ホンダ レブル500は250と何が違う? 2026年モデルの出力・車検・免許の差を整理して解説
この記事の要点
- 価格は税込924,000円の1タイプのみ。カラーは2色で、色による価格差は無い
- シート高690mmはレブル250と同じ。車両重量は191kgで、250より20kg重いだけ
- 471ccなので大型二輪免許と車検が要る。400ccを71cc超えたところに線がある
ホンダ レブル500は、レブルシリーズの真ん中に置かれた471ccのクルーザーだ。上に1,082ccのレブル1100、下に249ccのレブル250がいて、価格もちょうど間に入る。
面白いのは、下のレブル250とシート高が同じ690mmだということ。足つきも車体の見え方もほとんど変わらないまま、出力だけが26PSから46PSへ上がる。その代わり、大型二輪免許と車検が付いてくる。
ホンダ レブル500の価格は上のとおりで、ここは交渉してもそう大きくは動かない。乗り換えの総額を動かすのは、いま持っているバイクをいくらで手放せるかのほうだ。 下取りに出すつもりでも、先に相場を知っておけば、提示された額が妥当かどうかを自分で判断できる。
店長、レブル500ってあんまり街で見ない気がします
年間の販売計画が300台だもの。250と1100に挟まれて、いちばん影が薄いわ
じゃあ買う意味あるんですか?
あるわよ。250と足つきが同じまま、エンジンだけ倍近くになるの
同じ足つきで倍!?
シート高690mm。250とぴったり同じ数字ね。跨いだ感じを変えずに、高速道路の余裕だけ買える車体よ

レブル500って、どんなバイク?
見た目は250とほとんど同じですよね
ロー&ファットという作りは共通ね。低くて、太くて、車体の幅は絞ってある。跨ったときに股が広がらないから、足が下ろしやすいの
エンジンは全然違うんですか
250が単気筒で、500は2気筒。同じシリーズの顔をしていて、心臓だけ別物よ
以下は現行モデル(8BL-PC60)の主要スペック。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 2,205×810×1,090mm |
| 軸距 | 1,490mm |
| シート高 | 690mm |
| 最低地上高 | 125mm |
| 最小回転半径 | 2.8m |
| 車両重量 | 191kg |
| エンジン | 471cm³ 水冷DOHC4バルブ直列2気筒(PC60E) |
| 最高出力 | 34kW〈46PS〉/8,500rpm |
| 最大トルク | 43N・m/6,000rpm |
| 変速機 | 6段リターン(アシスト&スリッパークラッチ付) |
| WMTC燃費 | 27.9km/L(クラス3-2) |
| 燃料タンク | 11L |
| ブレーキ | 前後ディスク・ABS標準 |
最小回転半径2.8mって、小さいんですか
取り回しは楽なほうね。191kgという数字より、実際は軽く感じるわ。重心が低いから
250と同じ足つきで、出力は倍近い。
3台を並べると、レブル500の置かれている場所がはっきりする。
| 項目 | レブル250 | レブル500 | レブル1100(MT) |
|---|---|---|---|
| 排気量 | 249cm³ | 471cm³ | 1,082cm³ |
| 最高出力 | 26PS | 46PS | 88PS |
| 最大トルク | 22N・m | 43N・m | 98N・m |
| 車両重量 | 171kg | 191kg | 226kg |
| シート高 | 690mm | 690mm | 710mm |
| 税込価格 | 638,000円〜 | 924,000円 | 1,204,500円 |
| 車検 | なし | あり | あり |
| 必要免許 | 普通二輪 | 大型二輪 | 大型二輪 |
| WMTC燃費 | 34.9km/L | 27.9km/L | 18.6km/L |
重さは20kgしか変わらないのに、パワーは倍近いんですね
そこがこのバイクの理屈のすべてよ。同じ車体に、余裕のあるエンジンを積んだの
でも車検と大型免許が付いてくると
400ccを71cc超えただけで、区分が変わるの。制度の線はエンジンの気持ちを考えてくれないわ
71ccのために車検……
そう思うなら250でいいのよ。逆に、高速道路を使う日が月に何度もあるなら、その71ccで巡航がだいぶ楽になるわ

装備は250寄り。付いているのはABSとスリッパークラッチまで
レブル500に付いているのは、ABSと緊急制動表示灯、そしてアシスト&スリッパークラッチまで。走りを電子で管理する装備は入っていない。そのぶん価格は1100より28万円下に置かれている。
| 装備 | レブル500 |
|---|---|
| ABS(前後) | 標準 |
| 緊急制動表示灯 | 標準 |
| アシスト&スリッパークラッチ | 標準 |
| 全灯火LED | 標準 |
| メーター | φ100mmの反転液晶 |
| トラクションコントロール | 無し |
| ライディングモード | 無し |
| クルーズコントロール | 無し |
| E-Clutch/DCT | 無し |
| USB電源 | 標準では無し(純正アクセサリーにソケットの設定あり) |
クルーズコントロールも無いんですか
無いわ。1100にはTFT画面もトラコンもクルコンもDCTもあるけれど、500は普通の6速MTと反転液晶よ
なんか、寂しくないですか
そのぶん28万円安いのだけれど
あ、そっか
装備で選ぶバイクではないの。 跨ったときの足つきと、開けたときの余裕。その2つで選ぶ車体よ
カラーは2色。値段は同じ。
| カラー | 価格 |
|---|---|
| ガンメタルブラックメタリック | 924,000円 |
| クラシカルホワイト | 924,000円 |
2色だけなんですね。選びやすいけど、少ない
250には限定色を含めてもっとあるから、色で遊びたいなら250ね。500は黒か白かの二択よ
※カラーは年式で入れ替わる。
積載は、あとから足すことになる。
レブル500は、標準ではキャリアもバッグも付かない。荷物を積んで出かけるなら、そこは自分で足す前提になる。純正アクセサリーには次のようなものが用意されている。
| アクセサリー | 用途 |
|---|---|
| リアキャリア/サドルバッグステー | 荷物を載せる土台 |
| サドルバッグ(左右・大小) | 車体の横に振り分けて積む |
| バックレスト | タンデムの背もたれ |
| アクセサリーボックス | 小物の収納 |
| ETC2.0車載器キット | 高速道路の料金所 |
| スポーツ・グリップヒーター | 冬の手 |
| アクセサリーソケット | 標準では無い電源を足す |
USBが標準じゃないんですね。スマホをナビにするのに困りません?
困るわね。アクセサリーソケットを足すか、社外品を付けるか。ここは買ったあとに必ず来る出費よ
じゃあ最初から見積もりに入れておいたほうがいいですね
そう。車体が92万4,000円で終わると思っていると、あとで足が出るの。ETCもヒーターも積載も、全部あとから足すものだから
1100のTだと、そのへんは最初から付いてるんですよね
カウルとサドルバッグはね。その代わり車体が45万円以上高いわ。足すか、最初から付いているものを買うか、という話ね
直近の年式で何が変わった?
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2020年2月 | 全灯火をLED化、ギアポジション表示を追加、アシスト&スリッパークラッチを採用、前後サスペンションを変更 |
| 2022年11月 | カラー一新。平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合 |
| 2025年2月 | ハンドル形状を見直してポジションを最適化。シート内部素材を変更。 カラーを現行の2色へ。ETC車載器とグリップヒーターを純正アクセサリーに追加 |
去年ハンドルが変わったんですね
中古で探すなら、2025年2月より前か後かで乗り味が変わるわ。ポジションとシートに手が入っているもの
走りは、どう評価されている?
実際に乗った評価で共通しているのは、低い回転のまま自然に速度が乗ることだ。市街地なら3,000rpmあたり、100km/hの巡航でも6速で4,500rpm弱に収まる。250から乗り換えると、同じ速度を出すのにエンジンを回さなくて済む。
コーナーの出口では、トルクで車体を起こしていける。Uターンでも500のほうが自由が利く。そのかわり、低速でひらひら動く軽快さは20kg軽い250のほうが上だ。
足つきの評価は高い。身長160cmのテスターが両足のかかとまで接地している。191kgあっても、車体を身体に当ててバランスを取れば1人で取り回せる。
割れるのはサスペンションだ。路面追従性が高く荒れた道でも衝撃が少ないという評価と、リアが跳ね気味で減衰が物足りないという評価が、両方ある。体重と走り方で変わるところなので、ここは試乗で確かめたほうがいい。
弱点ははっきりしている。100km/hを超える連続巡航では風圧が来る。カウルが無く、姿勢も起きているので、車体の性格どおりだ。反転液晶は日中に見づらい。
風は覚悟しろってことですね
クルーザーだもの。風防が欲しくなったら、社外のスクリーンという手はあるわ。最初から付いているのが良ければ1100のTね

471ccだから発生するお金の話
250と500のいちばん大きな違いは、実はエンジンではなく制度のほうだ。
| 項目 | レブル500 |
|---|---|
| 車検 | あり(新車初回3年、以後2年ごと) |
| 必要免許 | 大型自動二輪免許(MT車なのでAT限定では乗れない) |
| 自賠責 | 12か月7,010円/24か月8,760円/36か月10,490円 |
| 自動車重量税 | 新車新規3年で5,700円、2年で3,800円 |
| ファミリーバイク特約 | 対象外(一般に125cc以下が対象) |
| エンジンオイル | 初回1,000kmまたは1か月、以後10,000kmまたは1年ごと(交換時2.5L) |
※税額と保険料は改正されることがある。
125ccから乗り換える人は、保険が別立てになるんですね
ファミリーバイク特約が使えなくなるのは、けっこう財布に響くわ。250でも同じだけれど、そこを知らずに来る人が多いの
車検もありますしね
車検があること自体は、悪い話ばかりでもないのよ。2年ごとに見てもらう機会が強制的に来るのだから
乗り換えの総額を決めるのは、いまのバイクの売値。
92万4,000円かあ。250から乗り換えるとなると、けっこう覚悟が要ります
その92万円、丸ごと出すつもりで考えている?
……あ、いま乗ってるのを売れば
そう。出ていくのは差額でしょう。新車の値引きは店の裁量で限りがあるけれど、手放す側の金額は、車種と状態と持っていく先で変わるの
中古サイトに出てる値段くらいで売れるんですか
あれは店が売る値段よ。 自分が受け取る金額とは別物。だから先に自分のバイクの相場を1つ持っておくの
下取りに任せちゃだめですか
任せてもいいわ。ただ、その額が高いのか安いのか、比べる基準が要るでしょう。調べるのは無料だし、見ただけで売らなくてもいいの
価値なんて、もう無いと思ってました
その思い込みで安く手放す人がいちばん多いのよ。 いまは中古の相場が上がっているわ
見るだけでも違いますか
違うわ。同じ車体でも、下取りと買取で出てくる数字が変わることがあるもの
📌 まとめ
- 価格は924,000円の1タイプ2色。色による価格差は無い
- シート高690mmはレブル250と同じで、重量差は20kg。出力は26PS→46PS、トルクは22→43N・m
- 471ccなので大型二輪免許と車検が要る。装備は250寄りで、トラコンもクルコンも無い
私はこれ、けっこう好きですね。250の見た目のまま、遠くまで行けるのがいいです
そう思うなら、跨ってから決めなさい。690mmは数字で、足つきは身体で決まるもの
店長は1100派ですよね
当然でしょう。同じ車検を払うなら、大きいほうが楽しいわ
よくある質問
レブル500は普通二輪免許で乗れる?
乗れません。471ccで400ccを超えているため、大型自動二輪免許が必要です。またMT車なので、AT限定大型二輪免許では運転できません。
レブル250との違いは?
エンジンが単気筒249ccから2気筒471ccになり、出力は26PS→46PS、トルクは22→43N・mに上がります。シート高は690mmで同じ、車両重量は171kg→191kgで20kg増。価格差は286,000円です。ただし500は大型二輪免許と車検が必要になります。
レブル500にE-ClutchやDCTはある?
ありません。レブル250にはE-Clutch仕様、レブル1100にはDCT仕様がありますが、レブル500は通常の6速MTのみです(アシスト&スリッパークラッチは付きます)。
高速道路は楽に走れる?
100km/hの巡航でも6速で4,500rpm弱に収まり、120km/hまで余裕をもって加速するという評価があります。ただしカウルが無く姿勢も起きているため、100km/hを超える連続巡航では風圧が負担になるという指摘もあります。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
車種・年式・走行距離・状態で変わります。中古サイトに出ている価格は販売店が売る金額なので、自分が受け取れる金額とは別です。先に買取の相場を調べておくと、下取り額が妥当かどうかを判断する基準になります。調べるだけなら費用はかかりません。
この記事で参照した情報源(17件)
- ホンダ レブル500 公式ページ
- ホンダ レブル500 主な特徴
- ホンダ ニュースリリース レブル500の一部仕様とカラーを変更(2025年2月6日)
- ホンダ ニュースリリース レブル500のカラーを一新(2022年11月25日)
- ホンダ ニュースリリース レブル500の仕様を充実(2020年2月27日)
- ホンダ レブル500 取扱説明書(諸元・オイル)
- ホンダ レブル250 公式ページ
- ホンダ レブル1100 公式ページ
- 国土交通省 二輪車の検査について
- 国土交通省 自賠責保険の保険料
- 国土交通省 自動車重量税額表(2026年5月以降)
- 警察庁 二輪車の運転免許制度
- バイクブロス レブル500 試乗記(2026年8月)
- HondaGO BIKE LAB レブル250とレブル500の乗り比べ
- Motor-Fan レブル500 試乗記
- バイクのニュース レブル500 足つき・取り回し
- モーサイ レブル500 試乗記
※この記事は2026年8月22日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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