新型RAV4(2026年・6代目)は旧型と何が違う? ガソリンが消えて、全車ハイブリッド4WDに
この記事の要点
- HEVは2025年12月17日、PHEVは2026年3月9日発売。価格は税込450万〜630万円
- 6代目はHEV・PHEVのみ、全車E-Four(4WD)。旧型にあったガソリン車と2WDが消えた
- PHEVはEVで145〜151km走行(旧型95kmから延長)。トヨタ初の「Arene」採用車
トヨタの主力SUV「RAV4」が6代目にフルモデルチェンジした。HEVは2025年12月17日、PHEVは2026年3月9日発売、価格は税込450万円から。
一番の変化は、旧型にあったガソリン車が無くなり、全車がハイブリッド+4WDになったこと。そのぶん価格も上がった。旧型に乗っている人・買い替えを考えている人に向けて、違いを整理していく。
新型RAV4の価格は上のとおりで、ここは交渉してもそう大きくは動かない。総額を動かすのは、いま乗っている車をいくらで手放すかのほうだ。 下取りに出すつもりでも、先に買取の相場を見ておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを自分で判断できる。
店長、RAV4の新しいの、出たんですよね?
出たわ。6代目。しかも中身がかなり変わってる
顔が変わったとか、そういう感じですか?
顔も変わったけど、もっと根っこのところ。ガソリンだけで走るRAV4が、もう買えなくなったの
え、ガソリン車、無くなっちゃったんですか?
日本仕様はね。ハイブリッドと、プラグインハイブリッド。その2つだけ。しかも全部4WDよ
潔いですね
潔いわ。この車は、そういう方向に振り切ったほうが似合うもの
そもそも、RAV4はどういう車なのか。
店長、RAV4ってSUVの中ではどういう位置なんですか?
トヨタの世界的な主力SUVね。街乗りとアウトドアの両方をまたぐ作りで、日本だけじゃなく世界中で売れている
6代目になって、方向性は変わったんですか?
性格の幅が広がったの。Z、Adventure、GR SPORTという3つの方向を用意して、洗練を求める人、アウトドアに寄せたい人、走りを楽しみたい人でグレードから選べるようにしてる
店長はどれですか?
聞くまでもないでしょう
GR SPORTですね
当てなくていいのよ、そこは
グレードで別の車みたいになるんですね
開発コンセプトは『Life is an Adventure』。トヨタは、どこへでも行けそう、なんでもできそうと感じられるデザインと使い勝手、そして知能化技術を目指したと説明している。走破性だけ、街乗りだけに寄せず、総合力で選ばせる車という位置づけになる
新型RAV4は、旧型と何が変わったのか。
新旧を同じ軸で並べると、こうなる。
| 項目 | 新型(6代目) | 旧型(5代目) |
|---|---|---|
| 価格 | 税込450万〜630万円 | 発売時260万8,200円〜381万7,800円(PHVは2020年追加で469万〜539万円) |
| サイズ | 4,600〜4,645×1,855〜1,880×1,680〜1,685mm/WB2,690mm/5人 | 4,600×1,855×1,685mm/WB2,690mm/5人 |
| パワートレイン・燃費 | 2.5L HEV・PHEVのみ/全車E-Four/WLTC21.5〜22.9km/L/PHEVはEV145〜151km | 2.0Lガソリン(2WD/4WD)・2.5L HEV(2WD/E-Four)・2.5L PHV/ガソリン15.2〜15.8・HEV20.6〜21.4km/L/PHV EV95km |
| 安全・運転支援 | 進化したToyota Safety Sense(検知範囲拡大・交差点対応など) | Toyota Safety Sense(発売時最新・全車標準) |
| 内装・画面まわり | 12.9インチディスプレイオーディオ+12.3インチメーター。運転席側へ集約した新設計 | 8〜10.5インチディスプレイオーディオ+12.3インチメーター(最終期・グレード差) |
グレードと価格(税込)はこの4本立て。
| グレード | パワートレイン | 駆動 | 税込価格 |
|---|---|---|---|
| Adventure | 2.5L HEV | E-Four | 450万円 |
| Z | 2.5L HEV | E-Four | 490万円 |
| Z | 2.5L PHEV | E-Four | 600万円 |
| GR SPORT | 2.5L PHEV | E-Four | 630万円 |
※価格は発表時のメーカー希望小売価格。
エンジンまわりを新旧で並べると、電動化の徹底ぶりが分かる。
| 新型(6代目) | 旧型(5代目) | |
|---|---|---|
| ガソリン | 設定なし | 2.0L 直4(M20A-FKS)/WLTC15.2〜15.8km/L |
| ハイブリッド | 2.5L HEV/システム177kW(240PS)/WLTC22.5〜22.9km/L | 2.5L HEV(A25A-FXS)/WLTC20.6〜21.4km/L |
| プラグインHV | 2.5L PHEV/242kW(329PS)/EV151km(Z)・145km(GR SPORT) | 2.5L PHV/225kW(306PS)/EV95km |
| 駆動方式 | 全車E-Four(4WD) | 2WD/4WD(E-Four) |
旧型って、もっと安く買えたイメージなんですけど
発売時の一番安いグレード同士で比べると、190万円近く上がってるの
190万!? それはもう、別の値段じゃないですか?
安いガソリン車が無くなって、HEVかPHEV、しかも全車4WDっていう構成に変わったからね。手が届きやすいいちばん安いグレードが、まるごと消えたの
それ、けっこう大きい話じゃないですか?
大きいわ。中身が良くなったのは確かだけれど、買えなければ関係ないもの
アウトドアっぽい色、増えました?
Adventure向けの色が用意されてるわ。屋根を黒くした2トーンも選べる
屋根が黒いと、そんなに変わりますか?
変わるわ。締まって見えるもの
その色、ほかのグレードでも選べるんですか?
選べないの。色とグレードはセットで考えて
新型RAV4のボディカラーは全13色。うち6色がブラックルーフの2トーンだ。
| カラー名 | 種類 | 備考 |
|---|---|---|
| アーバンロック | モノトーン | Adventure向けの新色 |
| エバーレスト | モノトーン | Adventure向けの新色 |
| マッシブグレー | モノトーン | — |
| アバンギャルドブロンズメタリック | モノトーン | — |
| ダークブルーマイカ | モノトーン | — |
| アティチュードブラックマイカ | モノトーン | — |
| プラチナホワイトパールマイカ | モノトーン | メーカーオプション(有料色) |
| ブラック×アーバンロック | 2トーン | — |
| ブラック×エバーレスト | 2トーン | — |
| ブラック×マッシブグレー | 2トーン | — |
| ブラック×アバンギャルドブロンズメタリック | 2トーン | — |
| ブラック×プラチナホワイトパールマイカ | 2トーン | — |
| ブラック×エモーショナルレッドⅡ | 2トーン | — |
※グレード・仕様により設定が異なる。2トーンの一部はメーカーオプション(有料色)。

数字じゃなくて、実際どうなの。
毎日乗る人からすると、これって得なんですか、損なんですか?
使い方しだいね。自宅で充電できて、毎日の移動が短いなら、PHEVのメリットは出やすいわ
PHEVって、コンセントで充電するやつですよね
そう。今度のPHEVは、電気だけで走れる距離が旧型よりぐっと伸びた。毎日の移動がその範囲に収まって、こまめに充電できれば、ガソリンを使う機会は減らせる。自宅で充電できる人ほど向いてるわ
充電環境と走り方が合えば、燃料代を抑えやすいんですね
そういうこと。ただし本体は600万円台。燃料代の差だけで車両価格の差を取り返せるかは、走る距離や電気代しだいね
うーん、夢のない話ですね
見栄を張っても仕方ないもの。あと今回のRAV4は『Arene』っていう、トヨタの新しいソフトの土台を初めて積んでる
ソフト……スマホのアップデートみたいなことですか?
イメージは近い。買ったあともソフトの更新で機能を進化させることを狙った設計よ。ただ、更新される機能や時期は、まだ全部は分かってないの
そこは、これから次第なんですね

見た目は、けっこう変わりました?
顔つきが鋭くなったわ。上級グレードは、細いライトを横一文字に通した『ハンマーヘッド』っていう顔。中も、画面やスイッチを運転席側にぐっと寄せた新しい作りよ

運転する人中心、って感じですか?
そう。今どきのSUVらしく、操作するものが手元にまとまってる

走りと使い勝手は、どう評価されている?
試乗記事では、グレードによる性格の違いが共通して挙がる。Adventureはおおらか、Zはしっとりとフラット、というまとめ方で、シャシーとダンパーの作り込みによる乗り心地とハンドリングが高く評価されている。静粛性、広い視界、水平基調のインパネによる車両感覚のつかみやすさも評価され、狭い交差点や高速の合流でも扱いやすいという指摘がある。低中速からの加速はアクセルに対してリニアで滑らか、という評価だ。
長く乗るとなると、どこが気になりますか?
タッチディスプレイが日中はまぶしく感じる場合がある、という指摘があるわね。あとはZとAdventureのシートがやや平面的で、ホールド感を求めるならPHEV系のスポーティシートのほうが良いという評価
グレードで乗り味も違うんですよね?
そこが要注意ね。Adventureの18インチは段差で軽い振動を伝える場合があるという評価と、逆に18インチの柔らかさを緩さと感じるという評価の両方がある。タイヤとグレードで印象が変わるから、買うつもりの仕様で試乗するのが確実よ
買うべき人と、見送っていい人。
| こんな人 | |
|---|---|
| 買っていい | 自宅で充電できて、毎日の移動が短めの人(PHEVのEV走行が活きる)/ハイブリッドの4WD SUVがそもそも欲しい人/買ったあとに機能が進化する余地(Arene)に期待したい人 |
| 見送っていい | 車両価格を抑えたい人(安いガソリングレードはもう無い)/自宅充電ができず、長距離中心の人(それならHEVで十分なことも)/状態のいい旧型の中古で満足できる人 |
前より、人を選ぶ車になった感じですね
はっきりそうね。充電環境と予算が合う人には候補になる。合わないなら、HEVや状態のいい旧型の中古も比べたほうがいいわ
買い替えの総額は、いまの車がいくらで手放せるかで決まる。
RAV4ってキャンプとか遠出に使う人、多そうですよね
多いわね。そういう使い方をした車ほど、査定で見られるところが増えるの
え、荷物いっぱい積んだ方が偉くないんですか
積んだ回数は関係ないわ。荷室の傷や下回りの当たり、シートの汚れ。使い方が査定額として跳ね返ってくるの。だから乗り方が違えば、同じ年式の同じ車でも金額はズレる
じゃあ、自分の車の実額って自分では分からないってことですか
分からないの。カタログにも中古サイトの相場にも、あなたの1台がいくらかは書いていない。調べて初めて出てくる数字よ
調べるのって、面倒じゃないです?
面倒でも、それを飛ばして商談に行く方が損をするわ。基準の数字を持たずに座るのと、持って座るのとでは話が違う
乗り換えるつもりがなくても平気ですか
平気よ。査定は結論を出す作業じゃなくて、判断材料を増やす作業なの。数字を知ったあとで、このまま乗り続けるって選んでも構わないわ
もう古い車だと、査定しても意味ない気がします
そこを自分で決めないこと。 いまは相場が上がっていて、思っていた額と違うことがあるわ
そうなんですか
人気のある車種なら、年式のわりに落ちていないこともあるの。下取りの金額だけで決めないで、買取のほうも見ておきなさい
📌 まとめ
- 6代目RAV4はHEV・PHEVのみ、全車E-Four(4WD)。旧型のガソリン車・2WDは消えた
- 価格は税込450万〜630万円。手の届きやすいいちばん安いグレードが無くなり、下限が大きく上がった
- PHEVはEVで145〜151km走行、トヨタ初のArene採用。主な判断軸は、自宅で充電できるかと日常の走る距離
結局、誰にでもおすすめ、って車ではなくなったんですね
そうね。だから予算と、自宅で充電できるか。まずはその2つを確認するのが先よ
そこが合えば、有力候補になる、と
そういうこと
よくある質問
新型RAV4はいつ発売された?
ハイブリッド(HEV)が2025年12月17日、プラグインハイブリッド(PHEV)が2026年3月9日に発売されました。
価格はいくら?
税込450万〜630万円です。HEVがAdventure 450万円・Z 490万円、PHEVがZ 600万円・GR SPORT 630万円。
旧型と何が違う?
一番大きいのは、ガソリン車と2WDが無くなり、全車がハイブリッド+4WD(E-Four)になったこと。PHEVのEV走行距離は95kmから145〜151km(Z 151km/GR SPORT 145km)に延び、トヨタ初の「Arene」採用車になりました。
新車をお得に買うには、何から始めればいい?
いま乗っている車を、できるだけ高く手放すことです。車両価格の値引きには限りがありますが、手放す側の金額は車の状態や時期で動きます。ディーラーの下取りを使う場合でも、先に買取の査定額を知っておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを判断でき、そのまま交渉の材料になります。
※この記事は2026年7月23日時点の情報をもとに作成しています。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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