BMW R12 nineTとカワサキ Z900RSはどっちを選ぶ? 2026年最新、105万5,000円の差で何が違う、ボクサーと4気筒のネオクラシック比較
この記事の要点
- 予算を抑えて、ネオクラシックの定番に乗りたいならZ900RS。 150万7,000円からで、R 12 nineTより105万5,000円安い
- アルミのタンクとボクサー、シャフトドライブにお金を払う気があるならR 12 nineT
- 2台ともクイックシフター、クルーズコントロール、ETC2.0が標準。最高出力はZ900RSが116PS、R 12 nineTが109PS
BMWのR 12 nineTと、カワサキのZ900RSは、どちらも丸いライトとティアドロップ型のタンクを持つ、大型のネオクラシック。見た目の方向は近いが、エンジンはまったく違う。R 12 nineTは1,169ccの空油冷ボクサー、Z900RSは948ccの水冷4気筒だ。
価格はR 12 nineTが256万2,000円から、Z900RSが150万7,000円からで、差は105万5,000円。オーリンズとブレンボを付けたZ900RS SE(183万7,000円)と比べても、72万5,000円の差がある。
100万円の差を払えるかどうかは、いま乗っているバイクの値段で変わる。


店長、2台とも丸いライトで、レトロでかわいいです!
かわいいだけじゃないわ。片方はボクサー、片方は4気筒。エンジンの性格がまるで違うの
わたしはZ900RSが好きです。昔のバイクみたいな形で、色もきれいなので
分かりやすいわね。私はR 12 nineT。アルミのタンクに映る景色を見ているだけで、1日つぶせるわ
2台の主要スペック
| 項目 | BMW R 12 nineT | カワサキ Z900RS(標準) |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 2,562,000円〜 | 1,507,000円 |
| エンジン | 空油冷 水平対向2気筒 1,169cc | 水冷 並列4気筒 948cc |
| 最高出力 | 80kW(109PS)/7,000rpm | 116PS/9,300rpm |
| 最大トルク | 115N·m/6,500rpm | 98N·m/7,700rpm |
| 駆動 | シャフト | チェーン |
| シート高 | 795mm | 810mm |
| 車両重量 | 222kg | 216kg |
| 燃料タンク | 16L | 17L |
| WMTC燃費 | 19.6km/L | 20.5km/L |
最高出力はZ900RSが7PS高く、最大トルクはR 12 nineTが17N·m大きい。 最大トルクを出す回転は、R 12 nineTが6,500rpm、Z900RSが7,700rpmだ。
シートはR 12 nineTが15mm低く、車重はZ900RSが6kg軽い。足つきと重さは、ほとんど同じと思っていい。
数字はそんなに違わないのに、100万円も違うんですね
そう。だから、数字以外のところで何が違うかを見るの
価格の差の中身は?
R 12 nineTは、タンクがアルミ。 ホイールはOption 719のスポークで、グリップヒーターやクルーズを含むコンフォートパッケージも標準で付く。
後輪をシャフトで回すのも、R 12 nineTの特徴。 後輪をチェーンで回すZ900RSとは、ここが違う。
Z900RSは、Z1を思わせる形を、いまの4気筒と電子制御で作った1台。150万円台で、見た目と走りの楽しさを両方そろえている。
チェーンの掃除をしなくていいのは、ちょっとうらやましいです
シャフトは楽よ。雨の日に乗って帰っても、チェーンを拭かずに寝られるわ
装備は、どちらも充実
| 装備 | BMW R 12 nineT | カワサキ Z900RS |
|---|---|---|
| クイックシフター | 標準(シフトアシスタントPro) | 標準(KQS) |
| クルーズコントロール | 標準 | 標準 |
| トラクションコントロール | 標準(DTC) | 標準(KTRC) |
| ETC2.0 | 標準 | 標準 |
クイックシフター、クルーズコントロール、トラクションコントロール、ETC2.0は、2台とも標準。 長いツーリングで助かる装備に、大きな差は無い。
グレードを並べると
| モデル・グレード | 価格(税込) | 主に付くもの |
|---|---|---|
| カワサキ Z900RS(標準) | 1,507,000円 | KQS、クルーズ、KTRC、ETC2.0 |
| カワサキ Z900RS Black Ball Edition | 1,529,000円 | ブラックアウトの外観、ファイヤーボールのグラフィック |
| カワサキ Z900RS CAFE | 1,540,000円 | フロントのカウル |
| カワサキ Z900RS SE | 1,837,000円 | ブレンボのブレーキ、オーリンズのリアショック、ファイヤーボールのグラフィック |
| BMW R 12 nineT | 2,562,000円〜 | アルミのタンク、Option 719のホイール、コンフォートパッケージ |
| BMW R 12 nineT LIMITED EDITION | 2,846,000円 | 前のカウル、専用のエンブレム(国内45台限定) |
Z900RSでいちばん高いSEでも、R 12 nineTより72万5,000円安い。 足まわりの部品まで上級のものがほしいなら、SEで十分という見方もできる。
R 12 nineTの限定車「LIMITED EDITION」は、国内45台。残っているかは、販売店で確かめたい。

見た目と色で選ぶなら
| モデル | カラー |
|---|---|
| Z900RS(標準) | キャンディトーングリーンイッシュブルー |
| Z900RS Black Ball Edition | エボニー |
| Z900RS CAFE | キャンディトーンレッド |
| Z900RS SE | メタリックスパークブラック |
| R 12 nineT | ブラック・ストーム・メタリック、インペリアル・ブルー・メタリック |
| R 12 nineT Option 719 | アルミニウム |
※Z900RSは2027年モデル、R 12 nineTは2026年モデル。バイクは年式で色が入れ替わる
Z900RSは、Black BallとSEに、ファイヤーボール(火の玉)のグラフィックが入る。
R 12 nineTは、色よりも、アルミのタンクそのものが見た目の主役。 Option 719の「アルミニウム」には、1人乗りのシートとビレットパックなどの部品が付く。
Z900RSの火の玉、やっぱりかわいいです。昔の写真で見たことがあります
火の玉は分かるわ。でも私は、アルミのタンクが光っているほうが好き。止まっていても、眺めていられるもの
走りは、どう評価されている?
実際に乗った評価では、R 12 nineTは空油冷ボクサーの回り方がなめらかで、スポーツ走行も扱いやすいと言われる。一方で、低い速度で曲がるときの感触や小回りに違和感がある、乗り心地はやや硬め、という声もある。
Z900RSは、Z1風の形だけでなく、4気筒の扱いやすさと、自然なハンドリングが評価される。2026年モデルで増えた電子制御も、使いやすさにつながっている。
片方は空油冷の水平対向2気筒、もう片方は水冷の並列4気筒。 同じ「レトロな大型」でも、エンジンの形がまったく違うので、乗ったときの手応えも違ってくる。
ネオクラシックが好きなら、2台とも試乗して、エンジンの好みで決めるのがいちばん確かだ。
2気筒と4気筒って、乗ったら違いが分かりますか?
分かるわよ。ボクサーと4気筒では、エンジンの性格そのものが違うの。どっちが好きかは、乗れば分かるわ
初めての大型で迷っているなら
大型二輪を取ったばかりで、最初の1台に迷っているなら、Z900RSのほうが選びやすい。 価格の差が大きく、そのぶんをヘルメットやウェア、保険に回せる。
一方で、長く1台に乗り続けるつもりなら、R 12 nineTを選ぶ人もいる。 シャフトドライブで、チェーンの手入れがいらない。気に入ったものを、長く手元に置きたい人に向く。
わたしは、最初はZ900RSにして、いつかR 12 nineTに……っていうのもありですか?
ありよ。そのときは、Z900RSを高く売れるように、きれいに乗っておきなさい
どっちが、どんな人に合う?
| こんな人は | 合うのは |
|---|---|
| 予算を抑えて、ネオクラシックに乗りたい | Z900RS |
| 水冷の4気筒に乗りたい | Z900RS |
| 足まわりまで上級のものがほしい | Z900RS SE |
| 空油冷のボクサーに乗りたい | R 12 nineT |
| チェーンの手入れをしたくない | R 12 nineT(シャフト) |
| 部品の仕上げにまでこだわりたい | R 12 nineT |
2台とも大型二輪。お金の話は共通
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車検 | 2台ともあり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 必要な免許 | 2台とも大型二輪 |
| 軽自動車税 | 2台とも年6,000円 |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
| 燃料 | 2台ともハイオク |
※税率・保険料は改正されることがある
いまのバイクの値段で、どちらに届くかが変わる
R 12 nineTも素敵なんですけど、100万円以上の差は大きいです
大きいわね。まずは、いくらまで出せるのかを知るところからよ
いまのバイク、カワサキのお店で下取りしてもらえば、Z900RSの話もそこで済みますよね
済むわね。でも、下取りの額だけ見て決めると、買取ならいくらだったかを知らないままになるの。いまはバイクの相場が高めだから、なおさらよ
じゃあ、先に買取の値段を見ておけば、R 12 nineTも候補に残せるかもしれないんですね
そういうこと。手放す1台の代金は、次の1台の予算に足せる。105万5,000円の差を払えるだけの予算になれば、値段ではなく、エンジンの好みで選べるようになるわ。目安を出すだけなら、売る話まで進めなくていいの
📌 まとめ
- 予算を抑えてネオクラシックに乗るならZ900RS(150万7,000円〜・4気筒116PS)
- アルミのタンクとボクサー、シャフトドライブに払うならR 12 nineT(256万2,000円〜)
- 2台ともクイックシフター、クルーズ、ETC2.0が標準。足つきと重さはほぼ同じ
わたしは、やっぱりZ900RSです。形がかわいいし、100万円あれば、ほかのことにも使えるので
私はR 12 nineT。100万円で、毎朝タンクを眺める時間を買うの
それ、ちょっと高くないですか?
高いわよ。でも、10年乗れば、1年あたり約10万円よ。高いか安いかは、乗る年数で決まるの
よくある質問
R 12 nineTとZ900RSは、どっちが安い?
標準のZ900RS(150万7,000円)が、R 12 nineT(256万2,000円〜)より105万5,000円安いです。Z900RS SE(183万7,000円)と比べても、72万5,000円の差があります。
足つきはどっちがいい?
シート高はR 12 nineTが795mm、Z900RS(標準)が810mmです。車両重量はR 12 nineTが222kg、Z900RSが216kgで、ほとんど同じです。
どちらもクルーズコントロールは付く?
付きます。2台とも、クイックシフターとクルーズコントロール、ETC2.0が標準です。
シャフトドライブとチェーン、何が違う?
R 12 nineTは後輪をシャフトで、Z900RSはチェーンで回します。
R 12 nineTのスペックは?
1,169ccの空油冷ボクサーで、最高出力80kW(109PS)、最大トルク115N·m、シート高795mm、車両重量222kgです。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
年式と距離、状態しだいです。目安が分かれば、105万5,000円の差を払ってR 12 nineTにするか、Z900RSにするかを予算から決められます。
この記事で参照した情報源(12件)
※この記事は2026年10月21日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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