トヨタ カローラ ツーリングはどう選ぶ? 2026年モデルのグレード・価格・荷室を整理
この記事の要点
- 価格は税込244万7,500円から349万6,900円。全車1.8Lハイブリッドで、グレードによる走りの差はタイヤとサスペンションの範囲
- 荷室は後席を倒すと最大800L。ただしこの数字が出るのは2WDの二段式デッキボード(下段)のときだけ
- E-Fourを選ぶと、デッキボードが一段式になる。4WDと荷室の使い分けは、どちらかを取る関係にある
カローラ ツーリングは、セダンのカローラと全長も全幅もホイールベースも同じ。違うのは25mm高い屋根と、その下がトランクではなく荷室になっていることだけだ。値段の差も、同じグレードで比べると5万〜7万円ほどしかない。
だから迷うのは「ワゴンにするか」ではなく、そのうえでどのグレードにするか、そして4WDにするかどうかになる。じつはこの4WDが、荷室の作りまで変えてしまう。
トヨタ カローラ ツーリングの価格は上のとおりで、ここは交渉してもそう大きくは動かない。総額を動かすのは、いま乗っている車をいくらで手放すかのほうだ。 下取りに出すつもりでも、先に買取の相場を見ておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを自分で判断できる。
店長、ワゴンってまだ買う人いるんですか
ずいぶん失礼な入り方をするわね
だって、みんなSUVじゃないですか
背の高い車が増えたのは本当。でもツーリングは全高1,460mm。立体駐車場に入る高さのまま、後ろが開くの。そこを必要とする人はまだいるわ
あー、なるほど。SUVだと入らないやつが多いですもんね
そう。それと、荷物を積んだときに姿勢が崩れにくいのはこっち。重心が低いから

そもそもカローラ ツーリングは、どういうワゴンなのか。
セダンとは、どのくらい違うんですか
全長も全幅もホイールベースも同じ。違うのは全高が25mm高いことと、後ろがつながっていること。それだけよ
えっ、じゃあほぼ同じ車?
前半分は完全に同じよ。だから走りの性格も近いの
現行カローラ ツーリング(ZWE219W型/E-FourはZWE215W型)の主要スペックは以下のとおり。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,495×1,745×1,460mm |
| ホイールベース | 2,640mm |
| 室内長×幅×高 | 1,795×1,510×1,160mm |
| 最低地上高 | 130mm |
| 最小回転半径 | 5.0m(G・X)/5.3m(W×B・ACTIVE SPORT) |
| 車両重量 | 1,350〜1,440kg |
| エンジン | 1.8L直4(2ZR-FXE)/98PS・142N・m |
| システム最高出力 | 140PS |
| WLTC燃費 | 24.9〜28.8km/L |
| 乗車定員 | 5名 |
動力はセダン・スポーツと共通の1.8Lハイブリッドで、システム全体で140PS。2025年5月の一部改良でガソリン車が終わり、いまはこの1本だけになっている。ワゴンだからといって重くなっているわけでもなく、同じグレードのセダンとの差は20kg。WLTC燃費の落ち込みも0.6〜1.0km/Lに収まっている。
後ろが伸びてるのに、そんなに変わらないんですね
屋根が伸びただけで、床から下は同じだからね
グレードは、どこで止めるか。
| グレード | 2WD | E-Four | WLTC燃費(2WD) |
|---|---|---|---|
| X | 2,447,500円 | 2,662,000円 | 28.4km/L |
| G | 2,812,700円 | 3,027,200円 | 28.8km/L |
| W×B | 3,179,000円 | 3,393,500円 | 26.7km/L |
| 特別仕様車 ACTIVE SPORT | 3,282,400円 | 3,496,900円 | 26.7km/L |
2WD同士で見ると、XからGまでが36万5,200円、GからW×Bまでが36万6,300円、W×BからACTIVE SPORTまでが10万3,400円。E-Fourはどのグレードでも21万4,500円の追加になる。
装備の差は、セダンと同じ考え方で組まれている。
| 装備 | X | G | W×B |
|---|---|---|---|
| ディスプレイオーディオ | 画面なし(ナビレディパッケージ) | 8インチ | 10.5インチ |
| メーター | アナログ+4.2インチ | 7.0インチTFT | 12.3インチTFT |
| タイヤ・ホイール | 195/65R15+スチール | 205/55R16+アルミ | 215/45R17+アルミ |
| ヘッドランプ | 3灯式LED | 3灯式LED | Bi-Beam LED+デイライト |
| リヤコンビランプ | LED | LED | LED(ライトガイド付) |
| シート | ファブリック | ファブリック(上級) | 合成皮革+レザテック |
| ブラインドスポットモニター | オプション | 標準 | 標準 |
| ルーフレール | メーカーオプション33,000円 | メーカーオプション33,000円 | メーカーオプション33,000円 |
Xは画面が付かないんですね。これ、セダンと同じ話ですか
同じ。画面そのものが付かない仕様で、あとから販売店で入れることになるの。だから見積もりでは追加になるわ
じゃあ実質はGからってことですね。……あ、でも荷物を積む車なら、内装が布のほうがよくないですか?
そこに気づくのは早いわね
濡れたものとか置きますよね、ワゴンって
合成皮革は拭けるから汚れには強いのよ。ただ、犬を乗せる、キャンプ道具を放り込む、みたいな使い方ならGで十分。上のグレードが常に正解ではないの

荷室が二段になるのは、2WDだけ。
この車のいちばん大きな売りは、床の高さを変えられるリバーシブルデッキボードにある。ただし、二段式が付くのは2WDだけだ。
| デッキボード | 後席使用時 | 後席前倒し時 | デッキ下 |
|---|---|---|---|
| 二段式・上段(2WD) | 325L | 751L | 50L |
| 二段式・下段(2WD) | 390L | 800L | 2L |
| 一段式(E-Four) | 325L | 751L | 公表なし |
※VDA法。測定範囲はデッキボードからベルトラインまで(シートの肩の高さまで)。
上段と下段って、どういうことですか
板を下げれば深く積める。上げれば床が平らになって、後ろの席を倒したときに段差がなくなるの。板の下も物入れになるわ
あ、じゃあ自転車みたいな背の高いものは下段で、長い板は上段で
そういう使い分け。E-Fourにするとその板が一段式になって、下段の390Lは選べなくなるの
えっ、4WDにすると荷室が狭くなるんですか
狭くなるというより、深く使えなくなる。後ろにモーターが入るからね
うーん。雪の日に荷物を積むためのワゴンだと思ってたのに、そこで選ばされるんですか
そこはこの車の性格が出るところね。雪道を優先するならE-Four、荷室の使い分けを優先するなら2WD。両方は取れないわ
荷室の寸法は、5名乗車時で長さ930mm。後席を倒して前席を一番前に出すと、最大1,953mmまで伸びる。幅はいちばん狭いホイールハウス部で950mm。
ボディカラーは全8色。
色はセダンと同じですか
モノトーンは同じ7色。ツーリングだけ2トーンがひとつあるわ
| カラー名 | 種類 | 追加額 |
|---|---|---|
| スーパーホワイトⅡ | モノトーン | なし |
| プラチナホワイトパールマイカ | モノトーン | 33,000円 |
| シルバーメタリック | モノトーン | なし |
| マッシブグレー | モノトーン | なし |
| ニュートラルブラック | モノトーン | なし |
| エモーショナルレッドⅡ | モノトーン | 55,000円 |
| ブルーメタリック | モノトーン | なし |
| ニュートラルブラック×プラチナホワイトパールマイカ | 2トーン | 77,000円 |
2トーンを選ぶとドアサッシュがブラックアウトになる。特別仕様車のACTIVE SPORTは、ニュートラルブラック、プラチナホワイトパールマイカ、そして専用のニュートラルブラック×アッシュの3色から選ぶ。
屋根が白いやつ、かわいいですね
7万7,000円するけどね
うっ
直近で何が変わった?
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2024年4月 | 予防安全・快適・コネクティッド装備を拡充。デジタルキーを設定。特別仕様車ACTIVE SPORTを設定 |
| 2025年5月 | 1.8Lハイブリッドに一本化(ガソリン車が終了)。W×Bに10.5インチ画面と前方ドライブレコーダー、W×B/GにBSMなどを標準装備。Gに16インチアルミとLEDフロントフォグを標準装備 |
| 2026年5月 | ボディカラーにニュートラルブラックとエモーショナルレッドⅡを設定。Xにスマートエントリーとナビレディパッケージを標準装備。ACTIVE SPORTを60周年記念仕様に更新し、ニュートラルブラック×アッシュを特別設定 |
2026年5月以降、ツーリングに手は入っていない。中古で探すなら、2025年5月より前の年式にガソリン車が混ざる点は知っておくといい。
特別仕様車 ACTIVE SPORTは、セダンと見せ方が違う。
W×Bの上に置かれた特別仕様車で、差額は10万3,400円。カローラの誕生60周年(2026年10月20日)に合わせた記念仕様だ。
- 60周年記念ロゴのフェンダーステッカーと、ロゴ入りの合成皮革巻きインストルメントパネル
- 2WDのみ専用チューニングサスペンション
- ブラック塗装の17インチアルミホイール
- ニュートラルブラックのフロントバンパーとロッカーモール
- ブラック×ダークグレーのフロントスポーツシート
セダンのACTIVE SPORTと、どう違うんですか
バンパーの色。セダンはボディと同じ色で都会寄り、ツーリングは黒で少しアウトドア寄りに見せているの
同じ名前なのに、方向が違うんですね
同じ名前で違う顔をさせるのは、うまいと思うわ
走りと使い勝手は、どう評価されている?
実際に乗った評価で繰り返し出てくるのは、車体の動きがフラットで高速道路が楽だという点だ。全幅1,745mmという寸法も、日本の道と駐車場に対して素直だという評価につながっている。街中でのハイブリッドの滑らかさも褒められやすい。
弱点として挙がるのは音だ。荷室と客室がつながっているぶん、後ろからのロードノイズがセダンより入りやすいという指摘は多い。空荷のときに後輪側がやや硬く感じられるという声もある。後席の広さは、背の高いSUVやミニバンと比べれば普通で、荷室も大型ワゴンほどの絶対量はない。
音がうるさいのは、けっこう気になりませんか
静かなセダンと並べたときの話ね。荷物を積むために後ろをつなげた車だから、静かさはそのぶん削られているのよ

カローラ、カローラ スポーツと比べると、どこにいる?
同じ心臓を積んだ兄弟が2台いる。
| カローラ ツーリング | カローラ | カローラ スポーツ | |
|---|---|---|---|
| ボディ | ワゴン | セダン | ハッチバック |
| 全長×全幅×全高 | 4,495×1,745×1,460mm | 4,495×1,745×1,435mm | 4,375×1,790×1,460mm |
| 室内長 | 1,795mm | 1,830mm | 1,795mm |
| 荷室(代表値) | 325〜390L(後席使用時) | 429L | 333L(デッキ上・低床時) |
| 価格 | 244万7,500円〜 | 238万400円〜 | 253万1,600円〜 |
| 4WD(E-Four) | あり | あり | なし |
※荷室容量は測定範囲が車種ごとに違う(セダンはトランク、ツーリングはデッキボードからベルトラインまで、スポーツはシートバック上端まで)。数字だけを並べて優劣は決められない。
あれ、5人乗ってるときはセダンのほうが数字が大きいんですか
そうなの。トランクは奥まで測るから、数字だけ見ると負けることがあるわ
じゃあワゴンの意味って……
後ろを倒したときと、積めるものの形よ。セダンはトランクの開口部より大きいものは入らないでしょう。ツーリングは後席を倒せば751Lか800Lまで伸びて、背の高いものも立てて積める
あー、数字じゃなくて形の話なんですね
ワゴンで比べられるのは、スバル レヴォーグやVW ゴルフ ヴァリアント。枠そのものが小さくなったぶん、相手も限られている。
買っていい人と、見送っていい人。
| こんな人に向く | ほかを見たほうがいい人 |
|---|---|
| 立体駐車場に入る高さのまま、荷物を積みたい | 3列目が要る(→ ミニバン) |
| 犬・自転車・キャンプ道具など、背の高い荷物がある | とにかく静かな車がいい(→ カローラのセダン) |
| 高速道路を長く走る | 悪路や雪深い土地を頻繁に走る(→ 最低地上高のあるSUV) |
| 4WDより荷室の使い分けを優先できる | 後席に大人を毎日乗せる(→ 室内長で35mm勝るセダン、または3列のミニバン) |
乗り換えの総額を決めるのは、いまの車の売値。
E-Fourにするか、その21万4,500円をグレードに回すか。ここでまた悩みますね
悩む前に、出せる額のほうを確かめましょう。予算は新車側だけで決まらないの。半分は、いま乗っている車が決めている
でもそれ、お店に持っていけば下取りで教えてくれますよね
教えてくれるのは、その店が出したい金額よ。中古車として自分の店で売りたい車かどうかで、付ける額は変わるの。ワゴンみたいに欲しがる店が偏る車は、とくに差が出やすいわ
あ、そうか。車種によって強いお店って違いますもんね
そういうこと。査定は無料だし、額を聞いてから断ってもいい。少なくとも、下取り額が妥当かどうかは判断できるようになるわ
聞くだけならリスクないですね。……ずるい言い方しますね、店長
もうひとつ。値が付かないと思い込んでいる車に、いまは普通に金額が出ることがあるわ
相場って、そんなに変わってるんですか
昔より上がっているわ。だから下取りの金額だけで決めないで、買取のほうも見ておきなさい
📌 まとめ
- カローラ ツーリングはセダンと前半分が同じ。同じグレードなら差は5万〜7万円で、走りの性格も近い
- 荷室は後席を倒して最大800L。ただしこの数字は2WDの二段式デッキボードのもので、E-Fourは一段式になる
- 実質の下限はG。Xは画面が付かないので、あとから足す前提の値段だと考える
私、これがいいです。セダンより好きかも
あら。理由は?
後ろが開くのって、それだけで安心しません? 使わなくても
使わないなら要らないでしょう
そういうことじゃないんですよ、店長
よくある質問
カローラ ツーリングはいくらから買える?
税込244万7,500円(X・2WD)からです。いちばん高い特別仕様車ACTIVE SPORTのE-Fourが349万6,900円です。
荷室はどのくらい積める?
二段式デッキボードの下段で、後席使用時390L、後席を倒して800L(VDA法)です。上段にすると325Lと751Lになります。後席を倒したときの荷室長は最大1,953mmです。
E-Four(4WD)を選ぶと何が変わる?
追加額は21万4,500円で、燃費が1〜2km/Lほど落ちます。あわせてリバーシブルデッキボードが一段式になり、床を2段階で使い分けられなくなります。
セダンのカローラと迷っています。決め手は?
同じグレードでの価格差は5万〜7万円で、走りの中身は共通です。背の高い荷物を積む機会があるならツーリング、後ろが壁になっている静かさを取るならセダンです。
ルーフレールは標準で付く?
メーカーオプションで33,000円です。注文時にしか付けられないので、ルーフボックスやキャリアを考えているなら最初に決めておく必要があります。
新車をお得に買うには、何から始めればいい?
いま乗っている車の値段を、先に確かめることです。新車側の値引きには限度がありますが、手放す側の金額は車種・状態・時期で動きます。とくに中古で人気の偏る車種は、査定する会社によって差が出ます。下取りに出す場合でも、先に相場を知っておけば、提示された金額が妥当かどうかを判断できます。
※この記事は2026年8月16日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
この記事で参照した情報源(10件)
- トヨタ カローラ ツーリング 公式ページ
- トヨタ カローラ ツーリング 価格・グレード(公式)
- トヨタ カローラ ツーリング 主要諸元表・主要装備一覧表(PDF・公式)
- トヨタ カローラ ツーリング 安全性能(公式)
- トヨタ お客様FAQ ラゲージルームの容量・寸法(公式)
- トヨタ ニュースリリース カローラ・カローラ ツーリングの特別仕様車を60周年記念仕様にアップデート(2026年5月12日)
- トヨタ ニュースリリース カローラ・カローラ ツーリング・カローラ スポーツを一部改良(2025年5月9日)
- KINTOマガジン カローラ ツーリング 試乗レポート
- カーセンサー カローラ ツーリング 試乗記事
- carview! カローラ ツーリング ハイブリッド オーナー評価
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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