カワサキ Ninja ZX-10R、RRとは何が違う? 2026年最新、大きなウイングが付いた248万6,000円のスーパースポーツ
この記事の要点
- ZX-10Rは248万6,000円(2色)、ZX-10RRは347万6,000円(1色・世界500台)。 最高出力はどちらも197PS
- RRはチタンのコンロッドなどエンジン内部が違い、乗車定員は1人。ZX-10Rは2人乗りができる
- 2026年モデルで大きなウイングと新しいカウル、5インチTFT。クルーズコントロールと上下クイックシフターは標準、ETC2.0は用品
カワサキのNinja ZX-10Rは、998cm³の並列4気筒で197PSを出す、リッタークラスのスーパースポーツ。2026年モデルで、カウルの横に大きなウイングが張り出す姿になった。日本での発売は2026年8月1日。
価格はZX-10Rが248万6,000円、ZX-10RRが347万6,000円。RRは世界で500台の限定車で、エンジンの中の部品とタイヤ、足まわりの仕様が違い、乗車定員は1人になる。最高出力はどちらも197PS。99万円の差は、出力の数字ではなく、サーキットで詰めるための中身に払うことになる。
車体の248万6,000円に、ETCなどの用品代が加わる。その用品の分を、いまのバイクの売値でまかなえるかどうか。

店長、このバイク、横に羽が生えてます!
ウイングよ。2026年モデルで、こんなに大きく張り出したの
かっこいいというより、戦闘機みたいです
そこがいいのよ。私はこの顔、かなり好き
Ninja ZX-10Rって、どんなバイク?
ZX-10Rは、サーキットでの速さを突き詰めたカワサキのスーパースポーツ。2026年モデルで、カウル、ヘッドライト、空気の取り入れ口を作り直し、車体と足まわりも見直した。メーターは5インチのTFTになり、スマホのナビも映せる。
以下は2026年モデルの主要スペック。
| 項目 | Ninja ZX-10R | Ninja ZX-10RR |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 2,486,000円 | 3,476,000円 |
| エンジン | 水冷 並列4気筒 998cm³ | 同左 |
| 最高出力 | 145kW(197PS)/13,000rpm | 145kW(197PS)/13,200rpm |
| ラムエア加圧時 | 152kW(207PS) | 152kW(207PS) |
| 最大トルク | 111N·m/11,400rpm | 110N·m/11,400rpm |
| 変速 | 6速MT | 6速MT |
| シート高 | 825mm | 825mm |
| 車両重量 | 209kg | 207kg |
| 乗車定員 | 2人 | 1人 |
| 燃料タンク | 17L(プレミアム) | 17L(プレミアム) |
| WMTC燃費 | 16.0km/L | 16.0km/L |
| タイヤ | 前120/70ZR17/後190/55ZR17 | 同サイズ |
RRって、出力が同じなのに99万円も高いんですか?
出力の数字は同じね。違うのは、エンジンの中の部品と、足まわりの味付けと、履いているタイヤのほうよ
ZX-10RとRR、99万円で何が変わる?
| 項目 | Ninja ZX-10R | Ninja ZX-10RR |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 2,486,000円 | 3,476,000円 |
| エンジン内部 | 標準 | Pankl製チタンコンロッド、軽量ピストンなど |
| サスペンション | SHOWA BFF・BFRC-lite | 同じ形式で、RR用のセッティング |
| 前ブレーキ | ブレンボ M50 | ブレンボ M50(金属メッシュのホース) |
| 標準タイヤ | ブリヂストン BATTLAX RACING STREET RS12 | ピレリ DIABLO SUPERCORSA SP V3 |
| 乗車定員 | 2人 | 1人 |
| 車両重量 | 209kg | 207kg |
| カラー | 2色 | ライムグリーンのみ |
| 台数 | — | 世界限定500台 |
RRは、エンジン内部の部品から足まわりのセッティング、標準タイヤまで変えた仕様。 コンロッドはチタン製になり、ピストンも軽いものを使う。タイヤはピレリのDIABLO SUPERCORSA SP V3を履く。
そのかわり、RRは1人乗りだ。
1人乗りなら、わたしが後ろに乗せてもらうこともできないですね
RRに乗る人は、後ろに人を乗せることなんて考えていないわ。2人で乗るなら、選ぶのはZX-10Rね

2台に共通する電子装備
| 装備 | ZX-10R/ZX-10RR |
|---|---|
| IMU | あり(KCMFで、曲がっている最中のエンジンとブレーキの制御をまとめる) |
| ABS | KIBS |
| トラクションコントロール | S-KTRC(ウイリーの抑え込みを含む) |
| ローンチコントロール | KLCM |
| エンジンブレーキ制御 | KEBC |
| パワーモード | フル/ミドル/ロー |
| クイックシフター | KQS(アップ・ダウン) |
| クルーズコントロール | 標準 |
| ステアリングダンパー | オーリンズ |
| メーター | 5インチ TFT |
| スマホ連携 | 音声コマンド、ナビゲーション |
| 灯火 | すべてLED |
| ETC2.0 | 用品(アクセサリーキットを用意) |
サーキット向けの電子制御を一通り持ちながら、クルーズコントロールも付いている。 高速道路では一定の速度を保って走れる。
ETC2.0は標準ではない。高速道路を使うなら、用品で付ける費用を予算に入れておきたい。
サーキットのバイクなのに、クルーズが付いてるのは意外です
サーキットまで自走で行くなら、行き帰りの高速道路で右手を休められるわ
カラーは、ZX-10Rが2色、RRは1色
| モデル | カラー | 価格(税込) | 発売日 |
|---|---|---|---|
| ZX-10R | ライムグリーン | 2,486,000円 | 2026年8月1日 |
| ZX-10R | メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックスパークブラック | 2,486,000円 | 2026年8月1日 |
| ZX-10RR | ライムグリーン | 3,476,000円 | 2026年9月12日 |
※2026年モデル。バイクは年式で色が入れ替わる
ZX-10Rは、ライムグリーンとグレーの2色から選べる。RRはライムグリーンだけだ。
グレーのほうが、羽が目立たなくていいです
目立たせるために付いているのに? 羽を見せるなら、ライムグリーンしかないわ
この3年で、何が変わった?
| 年式 | 変わったこと |
|---|---|
| 2024年モデル(2023年8月発売) | 色とグラフィックの変更。価格は236万5,000円 |
| 2026年モデル(2026年8月発売) | 大きなウイング、新しいカウル・ヘッドライト・空気の取り入れ口。車体と足まわりを見直し、排出ガス規制に対応。5インチTFTとナビ機能 |
2024年モデルにも、カウルと一体になった小さなウイングは付いていた。2026年モデルで、それが大きく張り出す形に変わった。 価格は2024年モデルから12万1,000円上がっている。
走りは、どう評価されている?
2026年モデルに海外の公道で乗った試乗記では、4,500回転あたりまでは低く静かで、そこから上で力強い音に変わるエンジンだと書かれている。
街なかをゆっくり走るときは、スポーツ寄りのモードだとアクセルへの反応が敏感すぎるので、ふだんは一段穏やかなモードで乗っていたという。そのモードでも退屈には感じなかったそうだ。クイックシフターはシフトアップでもダウンでも軽く、クルーズコントロールは長い距離で手首の疲れを減らしてくれた、という評価もある。
一方で、高いステップと低いハンドルによる前傾はきつく、2時間ほど走ると休憩したくなったとも書かれている。ステップとハンドルの位置は体格で合う合わないが出るので、販売店でまたがって、ひざと手首の角度を見ておきたい。
2時間で休憩って、わたしなら1時間もたないかもしれません
前傾がきついのは覚悟の上よ。休憩のたびにこの顔を眺められるなら、私は気にならないわ
国産のリッタースーパースポーツと比べると
| モデル | 価格(税込) | 最高出力 | 車両重量 | シート高 | 燃料タンク |
|---|---|---|---|---|---|
| カワサキ Ninja ZX-10R | 2,486,000円 | 197PS | 209kg | 825mm | 17L |
| ホンダ CBR1000RR-R FIREBLADE | 2,486,000円 | 218PS | 200kg | 830mm | 16L |
| ヤマハ YZF-R1 | 2,530,000円 | 200PS | 201kg | 855mm | 17L |
| スズキ GSX-R1000R | 2,376,000円 | 190PS | 203kg | 825mm | 16L |
※スズキの重量は装備重量
価格はCBR1000RR-Rと同じ248万6,000円。 出力はCBRのほうが大きく、重さはCBRのほうが軽い。ZX-10Rはクルーズコントロールが標準で付く。4台の違いは、比較記事でまとめている。
どんな人に合う?
| こんな人は | 合うのは |
|---|---|
| サーキットも公道も1台で走りたい | ZX-10R |
| 2人乗りをすることがある | ZX-10R |
| レースや走行会に本気で出たい | ZX-10RR |
| 世界500台の限定車が欲しい | ZX-10RR |
大型二輪だから発生するお金の話
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車検 | あり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 必要な免許 | 大型二輪(MT) |
| 軽自動車税 | 年6,000円 |
| 重量税 | 新車時5,700円(3年分)/継続3,800円(2年分) |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
| 燃料 | プレミアム(ハイオク) |
※税率・保険料は改正されることがある

248万円に、用品の分まで足して考える
ZX-10Rって、248万円で終わりじゃないんですね。ETCも用品なんですよね
そうよ。ETCとか、用品のお金も見ておかないとね。車体だけで予算を組むと、あとで足りなくなるの
ETCの分だけでも、いまのバイクで出せたらいいのに
足りるかどうかは、査定額を見れば分かるわ。下取りは手続きが楽だけど、買取店に出したほうが、数字は上に出る。業者どうしのオークションでは、輸出もあって相場が高いままなの。売れた額で、ETCどころかほかの用品代までまかなえるかもしれないわよ
じゃあ、売値の目安を見るところから始めます。見るだけなら無料ですもんね
📌 まとめ
- Ninja ZX-10Rは998cm³・197PSで248万6,000円、ZX-10RRは347万6,000円(世界500台・1人乗り)
- 2026年モデルで大きなウイングと新しいカウル、5インチTFT。クルーズコントロールと上下クイックシフターは標準
- ETC2.0は用品。公道も走るならZX-10R、サーキットに絞るならRR
もし乗るなら、わたしは2人乗りできるZX-10Rです。後ろに友達を乗せられるので
私はRR。世界500台のうちの1台なら、後ろの席はいらないわ
後ろに乗せる人がいないって、自分で言っちゃうんですね
よくある質問
ZX-10RとZX-10RRは、出力が違う?
最高出力はどちらも197PSです。RRはチタンのコンロッドや軽いピストンなどエンジン内部の部品と、足まわりのセッティング、標準タイヤが違います。
ZX-10RRで2人乗りはできる?
できません。ZX-10RRの乗車定員は1人です。ZX-10Rは2人乗りができます。
ETCは付いている?
ETC2.0は標準ではなく、用品のアクセサリーキットで付けます。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
年式・走行距離・状態で変わります。先に買取の目安を見ておくと、車体と用品を合わせて、あといくら足せばいいかが分かります。
この記事で参照した情報源(17件)
- カワサキ Ninja ZX-10R(公式)
- カワサキ Ninja ZX-10R 2026年モデル 主要諸元(公式)
- カワサキ Ninja ZX-10RR 2026年モデル 主要諸元(公式)
- カワサキ Ninja ZX-10R 2026年モデル 発売(よくある質問)
- カワサキ Ninja ZX-10RR 2026年モデル 発売(よくある質問)
- カワサキ Ninja ZX-10R 2024年モデル 発売(よくある質問)
- カワサキ 新型Ninja ZX-10R 案内(公式)
- ホンダ CBR1000RR-R 発売(2024年2月22日)
- ヤマハ YZF-R1 2026年モデル 発売
- webオートバイ YZF-R1 2026年モデル 諸元
- スズキ GSX-R1000R 主要諸元(公式)
- 国土交通省 東北運輸局 二輪車の区分
- 国土交通省 自賠責保険料
- 改定後の自賠責保険料一覧
- 勝浦町 軽自動車税(種別割)税率表
- SlashGear 2026 Kawasaki Ninja ZX-10R 試乗(海外)
- バイク王&カンパニー 2025年11月期 第3四半期決算短信(業者オークション相場)
※この記事は2026年10月10日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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