ドゥカティ モンスターとヤマハ MT-09はどっちを選ぶ? 2026年最新、2気筒と3気筒の価格・馬力・シート高の違い
この記事の要点
- 足つきで選ぶならモンスター+(169万円)。 日本仕様のシート高は775mmで、MT-09より50mm低い
- 価格・出力・クルーズコントロール標準ならMT-09(125万4,000円・120PS)。 AT限定の免許なら、MT-09 Y-AMT(136万4,000円)
- 排気量は890ccと888ccで、ほぼ同じ。 モンスター+は2気筒・111PS、MT-09は3気筒
ドゥカティのモンスター+(Monster+)とヤマハのMT-09は、どちらも900cc前後のエンジンを積むスポーツネイキッド。モンスターは890ccの2気筒、MT-09は888ccの3気筒で、排気量はほとんど同じだ。
価格はモンスター+が169万円、MT-09が125万4,000円で、差は43万6,000円。上級の「MT-09 SP」(144万1,000円)と比べると、差は24万9,000円になる。
43万6,000円の差。いまのバイクが高く売れれば、イタリアの2気筒にも手が届く。


店長、モンスターとMT-09、排気量がほとんど同じです……
でも気筒の数が違うの。モンスターは2つ、MT-09は3つよ
数が違うと、何が変わるんですか?
エンジンの回り方と音ね。最高出力が出る回転数も、MT-09のほうが1,000rpm高いわ
2台の主要スペック
| 項目 | ドゥカティ モンスター+ | ヤマハ MT-09 |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,690,000円(赤) | 1,254,000円 |
| エンジン | 水冷 V型2気筒 890cc | 水冷 直列3気筒 888cc |
| 最高出力 | 111PS/9,000rpm | 120PS/10,000rpm |
| 最大トルク | 91.1N·m/7,250rpm | 93N·m/7,000rpm |
| シート高 | 775mm(日本仕様) | 825mm |
| 重さ | 175kg(燃料を除く装備重量) | 193kg(車両重量) |
| 燃料タンク | 14L | 14L |
最高出力はMT-09が9PS高く、最大トルクも1.9N·m大きい。 タンクは2台とも14Lで同じだ。
重さは、モンスター+が燃料を除いた装備重量、MT-09が車両重量で、量り方が違う。数字の差を、そのまま重さの差として比べることはできない。
MT-09のほうが安いのに、馬力は上なんですね!
数字ではそうね。でも、足つきはモンスター+のほうが50mm低いわ
いちばんの違いは、2気筒か3気筒か
モンスター+のエンジンは、ドゥカティの新しい890ccのV型2気筒。バルブをばねで閉じるスプリング式で、吸気のタイミングを変える仕組みを持つ。パニガーレV2やムルティストラーダV2と同じ系統だ。
MT-09のエンジンは、888ccの直列3気筒「CP3」。ヤマハのXSR900やトレーサー9 GTにも使われている系統のエンジンになる。
| 項目 | モンスター+ | MT-09 |
|---|---|---|
| 気筒の並び | V型2気筒(90度) | 直列3気筒 |
| 最高出力の回転数 | 9,000rpm | 10,000rpm |
| 最大トルクの回転数 | 7,250rpm | 7,000rpm |
| 変速機 | 6速 | 6速 |
最大トルクが出る回転数は、2台ともほぼ同じ。 最高出力が出る回転数は、MT-09のほうが1,000rpm高い。
エンジンの違いは、乗ってみないと分からなさそうです……
そうね。数字は近いから、あとは乗った人の評価と、自分でまたがった感じで決まるわ
走りは、どう評価されている?
モンスター+の試乗記では、コンパクトな車体と足つき、軽い操作感、街での乗りやすさがそろって挙がっている。穏やかに扱える一方で、回したときのスポーツらしさも残っている、という点も2つの試乗記で共通だ。
MT-09については、3気筒の力強さに加えて、改良で変わった乗る姿勢と車体の扱いやすさが挙がっている。SPは、街の段差やうねりにも足まわりがよくついていくという評価だ。
モンスターは街で乗りやすくて、MT-09は力強い、という感じですね
ざっくり言えばね。どちらも、街で使えるわ
装備はどこが違う?
| 装備 | モンスター+ | MT-09 |
|---|---|---|
| ライディングモード | スポーツ/ロード/アーバン/ウェット | スポーツ/ストリート/レイン+カスタム |
| ABS | コーナリングABS | ABS |
| クイックシフター | 上げ下げ両方(DQS 2.0)が標準 | 上げ下げ両方が標準 |
| クルーズコントロール | オプション | 標準 |
| メーター | 5インチのTFT | 5インチのTFT |
クイックシフターは、2台とも上げ下げ両方が標準。 メーターも2台とも5インチのカラー液晶だ。モンスター+は、後輪の空転を抑える制御や、前輪が浮くのを抑える制御、エンジンブレーキの効き方を変える制御も持つ。MT-09も、6軸の姿勢センサーと連動して、後輪の空転や横すべり、前輪の浮き上がりを抑える。
違いが出るのは、クルーズコントロールとUSB電源。MT-09は標準で、モンスター+はどちらもオプションになる。スマートフォンとつなぐ機能も、MT-09は標準、モンスター+はオプションだ。
169万円出して、クルーズコントロールはオプション。そこは潔いわね
モンスター+の前ブレーキは、ブレンボのM4.32に径320mmのディスク2枚だ。
高速道路をよく走るなら、MT-09のほうが楽そうですね
クルーズコントロールが最初から付いているのは、長い距離を走る人にはうれしいわね

2台とも、ここ2年で変わった
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2024年 | MT-09:改良モデルが登場。同じ年にSPとY-AMTも加わる |
| 2025年4月 | MT-09:2025年モデル(3色)が発売 |
| 2025年10月 | モンスター:890ccの新しい世代を発表 |
| 2026年6月21日 | モンスター+:新しい世代が日本で発売 |
| 2026年7月25日 | モンスター+:「スポーツ」の色が日本で発売 |
モンスターは、2026年に890ccの新しい世代に変わったばかり。 新しい世代で日本に入ったのは、小さなカウルとタンデムシートのカバーを持つ「モンスター+」で、色は赤(169万円)、白(171万円)、スポーツ(179万円)がある。
MT-09は、2024年の改良で乗る姿勢や車体が新しくなった。 色は3つで、どれも125万4,000円だ。
モンスターは、出たばかりの新しいモデルなんですね
そう。新しい世代を選ぶか、こなれたMT-09を選ぶかという見方もできるわ
MT-09には、SPとY-AMTもある
| 項目 | MT-09 | MT-09 SP | MT-09 Y-AMT |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,254,000円 | 1,441,000円 | 1,364,000円 |
| 車両重量 | 193kg | 194kg | 196kg |
| 必要な免許 | 大型二輪(MT) | 大型二輪(MT) | 大型二輪(AT限定でも可) |
MT-09 SPは、モンスター+より24万9,000円安く、後ろにオーリンズのサスペンションを持つ。 前ブレーキはブレンボのスタイルマで、サーキットで使う「トラック」のモードも加わる。
MT-09 Y-AMTは、クラッチ操作と変速を機械が受け持つ仕様。 クラッチレバーと足のシフトペダルが無く、自動で変速するモードと、左手のスイッチで変速するモードを切り替えられる。大型二輪のAT限定の免許でも乗れる。
クラッチの無い900ccがあるんですね!
AT限定の免許なら、選べるのはY-AMTだけよ。モンスター+も、ほかのMT-09も、MTの免許がいるの
足つきと重さ
日本のモンスター+は、ローシートとローサスペンションを組み合わせた状態で、シート高775mm。 海外向けの基本の815mmより40mm低い。MT-09のシート高は825mmで、モンスター+より50mm高い。
モンスター+の重さは175kg(燃料を除く装備重量)。MT-09は193kgで、これはガソリンを入れた状態の重さになる。前後のホイールの間の長さは、モンスター+が1,492mm、MT-09が1,430mmで、モンスター+のほうが62mm長い。
775mmなら、わたしでも両足が届きそうです
足つきで選ぶなら、数字の上ではモンスター+ね。またがって確かめなさい
燃費とガソリン
MT-09の燃費は、WMTCモードで1Lあたり21.1km。指定の燃料はハイオクだ。モンスター+の燃費は、欧州の基準で100kmあたり5.2L。量り方が違うので、2台の数字をそのまま比べることはできない。
2台とも車検あり。お金の話は共通
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要な免許 | 大型二輪(MT)。MT-09 Y-AMTはAT限定でも可 |
| 車検 | あり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 軽自動車税 | 年6,000円 |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
※税率・保険料は改正されることがある
2台とも250ccを超えるので、車検がある。 軽自動車税と自賠責は、どちらを選んでも同じだ。
どっちが、どんな人に合う?
モンスター+が合うのは、 足つきを重視する人、ドゥカティの2気筒に乗りたい人、街での乗りやすさを大切にする人。
MT-09が合うのは、 少しでも安く買いたい人、3気筒の力強さが好きな人、クルーズコントロールを標準で欲しい人。AT限定の免許なら、Y-AMTが選べる。
43万6,000円の差は、いまのバイクで縮まる
MT-09なら125万円、モンスターは169万円……
差は、いまのバイクを売った額で縮められるわ。売った額は、そのまま買うほうの予算に乗るでしょう
お店で下取りに出したら、それで終わりですよね?
終わりにしないの。業者どうしのオークションは、輸出もあって高い水準を保っているわ。下取りの額を聞いたら、買取店にも見せて、2つを比べなさい
査定って、見るだけでもいいんですか?
いいのよ。お金はかからないわ。足つきで選んだ1台を、値段であきらめないことね
📌 まとめ
- モンスター+は169万円・111PS、MT-09は125万4,000円・120PS。 排気量はほぼ同じ
- 足つきならモンスター+。 日本仕様のシート高は775mmで、MT-09より50mm低い
- 価格とクルーズコントロールならMT-09。 AT限定の免許なら、MT-09 Y-AMT
わたしはモンスターにします。足が届くのが、いちばん大事なので
私はMT-09 SP。オーリンズで、3気筒を振り回したいの
店長、MT-09のSPなんですか? モンスターは?
好きなものを選ぶのよ。775mmと825mm。まずは両方にまたがって、足もとから決めなさい
よくある質問
モンスターとMT-09の価格差は?
モンスター+が169万円(赤)、MT-09が125万4,000円で、差は43万6,000円です(税込)。
モンスターとMT-09は、どっちが速い?
最高出力はMT-09が120PS、モンスター+が111PSです。最大トルクは、MT-09が93N·m、モンスター+が91.1N·mです。
足つきがいいのはどっち?
日本のモンスター+はシート高775mm、MT-09は825mmです。
AT限定の免許で乗れるのは?
MT-09 Y-AMTは、大型二輪のAT限定の免許でも乗れます。モンスター+と、MT-09・MT-09 SPは、大型二輪(MT)の免許が必要です。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
年式や走行距離、状態によって変わります。いまの1台の目安が分かれば、MT-09にするか、モンスター+まで選ぶかを決めやすくなります。
この記事で参照した情報源(23件)
- ドゥカティ モンスター(公式)
- ドゥカティ 新型モンスター+ 日本発売(公式)
- ドゥカティ 新型モンスター(公式)
- ドゥカティ 新V2エンジン(公式)
- ドゥカティ 保証(公式)
- ヤマハ MT-09(公式)
- ヤマハ MT-09 特徴・装備(公式)
- ヤマハ MT-09 Y-AMT(公式)
- ヤマハ MT-09 Y-AMT 特徴・装備(公式)
- ヤマハ MT-09 Y-AMT 環境情報(公式)
- ヤマハ MT-09 取扱説明書(2025年モデル)
- ヤマハ発動機 MT-09 2025年モデル
- ヤマハ発動機 MT-09 SP 発売(2024年)
- Webike モンスター+ 試乗
- バージンドゥカティ モンスター 試乗
- Motor Fan MT-09 試乗
- レスポンス MT-09 試乗
- モーサイ MT-09 SP 試乗
- 警察庁 二輪車の免許区分
- 警察庁 AT限定の大型二輪免許
- 国土交通省 自賠責保険料
- 損害保険料率算出機構 自賠責保険 基準料率(2026年4月)
- バイク王&カンパニー 2025年11月期 第3四半期決算短信(業者オークション相場)
※この記事は2026年10月23日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
← 記事一覧へ




