BMW X7はどう選ぶ? 2026年モデルのグレード・価格・3列シートを解説
この記事の要点
- 価格はxDrive40d Excellenceの1,459万円からM60i xDriveの1,846万円まで(税込)
- 全グレードが3列シート・7人乗り。 2列目を独立シート(10万6,000円)にすると6人乗りになる
- ExcellenceとM Sportの差は42万円。 Excellenceは標準で21インチ、赤や銅色のような色が選べ、M Sportは22インチで黒やグレーのMカラーが選べる
X7は、BMWのSUVでいちばん大きいモデルだ。全長5,170mmの車体に3列シートを載せ、価格は1,459万円から1,846万円まで。
グレードは3つ。迷うのは、ディーゼルの40dで「Excellence」と「M Sport」のどちらにするかだ。差は42万円で、エンジンや運転支援は同じ。ホイールと選べる色がはっきり違う。もう1つ、2列目を2人掛けの独立シートにして6人乗りにするかどうかも決める。
X7は全長5,170mm。オプションより先に、家の駐車場に入るかを確かめる車だ。そのうえで、72万円を超えるスピーカーのような大物をどうするかは、乗り換え前の一手で決まる。

店長、これは……大きいですね。駐車場の枠からはみ出しそう
X7よ。BMWのSUVで、いちばん大きいの。全長は5m17cmあるわ
5mって、どのくらいなんですか?
7人乗りのX5より23cmあまり長いわ。そのぶん、3列目までしっかりした席になっているの
X5にも3列目がありましたよね
X5の3列目は、格納式の席。X7の3列目は、エアコンまで独立しているちゃんとした席よ。そこがいちばん違うわ
そもそもX7は、どういうSUVなのか。
X7は初代(G07型)で、日本では2019年に発表された。2022年11月の改良で、ライトが上下2段に分かれた今の顔になっている。
日本で買えるのは、3.0L直列6気筒ディーゼルの「xDrive40d」(ExcellenceとM Sport)と、4.4L V8の「M60i xDrive」。どれも48Vのマイルドハイブリッド、4輪駆動、前後の空気ばね(エア・スプリング)を持つ。
| 項目 | xDrive40d(Excellence/M Sport) | M60i xDrive |
|---|---|---|
| エンジン | 3.0L 直6ディーゼル+48V | 4.4L V8ガソリン+48V |
| 最高出力/最大トルク | 340PS/700N·m | 530PS/750N·m |
| 変速機・駆動 | 8速AT・4輪駆動 | 8速AT・4輪駆動 |
| WLTC燃費 | 11.8km/L | 7.9km/L |
| 全長×全幅×全高 | 5,170×2,000×1,835mm | 同左 |
| ホイールベース | 3,105mm | 3,105mm |
| 最低地上高 | 221mm | 221mm |
| 最小回転半径 | 6.2m(後輪操舵が働く条件では5.9m) | 同左 |
| 車両重量 | 2,560kg | 2,610kg |
| 荷室(通常時/後席を倒したとき) | 750L/2,210L | 750L/2,210L |
| 乗車定員 | 7名(2列目独立シートで6名) | 同左 |
| サスペンション | 前後エア・スプリング | 同左 |
最小回転半径6.2m……! Uターンできるんですか?
広い道ならね。後輪操舵が働く条件なら5.9mまで小さくなるけど、それでも大きいわ。この車は、家の駐車場と、よく行く場所の駐車場に入るかを先に確かめる車よ
荷室が750Lもあるのは、さすがですね
後席を倒せば2,210L。大きい荷物を運ぶ日は、ワゴン代わりにもなるわ
ExcellenceとM Sport、42万円で何が違う?
ディーゼルの40dには、「Excellence」と「M Sport」がある。
| 項目 | xDrive40d Excellence | xDrive40d M Sport | M60i xDrive |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 14,590,000円 | 15,010,000円 | 18,460,000円 |
| ホイール・タイヤ(標準) | 21インチ(285/45R21) | 22インチ(前275/40R22・後315/35R22) | 22インチ |
| 選べる通常色 | 8色 | 7色 | 8色 |
| エンジン | 3.0L 直6ディーゼル | 同左 | 4.4L V8 |
エンジン、寸法、運転支援、3列シートは、ExcellenceとM Sportで同じ。 表で分かる違いは、ホイールの大きさと選べる色だ。
運転支援は全グレード共通で、「高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシスト」、リモート・パーキングを含むパーキング・アシスト・プロフェッショナル、ヘッドアップ・ディスプレイが標準で付く。
中身が同じなら、42万円安いExcellenceでいい気がします
それも正しいわ。通常色で赤や銅色を選べるのは、Excellenceだけだしね
店長は、M Sportですか?
私はM60i。2.6トンを530PSで押し出す車なんて、そうそう無いわ

3列目まで、エアコンを別に調整できる
X7のいちばんの売りは、3列目まで使える室内だ。ホイールベースは3,105mmあり、X5より130mm長い。エアコンは5ゾーンで、運転席、助手席、2列目の左右、3列目の温度をそれぞれ調整できる。
2列目は、標準では3人掛けのベンチシート(7人乗り)。オプションの「2列目コンフォート・シート」(10万6,000円)を選ぶと、2列目が左右独立の2席になり、6人乗りになる。
| 項目 | 7人乗り(標準) | 6人乗り(2列目コンフォート・シート) |
|---|---|---|
| 2列目 | 3人掛けのベンチシート | 左右独立の2席 |
| 価格 | 標準 | +106,000円 |
※6人乗りにすると、標準の荷室の仕切りネットは付かない
わたしは6人乗りがいいです。2列目が1人ずつの席になるの、ちょっと特別な感じがします
2列目に大人が座ることが多いなら、6人乗りのほうが落ち着くわね。この値段で2列目が1人ずつの席になるなら、安いと思うわ
7人全員乗る日が年に数回なら、6人乗りで困らないかもしれないです
そういう考え方でいいのよ。人数を取るか、2列目の座り心地を取るか。X7はそこも選べるの

ボディカラーは通常11色。グレードで選べる色が違う
ExcellenceとM Sportで、選べる色の顔ぶれがはっきり分かれる。通常色はどれも追加費用なしだ。
| 色 | 40d Excellence | 40d M Sport | M60i |
|---|---|---|---|
| アルピン・ホワイト | ● | ● | ● |
| ブラック・サファイア(メタリック) | ● | ● | ● |
| ミネラル・ホワイト(メタリック) | ● | ● | ● |
| マンハッタン(メタリック) | ● | ● | ● |
| スカイスクレイパー・グレー(メタリック) | ● | ● | ● |
| ブルー・リッジ・マウンテン(メタリック) | ● | — | — |
| スパークリング・コッパー・グレー(メタリック) | ● | — | — |
| アヴェンチュリン・レッド(メタリック) | ● | — | — |
| Mカーボン・ブラック(メタリック) | — | ● | ● |
| Mブルックリン・グレー(メタリック) | — | ● | ● |
| Mマリナ・ベイ・ブルー(メタリック) | — | — | ● |
| BMW Individual ドラバイト・グレー | 229,000円 | 229,000円 | 229,000円 |
| BMW Individual タンザナイト・ブルー | 229,000円 | 229,000円 | 229,000円 |
| BMW Individual フローズン・ピュア・グレー | 515,000円 | 515,000円 | 515,000円 |
| BMW Individual スペシャル・ペイント | 971,000円 | 971,000円 | 971,000円 |
※●=追加費用なしで選べる、—=設定なし。追加額は改良や年次で変わることがある
アヴェンチュリン・レッド、スパークリング・コッパー・グレー、ブルー・リッジ・マウンテンは、Excellenceで選べる色。 M Sportでは、Mカーボン・ブラックとMブルックリン・グレーが選べる。
アヴェンチュリン・レッドの大きいSUVって、見たことないです。Excellenceにします
いい選択ね。大きい車ほど、色で印象が変わるのよ
直近で何が変わった?
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2019年6月 | 初代X7(G07型)を日本で発表 |
| 2022年11月 | 改良型を発表。ライトが上下2段の顔に |
| 2025年5月 | 日本専用の限定車「X7 BLACK-α」(40d 1,625万円/M60i 2,140万円) |
| 2025年7月 | 日本だけのカスタムオーダー・サービス「X7 NISHIKI LOUNGE」 |
2025年7月以降、X7そのものに手は入っていない。 NISHIKI LOUNGEは、X7のカスタマイズを受け付ける注文サービスで、日本でだけ導入されている。
日本だけの特別なX7があるんですね
日本専用の限定車まで出ているのよ。X7は、日本向けの企画がやけに多いの
走りは、どう評価されている?
40d Excellenceの試乗記は、乗り心地を「極めて快適」と評価している。大きなホイールとは思えないほど足が軽く動き、高速道路では車体が上下しない。3列目の乗り心地も良いという。
どちらの試乗車も、Excellenceにオプションの22インチを履かせた仕様だ。
一方で、コンフォートのモードでは細かい凹凸で軽い突き上げが残り、平らな感じが一歩足りない、という別の試乗記もある。そちらは、スポーツのモードのほうがかえって快適になったと書いている。
- 良い点: 高速での平らな乗り心地。3列目まで快適
- 気になる点: 細かい凹凸での軽い突き上げ(モードで変わる)
モードで乗り心地が変わるなら、試乗で両方試したいですね
そうね。このクラスの車を、コンフォートだけで判断するのはもったいないわ

メルセデスGLSと比べると、どこにいる?
X7といちばん比べられるのは、メルセデス・ベンツのGLSだ。
| 項目 | BMW X7 xDrive40d Excellence | メルセデス GLS 450 d |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,459万円 | 1,533万円 |
| エンジン | 3.0L 直6ディーゼル(340PS) | 3.0L 直6ディーゼル |
| 全長×全幅×全高 | 5,170×2,000×1,835mm | 5,210×2,030×1,840mm |
| 乗車定員 | 7名(6名も選べる) | 7名 |
| WLTC燃費 | 11.8km/L | 12.0km/L |
| 最小回転半径 | 6.2m(後輪操舵で5.9m) | 5.8m |
| 荷室 | 750L(倒して2,210L) | 355〜2,400L |
※GLSの荷室はVDA方式の範囲表記で、測定条件がそろわないため優劣は比べられない
いちばん安いディーゼル同士では、X7のほうが74万円安い。 全幅もX7が30mm狭い。燃費と小回りはGLSが少し上だ。
同じ価格帯では、レクサス LX(1,450万円から)も比べられる。
GLSより70万円以上安くて、幅も狭いんですね
そう。3列目まで使う車としては、X7はかなりまじめに作ってあるわ

買っていい人と、見送っていい人。
| こういう人 | どう考えるか |
|---|---|
| 6〜7人で移動することが多い・3列目も毎回使う | X7 |
| 21インチのまま、42万円安く買いたい・赤や銅色にしたい | xDrive40d Excellence(1,459万円) |
| 22インチと、Mカーボン・ブラックやMブルックリン・グレーが欲しい | xDrive40d M Sport(1,501万円) |
| V8の速さ | M60i xDrive(1,846万円) |
| 2列目を1人ずつの独立した席にしたい | 2列目コンフォート・シート(6人乗り・+10万6,000円) |
| 3列目はたまにしか使わない・全長を短くしたい | 見送る → BMW X5(全長4,935mm・1,298万円から) |
| 全長5mを超えると駐車場に入らない | 見送る → BMW X5(4,935mm) |
わたしはExcellenceの6人乗りで、アヴェンチュリン・レッドです
私はM60iのMカーボン・ブラック。大きい車でも、2人の選び方はここまで違うのね
足したいオプションの分を、手放す車でまかなう。
X7で追加費用がかかる主なオプションは次のとおり。
| オプション | 価格(税込) |
|---|---|
| 2列目コンフォート・シート(6人乗り) | 106,000円 |
| スカイ・ラウンジ・パノラマ・ガラス・サンルーフ | 163,000円 |
| Mスポーツ・パッケージ・プロ | 269,000円 |
| Bowers & Wilkins ダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システム | 724,000円 |
※グレードによって設定の無いもの、組み合わせに条件があるものがある
全部付けたら、それだけで100万円を超えますね
X7の見積もりは、グレードを決めてからが長いのよ
わたし、サンルーフだけは残したいです。スピーカーは、今の車の下取りを聞いてから決めます
その下取りの額、買取の相場とも並べておきなさい。下取りは手続きが一度で済むけれど、金額では買取に負けやすいの。大きいSUVは中古の値段が落ちにくいから、思っていたより高い数字が出ることもあるわ
差が出たら、スピーカーまで手が届くかもしれないですね
72万円の音を、今の車に払ってもらえるかどうか。確かめるだけなら、お金はかからないわ
📌 まとめ
- X7は1,459万円から。全グレードが3列シートで、2列目を独立シートにすると6人乗り(+10万6,000円)
- ExcellenceとM Sportの差は42万円。エンジンと運転支援は同じで、ホイール(21インチ/22インチ)と選べる色が違う
- 全長5,170mm、最小回転半径6.2m。買う前に、駐車場に入るかを確かめる
X5とX7の違い、3列目で考えると分かりやすいです
そう。3列目まで空調を分けたいならX7。短いほうがいいならX5ね
わたしは6人乗りのExcellenceで、赤です
私は7人乗りのM60i。いちばん大きい車を、いちばん速い仕様で
店長、7人も乗せる予定ないですよね
よくある質問
BMW X7はいくらから買える?
いちばん安いのはxDrive40d Excellenceの1,459万円(税込)です。xDrive40d M Sportは1,501万円、M60i xDriveは1,846万円です。
X7のExcellenceとM Sportは、何が違う?
エンジン、寸法、運転支援、3列シートは同じです。Excellenceは標準で21インチ、M Sportは22インチのホイールです。選べるボディカラーも分かれていて、赤や銅色がかったグレーはExcellenceで選べます。
X7は6人乗りにできる?
できます。オプションの「2列目コンフォート・シート」(10万6,000円)を選ぶと、2列目が左右独立の2席になり、6人乗りになります。
X7とX5は、何が違う?
大きさと3列目です。X7は全長5,170mm・ホイールベース3,105mmで、エアコンも3列目まで個別に調整できます。X5は全長4,935mm・ホイールベース2,975mmで、3列目は普段畳んでおく席です。
新車をお得に買うには、何から始めればいい?
いまの車に買取でいくら付くかを、先に知っておくことです。X7はガラスルーフやスピーカーなど有料のオプションが多いので、使える予算が分かっているとどれを残すか決めやすくなります。
この記事で参照した情報源(10件)
※この記事は2026年9月29日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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