カワサキ Ninja 1100SX、標準とSEは何が違う? 2026年最新、1000SXから排気量が増えた178万2,000円のツアラー
この記事の要点
- 標準は178万2,000円、SEは199万1,000円。 1,098cm³・136PS・19Lは共通
- SEはオーリンズのリヤサスペンション(S46)と、ブレンボ M4.32のフロントブレーキ。 電子制御サスペンションではない
- グリップヒーター、ETC2.0、USB Type-C、クルーズ、上下クイックシフター、前後ドライブレコーダーが2台とも標準。 パニアケースは用品
カワサキのNinja 1100SXは、1,098cm³の直列4気筒を積んだ、フルカウルのスポーツツアラー。前のNinja 1000SXから排気量を増やし、低い回転から中くらいの回転にかけての力を厚くした。日本では2025年3月に発売された。
2026年モデルの価格はNinja 1100SXが178万2,000円、Ninja 1100SX SEが199万1,000円。グリップヒーター、ETC2.0、クルーズコントロール、上下のクイックシフター、前後のドライブレコーダーまで、2台とも標準で付く。20万9,000円の差で付くのは、オーリンズのリヤサスペンションとブレンボのフロントブレーキだ。
グリップヒーターもETC2.0も、最初から付いている。残る迷いは、SEのブレンボと用品のパニア。そこにいくら回せるかは、いま乗っている1台の買取額しだいだ。

店長、Ninjaなのに、スクリーンが大きくて旅向けの顔ですね
ツアラーだもの。4気筒の速さと、遠くまで行ける楽さを1台にしたバイクよ
1000SXっていうのもありましたよね。何が違うんですか?
排気量が増えて、低い回転の力が厚くなった。最高出力の数字は下がったけど、最大トルクは増えて、もっと低い回転で出るの
Ninja 1100SXって、どんなバイク?
1100SXは、1000SXの1,043cm³から1,098cm³に排気量を増やした。5速と6速のギアを高くして、クイックシフターはより低い回転から使えるようになった。
以下は2026年モデルの主要スペック。
| 項目 | Ninja 1100SX | Ninja 1100SX SE |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,782,000円 | 1,991,000円 |
| エンジン | 水冷 直列4気筒 1,098cm³ | 同左 |
| 最高出力 | 100kW(136PS)/9,000rpm | 同左 |
| 最大トルク | 113N·m/7,600rpm | 同左 |
| 変速 | 6速MT(上下クイックシフター付き) | 同左 |
| 全長×全幅×全高 | 2,100×805×1,190mm | 同左 |
| シート高 | 820mm | 820mm |
| 車両重量 | 236kg | 235kg |
| 燃料タンク | 19L(プレミアム) | 同左 |
| WMTC燃費 | 18.6km/L | 同左 |
| タイヤ | 前120/70ZR17/後190/50ZR17 | 同左 |
19Lのタンクに、WMTCで18.6km/Lの燃費。シート高は820mm。
1000SXから、何が変わった?
| 項目 | Ninja 1000SX(2024年モデル) | Ninja 1100SX(2026年モデル) |
|---|---|---|
| 排気量 | 1,043cm³ | 1,098cm³ |
| 最高出力 | 141PS/10,000rpm | 136PS/9,000rpm |
| 最大トルク | 111N·m/8,000rpm | 113N·m/7,600rpm |
| 車両重量 | 236kg | 236kg(SEは235kg) |
| WMTC燃費 | 17.5km/L | 18.6km/L |
| クイックシフター | 上下 | 上下(より低い回転から使える) |
最高出力は5PS下がったが、最大トルクは増え、より低い回転で出るようになった。 WMTC燃費も1.1km/L良くなっている。高速道路を一定の速度で長く走るなら、こちらの変化のほうがうれしい。
なお、1000SXの2024年モデルも、日本のラインアップにまだ載っている。新車でいま手に入るかは、販売店で確かめたい。
パワーが下がったのに、うれしいんですか?
5PS減ったのを嘆く人は、たぶん1000SXの141PSも使い切っていなかったわ。それより、低い回転で力があるほうが、荷物を積んだ旅では楽なの
標準とSE、20万9,000円で何が変わる?
| 項目 | Ninja 1100SX | Ninja 1100SX SE |
|---|---|---|
| リヤサスペンション | 調整式 | オーリンズ S46(手で調整) |
| フロントブレーキ | 300mmダブルディスク、ラジアルマウントのモノブロック4ピストン | ブレンボ M4.32、専用のディスクとメッシュホース |
| 車両重量 | 236kg | 235kg |
| カラー | 1色 | 2色 |
SEのオーリンズは、電子制御ではなく手で調整するタイプ。 「オーリンズ付き=電子制御」ではない。
ブレーキはSEがブレンボになり、ディスクとホースまで変わる。サスペンションとブレーキの感触にこだわる人なら、20万9,000円を払う理由がある。
わたしには、ブレーキの違いは分からなさそうです
分からなくても大丈夫。SEの差額の何割かは、ガレージでオーリンズを眺める時間の代金よ

2台に共通する装備
| 装備 | 1100SX/SE |
|---|---|
| ABS | KIBS |
| トラクションコントロール | KTRC |
| IMU | あり(KCMFでコーナリング中の制御) |
| ライディングモード | 統合ライディングモード |
| クイックシフター | KQS(アップ・ダウン) |
| クルーズコントロール | 標準(一定の速度を保つタイプ) |
| グリップヒーター | 標準 |
| ETC2.0 | 標準 |
| USB | Type-C |
| ドライブレコーダー | 前後 |
| メーター | 4.3インチ カラーTFT(RIDEOLOGY) |
| スクリーン | 手で高さを調整 |
| 灯火 | LED |
| パニアケース | 用品 |
ツーリングで欲しくなる装備は、標準モデルでもほとんどそろう。 グリップヒーターとETC2.0、前後のドライブレコーダーまで最初から付くので、あとから付ける費用と手間がかからない。
パニアケースは用品。旅の荷物を積むなら、ケースの費用を予算に入れておきたい。
ドラレコまで最初から付いてるんですか!
そうよ。あとは、荷物をどこに積むかだけ考えればいいわ
カラーは標準が1色、SEは2色
| モデル | カラー | 価格(税込) | 発売日 |
|---|---|---|---|
| Ninja 1100SX | メタリックブリリアントゴールデンブラック×メタリックカーボングレー | 1,782,000円 | 2026年1月17日 |
| Ninja 1100SX SE | メタリックディープブルー×メタリックディアブロブラック | 1,991,000円 | 2026年1月17日 |
| Ninja 1100SX SE | エメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラック | 1,991,000円 | 2026年1月17日 |
※2026年モデル。バイクは年式で色が入れ替わる
2026年モデルは、2025年の発売時から標準・SEとも1万1,000円上がった。青か緑が欲しいならSE、黒なら標準と、色でもグレードが決まる。
走りは、どう評価されている?
SEで500kmほど走った試乗では、低い回転から中くらいの回転の厚いトルク、高速道路での巡航のしやすさ、クイックシフターの使いやすさが挙がっている。SEの足まわりによる乗り心地のよさも書かれている。
足つきと扱いやすさを確かめた試乗もある。ただ、乗り心地や疲れにくさは、体格と荷物の量で変わる。販売店でまたがって、ハンドルまでの距離とひざの曲がりを確かめたい。
足つきを確かめた試乗があるなら、わたしも一回またがってみたいです
大型の免許を取ってからね。またがるだけなら、販売店は怒らないわ
同じクラスのスポーツツアラーと比べると
| モデル | 価格(税込) | エンジン | 最高出力 | 変速 | シート高 | 車両重量 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| カワサキ Ninja 1100SX | 1,782,000円 | 直列4気筒 1,098cm³ | 136PS | 6速MT | 820mm | 236kg |
| ホンダ NT1100 | 1,848,000円 | 直列2気筒 1,082cm³ | 102PS | 6速DCT | 820mm | 249kg |
| ヤマハ TRACER9 GT | 1,595,000円 | 直列3気筒 888cm³ | 120PS | 6速MT | 845/860mm | 227kg |
3台の中で、1100SXの出力がいちばん大きい。 NT1100はDCTでAT限定の大型二輪でも乗れ、TRACER9 GTはいちばん軽い。3台の違いは、比較記事でまとめている。
大型二輪だから発生するお金の話
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車検 | あり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 必要な免許 | 大型二輪(MT。AT限定では乗れない) |
| 軽自動車税 | 年6,000円 |
| 重量税 | 新車時5,700円(3年分)/継続3,800円(2年分) |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
| 燃料 | プレミアム(ハイオク) |
※税率・保険料は改正されることがある

ブレンボとオーリンズの20万9,000円を、どこから出すか
ブレーキの違いが分かる自信がないので、標準でいいかなって思ってます
分からないなら標準でいい。でも、SEの青か緑に一目ぼれしたなら話は別よ。その色はSEだけなんだから
それ、ずるいです。……いまのバイク、お店で下取りしてもらえば、少しは出ますよね
出るわ。手続きが一か所で済むのは下取りの強み。ただ、金額で並べると買取のほうが高いの。オークションの相場は、輸出の引き合いで高いところに張り付いているから。その金額を差額の支払いに回せば、20万9,000円のうち自分で出す分が減るわ
じゃあ、色を決める前に金額を見ておきます
ええ。見るだけならお金はかからないし、売るのはやめてもいいのよ
📌 まとめ
- Ninja 1100SXは1,098cm³・136PSで178万2,000円、SEは199万1,000円
- SEはオーリンズ S46(手で調整)とブレンボ M4.32。グリップヒーター・ETC2.0・クルーズ・前後ドラレコは2台とも標準
- 1000SXより最高出力は下がったが、トルクと燃費は上がった。パニアケースは用品
わたしはSEの緑です。カワサキらしい色なので
私もSE。ただし青。ブレンボのキャリパーを、ホイールの隙間から見せびらかしたいのよ
見せたいの、そこなんだ……
よくある質問
Ninja 1100SXと1000SXは、どちらが速い?
最高出力は1000SXが141PS、1100SXが136PSです。最大トルクは1100SXが113N·mで、1000SXの111N·mより大きく、より低い回転で出ます。
SEのサスペンションは電子制御?
電子制御ではありません。SEのリヤサスペンションはオーリンズのS46で、手で調整するタイプです。
パニアケースは付いている?
標準では付いていません。パニアケースは用品です。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
年式・走行距離・状態で変わります。先に買取の目安を見ておくと、SEやパニアケースまで予算が届くかが分かります。
この記事で参照した情報源(17件)
- カワサキ Ninja 1100SX(公式)
- カワサキ Ninja 1100SX 2026年モデル(公式)
- カワサキ Ninja 1100SX SE 2026年モデル(公式)
- カワサキ Ninja 1100SX 2026年モデル 発売(よくある質問)
- カワサキ Ninja 1100SX SE 2026年モデル 発売(よくある質問)
- カワサキ Ninja 1100SX 発売(2025年)
- カワサキ Ninja 1000SX 2024年モデル(公式)
- ホンダ NT1100(公式)
- ヤマハ TRACER9 GT(公式)
- 国土交通省 東北運輸局 二輪車の区分
- 警察庁 運転免許の区分(2025年通達)
- 国土交通省 自賠責保険料
- 改定後の自賠責保険料一覧
- 勝浦町 軽自動車税(種別割)税率表
- WEB Mr.Bike Ninja 1100SX SE 試乗
- BDS Ninja 1100SX 試乗
- バイク王&カンパニー 2025年11月期 第3四半期決算短信(業者オークション相場)
※この記事は2026年10月10日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
← 記事一覧へ




