヘーゼルだ。
直近で何が変わった?
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2022年1月12日 | 現行LXを日本発売。LX600のEXECUTIVE・標準仕様・OFFROADを設定(当時の価格は1,250万〜1,800万円) |
| 2024年10月10日 | LXを一部改良するとともに、LX700hを世界初公開 |
| 2025年3月24日 | LX700hを発売。LX600を含めた一部改良で、最新のLexus Safety System +、Lexus Teammate、OVERTRAIL+を設定 |
| 2025年3月6日 | 特別仕様車“HIDEKI MATSUYAMA EDITION”を発表(LX700hの5人乗りベース・10台限定・1,700万円。同年5月発売予定) |
2025年3月以降は手が入っていない。中古で探す場合、2025年3月より前の車にはLX700hもOVERTRAIL+も存在しないので、そこが年式の境目になる。

走りは、どう評価されている?
実際に乗った評価でまず出てくるのは、フレーム車らしさを感じさせない静かさだ。高速域でもロードノイズが小さく、路面から入ってくるものが室内でよく抑えられている。オフロードでも、AHCやAVSといった足まわりの制御が大きな入力を滑らかに処理して、乗っている人への衝撃を減らす。
一方で、22インチを履いた仕様では、路面によって細かな硬さを感じる場面がある。ここはタイヤの厚みの話なので、18インチのOVERTRAIL+とは印象が変わる。
LX700hについては、モーターの立ち上がりの速さが評価されている。発進、微低速、悪路での速度調整で、LX600よりアクセル操作に対する反応を細かく作れる。エンジン1本の力強さと、モーターを足した緻密さ。この2つは、どちらが上という話ではなく性格の違いになる。
静かなのは分かりましたけど、22インチだと硬いんですね
見た目を取るか、当たりの柔らかさを取るかね。ここはどっちが正解でもないわ
ランドクルーザー300と、どこまで同じなのか。
| 項目 | レクサスLX | ランドクルーザー300 |
|---|---|---|
| プラットフォーム | GA-F | GA-F |
| ホイールベース | 2,850mm | 2,850mm |
| 全長 | 5,100mm | 4,950〜4,985mm |
| ガソリンエンジン | V35A-FTS | V35A-FTS |
| ディーゼル | 日本仕様に設定なし | 3.3L V6ツインターボ(307PS/700N・m) |
| ハイブリッド | LX700hに設定 | 日本仕様に設定なし |
| 価格 | 1,450万〜2,100万円 | 525万2,500円〜813万6,700円 |
骨とホイールベースは同じなんですね
そう。でもLXは全長が115mm長くて、ハイブリッドがあって、ディーゼルが無い。値段も倍以上ね
倍……
300の一番上と、LXの一番下。その2つが重ならないの
じゃあ迷う人はいないってことですか
迷わないわね。予算で自動的に決まるわ
買っていい人と、見送っていい人。
| こういう人 | 判断 |
|---|---|
| 悪路に本気で入る | OVERTRAIL+。前後の電動デフロックが標準で、タイヤは18インチ |
| 後席に人を乗せる時間が長い | EXECUTIVE。4座独立の4人乗り |
| 荷物を積んで長距離を走る | LX600。荷室が最大220L大きく、タンクも12L大きい |
| 街と渋滞が中心 | LX700h。低速でのアクセル操作が滑らかになる |
| 7人乗せることがある | 標準仕様かOVERTRAIL+の7人乗り。EXECUTIVEは4人乗り |
| 幅1,990mm・全長5,100mmが停められない | ランドクルーザー300か250へ。300は全長4,985mmまで、250は4,925mm |
乗り換えの総額を決めるのは、いまの車の売値。
1,450万円って、もう現実味がなさすぎて……
そういう車ほど、手放す側の金額をちゃんと作るのよ
作る、ですか
いま乗ってる車をどこに出すかで、数十万円は動くわ。それがそのまま、買うほうに回せる金額になるの
でも、うちの車そんなに価値ないですよ
みんなそう言うのよ。でも実際に出すと、思っていたのと違うことがあるわ。いま中古の相場が動いてるの。値段なんて付かないと思ってた車に、金額が出ることがある
え、そんなに変わるものですか
変わるわ。とくにSUVや、もう作られていない車ね。周りも気づいてないから、教えると驚かれるの
……ちょっと見てみたくなりました。でも売るとは限らないですよ
それでいいの。査定はタダだし、見たあとで乗り続けても構わないわ
じゃあ、見るだけなら
先に相場を知っておけば、ディーラーで出された下取り額が高いのか安いのかも、自分で判断できる。それだけで交渉の材料になるわ
📌 まとめ
- LXの選び方は、LX600かLX700hかと、EXECUTIVE・標準仕様・OVERTRAIL+のどれかの掛け算で6通り
- LX700hは同じ仕様のLX600より約170kg重く、荷室は最大220L小さく、タンクは12L小さい。代わりに低速の滑らかさとWLTC9.3km/Lが手に入る
- 前後の電動デフロックが付くのはOVERTRAIL+だけ。それ以外の悪路装備は、標準仕様にもひととおり入っている
6通りって聞いたときは多いと思いましたけど、軸が2つだけだと楽ですね
そう。エンジンを決めて、誰をどこに乗せるかを決める。それだけよ
店長ならLX600のOVERTRAIL+ですか?
悩むわね。デフロックは要らないけど、18インチの見た目は好きなの
装備で選んでないじゃないですか
見た目で選ぶのも、立派な理由でしょう
よくある質問
レクサスLXはいくらから買える?
税込1,450万円(LX600・標準仕様)からです。上はLX700hのEXECUTIVEで2,100万円になります。
LX600とLX700hは何が違う?
LX700hはV6ツインターボにモーターを組み合わせたハイブリッドです。WLTC燃費は8.0〜8.1km/Lから9.3km/Lに上がる一方、車両重量は約170kg増え、荷室は5人乗車時で1,109Lから889Lへ、燃料タンクは80Lから68Lへ小さくなります。Advanced ParkはLX700hだけの設定です。
レクサスLXのOVERTRAIL+は何が違う?
フロントとリヤの電動デフロックが標準になり、タイヤが18インチになります。マルチテレインセレクトやクロールコントロールなどの悪路装備は、EXECUTIVEと標準仕様にも標準で付いています。
レクサスLXは何人乗り?
標準仕様とOVERTRAIL+が7人乗りで、5人乗り(2列シート)をメーカーオプションで選べます。EXECUTIVEは後席が4座独立の4人乗りです。
レクサスLXとランドクルーザー300は同じ車?
プラットフォーム(GA-F)とホイールベース2,850mm、ガソリンエンジンの型式(V35A-FTS)は共通です。一般にはLXがランドクルーザー300のレクサス版として扱われています。ただしLXは全長が115mm長く、日本仕様ではLXにディーゼルが無く、300にハイブリッドがありません。
新車をお得に買うには、何から始めればいい?
いま乗っている車を、できるだけ高く手放すことです。車両価格の値引きには限りがありますが、手放す側の金額は車の状態や時期で動きます。ディーラーの下取りを使う場合でも、先に買取の査定額を知っておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを判断でき、そのまま交渉の材料になります。
※この記事は2026年8月30日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
この記事で参照した情報源(16件)
- レクサス LX 公式ページ
- レクサス LX 主要諸元表(PDF・公式)
- レクサス LX 価格表(PDF・公式)
- レクサス LX 装備表(PDF・公式)
- レクサス LX カラー&インテリア(PDF・公式)
- レクサス LX 荷室容量ほか(公式FAQ)
- レクサス ニュースリリース 新型LXを発売(2022年1月12日)
- レクサス ニュースリリース LXの新型モデルを発売(2025年3月6日)
- レクサス ニュースリリース LX特別仕様車 HIDEKI MATSUYAMA EDITION(2025年3月6日)
- レクサス ニュースリリース LX570を日本初導入(2015年8月20日)
- トヨタ ランドクルーザー“300” 主要諸元表・装備一覧(PDF・公式)
- Car Watch レクサスLX600 公道試乗
- Car Watch レクサスLX600 オフロード試乗
- webCG レクサスLX700h 試乗
- 中古車オークションの平均成約単価(2026年2月・過去最高を更新)
- 中古車相場レポート(2026年7月)
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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