ヤマハ MT-10、標準とSPは何が違う? 2026年最新、26万4,000円で付くオーリンズの電子制御サス
この記事の要点
- MT-10は192万5,000円(3色)、SPは218万9,000円(1色)。 997cm³・166PSは共通
- SPはオーリンズの電子制御サスペンション。 標準はKYBの調整式サスペンション
- 6軸IMU、上下クイックシフター、クルーズコントロール、カラーTFTは2台とも標準。2027年1月から、ヤマハの401cc以上はYSPで扱う
ヤマハのMT-10は、YZF-R1と同じ形式のクロスプレーン4気筒(997cm³)を、カウルの無いネイキッドの車体に積んだバイク。最高出力は166PSで、最大トルクはR1より低い9,000rpmで出る。
価格はMT-10が192万5,000円、MT-10 SPが218万9,000円。エンジン、6軸IMUの電子制御、上下に使えるクイックシフター、クルーズコントロールは2台とも同じ。26万4,000円の差で付くのは、オーリンズの電子制御サスペンションと、SP用の外装だ。
オーリンズのために26万円を足すか。SPの試乗で心が動いた日に、いまの愛車の買取額を知っていれば、その場で答えを出せる。

店長、この顔、ちょっと怖いです! 虫みたい
それがいいのよ。R1と同じ形式の4気筒を、カウル無しで積んでいるんだもの
カウルが無いと、何が変わるんですか?
風よけが無くなって、エンジンもフレームも丸見えになる。そのむき出しの感じがいいの。私はR1よりこっちのほうが好きかもしれない
MT-10って、どんなバイク?
いまのMT-10は、2022年10月に日本で発売された型。このとき排出ガス規制に対応して出力が上がり、6軸IMUの電子制御、上下クイックシフター、標準モデルのカラーTFT、SPの新しい電子制御サスペンションが付いた。
以下は2025年モデルの主要スペック。
| 項目 | MT-10 | MT-10 SP |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,925,000円 | 2,189,000円 |
| エンジン | 水冷 直列4気筒 997cm³(クロスプレーンクランク) | 同左 |
| 最高出力 | 122kW(166PS)/11,500rpm | 同左 |
| 最大トルク | 112N·m/9,000rpm | 同左 |
| 変速 | 6速MT(上下クイックシフター付き) | 同左 |
| 全長×全幅×全高 | 2,100×800×1,165mm | 同左 |
| シート高 | 835mm | 835mm |
| 車両重量 | 212kg | 214kg |
| 燃料タンク | 17L(プレミアム) | 同左 |
| WMTC燃費 | 15.6km/L | 同左 |
| タイヤ | 前120/70ZR17/後190/55ZR17 | 同左 |
R1の最大トルクは11,500rpmで出るので、MT-10のほうが低い回転で最大の力が出る。
R1と同じ形式のエンジンなのに、性格が違うんですね
出力の数字はR1より低いけど、ふだん使う回転で力があるほうが、公道では楽しいわ
標準とSP、26万4,000円で何が変わる?
| 項目 | MT-10 | MT-10 SP |
|---|---|---|
| サスペンション | KYB(前は倒立カートリッジ)、調整式 | オーリンズ S-EC 2.0(電子制御) |
| サスペンションの調整 | 調整式 | 自動と手動の設定を選べる |
| 外装 | 標準 | SP用のアンダーカウルなど |
| 車両重量 | 212kg | 214kg |
| カラー | 3色 | 1色 |
SPのサスペンションは電子制御で、自動の設定と、自分で決める手動の設定を選べる。
標準のKYBも調整式で、自分の好みに合わせて設定を変えられる。サスペンションを自分で触るのが好きな人なら、標準でも楽しめる。
2kg重くなって26万円……わたしには違いが分からなそうです
SPに乗った人の評価だと、段差を越えたときの突き上げがよく丸められているそうよ。標準と並べて乗った話じゃないから、差は自分の体で確かめるしかないわね

2台に共通する装備
| 装備 | MT-10/SP |
|---|---|
| IMU | 6軸 |
| ABS | BC1/BC2(BC2はバンク角を考慮) |
| トラクションコントロール | バンク角対応のTCS |
| スライド制御 | SCS |
| ウイリー制御 | LIF |
| エンジンブレーキ制御 | EBM |
| クイックシフター | アップ・ダウン |
| クルーズコントロール | 標準 |
| スピードリミッター | 可変式 |
| メーター | 4.2インチ カラーTFT |
| 灯火 | LED |
| フロントブレーキ | 320mmダブルディスク、ラジアルマウント4ピストン(マスターシリンダーはブレンボ) |
| グリップヒーター | 用品 |
標準のMT-10にも、6軸IMUを使った電子制御が一通りそろっている。 クルーズコントロールと可変スピードリミッターが付くので、高速道路での移動も楽になる。
グリップヒーターは用品。冬も乗るなら、用品代を予算に入れておきたい。
カラーは標準が3色、SPは1色
| モデル | カラー | 価格(税込) | 発売日 |
|---|---|---|---|
| MT-10 | マットライトグレーメタリック4 | 1,925,000円 | 2025年5月30日 |
| MT-10 | ディープパープリッシュブルーメタリックC | 1,925,000円 | 2025年5月30日 |
| MT-10 | マットダークグレーメタリック6 | 1,925,000円 | 2025年5月30日 |
| MT-10 SP | ブルーイッシュホワイトメタリック2 | 2,189,000円 | 2025年5月16日 |
※2025年モデル。バイクは年式で色が入れ替わる
SPは白系の1色だけ。 青やグレーが欲しいなら標準になる。
SPの白、きれいです。でも青も捨てがたいです
私は青。ヤマハのネイキッドは、青がいちばん悪そうに見えるわ
この3年で、何が変わった?
| 発売 | 変わったこと |
|---|---|
| 2022年10月 | いまの型。排出ガス規制に対応して出力アップ。6軸IMU、上下クイックシフター、標準モデルにカラーTFT、SPに新しい電子制御サス |
| 2024年1月 | 標準モデルに新色 |
| 2025年5月 | 標準モデルに新色。SPは色を継続 |
2024年と2025年の発表は、どちらも色の入れ替えだった。
走りは、どう評価されている?
いまの型に乗った評価では、強い加速を持ちながら、スロットルと電子制御のおかげで扱いやすいという声が共通している。
SPの電子制御サスペンションは、段差のショックをよく吸収し、乗り心地と安定性がいいと書かれている。これはSPの評価で、標準モデルの乗り心地とは別の話だ。
重さはそれなりに感じるが、車体の前のほうが絞り込まれた形なので、足つきは数字の印象より悪くないという評価もある。シート高は835mm。体格で感じ方が変わるので、販売店でまたがって確かめたい。
166PSって、ネイキッドだと風で飛ばされそうです
166PSを全部使える道なんて、日本の公道には無いわ。風で飛ばされる心配より、免許の点数が飛ぶ心配が先よ
同じヤマハのMT-09、カワサキ Z H2と比べると
| モデル | 価格(税込) | エンジン | 最高出力 | シート高 | 車両重量 |
|---|---|---|---|---|---|
| ヤマハ MT-10 | 1,925,000円 | 直列4気筒 997cm³ | 166PS | 835mm | 212kg |
| ヤマハ MT-09 | 1,254,000円 | 直列3気筒 888cm³ | 120PS | 825mm | 193kg |
| カワサキ Z H2 SE | 2,475,000円 | 直列4気筒 998cm³(スーパーチャージャー) | 200PS | 830mm | 241kg |
MT-09より67万1,000円高く、46PS強く、19kg重い。 Z H2 SEはスーパーチャージャーで200PSを出す、さらに上のネイキッドだ。MT-10は、その間に入る。
どんな人に合う?
| こんな人は | 合うのは |
|---|---|
| R1と同じ形式の4気筒を、カウルの無い車体で乗りたい | MT-10 |
| サスペンションを自分で調整したい | MT-10(標準) |
| 乗り心地を電子制御に任せたい | MT-10 SP |
| 青やグレーの車体が欲しい | MT-10(標準) |
| もう少し軽く、安いネイキッドがいい | MT-09 |
大型二輪だから発生するお金の話
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車検 | あり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 必要な免許 | 大型二輪(MT。AT限定では乗れない) |
| 軽自動車税 | 年6,000円 |
| 重量税 | 新車時5,700円(3年分)/継続3,800円(2年分) |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
| 燃料 | プレミアム(ハイオク) |
※税率・保険料は改正されることがある
2027年1月から、ヤマハの401cc以上の新車はYSPの扱いになる。 MT-10もその対象だ。YSP以外の店にある在庫は、2027年以降も売られる。

SPに傾いたときの26万円を、どこから持ってくるか
グリップヒーターを付けて標準、で決めてたんですけど……
SPの試乗車に一度乗ると、その決心は案外もろいわよ
もろかったら困ります。下取りの金額なんて、買うときにお店で聞けばいいかなって
お店で聞けば、手間は1回で済むわね。ただ、業者のオークションでは海外向けの買い手まで加わっていて、値段が高い水準のままなの。同じ1台でも、下取りより買取に出したほうが金額は伸びる。売れたお金は、そのままSPとの差額に充てられるから、26万円のうち自分で足す分が減るでしょう
それなら、SPにするかどうかも落ち着いて決められそうです
でしょう。金額を出してもらうだけなら一円もかからないわ。乗り換えるかどうかは、そのあとでいい
📌 まとめ
- MT-10は997cm³・166PSで192万5,000円、SPは218万9,000円
- SPはオーリンズの電子制御サスペンションとSP用の外装。6軸IMU・上下クイックシフター・クルーズは2台とも標準
- 2027年1月から、ヤマハの401cc以上はYSPで扱う
標準で決めてたのに、白を見たら負けました。わたしはSPの白です。顔はきつめだけど、白なら少しやさしく見えるので
やさしく見せたいなら、そもそもMT-10を選ばないのよ。私は青の標準。KYBを自分でいじって、どこまで詰められるか試したいわ
その『試したい』に、週末が全部消えそうです
よくある質問
MT-10とYZF-R1のエンジンは同じ?
どちらも997cm³のクロスプレーン4気筒です。MT-10は166PSで、最大トルクを9,000rpmで出します。
MT-10とSPで、出力は違う?
同じ166PSです。違うのはサスペンションで、SPはオーリンズの電子制御サスペンションが付きます。
AT限定の大型二輪免許で乗れる?
乗れません。MT-10は手でクラッチを操作する6速MTです。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
年式・走行距離・状態で変わります。先に買取の目安を見ておくと、標準とSPの差26万4,000円をどこまで埋められるかが分かります。
この記事で参照した情報源(17件)
- ヤマハ MT-10(公式)
- ヤマハ MT-10 特徴(公式)
- ヤマハ MT-10 2022年モデル 発表
- ヤマハ MT-10 2024年モデル 発表
- ヤマハ MT-10 取扱説明書
- ヤマハ MT-10 2025年モデル 発表
- ヤマハ 2027年からの販売体制(2026年5月18日)
- ヤマハ MT-09(公式)
- カワサキ Z H2 SE 2027年モデル(公式)
- 国土交通省 東北運輸局 二輪車の区分
- 警察庁 運転免許の区分(2025年通達)
- 国土交通省 自賠責保険料
- 改定後の自賠責保険料一覧
- 勝浦町 軽自動車税(種別割)税率表
- webオートバイ MT-10 SP 試乗
- Motor-Fan MT-10 試乗
- バイク王&カンパニー 2025年11月期 第3四半期決算短信(業者オークション相場)
※この記事は2026年10月10日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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