スバル フォレスター(2026年モデル・6代目SL型)は改良前と何が違う? 385万円の1.8Lターボが加わった

この記事の要点

  • 一部改良は2026年5月21日発表。1.8Lターボに「Touring」「Touring EX」が加わり、いちばん安いグレードが385万円になった
  • ストロングハイブリッド(S:HEV)は全車にAC100V・1500W電源が標準
  • 全車AWD。JNCAPの「自動車安全性能2025 ファイブスター大賞」を受賞している

スバル フォレスターが2026年5月に一部改良を受けた。エンジンも寸法も変わっていないが、グレードの並びが変わって、いちばん安いグレードが385万円になった。

もうひとつ、ハイブリッド車には全車にAC100V・1500Wのコンセントが付いた。どこが動いたのかを、価格と装備から順に見ていく。

スバル フォレスターの価格は上のとおりで、ここは交渉してもそう大きくは動かない。総額を動かすのは、いま乗っている車をいくらで手放すかのほうだ。 下取りに出すつもりでも、先に買取の相場を見ておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを自分で判断できる。

モモ
モモ

店長、フォレスターって去年フルモデルチェンジしたばかりですよね。もう変わったんですか?

レイ
レイ

中身は変わっていないわ。増えたのよ、安いほうのグレードが

モモ
モモ

安いほうが増えるって、珍しくないですか?

レイ
レイ

珍しくはないけれど、この改良でいちばん効き目があるのはそこね。いままで1.8Lターボを買おうとしたら、そこそこの値段からしか選べなかったの

モモ
モモ

それが385万円から選べるようになった、と

レイ
レイ

そういうこと。あとはハイブリッドに1500Wのコンセントが全車に付いたわ

モモ
モモ

それ、車中泊とかキャンプの人が喜ぶやつじゃないですか

レイ
レイ

停電のときにも使えるわ。この車を買う人の使い方には、合っているほうね

スバル フォレスターの斜め前からの外観。オータムグリーン・メタリック。未舗装の林道、朝の斜光
6代目フォレスター(SL型)。全長4,655mm、最低地上高220mmのミドルSUV

そもそもフォレスターは、どういうSUVなのか。

モモ
モモ

フォレスターって、どのへんの車なんですか

レイ
レイ

RAV4やCX-5と同じところよ。5人乗りのミドルSUVで、スバルの中では大きいほう。全車AWDで、雪と悪路に強い作りをしているわ

モモ
モモ

全部4WDなんですか?

レイ
レイ

フォレスターはそう。安いグレードだけ2WD、というのが無いの

レイレイの解説

フォレスターの土台にあるのは、最低地上高220mmという数字と、全車に付くX-MODEという仕組みだ。滑りやすい路面で駆動力とブレーキを自動で調整するもので、雪道や砂利道で車が止まってしまう場面を減らす。街で使うぶんには出番のない装備だが、その土地に住んでいる人にとっては、あるかないかで選択肢が変わる。

以下は現行フォレスターの主要スペック。

項目数値
発売(6代目)2025年4月17日
全長×全幅×全高4,655×1,830×1,730mm
ホイールベース2,670mm
最低地上高220mm
最小回転半径5.4m
車両重量1,630〜1,750kg
乗車定員5名(2列)
駆動方式全車AWD
タイヤ225/55R18(Premium S:HEV EXのみ235/50R19)
モモ
モモ

最低地上高220mmって、けっこうな数字ですよね

レイ
レイ

一般的な乗用車の倍近いわ。雪が積もった駐車場に入れるとき、腹を擦るかどうかがここで決まるの

何が変わったのか。

改良前は2025年4月に出た最初の仕様。新旧を並べると、動いたのはこの5つだ。

項目2026年モデル(2026年5月〜)改良前(2025年4月〜)
価格385万円〜464万2,000円1.8Lターボに Touring/Touring EX の設定なし
サイズ4,655×1,830×1,730mm変更なし
パワートレイン1.8Lターボ/2.5L S:HEV変更なし
安全・運転支援新世代アイサイトを全車標準、アイサイトXはEX系変更なし
内装・画面まわりスマートリヤビューミラーの画質、ワイヤレス充電の性能を改善改良前の仕様
電源S:HEV全車にAC100V・1500W電源を標準装備S:HEVに標準ではなかった
モモ
モモ

サイズもエンジンも変わってないんですね

レイ
レイ

1年前に出たばかりだもの。今回は品揃えと使い勝手の手直しよ

グレードと価格(全車AWD)

パワートレイングレード税込価格
1.8L直噴ターボTouring385万円
1.8L直噴ターボTouring EX399万3,000円
1.8L直噴ターボSPORT EX419万1,000円
1.8L直噴ターボSPORT EX Black Selection430万1,000円
2.5L S:HEVX-BREAK S:HEV437万8,000円
2.5L S:HEVX-BREAK S:HEV EX452万1,000円
2.5L S:HEVPremium S:HEV EX464万2,000円
モモ
モモ

EXって付くのと付かないの、何が違うんですか

レイ
レイ

アイサイトXが付くかどうかね。高速道路で渋滞にはまったとき、手を離していられるやつ。TouringとX-BREAK S:HEVには付かないわ

モモ
モモ

TouringとTouring EXで14万3,000円。それでハンズオフが付くなら、安い気がします

レイ
レイ

高速をよく使うならね。信号待ちばかりの生活なら、14万円を出す意味は薄いわ

エンジンは、ターボとハイブリッドの2択

1.8L直噴ターボ2.5L S:HEV(ストロングハイブリッド)
型式CB18型・水平対向4気筒FB25型・水平対向4気筒
エンジン出力177PS/300N・m160PS/209N・m
モーター119.6PS/270N・m(駆動用)
WLTC燃費13.6km/L18.5〜19.1km/L
車両重量1,630〜1,640kg1,740〜1,750kg
AC100V・1500W電源全車標準
モモ
モモ

燃費、5km/Lくらい違いますね

レイ
レイ

年に1万km走るなら、ガソリン代で4万円弱の差ね。ただ、ハイブリッドは車両価格が50万円ほど高いから、そこだけでは埋まらないの

モモ
モモ

じゃあ何で選ぶんですか

レイ
レイ

ターボは100kg軽くて、トルクが300N・m出るの。動きが軽快なのはこっちよ。ハイブリッドは静かで滑らかで、燃費とコンセントが付いてくる。走りを取るか、日常の快適さと電源を取るか

カラーは、モノトーン10色と2トーン4種

モモ
モモ

スバルって渋い色が多いイメージなんですけど

レイ
レイ

今回もそうね。緑と青銅色があって、屋根を黒くする2トーンも選べるわ

モモ
モモ

オータムグリーン、名前からして山に行く車の色ですね

レイ
レイ

その通りの車だもの

モノトーンが10色、屋根をクリスタルブラック・シリカにした2トーンが4種類ある。

カラー名種類備考
クリスタルホワイト・パールモノトーン33,000円高
アイスシルバー・メタリックモノトーン
リバーロック・パールモノトーン33,000円高
マグネタイトグレー・メタリックモノトーン
クリスタルブラック・シリカモノトーン
クリムゾンレッド・パールモノトーン33,000円高
サファイアブルー・パールモノトーン
デイブレイクブルー・パールモノトーン
オータムグリーン・メタリックモノトーン
ブリリアントブロンズ・メタリックモノトーン一部特別設定色
マグネタイトグレー・メタリック/ブラック2トーン55,000円高
ブリリアントブロンズ・メタリック/ブラック2トーン55,000円高
オータムグリーン・メタリック/ブラック2トーン55,000円高
リバーロック・パール/ブラック2トーン88,000円高

※グレードによって選べない色があるので、注文前に見積りで確認する。

スバル フォレスターのリヤゲートを開けた荷室のカット。キャンプ道具を積んだ状態
荷室は1.8Lターボで489L。ハイブリッドは電池のぶん11L少ない

荷室と、悪路での余裕。

荷室はVDA法で、1.8Lターボが489L、S:HEVが478L。後席を倒すと窓の高さまでで1,190L(S:HEVは1,162L)まで伸びる。床下のサブトランクはターボが23L、S:HEVは6Lで、ここは電池のぶん差が出る。

悪路まわりの角度も公表されていて、前が20.3〜20.4度、後ろが25.1〜25.7度。段差に乗り上げるときにバンパーをぶつけにくい形になっている。

モモ
モモ

サブトランク、ターボだと23Lあるんですね。何を入れるところなんですか

レイ
レイ

濡れた靴とか、汚れた道具ね。荷室の床下だから、上に荷物を載せても取り出せるわ

モモ
モモ

それ、キャンプの帰りにいちばん困るやつです

走りと使い勝手は、どう評価されている?

実際に乗った評価で共通しているのは、背の高いSUVなのに直進が安定していて、ハンドルの応答が正確だという点だ。カーブでの姿勢の落ち着きも評価が高い。

1.8Lターボは、ハイブリッドより100kgほど軽いぶん身のこなしが軽快という評価が多い。18インチのタイヤとの組み合わせで、突き上げやロードノイズの面でも好意的に受け止められている。

S:HEVは発進から市街地の速度域が滑らかで、エンジンがかかったり止まったりするつながりも自然、という声が中心だ。一方で、全開で加速したときや高速での伸びについては「車重のわりに物足りない」という評価も出ている。

19インチを履くPremium S:HEV EXは、平らな路面では安定する反面、細かい凹凸が続く道で硬さを感じるという指摘がある。ただし「十分にマイルド」というオーナーの声もあり、ここは路面とタイヤと空気圧で評価が割れる部分だ。

不満として繰り返し挙がるのは、11.6インチの縦型ディスプレイの反応の遅さと、操作がタッチに寄っていることだ。走りとは別の話だが、毎日触るところなので実車で確かめておきたい。

雪道や荒れた路面では、車体の剛性感と姿勢の乱れにくさ、X-MODEを含めたトラクションの安心感が評価されている。

モモ
モモ

画面の話、車のレビューでよく見るようになりましたね

レイ
レイ

走りが良くても、そこで毎日イライラするなら意味がないもの。試乗のとき、エアコンを操作してみるといいわ

数字じゃなくて、実際どうなの

モモ
モモ

私、この車の1500Wのコンセントが気になってます。あれ全車に付いたんですよね

レイ
レイ

ハイブリッドだけね。ターボには付かないわ

モモ
モモ

じゃあ50万円上げないと手に入らないんですか

レイ
レイ

そうなるわ。ただ、電気ポットもドライヤーも動く容量よ。停電のときに車から家電へ電気を回せると考えると、値段の見え方は変わるでしょうね

モモ
モモ

災害のときに使えるって、聞くと強いですよね

レイ
レイ

そこで決める人は実際にいるわ。……ただ、そのぶん50万円多く払って、100kgの重さを背負うことになる。走りの軽さも、燃費以外のところでは手放すことになるのも本当

モモ
モモ

店長なら、どっちを買います?

レイ
レイ

ターボね。300N・mを1,600回転から出す車が、385万円で買えるようになったのよ。私はそこに反応するわ

モモ
モモ

出ました

レイ
レイ

隠す気もないもの

買うべき人/見送っていい人

こんな人に向く見送っていい人
雪や砂利道を走る(全車AWD・最低地上高220mm・X-MODE全車標準)2WDでいいので安く買いたい(フォレスターに2WDは無い)
高速を長く走る(EX系のアイサイトXでハンズオフ)街だけで使う。取り回しを最優先したい
車から家電を使いたい(S:HEVは1500W電源が全車標準)3列シートが要る(このクラスには無い)
荷物を積む(荷室489L+サブトランク23L)燃費をいちばん重く見る(ターボは13.6km/L)

気になったなら、先にいまの車の相場を見ておく。

モモ
モモ

新しい車の値段はカタログに載ってるから分かりますけど

レイ
レイ

分からないのは、いま乗っている車がいくらなのか、のほうよ

モモ
モモ

それ、お店に持っていったときに教えてもらえばよくないですか

レイ
レイ

そこで初めて聞くと、出てきた数字を受け取るしかないでしょう。高いのか安いのか、自分の中に比べるものが無いんだから

モモ
モモ

あ、確かに

レイ
レイ

先に相場を見ておくだけでいいの。年式と走った距離を入れれば数字は出るわ。それを持っているだけで、あとから提示された額に対して物差しができる

モモ
モモ

でも私、まだ買い替えるって決めてないんですけど

レイ
レイ

決めていなくていいわ。お金はかからないし、金額を見たあとで『まだ乗る』でも構わない。いま自分の車がいくらなのか知っておく、それだけの話よ

モモ
モモ

でも査定って、そんなに差が出ます?

レイ
レイ

出ることがあるわ。いまは相場自体が昔より高いし、人気のある車種は年式のわりに落ちていない

モモ
モモ

もう価値ないと思ってました

レイ
レイ

その思い込みで安く手放す人がいちばん多いのよ。 下取りに出す前に、買取の金額を見ておきなさい

📌 まとめ

  • 2026年5月の一部改良で、1.8LターボにTouring/Touring EXが加わり、いちばん安いグレードが385万円になった
  • S:HEVは全車にAC100V・1500W電源が標準。スマートリヤビューミラーとワイヤレス充電も改善された
  • エンジンも寸法も変わっていない。選ぶ基準は、ターボの軽快さを取るか、ハイブリッドの燃費と電源を取るか
モモ
モモ

安いグレードが増えるのって、地味だけどありがたい改良ですね

レイ
レイ

買える人が増えるもの。メーカーからすれば台数の話だけれど、買う側からすれば選択肢の話よ

モモ
モモ

私は電源のほうに未練がありますけど

レイ
レイ

そこはキャンプに何回行くかで決めなさい

よくある質問

新型フォレスターはいつ改良された?

一部改良モデルは2026年5月21日に発表されました。フルモデルチェンジは2025年4月17日で、そのときに6代目(SL型)になっています。

価格はいくら?

税込385万円(Touring)から464万2,000円(Premium S:HEV EX)です。全車AWDで、2WDの設定はありません。

改良前と何が違う?

1.8LターボにTouringとTouring EXが追加され、いちばん安いグレードの価格が下がりました。S:HEVには全車にAC100V・1500W電源が標準装備され、スマートリヤビューミラーの画質とワイヤレス充電の性能も改善されています。

ターボとハイブリッド、どっちを選べばいい?

走りの軽快さならターボ(177PS・300N・m、車重は約100kg軽い)、燃費と電源ならS:HEV(WLTC 18.5〜19.1km/L、AC100V・1500W標準)です。価格差は約50万円です。

アイサイトXはどのグレードに付く?

Touring EX、SPORT EX、SPORT EX Black Selection、X-BREAK S:HEV EX、Premium S:HEV EXです。TouringとX-BREAK S:HEVには付きません。

荷室の広さは?

VDA法で1.8Lターボが489L、S:HEVが478Lです。後席を倒すと窓の高さまでで1,190L(S:HEVは1,162L)。床下のサブトランクはターボ23L、S:HEV 6Lです。

買い替えるなら、いま乗っている車はいくらで売れる?

車種と年式、走行距離と状態で変わります。先に査定で相場を確かめておくと、どのグレードを選ぶにしても出ていく総額が見えます。

※この記事は2026年8月12日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。

この記事で参照した情報源(11件)

※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。

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