スズキ KATANAはGSX-S1000と何が違う? 2026年モデルの価格・タンク・15万4,000円差の中身
この記事の要点
- 価格は2色とも168万3,000円。998ccの直列4気筒で150PS、双方向クイックシフターが標準
- GSX-S1000とエンジンの型式・出力・電子制御の構成は共通。 差は外装と、タンク(KATANA 12L/S1000 19L)・シート高
- シート高825mm・215kg。大型二輪で車検あり
スズキ KATANAは、998ccの直列4気筒で150PSを出すスポーツネイキッドだ。往年の「刀」を思わせる角ばったカウルを持ち、2019年に現代版として復活した。
エンジンの型式・出力・トルクは、兄弟車のGSX-S1000と同じ。それでも価格は15万4,000円高い。 差額で変わるのは速さではなく、刀の形の外装と、タンク・シート高だ。S1000と比べながら整理する。
160万円を超える1台を選ぶなら、いま乗っているバイクの値段で、手元から出ていく額が大きく変わる。下取りの額だけ聞いて決める前に、自分で相場を見ておきたい。

店長、このバイク、カクカクしててかっこいいです
KATANAよ。昔の刀の形を、いまのバイクでやり直したの
店長がいちばん好きそうな顔ですね
当たり。直列4気筒で150PS、しかもこの顔。好きにならない理由が無いわ
KATANAって、どんなバイク?
現代版のKATANAは、2019年5月に日本で発売された。2022年2月に出た改良型は、電子制御スロットルと走行モード、双方向クイックシフターを備え、いまの形の土台になっている。
以下は2026年モデルの主要スペック。2色とも数値は同じだ。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 価格(税込) | 1,683,000円(2色とも) |
| エンジン | 水冷4スト DOHC 直列4気筒 998cm³ |
| 最高出力 | 110kW(150PS)/11,000rpm |
| 最大トルク | 105N·m/9,250rpm |
| 変速機 | 6速MT(双方向クイックシフター標準) |
| 全長×全幅×全高 | 2,130×820×1,100mm |
| ホイールベース | 1,460mm |
| シート高 | 825mm |
| 最低地上高 | 140mm |
| 車両重量 | 215kg |
| 燃料タンク | 12L |
| WMTC燃費 | 16.2km/L |
| タイヤ | 前 120/70ZR17/後 190/50ZR17 |
タンク、12Lなんですね。ちょっと小さくないですか?
小さいわ。兄弟車のGSX-S1000は19Lあるのに、こっちは12L。満タンで走れる距離はかなり短いの。遠くへ行く日は、スタンドの場所を先に調べておきなさい
店長、それでも好きなんですね
好きよ。不便なところまで含めて、この形なの
GSX-S1000と比べて、何が違う?
KATANAとGSX-S1000は、エンジンの型式・排気量・出力・トルクが同じだ。フレームはどちらもアルミのツインスパー構成で、ホイールベースの数字もそろっている。違うのは形と、それに合わせた実用面だ。
| 項目 | KATANA | GSX-S1000 |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,683,000円 | 1,529,000円 |
| 外装 | 刀を思わせる角ばったカウル | ストリートファイター型 |
| 燃料タンク | 12L | 19L |
| シート高 | 825mm | 810mm |
| 車両重量 | 215kg | 214kg |
| エンジン・電子制御・ブレーキ | 共通 | 共通 |
高いほうが、タンクが小さいんですね
そう。15万4,000円で手に入るのは出力じゃなくて、刀の形よ
わたしなら、19L入るS1000のほうが便利そうって思っちゃいます
便利さで選ぶならね。でも、ガレージで眺めて満足できるのはKATANAのほうよ

装備は、どこまで付く?
| 装備 | 内容 |
|---|---|
| クイックシフター | 双方向(シフトアップ・ダウン)。ON/OFFを切り替えられる |
| トラクションコントロール(STCS) | 5段階+OFF |
| 走行モード(SDMS) | A・B・Cの3つ。最高出力は同じで、反応の仕方が変わる |
| そのほか | アシスト&スリッパークラッチ、イージースタート、ローRPMアシスト |
| ブレーキ | 前はブレンボのラジアルマウント、ABS |
| サスペンション | 手動で調整するタイプ |
| 灯火 | LEDヘッドライト・ポジションランプ・リアコンビネーションランプ |
トラクションコントロールが5段階もあるんですね
150PSだもの。雨の日に後輪が滑りかけたとき、どこまで助けてもらうかを細かく決められるわ
カラーは2色
| カラー | 価格(税込) |
|---|---|
| ミスティックシルバーメタリック | 1,683,000円 |
| パールビガーブルー | 1,683,000円 |
※2026年モデルの設定。バイクは年式で色が入れ替わる
わたしは青です。銀より、ちょっとかわいい感じがするので
私は銀。刀なんだから、刃物の色に決まっているでしょう
店長、そこは理屈なんですね
直近の年式で何が変わった?
| 年式(発売) | 変わったこと |
|---|---|
| 2019年5月 | 現代版KATANAが日本で発売 |
| 2022年2月 | 改良型。電子制御スロットル・走行モード・双方向クイックシフターなどを備える |
| 2025年モデル(2024年10月) | カラー・価格の更新。1,661,000円 |
| 2026年モデル(2025年11月) | 価格改定。1,683,000円(前の年式から2万2,000円上がった) |
中古のKATANAも気になります。どの年式から見ればいいですか?
2022年2月の改良型より新しいかどうかを、まず見なさい。クイックシフターや走行モードが付いているかを、その年式の資料で確かめてから選ぶのよ
走りは、どう評価されている?
実際に乗った評価では、2022年の改良後は走行モードでアクセルの反応を選べるので、いつも鋭い反応のまま乗らなくていいという声が多い。速さはそのままに、扱いやすさが上がったという評価だ。
見た目は昔の名車を思わせるが、走りは現代的でスポーティだ。向きを変えるときの軽さと、安定感を評価する記事もある。昔の名前から、のんびり流すバイクを想像すると外れる。
一方で、カウルの見た目から想像するほど風よけの効果は大きくないという指摘や、足まわりはスポーツ寄りだという指摘もある。足つきもシート高の数字だけでは決まらず、シートの形や車体の幅で変わる。長い距離を楽に走りたい人ほど、またがって、できれば試乗してから決めたい。
カウルがあっても、風はけっこう来るんですか?
ツアラーじゃないもの。風を浴びるのも込みのバイクよ
同じ価格帯には、何がある?
昔の名車を思わせる見た目で、走りは現代的なスポーツバイクを並べた。
| モデル | 価格(税込) | エンジン | 最高出力 | 車両重量 |
|---|---|---|---|---|
| スズキ KATANA | 1,683,000円 | 直列4気筒 998cm³ | 150PS | 215kg |
| スズキ GSX-S1000 | 1,529,000円 | 直列4気筒 998cm³ | 150PS | 214kg |
| カワサキ Z900RS | 1,507,000円〜 | 並列4気筒 948cm³ | 116PS | 216kg |
| ヤマハ XSR900 | 1,320,000円〜 | 並列3気筒 888cm³ | 120PS | 196kg |
KATANAがいちばん高いんですね。出力はS1000と同じなのに
そういうこと。この中で150PSを出せるのは、スズキの2台だけよ
Z900RSは、丸いライトですよね。わたしはあっちの見た目も好きです
丸いライトか、角ばったカウルか。最後は顔の好みね
大型二輪だから発生するお金の話
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車検 | あり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 必要な免許 | 大型二輪(クラッチ付きのMTなのでAT限定では乗れない) |
| 軽自動車税 | 年6,000円 |
| 重量税 | 新車時5,700円(3年分)/継続3,800円(2年分) |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
| ファミリーバイク特約 | 使えない(125cc以下が対象) |
※税率・保険料は改正されることがある
150PSもあるのに、軽自動車税は年6,000円なんですね
税金は速さで決まらないの。KATANAで増えるのは、12Lのタンクで寄るスタンドの回数と、そのたびの手間ね

下取りの額を聞く前に、自分で相場を持っておく
KATANA、かっこいいけど、S1000との差が15万円って聞くと迷います。お店で下取りしてもらえば、少しは埋まりますかね?
埋まるかどうかは、言われた額が妥当かどうかで決まるのよ。相場を知らないまま下取りの額を聞いても、高いのか安いのか判断できないでしょう
たしかに……言われた数字を信じるしかないです
だから先に、自分で相場を見ておくの。メーカーと排気量と車種を選ぶだけで、登録しなくても目安が出るわ。業者間のオークションは、輸出の需要に支えられて相場が高い水準のままよ
その数字を持って、お店に行けばいいんですね
そういうこと。下取りは手続きが一度で済むけど、金額だけなら買取のほうが上に出やすいわ。差が見えれば、15万4,000円が急に小さく見えることもあるのよ
📌 まとめ
- 価格は2色とも168万3,000円。998ccの直列4気筒で150PS、双方向クイックシフター・5段階のトラクションコントロールが標準
- GSX-S1000とエンジン・電子制御は共通で、15万4,000円で変わるのは外装とタンク・シート高。 KATANAはタンク12L、S1000は19L
- 走りは現代的でスポーティという評価。風よけと足つきは、またがって確かめたい
わたしは、やっぱり便利なS1000に惹かれます。でも、見た目はKATANAが好きです
私はKATANAの銀。給油の回数が増えるくらい、この形のためなら我慢できるわ
S1000の19Lと比べたら、スタンドに寄る回数がけっこう違いそうですけど
休憩が増えると思えばいいの。そのたびに、この形を眺められるでしょう
よくある質問
KATANAとGSX-S1000は何が違う?
エンジンの型式・出力・トルクと、電子制御の構成は共通で、フレームも同じアルミのツインスパー構成です。KATANAは刀を思わせる専用の外装で、タンクは12L(S1000は19L)、シート高は825mm(S1000は810mm)です。価格は15万4,000円高い168万3,000円です。
クイックシフターは付いている?
双方向のクイックシフターが標準です。2022年2月に出た改良型が備えている装備です。
トラクションコントロールは何段階?
5段階とOFFから選べます。走行モードはA・B・Cの3つで、最高出力は同じまま、アクセルへの反応の仕方が変わります。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
年式・走行距離・状態で変わります。お店で下取りの額を聞く前に買取相場を見ておくと、その額が妥当かどうかを自分で判断できます。
この記事で参照した情報源(19件)
- スズキ KATANA 主要諸元・カラー(公式)
- スズキ KATANA 走行性能(公式)
- スズキ KATANA 車体(公式)
- スズキ KATANA 装備(公式)
- スズキ KATANA アクセサリー(公式)
- スズキ KATANA カタログ(公式)
- スズキ KATANA 日本発売のお知らせ(2019年)
- スズキ GSX-S1000 主要諸元(公式)
- Car Watch KATANA 2025年モデル
- スズキワールド GSX-S1000シリーズ・KATANA 2026年モデル案内
- カワサキ Z900RS(公式)
- ヤマハ XSR900(公式)
- 国土交通省 二輪車の検査
- JAF Mate 自賠責保険料の2026年11月改定
- 勝浦町 軽自動車税(種別割)税率表
- webオートバイ KATANA 試乗
- WEBヤングマシン KATANA 試乗(2022年6月)
- WEBヤングマシン KATANA 試乗(2022年10月)
- バイク王&カンパニー 2025年11月期 第2四半期決算短信(業者オークション相場)
※この記事は2026年10月9日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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