スズキ GSX-S1000・GT・GXは何が違う? 同じ150PSの3台、2026年モデルの価格は152万9,000円から
この記事の要点
- 価格はS1000が152万9,000円、GTが168万3,000円、GXが211万2,000円。エンジン・出力・双方向クイックシフター・19Lタンクは共通
- GTとGXには、クルーズコントロール・ETC2.0・USB電源・6.5インチのTFTメーター・スマホ連携が標準。 S1000ではETC2.0とUSB電源が用品
- GXだけが電子制御サスペンション(SAES)と、車体の傾きを見て働く制御を持つ。 シート高はS1000とGTが810mm、GXが830mm
スズキ GSX-S1000・GSX-S1000GT・GSX-S1000GXは、同じ998ccの直列4気筒を積む3台だ。出力は3台とも150PS、タンクも同じ19L。
違うのは形と装備。ネイキッドのS1000が152万9,000円、フルカウルのツアラーGTが168万3,000円、背の高いクロスオーバーGXが211万2,000円。 GTとGXの差は42万9,000円で、GXには電子制御サスペンション・6軸IMUの制御・リヤキャリアなどが加わる。3台の選び分けを整理する。
3台の価格差は最大58万3,000円。いま乗っているバイクの値段しだいで、3台のどれまで手が届くかが変わる。

店長、GSX-S1000って、3種類あるんですか?
エンジンは1つで、形が3つよ。むき出しのS1000、カウル付きのGT、背の高いGXね
エンジン、全部同じなんですか?
150PSも105N·mも同じ。ついでに言うと、KATANAもこのエンジンよ
3台って、どんなバイク?
いまの世代のGSX-S1000は2021年8月、GTは2022年2月、GXは2024年1月に日本で発売された。GXは2026年モデルで、ウイングレットが加わり、電子制御サスペンションの制御も見直された。
以下は2026年モデルの主要スペック。
| 項目 | GSX-S1000 | GSX-S1000GT | GSX-S1000GX |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,529,000円 | 1,683,000円 | 2,112,000円 |
| 形 | ネイキッド | フルカウル(ツアラー) | クロスオーバー |
| エンジン | 水冷4スト DOHC 直列4気筒 998cm³ | 同じ | 同じ |
| 最高出力 | 110kW(150PS)/11,000rpm | 同じ | 同じ |
| 最大トルク | 105N·m/9,250rpm | 同じ | 同じ |
| 全長×全幅×全高 | 2,115×810×1,080mm | 2,140×825×1,215mm | 2,150×925×1,350mm |
| ホイールベース | 1,460mm | 1,460mm | 1,470mm |
| シート高 | 810mm | 810mm | 830mm |
| 最低地上高 | 140mm | 140mm | 155mm |
| 車両重量 | 214kg | 226kg | 232kg |
| 燃料タンク | 19L | 19L | 19L |
| WMTC燃費 | 16.2km/L | 16.2km/L | 16.2km/L |
| タイヤ | 前後17インチ | 前後17インチ | 前後17インチ |
GXは背が高いのに、タイヤはほかと同じ17インチなんですね
そう。Vストロームみたいに前輪を大きくして砂利道を走るバイクとは、狙いが違うの。高い目線と、長い距離を楽に走れるのが売りね
重さは、S1000とGXで18kgしか違わないんですね
GTとGXなら6kgよ。背の高さほどには、重さは変わらないわ
3台の装備は、どこで分かれる?
S1000とGTの間で「長距離の装備」が増え、GTとGXの間で「足まわりと制御」が増える。 そう考えると分かりやすい。
| 装備 | GSX-S1000 | GSX-S1000GT | GSX-S1000GX |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,529,000円 | 1,683,000円 | 2,112,000円 |
| クイックシフター | 双方向 | 双方向 | 双方向 |
| トラクションコントロール | 5段階+OFF | 5段階+OFF | 7段階+OFF(ウイリー抑制などを統合) |
| 車体の傾きを見て働くABS | ― | ― | 標準(6軸IMU) |
| クルーズコントロール | ― | 標準 | 標準(クイックシフターで変速しても解除されない) |
| サスペンション | 手動調整 | 手動調整 | 電子制御(SAES) |
| メーター | 5インチのカラーTFT | 6.5インチのカラーTFT | 6.5インチのカラーTFT |
| スマホ連携(SUZUKI mySPIN) | ― | 標準 | 標準 |
| ETC2.0 | 用品 | 標準 | 標準 |
| USB電源 | 用品 | 標準 | 標準 |
| 風よけ | なし(ネイキッド) | フルカウル+スクリーン | 高さを変えられるスクリーン+ナックルガード |
| リヤキャリア | ― | ― | 標準 |
| グリップヒーター | 用品 | 用品 | 用品 |
S1000とGTの差は15万4,000円なのに、ETCとクルーズとUSBまで付くんですね
そうよ。後から付ける手間を考えたら、GTは最初から揃っているぶん割安に見えるわ
GXは、そこからさらに42万円以上……
42万9,000円ね。変わるのは足まわりと制御だけじゃなくて、車体の高さや乗る姿勢、それにリヤキャリアまでよ

GXの電子制御サスペンションは、何をしている?
GXのサスペンション(SAES)は、走りながら硬さを自動で変える。 硬さはH・M・S・Uの4つから選べ、後輪のプリロード(荷物や2人乗りに合わせる沈み込みの調整)も自動か手動で決められる。
わたし、サスペンションの硬さとか、よく分からないです
選ぶのは硬さの段階だけでいいわ。2人乗りや荷物の多い日に向いた仕組みね
それって、旅行に行く人にはうれしいですね
そういうこと。GXは、遠くへ行く日のために42万9,000円を払うバイクよ
カラーは3台で3色ずつ
| 車種 | カラー | 価格(税込) |
|---|---|---|
| GSX-S1000 | トリトンブルーメタリック/キャンディダーリングレッド/グラススパークルブラック | 1,529,000円 |
| GSX-S1000GT | パールビガーブルー/ブリリアントホワイト/グラススパークルブラック | 1,683,000円 |
| GSX-S1000GX | ブリリアントホワイト/トリトンブルーメタリック、グラスマットメカニカルグレー、グラススパークルブラック | 2,112,000円 |
※2026年モデルの設定。バイクは年式で色が入れ替わる
GXの白と青、すごく爽やかです
私はS1000の赤ね。ネイキッドには赤がいちばん似合うわ
直近の年式で何が変わった?
| 車種・年式(発売) | 変わったこと |
|---|---|
| S1000 2025年モデル(2024年10月) | 5インチのカラーTFTメーターを採用。1,507,000円 |
| GT 2025年モデル(2024年11月) | カラー・価格変更。1,661,000円 |
| GX 2025年モデル(2025年3月) | カラー・価格変更。2,057,000円 |
| S1000・GT 2026年モデル(2025年11月) | 価格改定(各2万2,000円アップ)。S1000 1,529,000円/GT 1,683,000円 |
| GX 2026年モデル(2026年4月) | ウイングレットを追加、サスペンション制御を見直し、カラー変更。2,112,000円 |
S1000は、少し前まで液晶のメーターだったんですね
2025年モデルからカラーTFTよ。中古で探すなら、そこが年式の分かれ目ね
走りは、どう評価されている?
試乗では、3台とも同じ直列4気筒の力強さが評価されている。
GSX-S1000は、近めのハンドルで軽快に扱える。Aモードの反応は鋭いので、道によっては穏やかなモードに切り替えると乗りやすい。GTは、スポーツバイク由来のエンジンの勢いとツーリング向きの滑らかさを両立し、ツアラーでも曲がるときの操作は軽快という評価だ。
GXは、電子制御サスペンションのおかげで、スポーティに走れて長距離も快適だという評価だ。上体を起こした姿勢も長距離向きの長所として挙がる。一方で、サスペンションの設定しだいで印象が変わるので、自分の速度や路面に合う設定を選ぶ必要がある。
足つきはシート高の数字だけでなく、座面の形や姿勢で変わる。GXは830mmでほかの2台より高いので、まずGXにまたがって確かめたい。
830mm、わたしには高いかもしれないです
なら、まずGTね。同じエンジンで、シートは20mm低いわ
大型二輪だから発生するお金の話
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車検 | あり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 必要な免許 | 大型二輪(クラッチ付きのMTなのでAT限定では乗れない) |
| 軽自動車税 | 年6,000円 |
| 重量税 | 新車時5,700円(3年分)/継続3,800円(2年分) |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
| ファミリーバイク特約 | 使えない(125cc以下が対象) |
※税率・保険料は改正されることがある
3台で、維持費は変わりますか?
税金も車検も燃費も同じよ。S1000を選ぶなら、ETCとUSBを後から付ける費用だけ見込んでおきなさい

S1000・GT・GXの階段を、どこまで上がるか
S1000とGXで、58万円も違うんですね。真ん中のGTでも、15万円以上上がりますし
階段みたいなものよ。どの段まで上がれるかは、いま乗っているバイクの値段で決まるわ
お店で下取りの額を聞けば、分かりますか?
額は聞けるけど、それが高いか安いかまでは判断できないでしょう。下取りは手続きが一度で済むぶん、金額は買取のほうが上に出やすいの。比べる数字を持っておきなさい
その数字は、どうやって?
メーカーと車種を順に選ぶと、相場の目安が出るサービスがあるわ。連絡先は要らないの。いまは業者のオークションに輸出向けの買い手もいて、相場が高い水準よ
じゃあ、思ったより上の段に行けるかもしれないんですね
GTのつもりで相場を見て、GXまで考えられることだってあるわ
📌 まとめ
- 価格はS1000が152万9,000円、GTが168万3,000円、GXが211万2,000円。150PSのエンジン・双方向クイックシフター・19Lタンクは3台共通
- GTとGXには、クルーズコントロール・ETC2.0・USB電源・6.5インチTFT・スマホ連携が標準。 S1000ではETC2.0とUSB電源が用品
- GXだけが電子制御サスペンションと6軸IMUの制御を持ち、リヤキャリアも標準。 シート高は830mmで、ほかの2台より20mm高い
わたしはGTです。GXよりシートが低くて、ETCも付いてて、いちばんちょうどいい気がします
私はS1000の赤。214kgで150PS、いちばん軽いのがいちばん速く感じるの
遠くへ行くとき、風がつらくないですか?
風を浴びるのも込みでネイキッドを選ぶのよ。つらくなったら、そのときGTを見に行けばいいわ
よくある質問
GSX-S1000・GT・GXは何が違う?
エンジン(998cc・150PS)とタンク(19L)は共通です。GTはフルカウルで、クルーズコントロール・ETC2.0・USB電源・6.5インチTFTが標準。GXはさらに電子制御サスペンション、6軸IMUを使う制御、リヤキャリアが付きます。価格はS1000が152万9,000円、GTが168万3,000円、GXが211万2,000円です。
KATANAと同じエンジン?
エンジンの型式・排気量・出力・トルクはKATANAと同じです。KATANAは専用の外装で、タンクは12Lです。
GXは未舗装路も走れる?
GXは前後17インチのホイールのクロスオーバーで、高い目線と、長い距離を楽に走れることが特徴です。前輪の大きいアドベンチャー(Vストロームシリーズなど)とは狙いが違います。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
年式・走行距離・状態で変わります。S1000・GT・GXのどこまで上がるかを決める前に、手元の1台の相場を見ておくと、比べる数字を持ってお店に行けます。
この記事で参照した情報源(25件)
- スズキ GSX-S1000 主要諸元・カラー(公式)
- スズキ GSX-S1000GT 主要諸元・カラー(公式)
- スズキ GSX-S1000GX 主要諸元・カラー(公式)
- スズキ GSX-S1000 走行性能(公式)
- スズキ GSX-S1000GT 走行性能・装備(公式)
- スズキ GSX-S1000GX 走行性能(公式)
- スズキ GSX-S1000GX 車体(公式)
- スズキ GSX-S1000 アクセサリー(公式)
- スズキ GSX-S1000 カタログ(公式)
- スズキ GSX-S1000 日本発売のお知らせ(2021年)
- スズキ GSX-S1000GT 日本発売のお知らせ(2022年)
- スズキ GSX-S1000GX 日本発売のお知らせ(2024年)
- スズキワールド GSX-S1000GX 2026年モデル案内
- スズキワールド GSX-S1000シリーズ・KATANA 2026年モデル案内
- 国土交通省 二輪車の検査
- JAF Mate 自賠責保険料の2026年11月改定
- 勝浦町 軽自動車税(種別割)税率表
- webオートバイ GSX-S1000 試乗
- Mr.Bike GSX-S1000 試乗
- MotorFan GSX-S1000GT 試乗
- webオートバイ GSX-S1000GT 試乗
- MotorFan GSX-S1000GX 試乗
- WEBヤングマシン GSX-S1000GX 試乗
- Mr.Bike GSX-S1000GX 試乗
- バイク王&カンパニー 2025年11月期 第2四半期決算短信(業者オークション相場)
※この記事は2026年10月9日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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