Ninja 1100SX・NT1100・TRACER9 GTを比較 2026年最新、4気筒・DCT・3気筒のスポーツツアラー
この記事の要点
- TRACER9 GTは159万5,000円・3気筒120PS・227kg、Ninja 1100SXは178万2,000円・4気筒136PS・236kg、NT1100は184万8,000円・2気筒102PS・249kg
- NT1100はDCTで、AT限定の大型二輪でも乗れる。 ほかの2台は6速MTで、上下のクイックシフター付き
- 電子制御サスペンションを選ぶなら、NT1100とTRACER9 GT。3台ともクルーズとグリップヒーター付きで、パニアケースは用品
大きなスクリーンを持つ大型のスポーツツアラーを探すと、カワサキ・ホンダ・ヤマハからNinja 1100SX、NT1100、TRACER9 GTの3台が候補に入る。価格はTRACER9 GTが159万5,000円、Ninja 1100SXが178万2,000円、NT1100が184万8,000円で、差は25万3,000円。
3台はエンジンも変速も違う。Ninja 1100SXは4気筒・136PSのMT、NT1100は2気筒・102PSのDCT、TRACER9 GTは3気筒・120PSのMT。 3台ともクルーズコントロールとグリップヒーターを持ち、パニアケースは用品になる。選ぶ基準は、エンジンの気筒数と、クラッチを自分で操作するかどうかだ。
4気筒か、2気筒のDCTか、3気筒か。乗り味で選びたいのに、最後に口を出してくるのは財布の残り。いま乗っている1台が予想より高く売れれば、値段を理由に候補を外さずに済む。

店長、ツアラーって、どれも同じに見えます
顔は似ているけど、エンジンの気筒数が3台とも違うの。4気筒、2気筒、3気筒よ
わたしは、NT1100の顔がいちばん好きです。クラッチが無いのも楽そうだし
楽を取るのね。私はNinja 1100SX。4気筒の136PSで、遠くまで速く行きたいわ
3台の主要スペック
以下は、Ninja 1100SXの2026年モデル、NT1100とTRACER9 GTの2025年モデルを比べた表。
| 項目 | Ninja 1100SX | NT1100 | TRACER9 GT |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,782,000円 | 1,848,000円 | 1,595,000円 |
| エンジン | 直列4気筒 1,098cm³ | 直列2気筒 1,082cm³ | 直列3気筒 888cm³ |
| 最高出力 | 136PS | 102PS | 120PS |
| 最大トルク | 113N·m | 111N·m | 93N·m |
| 変速 | 6速MT(上下クイックシフター) | 6速DCT | 6速MT(上下クイックシフター) |
| シート高 | 820mm | 820mm | 845/860mm |
| 車両重量 | 236kg | 249kg | 227kg |
| 燃料タンク | 19L | 20L | 19L |
| WMTC燃費 | 18.6km/L | 20.4km/L | 20.9km/L |
出力はNinja 1100SXがいちばん大きく、軽さとWMTC燃費はTRACER9 GTがいちばん上。 NT1100はいちばん重いが、トルクはNinjaに近い111N·mある。
TRACERがいちばん安くて、いちばん軽いんですね
そうね。3気筒で888ccでも、120PSあれば旅には十分すぎるわ
変速と免許の違い
| 項目 | Ninja 1100SX | NT1100 | TRACER9 GT |
|---|---|---|---|
| 変速 | 6速MT | 6速DCT(自動・手動) | 6速MT |
| クラッチ操作 | 要る | 要らない | 要る |
| AT限定の大型二輪 | 乗れない | 乗れる | 乗れない |
AT限定の大型二輪で乗れるのは、この3台ではNT1100だけ。 DCTが発進から変速までを受け持つので、渋滞でクラッチを握り続けなくていい。
なお、TRACER9には、クラッチ操作を自動化したY-AMTのGT+(198万円)もある。GT+はクラッチレバーが無く、AT限定の大型二輪で乗れる。
AT限定で取るなら、NT1100かGT+ってことですね
取る前から決めているのね。まあ、クラッチ操作が要らないのは、渋滞の多い日本では強いわ
装備は、どこが違う?
| 装備 | Ninja 1100SX | NT1100 | TRACER9 GT |
|---|---|---|---|
| サスペンション | 調整式(SEは後ろがオーリンズ S46) | 電子制御(EERA) | 電子制御(KYB) |
| クルーズコントロール | 標準 | 標準 | 標準 |
| グリップヒーター | 標準 | 標準 | 標準 |
| スクリーン | 手で調整 | 手で調整(片手で動かせる) | 電動 |
| メーター | 4.3インチ カラーTFT | 6.5インチ タッチ式カラーTFT | 7インチ TFT |
| スマホ連携 | RIDEOLOGY | Apple CarPlay/Android Auto | Y-Connect、Garmin |
| パニアケース | 用品 | 用品(右約32L・左約33L) | 用品 |
Ninja 1100SXは、前後のドライブレコーダーとUSB Type-Cを標準で備える。TRACER9 GTは、スマートキーとマトリクスLEDのヘッドライトを持つ。
電子制御のサスペンションと電動スクリーンまで欲しいなら、TRACER9 GT。 NT1100は電子制御サスペンションと、Apple CarPlay/Android Autoに対応した6.5インチのタッチ画面を持つ。Ninja 1100SXは、3台でいちばん大きい136PSを持つ。
いちばん安いTRACERに、電動スクリーンまで付いてるんですか!
そう。値段だけで見ると、TRACERはかなり手厚いわ。私はそれでも4気筒を選ぶけど

走りは、どう評価されている?
3台それぞれに乗った評価から、目についた点を並べる。
- Ninja 1100SX: SEで長い距離を走った評価で、低い回転から中くらいの回転の厚いトルク、巡航とクイックシフターの使いやすさ、足まわりの乗り心地が挙がる
- NT1100: 2025年の改良型で、電子制御サスペンションがしなやかに動き、乗り心地がいいという評価が共通している
- TRACER9(GT+の評価): GT+に乗った評価で、3気筒の余裕とスポーティさを持ちながら、上体の起きた姿勢で長く走れる点が挙がる
感じ方は体格と荷物の量で変わる。シート高は820〜860mm、重さは227〜249kgの幅がある。販売店で3台にまたがって、押して歩くところまで比べたい。
249kgのNT1100がいちばん重いのは、ちょっと気になります
重さは、どの3台も200kgを軽く超えるわ。数字で悩むより、3台を順番に起こしてみたほうが早い。そのうえで重いと思ったら、TRACERの227kgと比べなさい
どれが、どんな人に合う?
| こんな人は | 合うのは |
|---|---|
| 4気筒の伸びと、いちばん大きな出力が欲しい | Ninja 1100SX |
| クラッチを自分で操作して、4気筒を回したい | Ninja 1100SX |
| AT限定の大型二輪で乗りたい/クラッチを握りたくない | NT1100 |
| Apple CarPlay/Android Autoを使いたい | NT1100 |
| 少しでも安く、軽いツアラーがいい | TRACER9 GT |
| 電動スクリーンと電子制御サスペンションが欲しい | TRACER9 GT |
3台とも大型二輪。お金の話は共通
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車検 | あり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 必要な免許 | 大型二輪(NT1100はAT限定でも乗れる) |
| 軽自動車税 | 年6,000円 |
| 重量税 | 新車時5,700円(3年分)/継続3,800円(2年分) |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
※税率・保険料は改正されることがある
TRACER9 GTは、2027年1月からヤマハの401cc以上の新車をYSPで扱うという方針の対象になる。
いちばん安いTRACERに決める前に
25万円違うなら、TRACERでいい気がしてきました。軽いし、電動スクリーンもあるし
TRACERに決める理由がそれなら、いい買い物よ。でも、NT1100のDCTに心が残っているなら、値段で消すのは早いわ
いまのバイクを下取りに出して、少しでも足しにするくらいしか……
下取りなら、書類も受け渡しも一度で済む。ただ、同じ車体でも、買取に出すと金額が一段上がることが多いの。業者の取引では輸出向けの需要が厚くて、相場が高いままなのよ。その金額を買う側の資金に加えれば、NTとの差は、思ったより小さくなるかもしれない
じゃあ、どれにするか決めるのは、愛車の値段を見てからですね!
そう。値段を出してもらったからって、売らなきゃいけないわけじゃないわ
📌 まとめ
- TRACER9 GTは159万5,000円・3気筒120PS・227kg、Ninja 1100SXは178万2,000円・4気筒136PS、NT1100は184万8,000円・2気筒DCT
- NT1100はAT限定の大型二輪で乗れる。電子制御サスペンションを選ぶなら、NT1100とTRACER9 GT
- 3台ともクルーズとグリップヒーター付き。パニアケースは3台とも用品
わたしはNT1100のマットウォームアッシュです。顔つきが真面目で、旅行かばんみたいでかわいいので
旅行かばん呼ばわりされたら、ホンダが泣くわよ。私はNinja。3台でいちばん大きい136PSを、使い切らずに持て余したいの
持て余すのに、いちばん大きいのを選ぶんですか……
よくある質問
3台のうち、AT限定の大型二輪で乗れるのは?
NT1100です。DCTでクラッチ操作がありません。TRACER9はGTがMTで、Y-AMTのGT+ならAT限定でも乗れます。
いちばん軽いのは?
TRACER9 GTの227kgです。Ninja 1100SXは236kg、NT1100は249kgです。
パニアケースは付いている?
3台とも標準では付いていません。パニアケースは用品です。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
年式・走行距離・状態で変わります。先に買取の目安を見ておくと、3台のどれまで予算が届くかが分かります。
この記事で参照した情報源(22件)
- カワサキ Ninja 1100SX 2026年モデル(公式)
- カワサキ Ninja 1100SX(公式)
- ホンダ NT1100(公式)
- ホンダ NT1100 カタログ
- ホンダ NT1100 主要諸元(公式)
- HondaGO BIKE RENTAL NT1100(必要な免許)
- ヤマハ TRACER9 GT(公式)
- ヤマハ TRACER9 GT+ Y-AMT(公式)
- ヤマハ TRACER9 GT 2025年モデル 発表
- ヤマハ TRACER9 GT+ Y-AMT 発表
- ヤマハ 2027年からの販売体制(2026年5月18日)
- 国土交通省 東北運輸局 二輪車の区分
- 警察庁 運転免許の区分(2025年通達)
- 国土交通省 自賠責保険料
- 改定後の自賠責保険料一覧
- 勝浦町 軽自動車税(種別割)税率表
- WEB Mr.Bike Ninja 1100SX SE 試乗
- webオートバイ NT1100 試乗
- ヤングマシン NT1100 試乗
- Webike TRACER9 GT+ Y-AMT 試乗
- バイクブロス TRACER9 GT+ Y-AMT 試乗
- バイク王&カンパニー 2025年11月期 第3四半期決算短信(業者オークション相場)
※この記事は2026年10月10日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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