ドゥカティ スクランブラーとヤマハ XSR700はどっちを選ぶ? 2026年最新、同じ73PSの2台の価格・重さ・足つきの違い
この記事の要点
- 足つきと電子制御で選ぶならスクランブラー。 シート高795mmで、コーナリングABSとトラクションコントロールが付く
- 37万9,000円安く済ませたいならXSR700(100万1,000円)。 シート高は835mm
- スクランブラー アイコンは138万円(黒いダークは123万円)。 最高出力は2台とも73PS
ドゥカティのスクランブラー アイコン(Scrambler Icon)とヤマハのXSR700は、どちらも最高出力73PSの、2気筒のネオクラシック。数字は同じでも、スクランブラーは空冷のL型2気筒、XSR700は水冷の直列2気筒で、エンジンの作りが違う。
価格はスクランブラー アイコンが138万円、XSR700が100万1,000円で、差は37万9,000円。黒い「アイコン ダーク」なら123万円で、差は22万9,000円まで縮まる。
37万9,000円の差。いまのバイクが高く売れれば、ドゥカティのエンブレムまで手が届く。


店長、スクランブラーとXSR700、どっちも丸いライトでかわいいです……
しかも最高出力は、2台とも73PS。数字だけ見たら双子ね
じゃあ、安いXSR700でいいんじゃないですか?
そう簡単でもないの。エンジンの作りも、足つきも、装備も違うわ
2台の主要スペック
| 項目 | スクランブラー アイコン | ヤマハ XSR700 |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,380,000円(ダークは1,230,000円) | 1,001,000円 |
| エンジン | 空冷 L型2気筒 803cc | 水冷 直列2気筒 688cc |
| 最高出力 | 73PS/8,250rpm | 73PS/8,750rpm |
| 最大トルク | 65.2N·m/7,000rpm | 67N·m/6,500rpm |
| シート高 | 795mm | 835mm |
| 重さ | 176kg(燃料を除く装備重量) | 188kg(車両重量) |
| 燃料タンク | 14.5L | 13L |
最高出力は同じ73PSで、最大トルクはXSR700が1.8N·m大きい。 排気量はスクランブラーのほうが115cc大きいが、出力の数字はほとんど並ぶ。
重さは、スクランブラーが燃料を除いた装備重量、XSR700が車両重量で、量り方が違う。数字の差をそのまま比べることはできない。
排気量が違うのに、ほとんど同じ数字なんですね!
そう。だから、選ぶ決め手は数字の外にあるの
いちばんの違いは、空冷のL型か、水冷の直列か
スクランブラーのエンジンは、空冷のL型2気筒。ドゥカティが長く使ってきたデスモドロミックで、バルブをばねではなくカムで閉じる。1気筒あたり2バルブの、シンプルな作りだ。
XSR700のエンジンは、水冷の直列2気筒「CP2」。クランクの角度を270度にずらしていて、ヤマハのMT-07と同じ系統のエンジンになる。
| 項目 | スクランブラー アイコン | ヤマハ XSR700 |
|---|---|---|
| 冷却 | 空冷 | 水冷 |
| 気筒の並び | L型(90度) | 直列(270度クランク) |
| バルブの仕組み | デスモドロミック・2バルブ | 4バルブ |
| 変速機 | 6速 | 6速 |
空冷と水冷って、乗って違いが分かるものですか?
乗った感じは、次の評価を見るのがいいわ。ただ、見た目はまず違うわね。空冷はフィンが並んでいて、それだけで絵になるのよ
走りは、どう評価されている?
スクランブラーの試乗記では、引き起こしや切り返しの軽さ、足つきの親しみやすさ、低い速度でも扱いやすいトルクがそろって挙がっている。幅の広いハンドルで、上体を起こして楽に乗れることも共通の評価だ。
XSR700の試乗記では、低い回転から中くらいの回転でのトルクの扱いやすさと、鼓動のあるエンジンが評価されている。軽く曲がることも、2つの試乗記に共通する点だ。
2台とも、上体を起こして乗れる、軽く曲がる、という評価は似ている。 試乗の評価で差が付きにくいぶん、シート高の40mmの差が目立ってくる。
乗った感じも、似ているんですね
似ているなら、あとはまたがって、好きな音のほうを選べばいいわ
装備はどこが違う?
| 装備 | スクランブラー アイコン | ヤマハ XSR700 |
|---|---|---|
| ABS | コーナリングABS | ABS |
| メーター | 4.3インチのTFT | 丸い反転表示のLCD |
| 前サスペンション | KYB 径41mm 倒立 | 正立フォーク |
| 後ろサスペンション | KYB(プリロード調整) | リンク式 |
スクランブラーは、曲がりながらでも効き方を調整するコーナリングABSに加えて、走りのモード(ロード/スポーツ)と、後輪の空転を抑えるトラクションコントロールを持つ。 メーターは4.3インチのカラー液晶で、スマートフォンとつなぐ機能にも対応する。クイックシフターはオプションで付けられる。前ブレーキは径330mmのディスク1枚だ。
XSR700も、ABSは標準で付く。メーターは丸い反転表示の液晶で、ヘッドライトなどの灯火はLED。前のサスペンションは正立のフォークになる。
メーターの形も、ぜんぜん違うんですね
スクランブラーはカラー液晶、XSR700は丸い液晶。毎回目に入る場所だから、好みで選んでいいわ

2台とも、ここ数年で変わった
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2022年4月 | XSR700:排ガス対応、ブレーキ・灯火・メーターを更新 |
| 2023年10月 | スクランブラー:いまの世代が日本で発売 |
| 2025年4月 | スクランブラー:黒い「アイコン ダーク」が日本で発売 |
| 2025年8月 | XSR700:白のラインを変え、青を追加(価格は据え置き) |
| 2026年4月 | スクランブラー:「ナイトシフト」に緑の新色 |
スクランブラーは、2023年10月に日本で発売されたいまの世代。 アイコンのほかに、低いハンドルの「フルスロットル」(159万円)と、スポークホイールの「ナイトシフト」(159万円)があり、2025年4月に黒いダークが加わった。フルスロットルは、上げ下げできるクイックシフターが標準だ。
アイコンだと、138万円出してもクイックシフターは別売りなのね
XSR700は、2022年に更新された形が続いている。 2025年8月の変更は色で、価格は100万1,000円のまま。色は白と青の2つになる。エンジンや車体の基本は、MT-07の部品をもとにしたスポーツヘリテージの作りだ。
スクランブラーのアイコンは、外装のカバーを付け替えて色を変えられるのも特徴で、赤と黄色は同じ138万円になる。
スクランブラーは、選べる仕様がたくさんあるんですね
アイコンだけで決めずに、ダークとフルスロットルも並べて見なさい
足つきと重さ
| 項目 | スクランブラー アイコン | ヤマハ XSR700 |
|---|---|---|
| シート高 | 795mm | 835mm |
| 重さ | 176kg(燃料を除く装備重量) | 188kg(車両重量) |
| ホイールベース | 1,449mm | 1,405mm |
シート高は、スクランブラーのほうが40mm低い。 純正のローシートを付けると、さらに15mm下がって780mmになる。同じスクランブラーでも、ナイトシフトは182kgで、アイコンより6kg重い。
XSR700のシート高は835mm。車両重量は188kgだ。
795mmなら、わたしでも足が届きそうです
シート高の数字だけなら、スクランブラーの勝ちね。でも、体格で感じ方は変わるから、またがって確かめなさい
燃費とガソリン
XSR700の燃費は、WMTCモードで1Lあたり24.6km。60km/hで走ったときの定地燃費は40.0km/Lで、指定の燃料はレギュラーガソリンだ。タンクは13L。
スクランブラーのタンクは14.5Lで、XSR700より1.5L大きい。
レギュラーで走れるのは、毎月うれしいですね
通勤で毎日乗るなら、燃費の数字は見ておきたいわね
2台とも車検あり。お金の話は共通
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要な免許 | 大型二輪(MT) |
| 車検 | あり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 軽自動車税 | 年6,000円 |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
| スクランブラーのメーカー保証 | 24か月(走行距離の制限なし) |
※税率・保険料は改正されることがある
2台とも250ccを超えるので車検があり、400ccを超えるので大型二輪の免許が必要。 軽自動車税や自賠責は、どちらを選んでも同じだ。
どっちが、どんな人に合う?
スクランブラー アイコンが合うのは、 足つきを重視する人、空冷のL型2気筒の見た目に惹かれる人、コーナリングABSやトラクションコントロールが欲しい人。黒い外装でよければ、ダークで15万円安くなる。
XSR700が合うのは、 少しでも安く買いたい人、毎日の足にもしたい人、シンプルな装備で十分な人。
37万9,000円の差は、いまのバイクで埋められるか
XSR700なら100万円で買えるけど、スクランブラーは138万円……
売った額は、そのまま買うほうの予算に乗るでしょう。その差を、いまのバイクでどこまで埋められるかよ
わたしのエストレヤで、足りるでしょうか
足りるかどうかは、査定を取らないと分からないわ。業者どうしのオークションは、輸出もあって高い水準を保っているの。お店の下取りと、買取店の査定を両方取って、高いほうで計算しなさい
売るかどうか、まだ決めてないんですけど……
決めるのは額を見てからでいいの。値段で選んで、あとからエンブレムをうらやむのは、もったいないもの
📌 まとめ
- スクランブラー アイコンは138万円(ダークは123万円)、XSR700は100万1,000円。 最高出力は2台とも73PS
- 足つきと電子制御ならスクランブラー。 シート高は795mmで、コーナリングABSとトラクションコントロール付き
- 価格ならXSR700。 100万1,000円で、差は37万9,000円
わたしはスクランブラーにします。足が届くし、黄色がかわいいので
私はXSR700の青。鼓動のある直列2気筒も、捨てがたいの
店長、ドゥカティにしないんですか?
たまには逆を選ぶのよ。空冷のL型か、水冷の直列か。最後は、エンジンをかけた音で決めなさい
よくある質問
スクランブラーとXSR700の価格差は?
スクランブラー アイコンが138万円、XSR700が100万1,000円で、差は37万9,000円です(税込)。アイコン ダークは123万円です。
スクランブラーとXSR700は、どっちが速い?
最高出力は2台とも73PSです。最大トルクは、スクランブラーが65.2N·m、XSR700が67N·mです。
足つきがいいのはどっち?
シート高はスクランブラーが795mm、XSR700が835mmです。スクランブラーは純正ローシートで780mmになります。
スクランブラーとXSR700の免許は?
どちらも大型二輪の免許(MT)が必要です。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
年式や走行距離、状態によって変わります。いまの1台の目安が分かれば、XSR700にするか、スクランブラーまで選ぶかを決めやすくなります。
この記事で参照した情報源(20件)
- ドゥカティ スクランブラー(公式)
- ドゥカティ スクランブラー ナイトシフト 日本発売(公式)
- ドゥカティ スクランブラー 純正ローシート(公式)
- ドゥカティ 一部モデルのメーカー希望小売価格改定(公式)
- ドゥカティ 保証(公式)
- ヤマハ XSR700(公式)
- ヤマハ XSR700 特徴・装備(公式)
- ヤマハ発動機 XSR700 2025年モデル
- ヤマハ発動機 XSR700 改良モデル(2022年)
- ヤマハ レンタルバイク XSR700
- Webike スクランブラー アイコン 試乗
- モーサイ スクランブラー アイコン 試乗
- webオートバイ XSR700 試乗
- ヤングマシン XSR700 試乗
- ヤングマシン XSR700 2025年モデル
- バイクブロス XSR700 カタログ
- 警察庁 二輪車の免許区分
- 国土交通省 自賠責保険料
- 損害保険料率算出機構 自賠責保険 基準料率(2026年4月)
- バイク王&カンパニー 2025年11月期 第3四半期決算短信(業者オークション相場)
※この記事は2026年10月23日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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