ヤマハ YZF-R9はどんなバイク? MT-09がベースの3気筒を積むスーパースポーツ、2027年モデルは154万円
この記事の要点
- 価格は3色とも154万円。888ccの直列3気筒で120PS、車両重量195kg、シート高830mm
- メインフレームはR9専用のアルミ製。 後ろのフレームとスイングアームはMT-09と共通で、エンジンもMT-09を基にしている
- サーキット向けの制御に加えて、クルーズコントロールとスマホ連携のナビも標準。 ETCとグリップヒーターは用品
ヤマハ YZF-R9は、MT-09と同じ系統の888cc直列3気筒を、専用のアルミフレームとフルカウルで包んだスーパースポーツだ。最高出力は120PSで、ウイングレットも付く。
2027年モデルの価格は3色とも154万円。2026年9月30日に青と黒が発売され、マットブルーは2027年1月29日の発売予定だ。走りの性能と諸元は、2025年の発売時から変わっていない。エンジンはMT-09を基にしていても、フレームと姿勢はサーキットを向いている。
スーパースポーツを買うなら、いまのバイクを残すか売るかも考えておきたい。どちらにするかは、値段を見てから決めればいい。

店長、カウルの横に羽みたいなのが付いてます!
ウイングレットよ。YZF-R9。MT-09がベースの3気筒を積んだスーパースポーツね
レースのバイクって、ハンドルが低くて、わたしには無理そうです……
見た目ほど窮屈じゃない、という声もあるわ。まずは中身を見てから怖がりなさい
YZF-R9って、どんなバイク?
YZF-R9は、2025年10月に日本で発売された。ヤマハのRシリーズには2気筒のYZF-R7もあり、R9はその上の3気筒のモデルになる。
エンジンはMT-09を基にした888ccの直列3気筒、メインフレームはR9専用のアルミ製デルタボックス。 後ろのフレームとスイングアームはMT-09と共通にしている。MT-09にカウルを付けただけのバイクではない。
以下は2027年モデルの主要スペック。
| 項目 | YZF-R9 |
|---|---|
| 価格(税込) | 1,540,000円 |
| エンジン | 水冷 直列3気筒 888cm³ |
| 最高出力 | 88kW(120PS)/10,000rpm |
| 最大トルク | 93N·m/7,000rpm |
| 変速 | 6速MT(双方向クイックシフター) |
| 全長×全幅×全高 | 2,070×705×1,180mm |
| ホイールベース | 1,420mm |
| シート高 | 830mm |
| 最低地上高 | 140mm |
| 車両重量 | 195kg |
| 燃料タンク | 14L(ハイオク) |
| WMTC燃費 | 20.9km/L |
スーパースポーツなのに、MT-09と2kgしか違わないんですね
カウルが付いても、その重さよ。シート高も5mmしか変わらないわ
装備は何が付く?
| 装備 | 内容 |
|---|---|
| フロントフォーク・リヤショック | 専用のKYB(調整式) |
| 前ブレーキキャリパー | ブレンボ Stylema |
| 電子制御 | 6軸IMUを使うトラクションコントロール、スライドコントロール、ウイリーを抑える制御、ブレーキの制御。後輪のABSをOFFにする設定 |
| 走行モード | SPORT/STREET/RAIN+CUSTOM、サーキット用のTRACK |
| サーキット向けの機能 | エンジンブレーキの調整、スタートの制御、減速時に後輪が滑るのを抑える制御 |
| クイックシフター | 双方向。加速中のシフトダウン、減速中のシフトアップに対応する設定も選べる |
| クルーズコントロール | 標準(3速以上・50km/h以上で使える) |
| 速度を超えないように抑える機能 | 標準 |
| メーター | 5インチ カラーTFT(スマホ連携・ナビ表示・走行記録のアプリ) |
| USB電源 | Type-C(シート下・5V・3A) |
| ETC・グリップヒーター | 販売店で付ける用品 |
サーキットのバイクなのに、クルーズコントロールが付いてるんですか?
付いているわ。高速道路でサーキットまで走っていくのにも使えるのよ
スマホのナビも出るなら、ツーリングにも行けそうです
行けるけど、姿勢はスーパースポーツよ。距離を走るなら、腰と相談しなさい

カラーは3色。マットブルーは2027年1月発売
| カラー | 価格(税込) | 発売日 |
|---|---|---|
| ディープパープリッシュブルーメタリックC | 1,540,000円 | 2026年9月30日 |
| ブラックメタリックX | 1,540,000円 | 2026年9月30日 |
| マットダークパープリッシュブルーメタリック1 | 1,540,000円 | 2027年1月29日 |
※2027年モデルの設定。バイクは年式で色が入れ替わる
同じ2027年モデルでも、色によって発売日が4か月違う。 マットブルーを選ぶなら、納車の時期を販売店に確かめたい。
つや消しの青、落ち着いてていいですね
私は黒。ウイングレットまで真っ黒なほうが、悪そうでいいわ
直近の年式で何が変わった?
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2025年10月 | 日本で発売。149万6,000円 |
| 2026年1月 | 白の70周年記念モデルが登場 |
| 2026年5月 | 2026年モデルの青が発売 |
| 2026年9月 | 2027年モデル。黒とマットブルーを追加し、青は継続。製造工程を一部変更し、価格は154万円に |
2027年モデルの変更は、色と製造工程と価格。 走りの性能と諸元は変わっていないので、年式で走りを比べる必要はない。
発売から1年で、4万4,000円上がったんですね
そう。性能は同じだから、旧年式と比べるなら値段と色だけ見ればいいの
走りは、どう評価されている?
実際に乗った評価では、3気筒の低い回転からの扱いやすさと、高い回転まで回したときの伸びの両方が評価されている。スポーツ走行のための車体を持ちながら、公道の普段のペースでは硬すぎず、路面をつかんでいる感触があるという。
姿勢は前傾だが、見た目から想像するほど公道で窮屈ではない、という受け止めが多い。ただし感じ方は体格で変わる。
足つきは、身長175cm・体重68kgの人で、かかとが少し浮いたという例がある。830mmという数字だけでは分からないので、販売店でまたがりたい。
175cmでかかとが浮くなら、わたしはつま先立ちですね
前傾のバイクは、だいたいそうなるわ。止まるときに片足で支えられるかを見なさい
同じヤマハのスポーツと比べると
| モデル | 価格(税込) | エンジン | 形 | シート高 |
|---|---|---|---|---|
| ヤマハ YZF-R7 | 1,166,000円 | 直列2気筒 688cm³ | フルカウル | 830mm |
| ヤマハ YZF-R9 | 1,540,000円 | 直列3気筒 888cm³ | フルカウル | 830mm |
| ヤマハ MT-09 | 1,254,000円 | 直列3気筒 888cm³ | ネイキッド | 825mm |
| ヤマハ XSR900 GP | 1,430,000円 | 直列3気筒 888cm³ | 上半分のカウル(レトロ) | 835mm |
R7とはシート高が同じで、エンジンが2気筒か3気筒かが違う。同じ3気筒で、今のスーパースポーツの形ならR9、昔のレーサーの形ならXSR900 GPになる。
わたしはXSR900 GPのほうが好きです。カウルの形がレトロなので
あなたらしいわ。私は、羽が付いているほうを選ぶけど
大型二輪だから発生するお金の話
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車検 | あり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 必要な免許 | 大型二輪(クラッチ付きのMTなのでAT限定では乗れない) |
| 軽自動車税 | 年6,000円 |
| 重量税 | 新車時5,700円(3年分)/継続3,800円(2年分) |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
| 燃料 | ハイオク |
※税率・保険料は改正されることがある
YZF-R9は、いまもYSP(ヤマハのスポーツバイクを扱う販売店)で販売されている。2027年1月には、401cc以上のヤマハのバイク全体がYSPだけの取り扱いに変わる。

いまのバイクを残すか、売るか
スーパースポーツ1台だけだと、買い物とか通学がちょっと大変そうですね
だから、いまのバイクを残して2台にするか、売って1台にまとめるかを考えるの。いまのバイクがいくらになるかで、答えが変わるわ
値段しだいなんですか?
そうよ。高く売れるなら、そのお金をR9に回して1台にまとめればいい。安ければ、残して普段使いにすればいいの。2台持てば、税金も保険も2台ぶんかかるでしょう。だから数字で決めるのよ
値段って、お店に持っていかないと分からないですよね
スマホで十分よ。海外の買い手もいるから、業者どうしの値段は高い水準が続いているの。思ったより高い数字が出たら、1台にまとめたくなるでしょうね。お店で下取りの額を言われたときの物差しにもなるわ
📌 まとめ
- 2027年モデルは3色とも154万円。青と黒は2026年9月30日、マットブルーは2027年1月29日発売予定
- MT-09を基にした888ccの3気筒に、専用のアルミフレームとウイングレット付きのフルカウル。 重さは195kgでMT-09と2kg違い
- ブレンボやTRACKモードに加えて、クルーズコントロールとスマホのナビも標準。 2027年モデルで走りの性能と諸元は変わっていない
私は黒のR9。このカウルを見て、普段の足にしようとは思わないわ。乗りたい朝にだけ出す1台よ
R9のマットブルーは、実物を見てみたいです。オレンジっぽいホイールが気になって
1月まで待ちなさい。その頃には、黒と並べて比べられるわ
よくある質問
YZF-R9とMT-09のエンジンは同じ?
YZF-R9のエンジンはMT-09を基にした888ccの直列3気筒で、最高出力120PS・最大トルク93N·mは同じ数字です。メインフレームはR9専用のアルミ製で、後ろのフレームとスイングアームはMT-09と共通です。
2027年モデルは何が変わった?
黒とマットブルーが加わり、製造工程が一部変わりました。走りの性能と諸元は変わっていません。価格は154万円です。
ツーリングにも使える?
クルーズコントロール、スマホ連携のナビ表示、USB電源が付いています。姿勢はスーパースポーツの前傾なので、長い距離が合うかは試乗で確かめるのが確実です。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
年式・走行距離・状態で変わります。相場を見ておくと、売って1台にまとめるか、残して2台にするかを決めやすくなります。
この記事で参照した情報源(20件)
- ヤマハ YZF-R9(公式)
- ヤマハ YZF-R9 特徴・装備(公式)
- ヤマハ YZF-R9 取扱説明書(2027年モデル)
- ヤマハ発動機 YZF-R9 日本発売(2025年)
- ヤマハ発動機 YZF-R9 発表資料(2025年・諸元)
- ヤマハ発動機 YZF-R9 2026年モデル・70周年記念モデル
- ヤマハ発動機 YZF-R9 2027年モデル
- ヤマハ発動機 YZF-R9 の開発者に聞く
- ヤマハ YZF-R7 特徴・装備(公式)
- ヤマハ MT-09(公式)
- ヤマハ XSR900 GP(公式)
- ヤマハ バイク・スクーター ラインアップ(公式)
- ヤマハ発動機 401cc以上のYSP取り扱い(2026年)
- 国土交通省 東北運輸局 二輪車の区分
- 国土交通省 自賠責保険料
- 改定後の自賠責保険料一覧
- 勝浦町 軽自動車税(種別割)税率表
- Motor Fan YZF-R9 試乗
- ヤングマシン YZF-R9 試乗
- バイク王&カンパニー 2025年11月期 第3四半期決算短信(業者オークション相場)
※この記事は2026年10月10日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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