トライアンフ スクランブラー1200 XとXEの違いは? 2026年最新、価格・シート高・足つき、サスペンションは80mm違う
この記事の要点
- Xは186万2,000円から、XEは219万9,000円から。 エンジンは同じ1,200ccの水冷並列2気筒で90PS・110N·m
- 違いは足まわり。Xは前後170mm、XEは前後250mm動くサスペンション。 シート高はXが820mm(ローシートで795mm)、XEが870mm
- XEはショーワの前フォークとオーリンズのリア、ブレンボの前ブレーキ。 ABSとトラクションコントロールを切れる「オフロードプロ」のモードも持つ
トライアンフのスクランブラー1200(Scrambler 1200)は、1,200ccの水冷並列2気筒を積んだ、前21インチのスクランブラー。足つきと扱いやすさを取った「X」と、前後250mm動くサスペンションで、荒れた未舗装路まで走れる「XE」がある。
価格はXが186万2,000円から、XEが219万9,000円から。差は33万7,000円。シート高はXが820mm、XEが870mmで、50mm違う。
XとXEの差は33万7,000円。いまのバイクが思ったより高く売れれば、その差は小さくなる。

店長、このバイク、背がすごく高いです!
スクランブラー1200 XE。クラシックの顔をした、本気のオフロードバイクよ
わたし、足が着かなそうです……
なら、Xを見なさい。同じエンジンで、50mm低いわ
スクランブラー1200って、どんなバイク?
スクランブラー1200は、1,200ccの水冷並列2気筒(SOHC 8バルブ・270°クランク)を積む。前は21インチ、後ろは17インチのスポークホイールで、タイヤはチューブレスだ。
2台とも、最高出力は90PS、最大トルクは110N·m。 ただし最高出力と最大トルクが出る回転数は、XとXEで少し違う。
まずは、XとXEの数字を並べてみる。
| 項目 | スクランブラー1200 X | スクランブラー1200 XE |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,862,000円〜 | 2,199,000円〜 |
| エンジン | 水冷 並列2気筒 1,200cc | 同左 |
| 最高出力 | 90PS(66.2kW)/7,000rpm | 90PS(66.2kW)/7,300rpm |
| 最大トルク | 110N·m/4,250rpm | 110N·m/4,500rpm |
| 変速 | 6速 | 6速 |
| シート高 | 820mm(ローシートで795mm) | 870mm |
| 車体重量 | 228kg | 230kg |
| 燃料タンク | 15L | 15L |
| フロントフォーク | マルゾッキ 45mm 倒立(動く量170mm) | ショーワ 47mm 倒立(動く量250mm) |
| リアサスペンション | マルゾッキ 2本(動く量170mm) | オーリンズ 2本(動く量250mm) |
| 前ブレーキ | 310mmダブル、ニッシン 2ピストン | 320mmダブル、ブレンボ M4.30 |
| ホイール | 前21/後17インチ スポーク(チューブレス) | 同左 |
| ホイールベース | 1,525mm | 1,570mm |
重さは2kgしか違わないんですね
そう。違うのは重さじゃなくて、足の長さよ
XとXEの違いは、サスペンションの長さ
XとXEのいちばん大きな違いは、サスペンションが動く量。 Xは前後170mm、XEは前後250mmで、80mm違う。
サスペンションが長く動くほど、大きな段差や、えぐれた土の道でも、タイヤが地面を追いかけやすくなる。XEは前後250mm動き、シート高は870mm。Xは前後170mmで、820mmだ。
XEの足まわりは、前がショーワの47mm、後ろがオーリンズの2本で、どちらも伸び側と縮み側の動き方まで調整できる。 前のブレーキも、ブレンボのM4.30に変わる。
長いサスペンション、わたしには使いこなせない気がします
なら、Xから考えなさい。Xは、低いシートと舗装路での扱いやすさを取ったスクランブラーよ。XEは、長いサスペンションが要る道へ行きたい人のバイクね
ライディングモードはXが5つ、XEが6つ
| モデル | ライディングモード |
|---|---|
| X | ロード、レイン、スポーツ、オフロード、ライダー |
| XE | ロード、レイン、スポーツ、オフロード、ライダー、オフロードプロ |
XEの「オフロードプロ」は、ABSとトラクションコントロールを切れるモード。 本格的な未舗装の道で、電子制御に頼らず自分で操りたい人のための設定だ。
2台ともABSとトラクションコントロールは、車体の傾きを検知するコーナリング対応。XEはメーターがフルカラーのTFTで、クルーズコントロールも標準で付く。
Xのメーターは、液晶とカラーのTFTを組み合わせたもの。3段階のグリップヒーターは、Xではオプションで付けられる。スマートフォンとの連携は2台とも、別売りのBluetoothのモジュールを足すと使える。シートの下にはUSBの差し込み口がある。
XEのほうが、装備も多いんですね
そう。33万7,000円の中身は、サスペンションとブレーキ、それにオフロードプロのモードよ

足つきは、Xなら795mmまで下げられる
| モデル | シート高 |
|---|---|
| X | 820mm |
| X(純正ローシート) | 795mm |
| XE | 870mm |
前21インチのスクランブラーでも、Xなら純正のローシートで795mmまで下がる。 足つきを気にするなら、まずXから見るのがいい。XEは、Xのローシートより75mm高い。
ただし、XでもXEでも、数字だけで足つきは分からない。片足で車体を支えられるかは、販売店で試しておきたい。
870mmは、わたし、たぶん無理です……
たぶんで決めないの。一度またがってから、Xにするか決めなさい
Xのローシートなら、いけるかもしれません
カラーと価格
| モデル | カラー | 価格(税込) |
|---|---|---|
| X | いちばん安い色 | 1,862,000円 |
| X | マット・カーキ・グリーン(2026年モデルの新色) | 1,897,000円 |
| XE | いちばん安い色 | 2,199,000円 |
※公式サイトに載っている色。Xは赤・グレー・黒、XEは黒、カーキと白、シルバーと黒の色もある
Xのカーキは、基本の価格より3万5,000円高い。 XEは、シルバーと黒に金色を差した色など、ツートーンが中心になる。
Xの赤、林道の緑の中で目立ちそうです!
私はXEのカーキと白ね。汚れてからのほうが、さまになる色よ
2年で、ここが変わった
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2023年 | 2024年モデルとして、XCに代わるXを追加。シートを低くし、舗装路での扱いやすさを上げた |
| 2025年7月 | Xに2026年モデルの新色(マット・カーキ・グリーン) |
| 2026年2月 | XEの2026年モデルが全国の販売店に並ぶ。前ショーワ、後ろオーリンズの足まわり |
XEは2026年モデルで、前がショーワ、後ろがオーリンズになった。 前の型の試乗記事を読むときは、足まわりが違う点に気をつけたい。
走りは、どう評価されている?
試乗記では、Xは街で使う回転から力が出るという声が多い。シートが低くなって、舗装路で扱いやすくなった、とも書かれている。
XEは、よく動くサスペンションのおかげで、荒れた路面でも車体が落ち着いているという評価がある。
どちらも、前21インチのホイールと高めのシートで、ふつうのクラシックとは乗った感じが違う。足つきと取り回しは体格で変わるので、またがってから選びたい。
Xでも、ちゃんと楽しいんですね
そう。XEは、Xのサスペンションでも足りないほど、荒れた道へ行く人のバイクよ
スクランブラー900と比べると
| モデル | 価格(税込) | 最高出力 | 前輪 | サスペンションの動く量 | シート高 |
|---|---|---|---|---|---|
| スクランブラー900 | 1,459,000円〜 | 65PS | 19インチ | 前後120mm | 790mm |
| スクランブラー1200 X | 1,862,000円〜 | 90PS | 21インチ | 前後170mm | 820mm |
| スクランブラー1200 XE | 2,199,000円〜 | 90PS | 21インチ | 前後250mm | 870mm |
900とXの差は40万3,000円。 上がるのは出力で25PS。前のホイールは21インチになり、サスペンションも50mm長く動く。
スクランブラー900は前19インチで、サスペンションは前後120mm。1200は前21インチで、Xは前後170mm、XEは前後250mm動く。
900でも十分スクランブラーっぽいのに、1200は別物なんですね
そう。見た目は似ていても、足まわりの長さが違うの。足つきで迷うなら900かX、長いサスペンションが要るならXEよ
大型二輪だから発生するお金の話
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要な免許 | 大型二輪(MT) |
| 車検 | あり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 軽自動車税 | 年6,000円 |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
| メーカー保証 | 新車から2年(走行距離の制限なし) |
| 点検の間隔 | 16,000km |
※税率・保険料は改正されることがある
未舗装の道を走ると、タイヤやチェーン、ブレーキの減りは早くなる。 車検のほかに、消耗品の交換も見込んでおきたい。点検は16,000kmごとで、メーカー保証は2年。保証のあいだは、走る距離の制限がない。

XEまで手を伸ばすなら、今のバイクの値段を先に
XEのカーキと白、見るほど欲しくなります。でも33万円以上高いんですよね
いまのバイクがいくらになるか、そこからよ。33万7,000円の差を、どこまで埋められるかがすぐ分かるわ
下取りなら、一回で済んで楽ですけど……
楽なほうを選ぶのは、比べてからでいいの。下取りで決める前に、買取店にも同じバイクを見せなさい。 業者どうしのオークションは、輸出もあって高い水準を保っているわ
買取店のほうが高かったら、XEに届くかもしれないですね!
そう。差額の33万7,000円が埋まれば、残るのは走る道の違いだけ。 XかXEかを、お金じゃなくて行きたい道で選べるの
📌 まとめ
- Xは186万2,000円から、XEは219万9,000円から。エンジンは同じ1,200ccで90PS
- 違いはサスペンション。 Xは前後170mm、XEは前後250mmで、XEはショーワとオーリンズ、ブレンボの前ブレーキ
- 足つきはXが820mm(ローシートで795mm)、XEが870mm。 足つきと舗装路の扱いやすさならX、本格的な未舗装路ならXE
わたしは、Xの赤にローシートを付けます。林道、ちょっとだけ行ってみたいです
ちょっとだけ、で済めばいいけどね。私はXEのカーキと白
店長、XEでどこまで行くつもりなんですか?
舗装路が終わったところから先よ。250mmのサスペンションを、舗装路だけで使うのはもったいないもの。足つきと舗装路ならX、長いサスペンションが要る道ならXE。それで決めなさい
よくある質問
スクランブラー1200 XとXEの違いは?
エンジンは同じ1,200ccで90PSです。XEはサスペンションが前後250mm動き(Xは170mm)、ショーワの前フォーク、オーリンズのリア、ブレンボの前ブレーキ、オフロードプロのモードを持ちます。
スクランブラー1200のシート高は?
Xが820mm(純正ローシートで795mm)、XEが870mmです。
スクランブラー1200 Xの価格は?
186万2,000円からです(税込)。2026年モデルの新色のマット・カーキ・グリーンは189万7,000円です。
スクランブラー1200 XEの価格は?
219万9,000円からです(税込)。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
年式や走行距離、状態によって変わります。いまの1台の目安が分かれば、XとXEのどちらまで手が届くかを決めやすくなります。
この記事で参照した情報源(15件)
- トライアンフ Scrambler 1200 X(公式)
- トライアンフ Scrambler 1200 XE(公式)
- トライアンフ Scrambler 1200 X 発表
- トライアンフ 2026年モデル新色(2025年7月)
- トライアンフ 2026年モデル クラシックシリーズ発表(2025年10月)
- トライアンフ クラシックシリーズ 全国入荷(2026年2月)
- トライアンフ Scrambler 900(公式)
- トライアンフ 新車保証・延長保証(公式)
- Motor-Fan Scrambler 1200 X 試乗
- バイクのニュース Scrambler 1200 X 試乗
- バージントライアンフ Scrambler 1200 XE 試乗
- 警視庁 二輪免許の種類
- 国土交通省 自賠責保険料
- 損害保険料率算出機構 自賠責保険 基準料率(2026年4月)
- バイク王&カンパニー 2025年11月期 第3四半期決算短信(業者オークション相場)
※この記事は2026年10月23日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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