BMW S1000RとM1000Rの違いは? 2026年モデルのスペック・馬力・シート高・価格、ツーリング仕様まで解説
この記事の要点
- S 1000 Rは199万2,000円〜。 999ccの4気筒で170PS・114N·m、車重204kg、シート高830mm
- 「ツーリング」には、電子制御サスペンションのDDC、クルーズコントロール、キーレス、空気圧センサーが付く
- M 1000 Rは277万9,000円〜で、210PS。 差は78万7,000円で、DDC、鍛造ホイール、Mのブレーキが付く
BMWのS 1000 R(エス1000アール)は、スーパースポーツのS 1000 RRと同じ999ccの4気筒を積んだ、BMWのネイキッド。カウルを外した、170PSのネイキッドだ。
価格は199万2,000円から(2026年モデル)。電子制御サスペンションとクルーズコントロール、キーレスが付く「ツーリング」の仕様もある。さらに上には、210PSのM 1000 R(277万9,000円から)がいる。
いま乗っているバイクがいくらで売れるかで、ツーリング仕様に手が届くかが変わる。

店長、このバイク、目つきがすっごく怖いです!
S 1000 Rよ。スーパースポーツのエンジンを、カウルを外したネイキッドに積んだバイク
スーパースポーツのエンジンって、街で乗ったら大変じゃないですか?
最大トルクは9,250rpmで出るの。S 1000 RRの11,000rpmより、ずっと手前で力が出るわ
S 1000 Rって、どんなバイク?
S 1000 Rは、2025年3月28日に改良型の受付が日本で始まった。出力、最終減速比、スロットルを見直している。販売中なのは2026年モデル。
以下は主要スペック(S 1000 Rは2026年モデル)。
| 項目 | S 1000 R | M 1000 R |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,992,000円〜 | 2,779,000円〜 |
| エンジン | 水冷 並列4気筒 999cc | 同じ |
| 最高出力 | 125kW(170PS)/11,000rpm | 154kW(210PS)/13,750rpm |
| 最大トルク | 114N·m/9,250rpm | 113N·m/11,000rpm |
| 変速 | 6速 | 6速 |
| 全長×全幅×全高 | 2,085×800×1,050mm | 2,085×850×1,100mm |
| シート高 | 830mm | 830mm |
| 車両重量 | 204kg | 202kg |
| 燃料タンク | 16.5L | 16.5L |
| WMTC燃費 | 16.12km/L | 15.62km/L |
| タイヤ | 前120/70ZR17/後190/55ZR17 | 前120/70ZR17/後200/55ZR17 |
※車両重量は国内の届出値(燃料100%)
最大トルクは、S 1000 Rのほうが低い回転で出る。 9,250rpmで114N·m。M 1000 Rは、回転を上げて210PSまで伸びていく。
170PSでも、十分すぎるくらい速そうです
十分すぎるわね。公道で170PSを全部使える場所なんて、まず無いもの
「ツーリング」で付くもの
| 仕様 | カラー | 主に付くもの |
|---|---|---|
| S 1000 R | ブラック・ストーム・メタリック、ムジェロ・イエロー | ライディングモードPro、シフトアシスタントPro、グリップヒーター、トラクションコントロール(DTC)、ABS Pro |
| S 1000 R ツーリング | 同じ | 上の装備に、電子制御サスペンションのDDC、クルーズコントロール、キーレス、タイヤの空気圧センサー、エンジンスポイラー |
ツーリングの仕様には、長く乗るときに助かる装備がそろう。 DDCは、走りに合わせてサスペンションの硬さを変える。クルーズコントロールは、高速道路で右手を休められる。
TFTメーター、スマートフォンとの連携、ETC2.0は、どちらにも付く。
キーレスって、鍵を出さなくていいんですよね。それだけでツーリング仕様にしたくなります
鍵で選ぶのね。私はDDC。サスペンションが勝手に合わせてくれるのは、一度使うと戻れないわ

M 1000 Rとの78万7,000円の差
| 比べるところ | S 1000 R | M 1000 R |
|---|---|---|
| 最高出力 | 170PS | 210PS |
| ホイール | 鋳造 | 鍛造(Mコンペティションはカーボン) |
| 後ろのタイヤ | 190mm幅 | 200mm幅 |
| 車両重量 | 204kg | 202kg |
M 1000 Rは、S 1000 Rの上に位置する、Mの名が付いたネイキッド。 回転に合わせてバルブの動きを切り替えるShiftCamを使い、210PSを出す。Mのブレーキと鍛造ホイール、電子制御サスペンションのDDCが標準で付き、クルーズとキーレスも付く。
さらに上の「Mコンペティション」には、カーボンホイール、カーボンと削り出しの部品、サーキットで周回タイムを計るGPSラップトリガーが付く。
差の78万7,000円は、いちばん安い仕様どうしで比べたもの。 Mには、この差の中にDDC、クルーズ、キーレスが標準で含まれる。
シート高は、SもMも830mm。 Mだから足が着きにくい、ということはない。
最安どうしで40PSの差……どっちにするか、すごく迷いそうです
迷うなら、まずサーキットを走るかどうかで決めなさい。走らないなら、Sのツーリングで足りるわ
Mのほうが、見た目もレースっぽいですもんね
白に青と赤のMの色は、それだけで欲しくなる人もいるわね。見た目で78万円を払うのも、立派な理由よ
カラー
| モデル | カラー |
|---|---|
| S 1000 R | ブラック・ストーム・メタリック |
| S 1000 R | ムジェロ・イエロー |
| M 1000 R | ライト・ホワイト/Mモータースポーツ |
| M 1000 R Mコンペティション | ホワイト・アルミニウム・メタリック・マット、ブラック・ストーム・メタリック/Mモータースポーツ |
※S 1000 Rは2026年モデル。バイクは年式で色が入れ替わる
S 1000 Rの色は、黒と黄色の2色。 どちらもツーリングを選べる。
黄色、すっごく元気でかわいいです!
黄色を選ぶのはセンスがいいわね。あのつり目に黄色なら、遠くからでもS 1000 Rだと気づくわ
走りは、どう評価されている?
実際に乗った評価では、S 1000 Rは低い回転から中くらいの回転までが扱いやすく、公道を走るのに向いた性格と言われる。スーパースポーツのエンジンなのに、街中でぎくしゃくしない。
M 1000 Rも、210PSという数字のわりに、公道の速度域では自然に発進し、加速できるという評価が多い。ただ、高い回転まで回したときの勢いは、Sとは別物だ。
足つきや、長い時間乗ったときの疲れ方は、体格と乗り方で変わる。ネイキッドは風をまともに受けるので、高速道路を長く走るかどうかも考えて選びたい。
風を受けるのって、やっぱり疲れますか?
高速道路では、まともに風を受けるわ。でも、その風が楽しい人が、ネイキッドを選ぶの
S 1000 RRと比べると
| モデル | 価格(税込) | 最高出力 | 最大トルク | シート高 | 車両重量 |
|---|---|---|---|---|---|
| BMW S 1000 R | 1,992,000円〜 | 170PS/11,000rpm | 114N·m/9,250rpm | 830mm | 204kg |
| BMW S 1000 RR | 2,709,000円〜 | 210PS/13,750rpm | 113N·m/11,000rpm | 832mm | 202kg |
同じ999ccの4気筒でも、S 1000 Rは71万7,000円安く、トルクを低い回転で出す。 シート高はほとんど同じ。カウルがあるかどうかで、風の当たり方が違う。
S 1000 RRはカウルを持つスーパースポーツ、S 1000 Rはカウルの無いネイキッド。ハンドルの高さと座ったときの姿勢は、販売店で2台を並べて見比べたい。
エンジンが同じで71万円安いなら、わたしはこっちがいいです
公道ならそれが正解ね。RRを選ぶのは、カウルの形と、サーキットで出る最後の40PSに惚れた人よ
ほかの大型ネイキッドと比べると
| モデル | 価格(税込) | 最高出力 | シート高 | 車両重量 |
|---|---|---|---|---|
| BMW S 1000 R | 1,992,000円〜 | 170PS | 830mm | 204kg |
| ヤマハ MT-10 | 1,925,000円 | 166PS | 835mm | 212kg |
| BMW M 1000 R | 2,779,000円〜 | 210PS | 830mm | 202kg |
S 1000 RとMT-10は、価格も出力も近い。 S 1000 Rのほうが6万7,000円高く、8kg軽い。
MT-10は、クロスプレーンと呼ばれるクランクを使った並列4気筒。同じ4気筒でも音と回り方が違うので、好みで選ぶなら2台を乗り比べたい。
どんな人に合う?
| こんな人は | 合うのは |
|---|---|
| 速いネイキッドに、公道で乗りたい | S 1000 R |
| 高速道路のツーリングにも使う | S 1000 R ツーリング(DDC・クルーズ) |
| サーキットも走る | M 1000 R |
| いちばん速いネイキッドのBMWがいい | M 1000 R Mコンペティション |
大型二輪だから発生するお金の話
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車検 | あり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 必要な免許 | 大型二輪 |
| 軽自動車税 | 年6,000円 |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
| メーカー保証 | 初度登録から3年(走行距離の制限なし) |
※税率・保険料は改正されることがある
入れるガソリンはハイオク。

ツーリングにするかは、最初の予算で決まる
DDCって、あとから付けられないんですか?
DDCは、ツーリングの仕様として付いてくるものよ。あとから足す方法を探すより、最初に仕様で選んだほうが話が早いわ
じゃあ、予算が足りなかったら、ふつうのS 1000 Rで我慢ですね……
その前に、いま乗っているバイクの値段を見ておきなさい。販売店で引き取ってもらうのも手だけど、少しでも高く手放したいなら、買取店に見せたほうがいいわ
業者どうしが取引するバイクのオークションは、輸出の買い付けもあって、高い水準が続いている。手入れをしてこなかった1台でも、値段が付くことがある。
高く売れたら、ツーリングに届くかもしれないんですね
そう。DDCは仕様で付くものだから、買う前に予算を決めておくしかないの。手放した1台の代金を予算に足せれば、DDCもクルーズも付いたツーリングを、最初から選べるわ。値段の目安は、今日調べて、決めるのは来月でもいいの
📌 まとめ
- S 1000 Rは199万2,000円〜。 999ccの4気筒で170PS、シート高830mm、204kg
- 高速道路も走るなら「ツーリング」。 DDC、クルーズコントロール、キーレス、空気圧センサーが付く
- M 1000 Rは277万9,000円〜の210PS。 サーキットも走るなら、こちら
わたしは黄色のツーリングです。キーレスと、目立つ色がいいので
私はM 1000 Rね。210PSのネイキッドに乗らずには、死ねないわ
店長、それ、ブラックジョークですよね……?
半分はね。残りの半分は、210PSに78万円を払う覚悟があるかどうかよ
よくある質問
S 1000 Rの価格は?
199万2,000円からです(税込)。DDCやクルーズコントロールが付く「ツーリング」の仕様もあります。
S 1000 RとS 1000 RRのエンジンは同じ?
どちらも999ccの並列4気筒です。S 1000 Rは170PSで、最大トルクは9,250rpmと、S 1000 RRの11,000rpmより低い回転で出ます。
S 1000 Rの足つきは?
シート高は830mmです。M 1000 Rも同じ830mmです。
S 1000 RとM 1000 Rの違いは?
最高出力はS 1000 Rが170PS、M 1000 Rが210PSで、価格差は78万7,000円です。M 1000 RにはDDC、鍛造ホイール、Mのブレーキ、クルーズコントロール、キーレスが標準で付きます。
S 1000 Rでロングツーリングはできる?
「ツーリング」の仕様には、クルーズコントロール、電子制御サスペンションのDDC、キーレスが付きます。カウルの無いネイキッドなので、高速道路では風をまともに受けます。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
状態や年式、走った距離で上下します。売値の目安が分かると、S 1000 Rの標準とツーリングのどちらにするかを、お金の面から決められます。
この記事で参照した情報源(16件)
- BMW Motorrad S 1000 R(公式)
- BMW Motorrad S 1000 R データ&装備(公式)
- BMW Motorrad M 1000 R(公式)
- BMW Motorrad M 1000 R データ&装備(公式)
- BMW M 1000 RR/M 1000 R/S 1000 R 国内発表(2025年3月28日)
- BMW Motorrad CARE(保証)
- ヤマハ MT-10(公式)
- 国土交通省 二輪車の検査
- 国土交通省 自賠責保険料
- 損害保険料率算出機構 自賠責保険 基準料率(2026年4月)
- 芦屋市 軽自動車税の税率
- バージンBMW S 1000 R 試乗
- Motor-Fan S 1000 R 試乗
- モーサイ M 1000 R 試乗
- ヤングマシン M 1000 R 試乗
- バイク王&カンパニー 2025年11月期 第3四半期決算短信(業者オークション相場)
※この記事は2026年10月21日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
← 記事一覧へ




