BMW X5はどう選ぶ? 2026年モデルのoriginalとFinal Editionの違いと、価格・装備
この記事の要点
- 新しく注文できるのはxDrive40d M Sport original(1,298万円)とFinal Edition(1,398万円)の2つ(税込)
- どちらも7人乗りで、エアサスペンションと後輪操舵が付く。 差は100万円で、22インチのホイール、ガラスルーフ、革シート、Mのスポーツ装備、色の選択肢
- プラグインハイブリッドのxDrive50eとV8のM60iは、2026年3月で生産終了。いまは在庫車だけになる
X5は、1999年に初代が出たBMWのSUVの原点だ。いまの4代目(G05型)で、新しく注文できるのは3.0Lディーゼルの「xDrive40d」だけになり、価格は1,298万円と1,398万円の2つに絞られた。
迷うのは、装備を絞った「M Sport original」と、特別仕様の「Final Edition」のどちらにするか。差は100万円で、どちらも3列シートの7人乗りになる。
originalにするかFinal Editionにするかを決める前に、手放す車の値段を1つ知っておくと話が早い。売り先を変えるだけで、数十万円違うこともある。

店長、X5って、BMWのSUVで一番有名なやつですよね
そうね。BMWのSUVは、1999年のX5から始まったの。いまのが4代目
値段を見たら、グレードが2つしかないんですね
今年の春に、プラグインハイブリッドとV8が生産終了になったのよ。新しく頼めるのは、ディーゼルの40dだけになったわ
選択肢が減ったのに、1,300万円……
その代わり、いちばん安いoriginalでも7人乗りで、エアサスと後輪操舵まで付いているの。削り方がうまいのよ
そもそもX5は、どういうSUVなのか。
X5は4代目(G05型)で、2019年に日本に入り、2023年4月に改良された。全長4,935mm、全幅2,005mmの大型SUVで、3列目の座席を備えて7人まで乗れる。
いま新しく注文できるのは、3.0L直列6気筒ディーゼル+48Vマイルドハイブリッドの「xDrive40d」だ。前後の足まわりには空気ばね(エア・スプリング)が付く。
| 項目 | xDrive40d(original/Final Edition) |
|---|---|
| エンジン | 3.0L 直6ディーゼル+48V |
| 最高出力/最大トルク | 340PS/700N·m |
| 変速機・駆動 | 8速AT・4輪駆動 |
| WLTC燃費 | 12.4km/L |
| 全長×全幅×全高 | 4,935×2,005×1,770mm |
| ホイールベース | 2,975mm |
| 最低地上高 | 205mm |
| 最小回転半径 | 5.9m(後輪操舵が働く条件では5.6m) |
| 車両重量 | 2,400kg(Final Edition 2,420kg) |
| 荷室(通常時/後席を倒したとき) | 550L/1,770L |
| 乗車定員 | 7名 |
| サスペンション | 前後エア・スプリング |
2.4トンで、燃費12.4km/Lも走るんですか
700N·mもあるディーゼルだから、重さを感じさせずに走るの。燃料は軽油よ
最小回転半径5.9mは、大きいですよね?
大きいわ。でも後輪も曲がるから、狭い場所では5.6mまで小さくなる。それでも、狭い駐車場では気を遣う大きさよ
originalとFinal Edition、100万円で何が変わる?
新しく注文できる2つを並べる。
| 項目 | xDrive40d M Sport original | xDrive40d Final Edition |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 12,980,000円 | 13,980,000円 |
| 乗車定員 | 7名 | 7名 |
| エア・サスペンション | ● | ● |
| 後輪操舵(インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング) | ● | ● |
| 運転支援(ハンズ・オフ・アシストを含むドライビング・アシスト・プロフェッショナル) | ● | ● |
| ホイール・タイヤ | 20インチ(前275/45R20・後305/40R20) | 22インチ(前275/35R22・後315/30R22) |
| パノラマ・ガラス・サンルーフ | — | ● |
| Mスポーツ・パッケージ・プロ(Mスポーツ・エキゾースト、赤いキャリパーのMスポーツ・ブレーキ等) | — | ● |
| シート | センサフィン(合成皮革)ブラック | BMW Individual エクステンド・レザー・メリノ(ブラック/タルトゥーフォ) |
| インテリア・トリム | ストライプ・ブラウン・ファインウッド | Mカーボン・ファイバー |
| 選べる色 | 2色 | 4色 |
※●=標準で付く、—=標準では付かない。Final EditionはxDrive40d M Sportをベースにしている
7人乗り、エアサス、後輪操舵、運転支援は、originalにも付いている。 表で並べた違いは、見た目と音と素材に関わるものが中心だ。
いちばん安いのに、3列目もエアサスも付いてるんですね
そこがoriginalのいいところ。家族の車として必要なものは全部残して、飾りを外したのよ
Final Editionの100万円は、何に払うお金なんですか?
22インチと、マフラーの音と、ガラスの屋根と、本物の革。Final Editionという名前のX5を、いちばんかっこいい形で持っておくためのお金ね。私はこっちよ
店長、最初からそっちだと思ってました

3列目は、どう使う席なのか
X5の3列目は、普段は畳んでおき、必要なときだけ起こす席だ。7人乗りは、いま注文できる40dの2つのグレードに付く。在庫車のxDrive50eとM60iは5人乗りになる。
3列目があると、荷室が狭くなるんじゃないんですか?
畳めば荷室の床になるの。普段は5人乗りの大きいSUVで、親戚が来たときだけ7人乗りになる。そういう使い方の車ね
うちの親戚が集まるときに、2台で行かなくて済むのはいいですね
3列目に大人が長く座るなら、ひとつ上のX7のほうが向いているわ。X5の3列目は、ときどき使う席と考えておいて
50eとM60iは、在庫車だけになった
プラグインハイブリッドのxDrive50eと、V8のM60i xDriveは、2026年3月で生産を終え、いまは在庫車だけが販売されている。ひとつ前の価格表では、次の価格だった。
| 項目 | xDrive50e M Sport | M60i xDrive |
|---|---|---|
| 価格(ひとつ前の価格表) | 13,480,000円 | 15,970,000円 |
| エンジン | 3.0L 直6ガソリン+モーター(プラグインハイブリッド) | 4.4L V8ガソリン+48V |
| 最高出力・最大トルク | システム全体で489PS・700N·m | エンジンで530PS・750N·m |
| 燃費 | ハイブリッド燃料消費率 10.1km/L(WLTC) | 8.5km/L(WLTC) |
| 電気だけで走れる距離 | 等価EVレンジ109km(WLTC) | — |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 |
| 荷室(通常時/後席を倒したとき) | 500L/1,720L | 650L/1,870L |
在庫車は、生産の時期によって価格や装備が違うことがある。欲しい仕様がそろっている1台があるかどうかは、販売店で確かめることになる。
家で充電できるなら、50eもよさそうでしたね
電気だけで100km以上走れる車だったからね。充電できる家で、5人乗りで足りるなら、在庫を探す価値はあるわ
V8のM60iは?
530PSのV8よ。在庫で見つけたら、私は迷わない

ボディカラーは、originalが2色、Final Editionが4色
| 色 | M Sport original | Final Edition |
|---|---|---|
| アルピン・ホワイト | ● | — |
| ブラック・サファイア(メタリック) | ● | — |
| Mカーボン・ブラック(メタリック) | — | ●(ブラックの内装と組み合わせ) |
| ミネラル・ホワイト(メタリック) | — | ●(ブラックの内装と組み合わせ) |
| マンハッタン(メタリック) | — | ●(タルトゥーフォの内装と組み合わせ) |
| スカイスクレイパー・グレー(メタリック) | — | ●(タルトゥーフォの内装と組み合わせ) |
※●=追加費用なしで選べる、—=設定なし。追加額は改良や年次で変わることがある
originalとFinal Editionでは、重なる色が1つもない。 白と黒のどちらでもいいならoriginal、グレー系やマンハッタンにしたいならFinal Editionになる。
マンハッタンって、どんな色ですか?
販売店の色見本で見て。タルトゥーフォの内装とセットになるのは覚えておいて
直近で何が変わった?
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2019年 | 4代目(G05型)を日本に導入 |
| 2023年4月 | 改良型を発表 |
| 2025年9月 | 「M Sport Package Pro」を追加、限定車「X5 Edition Shadow」 |
| 2026年3月 | xDrive50eとM60i xDriveの生産終了(以降は在庫車のみ) |
| 2026年6月 | 「M Sport original」と「Final Edition」を追加 |
新しいX5(G65型)は、日本に2027年初めに入る予定になっている。
新しいのが出るなら、待ったほうがいいんですか?
待つかどうかより、いまのX5に欲しいものがそろっているかで決めればいいの。7人乗り、エアサス、ディーゼル。それが欲しくて、いま要るなら、いまのX5で困ることはないわ
走りは、どう評価されている?
40dの試乗記では、街なかではおしとやかで快適、そして静か。それでいて山道に入ると、2.4トンとは思えないほど軽く走る、という書かれ方をしている。
V8のM60iの試乗記では、コンフォートのモードにすると市街地でふわりと柔らかく、スポーツにすると一気に引き締まる。空気ばねの足まわりが、モードで性格を大きく変える。
- 良い点: 街なかの穏やかさと静かさ。重さを感じさせない身のこなし
- 気になる点: 全長4,935mm・全幅2,005mmの大きさ
街では静かで、山道では軽いって、ずるいくらい両方ですね
重たい車ほど、軽く走らせるのにお金がかかるの。X5はそこに払っている車よ

メルセデスGLEと比べると、どこにいる?
X5と比べられることが多いのは、メルセデス・ベンツのGLEだ。
| 項目 | BMW X5 40d M Sport original | BMW X5 40d Final Edition | メルセデス GLE 300 d | メルセデス GLE 450 d Sports Core |
|---|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,298万円 | 1,398万円 | 1,173万円 | 1,410万円 |
| エンジン | 3.0L 直6ディーゼル | 同左 | 2.0L 直4ディーゼル | 3.0L 直6ディーゼル |
| 乗車定員 | 7名 | 7名 | 5名(リアシートパッケージで7名) | 7名 |
| WLTC燃費 | 12.4km/L | 12.4km/L | 14.2km/L | 12.4km/L |
| 全長×全幅×全高 | 4,935×2,005×1,770mm | 同左 | 4,925×2,010×1,795mm | 4,925×2,020×1,780mm |
| 最小回転半径 | 5.9m(後輪操舵で5.6m) | 同左 | 5.6m | 5.6m |
6気筒ディーゼルの7人乗り同士で比べると、X5のoriginalはGLE 450 dより112万円安い。 4気筒でよければGLE 300 dがいちばん安く、燃費も上だ。リアシートパッケージ(30万8,000円)で7人乗りにしても約1,204万円で、X5のoriginalより約94万円安い。
ほかに、ポルシェ カイエン(1,266万円から)、アウディ Q7、ボルボ XC90も比べられる。
6気筒同士なら、X5のほうが100万円以上安いんですね
6気筒同士ならね。4気筒でよければ、7人乗りにしてもGLEのほうが安い。そこはメルセデスの勝ちよ

買っていい人と、見送っていい人。
| こういう人 | どう考えるか |
|---|---|
| 6気筒ディーゼルの7人乗りを、できるだけ安く | xDrive40d M Sport original(1,298万円) |
| 22インチとガラスルーフと革シートまで欲しい | xDrive40d Final Edition(1,398万円) |
| 家で充電できて、5人乗りで足りる | 在庫車の xDrive50e を探す |
| V8の速さが欲しい | 在庫車の M60i、または BMW X6 M60i |
| 3列目に大人が長く座る | 見送る → BMW X7 |
| クーペのような形が好き | 見送る → BMW X6(5人乗り) |
わたしはoriginalです。7人乗れて、エアサスも付いて、いちばん安いので
私はFinal Edition。同じX5でも、実用で選ぶか、最後の1台として選ぶかで答えが変わるわね
大きい車から乗り換えるなら、手放す値段を先に。
7人乗りのX5を見に来る人って、いまも大きい車に乗っていそうですね
そうかもしれないわね。SUVなら、中古でも値段が落ちにくいほうよ。スポーツ系の車も同じ
でも、下取りでまとめたほうが楽ですよね。納車まで乗れますし
それは下取りのいいところね。ただ、金額だけで比べるなら買取のほうが高く出る。人気のある車なら、数十万円の差になることもあるわ
数十万円あれば、Final Editionとの差の何割かは埋まりますね
そういうこと。手放す車の値段が上がれば、そのぶん買う車の予算も増える。査定を申し込んだからといって、売らなきゃいけないわけじゃないわ。お金もかからない
📌 まとめ
- 新しく注文できるX5はxDrive40dの2つ(original 1,298万円/Final Edition 1,398万円)で、どちらも7人乗り
- originalでも、エアサス・後輪操舵・運転支援は削られていない。 Final Editionの100万円は、22インチ・ガラスルーフ・革シート・Mのスポーツ装備
- PHEVの50eとV8のM60iは2026年3月で生産終了。いまは在庫車だけで、どちらも5人乗り
店長、Final Editionの22インチ、乗り心地は大丈夫なんですか?
分からないわ。だから試乗してから決めるの。私は硬くても22インチを取るけど
それ、答えになってないです
見た目で選ぶ車に、正しい答えを求めないで
よくある質問
BMW X5はいくらから買える?
いま新しく注文できるいちばん安いグレードは、xDrive40d M Sport originalの1,298万円(税込)です。Final Editionは1,398万円です。
X5のoriginalとFinal Editionは、何が違う?
どちらも7人乗りで、エア・サスペンション、後輪操舵、ハンズ・オフ・アシストを含む運転支援が付きます。Final Editionは22インチのホイール、パノラマ・ガラス・サンルーフ、BMW Individualのレザー・シート、Mスポーツ・パッケージ・プロが付き、選べる色が4色になります。
X5のプラグインハイブリッドはもう買えない?
xDrive50eは2026年3月で生産を終え、いまは在庫車の販売だけです。V8のM60iも同じです。在庫の有無は販売店で確かめてください。
X5のxDrive40d M Sportは無くなった?
2026年6月24日付の最新の価格表には、M Sport originalとFinal Editionの2つが載っています。xDrive40d M Sport(1,373万円)は、ひとつ前の価格表に載っていたグレードです。
新車をお得に買うには、何から始めればいい?
いまの車を下取りに出す前に、買取の相場を一度見ておくことです。originalとFinal Editionの100万円の差をどこまで埋められるかが、そこで見えてきます。
この記事で参照した情報源(13件)
- BMWジャパン BMW X5 価格/標準装備/オプション/主要諸元(2026年6月24日付)
- BMWジャパン BMW X5 価格/標準装備/オプション/主要諸元(ひとつ前の版)
- BMWジャパン BMW X5 車種ページ
- BMWジャパン BMW X5 M60i xDrive 車種ページ
- BMWジャパン THE NEW BMW X5
- BMWジャパン BMW X5のラインアップに新たなエントリー・モデルとなる「オリジナル」を追加
- BMWジャパン BMW X5のラインアップに「ファイナル・エディション」を追加
- BMWジャパン プレスリリース(X5)
- メルセデス・ベンツ日本 プライスリスト
- webCG BMW X5 M60i xDrive 試乗記
- MyCarLife BMW X5 xDrive40d 試乗記
- 中古車オークション相場(車選びドットコム)
- 中古車市場レポート(車選びドットコム)
※この記事は2026年9月29日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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