ポルシェ パナメーラは何が変わってきた? V8が主役だった初代から現行まで、歴代モデルと中古で選ぶポイント
この記事の要点
- 初代のS・4Sは4.8L V8自然吸気。 2013年の改良で3.0L V6ツインターボ(420PS)に置き換わった
- ⭐ 2013年のS E-Hybridは、量産のラグジュアリークラスで最初のPHEVだった(ポルシェの説明)
- ⚠️ 世界のパナメーラにはMTとディーゼルがあったが、日本の正規には来ていない
- 全幅は初代の1,931mmから現行の1,937mm。 世代が変わっても、ほぼ変わっていない
※この記事は2026年9月22日時点の情報です。価格はいずれも発表当時の国内価格です。
ポルシェ パナメーラは2009年に出た、ポルシェ初の4ドア4シーター・グランツーリスモだ。カイエンに続く、4番目のモデルラインとして作られた。
初代の売りは4.8LのV8だった。S・4Sが400PS、ターボが500PS。ところが歴代をたどると、主役はその大排気量V8から、シャシーの制御とハイブリッドへ移っていく。
パナメーラの中古は、車名を見ても中身が決まらない。 エアサスが付いているかどうかで、同じ世代でも別の車になる。
店長、パナメーラって4ドアのポルシェですよね
そう。2009年に出た、ポルシェ初の4ドア4シーターのグランツーリスモよ
ポルシェで初めての4ドアなんですか?
そこは気をつけて。4ドアならカイエンが先なの。初めてなのは『4ドアのグランツーリスモ』のほうね
細かい……
細かいけれど、間違えると嘘になるわ

まず、世代の呼び方を揃えておく。
パナメーラには呼び方が2系統あるので、中古車サイトを見ていると混乱しやすい。
| この記事の書き方 | ポルシェの呼び方 | 中古市場の呼称 |
|---|---|---|
| 初代(G1) | G1 | 970 |
| 初代の改良型(2013年) | G1の2013年フェイスリフト | 970後期 |
| 2代目(G2) | G2 | 971 |
| 2代目の改良型(2020年) | G2の2020年改良型 | 971後期 |
| 現行(G3) | 第3世代(G3) | — |
現行は『972』じゃないんですか?
それを裏づける資料が見つからないの。ポルシェは『第3世代』と呼んでいて、国交省の日本型式は『G3RA1』などよ。この記事ではG3と書くわ
970と971は通じるのに
中古の現場で定着した呼び方ね。だから両方書いておくの。中古車サイトで探すときに要るんだから
⚠️ もう一つ注意点がある。2013年のモデルを「2代目」と書いている記事があるが、あれは初代の改良型だ。2代目が出るのは2016年になる。
歴代を、エンジンと制御で並べてみる。
| 世代 | 期間 | S/4Sのエンジン | 大きく変わったところ |
|---|---|---|---|
| 初代(970) | 2009〜2013年 | 4.8L V8自然吸気 400PS | ポルシェ初の4ドアGT。世界にはMTもあった |
| 初代後期 | 2013〜2016年 | ⭐ 3.0L V6ツインターボ 420PS | PHEV(S E-Hybrid)とエグゼクティブを追加 |
| 2代目(971) | 2016〜2020年 | 2.9L V6ツインターボ 440PS | ⭐ 内装がタッチ主体に/8速PDK/リアアクスルステアリング/3チャンバーエアサス |
| 2代目後期 | 2020〜2023年 | — | GTS 480PS、ターボS 630PS、4S E-Hybrid(560PS)を新設 |
| 現行(G3) | 2023年〜 | — | ⭐ 全車エアサス標準/E-Hybridに Porsche Active Ride |
V8が減って、代わりに制御の話が増えてますね
そこがこの車の歴史よ。初代の売りは大きなV8だったの。それが途中でV6ツインターボに替わって、いまはエアサスと姿勢の制御が前に出てきているわ
V8は無くなったんですか?
無くなってはいないの。GTSや、ターボ系の上のグレードには4.0LのV8が残っているわ。主役の座が移った、という話よ

初代(2009年)。4.8L V8と、賛否の分かれたリア。
2009年4月19日、上海で初公開された。 日本では同年3月25日に予約が始まった。
| グレード | エンジン | 出力 | 日本価格 |
|---|---|---|---|
| S | 4.8L V8自然吸気 | 400PS | 1,374万円 |
| 4S | 4.8L V8自然吸気 | 400PS | 1,436万円 |
| ターボ | 4.8L V8ツインターボ | 500PS | 2,061万円 |
初代の総生産台数は164,503台だった。
この車は見た目でも話題になった。長いルーフと、大きく盛り上がったリアだ。
当時、評判どうだったんですか
リアのボリューム感が好みを分けたわね。全長約5m、全幅1,931mmもあるから、狭い街中では持て余すという指摘もあったわ
ポルシェは何か言ってるんですか?
デザインの批判には触れていないの。出てくるのは、ファストルーフ・大きなテールゲート・4人分の空間という設計の狙いのほうよ
走りの評価は逆に高かった。全長約5m・約2tなのに姿勢変化が少なく、ワインディングでは明確にポルシェのスポーツカーらしさがある。 7速PDKも、当時の911やボクスターより滑らかだと書かれている。
2013年の改良で、V8がV6ツインターボになった。
日本では2013年4月15日に受注開始。 ここで中身が大きく動く。
| 変わったところ |
|---|
| ⭐ S/4Sが 4.8L自然吸気V8 → 3.0L V6ツインターボ(420PS)へ。 従来より20PS増えて、燃費も改善 |
| ⭐ Sハイブリッドが S E-Hybrid(外部充電できるPHEV)へ。 システム416PS、9.4kWh |
| ホイールベースを150mm伸ばした「エグゼクティブ」を追加 |
| 前後のデザイン変更。標準ボディの全長が4,970mm → 5,015mm |
⭐ このS E-Hybridが、量産のラグジュアリークラスで最初のPHEVだった。
2013年にもうプラグインですか
早いでしょう。その前の2011年には、外部充電できないSハイブリッドも出しているの。日本では1,483万円だったわ
エグゼクティブって何ですか
ホイールベースを150mm伸ばした、後席が広いモデルよ。狙いは『主に中国の顧客向け』ね
2代目(2016年)。内装がボタンからタッチになった。
2016年6月28日に発表され、日本では同年7月28日に4Sとターボの受注が始まった(4S 1,591万円、ターボ 2,327万円)。
| 入ったもの |
|---|
| 新しいプラットフォームと新世代エンジン、新しい8速PDK |
| ⭐ ボタン中心の内装から、12.3インチ画面とタッチパネル主体へ |
| 3チャンバー式エアサスペンション/リアアクスルステアリング/電動ロール制御 |
| ホイールベースを30mm延長 |
| ⭐ 後席上部のルーフを20mm低くし、初代より911に近いリアの形へ |
リアの形、変えてきたんですね
初代でいちばん言われたところだものね。20mm下げて、911に近づけたわ
気にしてたんじゃないですか
そうは言っていないわよ。ただ、変えたという事実はあるの
試乗記では「荒々しさより洗練を強め、通常走行では静かでジェントルながら、踏めば非常に速い」と評価されている。リアアクスルステアリング、8速PDK、エアサスによる技術的な刷新が高く評価されている。
⚠️ そしてこの世代で、初代の世界仕様にあった6速MTが廃止された。 8速PDKへ統一される。
2017年、スポーツツーリスモが足された。
2017年3月に発表され、日本では同年4月20日に受注開始。
⚠️ これを「ワゴン」と呼ぶと、少し話がずれる。
| 標準ボディとの違い | |
|---|---|
| 全長・ホイールベース | 同じ |
| 全高 | 5mm高い(1,423mm → 1,428mm) |
| 荷室(後席使用時) | 20L多い520L |
| シート | 4+1シート |
| 足まわり | 全車4WD・3チャンバーエアサス |
荷室、20Lしか変わらないんですか
そうなの。だから『積める量が段違い』という車ではないわ。変わるのは後席の頭上と、荷室の開口部の低さと形ね
じゃあ、何のためですか
デザインと、乗り降りと、荷物の出し入れよ。ワゴンというよりシューティングブレークとして見るほうが近いわね
⚠️ 現行のG3には、日本の公式ラインアップにスポーツツーリスモが無い。 公式ページは「スポーツセダン」だけになっている。ただし、やめた理由を説明した公式資料は見当たらない。

現行(2023年)。エアサスが全車標準になった。
2023年11月24日、世界発表と同日に日本で受注開始(ベース1,424万円)。
| 変わったところ |
|---|
| ⭐ 2チャンバー・2バルブ式エアサスペンションを全車標準化 |
| ⭐ E-Hybridに「Porsche Active Ride」(車体のピッチとロールを能動的に抑える) |
| E-Hybridを4種類へ拡大する方針 |
| シフトセレクターをステアリング右側へ移し、運転席中心のデジタル内装へ |
| 外寸は先代からほぼ据え置き |
エアサスが全部に付くんですね
そこが大きいのよ。初代はターボが標準で、下のグレードはオプション。同じ世代でも付いている車と付いていない車があったの。いまは考えなくていいわ
走りは、世代ごとにどう評価されている?
| 世代 | 書かれていること |
|---|---|
| 初代 | 姿勢変化の少なさとスポーツカーらしさは前述のとおり。一方で幅1,931mmは狭い市街地で持て余すという指摘 |
| 初代のベースV6 | V8車ほどの力強さや完成度はないという評価 |
| 2代目ターボ | 荒々しさより洗練。通常走行では静かでジェントルだが、踏めば非常に速い。リアアクスルステアリング・8速PDK・エアサスによる刷新を高く評価 |
| 2代目ベース | 絶対的な速さより前後バランスと扱いやすさに独自の魅力 |
| スポーツツーリスモ | リアアクスルステアリングで最小回転直径が11.9m→11.4mに縮まり、日本の道でも実用的 |
| 現行(G3) | Active Rideで、乗り心地を良くしながら車体の姿勢を積極的に制御する方向へ進化。ベースでもスポーティさと快適性の幅が広がった |
初代だけ『持て余す』って書かれてますね
幅の話ね。ただし、いまのG3も1,937mmなの。6mm広くなっただけよ
ほとんど変わってない……
そうなの。世代が新しいから小さくなる、という車ではないわ
日本のパナメーラには、MTもディーゼルも来ていない。
世界のパナメーラを調べていると出てくるのに、日本の正規では買えなかった仕様が2つある。
| 仕様 | 日本での扱い |
|---|---|
| 6速MT(初代の自然吸気V6/V8) | ⚠️ 日本の初期3モデルはすべて7速PDK |
| ディーゼル(初代の3.0L V6/2代目の4.0L V8 4S Diesel) | ⚠️ 正規で販売された事実は確認できない |
初代の取扱説明書には、ディーゼル関連の項目に「日本仕様に設定はありません」という脚注が付いている。2代目の日本の受注資料も、ガソリンとE-Hybridだけで、4S Dieselは出てこない。
じゃあ中古でディーゼルを見つけたら
まず並行輸入かどうかを確かめることになるわ。カイエンのときと同じ話ね
MTのほうも気になります
世界にはあったのよ。でも日本には来ていないの。『パナメーラのMT』で探しても、正規の個体は出てこないわ

ここから中古の話。世代より先に、装備を見る。
歴代の話はここまで。ここからは、買う前にどこを確かめるかにあてる。
パナメーラで最初に押さえるべきは、同じ世代でもエアサスが付いている車と付いていない車があることだ。
| 世代 | エアサスの扱い |
|---|---|
| 初代 前期 | ターボが標準。S/4SやV6はオプション。 スチールスプリング車も存在する |
| 初代後期 エグゼクティブ | エアサス |
| 2代目(世界仕様) | ターボが標準、他は仕様によりオプション |
| 2代目(日本のベース/4) | ⭐ 2016年12月に標準化 |
| 2代目 スポーツツーリスモ | 全車エアサス |
| 現行(G3) | 全車 標準 |
同じ970でも違うんですか
違うの。だから中古は『世代』だけで選べないわ。装備表を1台ずつ見ることになるの
エアサス車で見るところ:
1. ひと晩置いたあとに、左右で車高が違わないか
2. 始動してすぐ規定の車高へ戻るか
3. コンプレッサーが長時間回り続けないか
4. 車高の警告の履歴

7速PDKは、「壊れやすい」とは言えない。
初代のPDKについて、「壊れやすい」と一括りにできる根拠は見当たらない。 英国の中古車ガイドも、3種類の変速機を基本的には堅牢と評価していて、確認点として挙げているのは中央部のオイル漏れだ。
そのうえで、確かめる価値があるのは整備の履歴のほうだ。S E-Hybrid以外のパナメーラは、PDKオイルの交換が「9万kmまたは4年ごと」と決められている。
現車での見方:
- 冷間時の発進・後退・低速で、不自然なジャダーや大きな遅れが出ないか
- 変速の警告やフェイルセーフの履歴
- トランスミッション中央付近の漏れ
- PDKオイルの交換履歴
- 診断機での故障メモリーとクラッチの適応値
⚠️ 症状があるだけで、メカトロニクスの故障と決めつけない。
⚠️ もう1点、SハイブリッドとS E-HybridはPDKではなく8速ティプトロニックだ。ここを混ぜない。
リコールは、世代をまたいで出ている。
日本で出ているパナメーラのリコールのうち、代表的なものを並べる。
| 世代 | 内容 |
|---|---|
| 初代 | カムシャフトコントローラーの固定ボルト不良。異音・点火時期のずれ・エンスト・再始動不能のおそれ |
| 初代 Sハイブリッド | 燃料配管からの漏れ・火災/サーモスタット腐食によるオーバーヒート |
| 初代 | エアコンブロア制御ユニットへの水侵入。短絡・火災のおそれ |
| 2代目 | 電動パワーステアリングのソフト不良で操舵補助が失われるおそれ |
| 2代目 | パワーステアリング配線の挟み込み。操舵補助の喪失・火災のおそれ |
| 現行 | フロントエアサスのスナップリング不完全装着。空気喪失・意図しない車高変化のおそれ |
| 現行 | ⭐ 右ハンドル車のエアバッグ制御に左ハンドル用プログラムが入り、側面衝突時にサイドエアバッグが意図どおり展開しないおそれ |
右ハンドルに左ハンドル用のプログラムですか
そう。日本で乗る人にはそのまま関係する話ね。対象は1,282台よ
自分の車が対象か、どうやって調べるんですか
車台番号で引くの。ポルシェジャパンにもリコールの一覧があるし、国土交通省のページでも調べられるわ
⚠️ 並んでいるのは「この世代は危ない」という話ではない。 対象は1台ずつ決まっている。
冷却系と電装は、「定番故障」とは言い切れない。
初代について「冷却管が必ず壊れる」と書いているものを見かけるが、それを裏づける資料は見当たらない。
確かめられるのは、この範囲だ。
- Sハイブリッドにサーモスタット腐食のリコールがある
- ブロア制御ユニットの浸水による火災のリコールがある
- 独立系の整備業者が、冷却・PCM・電装のトラブルを入庫例として挙げている(業者の経験であって、発生率の統計ではない)
だから冷却水の跡、補充の履歴、ラジエーター周辺の落ち葉や腐食、電装品一式の作動は確かめる。ただし「定番故障」と決めつけない。
PHEVは、保証の残りを販売店に確認する。
パナメーラのPHEVは、一般保証が3年・走行距離無制限。
中古で買うなら、車台番号と初度登録日をポルシェセンターに伝えて、保証の残り・キャンペーン・充電の履歴・故障の履歴を個体ごとに確認する。
1台ずつ聞くんですね
そう。保証がどこまで残っているかは、個体ごとに違うもの
全幅は1,937mm。置き場所を先に確かめる。
| 世代 | 全長×全幅×全高 | エグゼクティブ |
|---|---|---|
| 初代 前期 | 4,970×1,931×1,418mm | なし |
| 初代 後期 | 5,015×1,931×1,418mm前後 | 5,165mm(WB 3,070mm) |
| 2代目 | 5,049×1,937×1,423mm | 約5,199mm(WB 3,100mm) |
| 現行(G3) | 5,052×1,937×1,423mm | 5,202×1,937×1,428mm |
- ⭐ 全幅は初代から現行まで、ほぼ変わっていない(1,931mm → 1,937mm)
- 全長は4,970mm → 5,052mm
- エグゼクティブは幅ではなく、全長とホイールベースが150mm増える。 初代では最小回転直径が約11.97m → 12.45m
機械式の駐車場は厳しいですか
全長5mが先に引っかかることが多いわね。幅も1.94m近いし。買う前に、置く場所の寸法を測っておくことよ
世代別に、どれを選ぶか。
| 世代 | 向いている人 | 気をつけるところ |
|---|---|---|
| 初代 前期(970) | ⭐ 4.8L V8の自然吸気がほしい。いちばん安く手に入れたい | エアサスが付いていない個体もある。 カムシャフトとブロアのリコール完了を車台番号で確かめる |
| 初代 後期 | PHEVや、広い後席(エグゼクティブ)が選べる | V6ツインターボに替わっている。V8がほしいならGTS/ターボ |
| 2代目(971) | ⭐ 内装が現代的。リアアクスルステアリングと8速PDK | ステアリング関連のリコール2件を確認 |
| 2代目 後期 | GTS・ターボS・4S E-Hybridまで選べる | 同上 |
| 2代目 スポーツツーリスモ | 後席の頭上と、荷物の出し入れを重視する | ⚠️ 中古サイトで別の車種として登録されていることがある(探し漏れる) |
| 現行(G3) | 全車エアサス標準。いまの装備がほしい | 台数がまだ少ない。エアサスとエアバッグのリコールを確認 |
流通量の傾向はこうだ。初代と2代目がほぼ同じ規模で、現行はまだ少ない。スポーツツーリスモはかなり少ない。
⚠️ 探し方にも落とし穴がある。 中古車サイトによっては、スポーツツーリスモが別の車種として登録されている。 その場合、パナメーラで検索しても出てこない。パナメーラのグレードとして混ぜているサイトもあるので、扱いが揃っていない。
ひとつ選ぶとしたら、どれですか
初めてのパナメーラなら2代目ね。内装が現代的で、装備の当たり外れが初代より小さいの。台数もあるわ
店長は?
私は初代の前期。4.8LのV8自然吸気を積んだ4ドアポルシェなんて、もう作られないもの
また古いほうを選ぶ
無くなるものから乗っておきたいのよ

装備表を先に作ると、探し方が変わる。
パナメーラの中古でいちばん厄介なのは、同じ世代・同じくらいの価格に、装備がまるで違う個体が並ぶことだ。エアサスの有無。リアアクスルステアリングの有無。エグゼクティブかどうか。どれも車名からは分からない。
だからこの車は、探す前に自分の装備表を作っておくと早い。手順は3つだ。
| やること | |
|---|---|
| 1 | 必ず付いていてほしい装備を3つだけ決める(例:エアサス/リアアクスルステアリング/後席の広さ) |
| 2 | 手元に用意できる上限を出す |
| 3 | 1と2が合わない分を、いまの車の売値で埋められるかを見る |
3つだけ、ですか
全部欲しいと言い出すと、候補がゼロになるのよ。3つに絞ると、探す条件が決まるわ
3番目が、この車では実際に効いてくる。装備の1段差が、そのまま価格の差になるからだ。
手放し方で金額が変わる、というのはここに関係してくる。
| 出てくる数字 | |
|---|---|
| 販売店の下取り | 買う車の値引きと一緒に話が進むので、自分の車がいくらと評価されたのかが途中で見えなくなる |
| 買取の査定 | その車1台の金額として出る。 下取り額と並べて比べられる |
両方出してもらうのが前提なんですね
そうよ。片方しか無いと、比べようがないでしょう
手順の3番、順番が逆になりがちな気がします
そこが落とし穴なの。先に車を見に行くと、目の前の1台に合わせて条件のほうを曲げることになるわ。これでもいいか、あれは諦めるか、って
あります、それ
数字が先。装備表が次。現車は最後よ。この順番なら、見送る判断ができるの
📌 まとめ
- パナメーラはカイエンに続く第4のモデルラインで、ポルシェ初の4ドア4シーター・グランツーリスモ
- 初代のS・4Sは4.8L V8自然吸気。2013年の改良で3.0L V6ツインターボへ。 主役はV8からシャシー制御とハイブリッドへ移った
- ⭐ 2013年のS E-Hybridは、量産のラグジュアリークラスで最初のPHEV
- ⚠️ 世界にあったMTとディーゼルは、日本の正規には来ていない
- 中古は世代だけで選べない。 エアサスの有無など、装備が1台ずつ違う
- 全幅は初代から現行までほぼ同じ1,93x mm。全長は5mを超える。 置き場所を先に測る
よくある質問
パナメーラはポルシェ初の4ドアですか?
正確には違います。 4ドアとしてはカイエンが先にあります。パナメーラはポルシェ初の「4ドア4シーターのグランツーリスモ」で、カイエンに続く第4のモデルラインとして登場しました。
現行型は「972」ですか?
その型式を裏づける資料が見当たりません。 ポルシェは「第3世代」と呼んでおり、国土交通省の日本型式は「G3RA1」などです。970・971は中古市場で定着した呼称で、中古車サイトを見るときには役に立ちます。
2013年のモデルは2代目ですか?
違います。初代の改良型(フェイスリフト)です。 2代目が出るのは2016年です。「第2世代」と書いている記事がありますが、ポルシェの側は「2013年の改良」と呼んでいます。
パナメーラのMTやディーゼルは日本で買えますか?
どちらも日本の正規では販売されていません。 初代の世界仕様には6速MTがあり、ディーゼルも存在しましたが、日本の初期3モデルはすべて7速PDKで、取扱説明書にはディーゼルについて「日本仕様に設定はありません」と書かれています。中古で見つけた場合は並行輸入かどうかを確認してください。
スポーツツーリスモは、セダンよりどれだけ積めますか?
後席使用時で20L多い520Lです。 全長とホイールベースは標準ボディと同じなので、「積載量が段違いのワゴン」ではありません。変わるのは後席の頭上、荷室の開口部の低さと形、そして4+1シートです。なお現行のG3には、日本の公式ラインアップにありません。
中古でエアサスは必ず付いていますか?
世代とグレードによります。 初代の前期はターボが標準で、S・4SやV6はオプションでした(スチールスプリング車もあります)。日本のベース/4は2016年12月に標準化され、現行のG3は全車標準です。車名では分からないので、1台ずつ装備表を確認してください。
次のパナメーラはEVになりますか?
発表されていません。 ポルシェは2024年のインタビューで「スポーツセダンではタイカンが電動性能を担い、パナメーラは内燃機関またはハイブリッド」と述べています。
この記事で参照した情報源(37件)
- Porsche Newsroom|パナメーラ10年史
- Porsche Newsroom|初代の総生産台数
- Porsche Newsroom|V8エンジンの公式史
- Porsche Newsroom|970後期 公式諸元
- Porsche Newsroom|2代目 世界発表
- Porsche Newsroom|2代目の詳細
- Porsche Newsroom|2代目 2020年改良
- Porsche Newsroom|現行(G3)世界発表
- Porsche Newsroom|パワートレイン戦略のインタビュー
- ポルシェジャパン|2代目 受注開始と価格
- ポルシェジャパン|スポーツツーリスモ 世界初公開
- ポルシェジャパン|スポーツツーリスモ 日本価格
- ポルシェジャパン|ベース/4のエアサス標準化
- ポルシェジャパン|初代 取扱説明書
- ポルシェジャパン|現行モデル一覧
- ポルシェジャパン|リコール情報の一覧
- ポルシェジャパン|初代 カムシャフトコントローラー
- ポルシェジャパン|初代 Sハイブリッド
- ポルシェジャパン|2代目 電動パワーステアリング
- ポルシェジャパン|2代目 パワーステアリング配線
- ポルシェジャパン|新車保証
- 国土交通省|初代 エアコンブロア制御ユニット
- 国土交通省|現行 フロントエアサス
- 国土交通省|現行 エアバッグ制御プログラム
- 国土交通省|リコール対象車の確認
- Car Watch|初代 Sハイブリッド 日本導入
- Car Watch|初代後期 日本導入
- Car Watch|2代目後期 日本価格
- Car Watch|現行 国内試乗
- webCG|初代4S 試乗
- webCG|初代ベース 試乗
- webCG|2代目ターボ 試乗
- webCG|2代目ベース 試乗
- webCG|スポーツツーリスモ 試乗
- PistonHeads|パナメーラ中古ガイド
- 中古車オークション相場(2026年2月)
- 中古車市場レポート(2026年7月)
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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