トライアンフ タイガー900の違いは? 2026年最新、GT Proとラリープロの差は8万円、シート高と特別仕様
この記事の要点
- GT Proは193万5,000円から、ラリープロは201万5,000円から。 エンジンは同じ888ccの3気筒で108PS・90N·m
- GT系は前19インチのキャストで、シート高820/840mm。ラリー系は前21インチのスポークで、シート高860/880mm
- GT Proにはリアの電子制御サスペンション、ラリープロには前240mm・後230mm動くショーワのサスペンション。 特別仕様のアルパインはGT Pro系、デザートはラリープロ系
トライアンフのタイガー900(Tiger 900)は、888ccの並列3気筒を積んだ、ミドルクラスのアドベンチャー。舗装路寄りの「GT Pro」と、未舗装路寄りの「ラリープロ(Rally Pro)」、2025年11月に発表された特別仕様の「アルパイン エディション」「デザート エディション」がある。
価格はGT Proが193万5,000円から、ラリープロが201万5,000円から。どれも108PSで、GT Proとラリープロの違いは、ホイールとサスペンション、それに合わせたシート高だ。
GT Proとラリープロの差は8万円。いまのバイクが高く売れれば、値段の差を気にせず選べる。

店長、このバイク、大きくて冒険に行けそうです!
タイガー900。3気筒のアドベンチャーよ。土の道も、高速道路も、両方こなすわ
GT Proとラリープロって、何が違うんですか?
エンジンは同じ。違うのは、前のタイヤの大きさと、サスペンションの長さよ
タイガー900って、どんなバイク?
タイガー900は、888ccの水冷並列3気筒を積んだアドベンチャー。 クランクは「Tプレーン」と呼ばれる形式で、最高出力は108PS、最大トルクは90N·mだ。
いまの型は、2024年モデルの改良型。エンジンの出力とトルク、シート、振動を抑える工夫、USB-Cなどが見直された。2025年7月1日には2026年モデルの新色が、11月11日には特別仕様のアルパインとデザートが発表されている。
主要な数字は次のとおり。
| 項目 | GT Pro | ラリープロ |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,935,000円〜 | 2,015,000円〜 |
| エンジン | 水冷 並列3気筒 888cc | 同左 |
| 最高出力 | 108PS(79.5kW)/9,500rpm | 同左 |
| 最大トルク | 90N·m/6,850rpm | 同左 |
| 変速 | 6速 | 6速 |
| シート高 | 820/840mm(2段階) | 860/880mm(2段階) |
| 車体重量 | 222kg | 228kg |
| 燃料タンク | 20L | 20L |
| フロントフォーク | マルゾッキ 45mm 倒立(動く量180mm) | ショーワ 45mm 倒立(動く量240mm) |
| リアサスペンション | マルゾッキ 電子制御(動く量170mm) | ショーワ(動く量230mm) |
| ホイール | 前19/後17インチ キャスト | 前21/後17インチ スポーク(チューブレス) |
| 前ブレーキ | 320mmダブル、ブレンボ スタイルマ | 同左 |
シートの高さを2段階で変えられるんですね
そう。20mm変えられるし、ローシートにすればさらに20mm下がるわ
GT Proとラリープロの違いは、走る道
| 項目 | GT Pro | ラリープロ |
|---|---|---|
| 前輪 | 19インチ キャスト | 21インチ スポーク |
| サスペンション | 前180mm/後170mm、リアは電子制御 | 前240mm/後230mm、前は調整範囲の広いフル調整式 |
| ライディングモード | ロード、レイン、スポーツ、オフロード、ライダー | 左に加えて、オフロードプロ |
| シート高 | 820/840mm | 860/880mm |
GT Proは、前19インチと電子制御のリアサスペンションで、舗装路を快適に走るための仕様。 ラリープロは、前21インチと長いサスペンションで、未舗装路を走るための仕様だ。ライディングモードも、ラリープロはオフロードプロがひとつ多い。
差は8万円。 価格の差より、どんな道を走るかで選ぶ2台だ。重さはラリープロのほうが6kg重い。
わたし、土の道はときどき走るくらいです
なら、GT Proね。シートも40mm低いし、電子制御のサスペンションで舗装路が楽よ
店長はラリープロですか?
当然よ。21インチの前輪で、行き止まりの先まで走っていきたいもの

GT Proとラリープロに付く装備
| 装備 | 内容 |
|---|---|
| クイックシフター | 標準(上げも下げも) |
| ABS・トラクションコントロール | 車体の傾きを検知するコーナリング対応 |
| クルーズコントロール | 標準 |
| グリップヒーター | 標準 |
| シートヒーター | 標準(ライダーと同乗者) |
| タイヤの空気圧センサー | 標準 |
| メーター | 7インチのTFT |
| スマートフォン連携 | マイ トライアンフ コネクティビティが標準 |
| USB | USB-C |
グリップヒーターも、同乗者のシートヒーターも、最初から付く。 冬のツーリングや、2人で長く走るときに、あとから足すものが少ない。タイヤの空気圧センサーも付くので、走り出す前の点検の手間も減る。
後ろの人のシートまで温かいんですね!
そう。後ろに乗せる人に、文句を言われにくいバイクよ
特別仕様のアルパインとデザート
2025年11月11日に、特別仕様の「アルパイン エディション」と「デザート エディション」が発表された。
| 項目 | アルパイン エディション | デザート エディション |
|---|---|---|
| もとになる仕様 | GT Pro系(前19インチ、電子制御リア) | ラリープロ系(前21インチ、長いショーワ) |
| シート高 | 820/840mm | 860/880mm |
| 車体重量 | 224kg | 231kg |
| マフラー | アクラポヴィッチ | アクラポヴィッチ |
| ガード類 | エンジンバー | タンクバー、エンジンバー、アンダーガード |
| カラー | スノードニア・ホワイト/サファイア・ブラック(エーゲアン・ブルーの差し色) | アーバン・グレー/サファイア・ブラック(バハ・オレンジの差し色) |
アルパインは舗装路の旅、デザートは未舗装路の旅に向けた特別仕様。 どちらもアクラポヴィッチのマフラーと、グリップヒーター、上げ下げ両方のクイックシフターを持つ。
デザートのオレンジ、砂漠の写真が似合いそうです!
でしょう。ガードで固めたオレンジのタイガーを見ると、遠くへ行きたくなるわ
カラーと価格
| 仕様 | カラー | 価格(税込) |
|---|---|---|
| GT Pro | サファイア・ブラック(カーニバル・レッドの差し色) | 1,935,000円 |
| GT Pro | スノードニア・ホワイト/サファイア・ブラック(パフォーマンス・イエローの差し色) | 1,965,000円 |
| ラリープロ | スノードニア・ホワイト/グラファイト | 2,015,000円 |
| ラリープロ | サファイア・ブラック/トライアンフ パフォーマンス・イエロー | 2,045,000円 |
※2026年モデル
GT Proもラリープロも、色によって3万円変わる。 どちらも、白を使った塗り分けと、黒を基調にした塗り分けから選べる。差し色の赤や黄色で、同じ黒でも印象が変わる。
走りは、どう評価されている?
試乗記では、2024年モデルの改良について、エンジンが力強くなっても扱いやすいこと、乗り心地が良くなったことが挙げられている。
GT Proは舗装路での曲がりやすさ、ラリープロは未舗装路での走りやすさが、それぞれ評価されている。
シートは2段階に変えられる。ラリープロは低い段でも860mmで、GT Proの高い段の840mmより、まだ20mm高い。数字だけでは足の着き方は分からないので、販売店でまたがって確かめたい。
860mmは、わたしには高すぎます……
なら、GT Proのローシートを試しなさい。低い段にすれば800mmまで下がるわ。それで足りるかは、またがってみないと分からないの
タイガースポーツ800、タイガー1200と比べると
| モデル | 価格(税込) | 排気量 | 最高出力 | 前輪 | シート高 |
|---|---|---|---|---|---|
| タイガースポーツ800 | 1,405,000円〜 | 798cc | 115PS | 17インチ | 835mm |
| タイガー900 GT Pro | 1,935,000円〜 | 888cc | 108PS | 19インチ | 820/840mm |
| タイガー1200 GT Pro | 2,435,000円〜 | 1,160cc | 150PS | 19インチ | 850/870mm |
タイガー900は、舗装路向けのタイガースポーツと、大きなタイガー1200のあいだに位置する。 タイガースポーツ800は、前後17インチで舗装路のツーリングに向けたモデル。タイガー1200は、排気量と出力がひと回り大きい。
最高出力だけなら、タイガースポーツ800のほうがタイガー900より高い。タイガー900を選ぶ理由は、出力ではなく、前19インチ・21インチのホイールと長いサスペンションにある。
数字だけ見ると、タイガースポーツのほうが安くて出力も高いんですね
そう。舗装路しか走らないなら、タイガースポーツで足りるわ。タイガー900は、道の先が土になっても走り続けたい人のためのバイクよ
でも、土の道に行けないのはさみしいです
たまに土の道へ入るくらいなら、どこまで行くかを自分で決めておけばいいの。迷ったら、GT Proとタイガースポーツに続けてまたがってみなさい。姿勢と足つきで、気持ちが決まるはずよ
大型二輪だから発生するお金の話
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 必要な免許 | 大型二輪(MT) |
| 車検 | あり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 軽自動車税 | 年6,000円 |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
| メーカー保証(GT Pro・ラリープロ) | 新車から2年(走行距離の制限なし) |
※税率・保険料は改正されることがある
未舗装路を走ると、タイヤやチェーン、ブレーキの減りは早くなる。 ラリープロやデザートで林道に入るつもりなら、交換の費用も見込んでおきたい。

200万円前後の1台。今のバイクの値段から
タイガー900で、どこまでも走ってみたいです。でも、200万円近いんですよね
だから、いまのバイクの値段を先に調べなさい。手元から出すお金が、その数字でかなり変わるわ
買うお店で、そのまま下取りしてもらうつもりでした
下取りは手続きが楽よ。でも、買取店の数字と比べないまま決めるのは、もったいないわ。業者どうしのオークションは、輸出もあって高い水準を保っているの
買取店のほうが8万円高かったら、ラリープロにも届きますね!
そう。そうなれば、GT Proかラリープロかを、値段じゃなく走る道で選べるの。土の道へ行くかどうかを決めるのは、そのあとでいいわ
📌 まとめ
- GT Proは193万5,000円から、ラリープロは201万5,000円から。888ccの3気筒で108PS
- GT Proは前19インチと電子制御のリア、シート820/840mm。ラリープロは前21インチと長いショーワ、シート860/880mm
- グリップヒーター、シートヒーター、クルーズ、上下のクイックシフターは2台とも標準。舗装路の旅ならGT Pro、未舗装路も走るならラリープロ
わたしは、GT Proの白と黒にします。ローシートを付けて、温泉めぐりがしたいです
私はラリープロの黒と黄色。温泉の先の林道まで行くわ
店長、そこまで行ったら帰ってこられますか?
タンクは20Lあるのよ。帰ってこられるかは、行き先しだいね。舗装路ならGT Pro、土の道ならラリープロ。それで決めなさい
よくある質問
タイガー900 GT Proとラリープロの違いは?
エンジンは同じ888ccで108PSです。GT Proは前19インチのキャストホイールと電子制御のリアサスペンション、ラリープロは前21インチのスポークホイールと、前240mm・後230mm動くショーワのサスペンションを持ちます。
タイガー900のシート高は?
GT Proが820/840mm、ラリープロが860/880mmで、どちらも2段階に変えられます。純正のローシートでさらに20mm下がります。
タイガー900は何馬力?
最高出力は108PS(79.5kW)/9,500rpm、最大トルクは90N·m/6,850rpmです。
タイガー900 アルパイン エディションとデザート エディションとは?
2025年11月に発表された特別仕様です。アルパインはGT Pro系、デザートはラリープロ系をもとに、アクラポヴィッチのマフラーやガード類を付けています。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
年式や走行距離、状態によって変わります。いまの1台の目安が分かれば、GT Proとラリープロのどちらまで手が届くかを決めやすくなります。
この記事で参照した情報源(18件)
- トライアンフ Tiger 900 GT Pro(公式)
- トライアンフ Tiger 900 Rally Pro(公式)
- トライアンフ Tiger 900 仕様(公式)
- トライアンフ Tiger 900 テクノロジー(公式)
- トライアンフ Tiger 900 Alpine Edition(公式)
- トライアンフ Tiger 900 Desert Edition(公式)
- トライアンフ Tiger 900 2024年モデル発表(2023年10月)
- トライアンフ 2026年モデル新色(2025年7月)
- トライアンフ Tiger 特別仕様 発表(2025年11月)
- トライアンフ 新車保証・延長保証(公式)
- バージントライアンフ Tiger 900 試乗
- Motor-Fan Tiger 900 試乗
- Motor-Fan Tiger 900 GT Pro 試乗
- Motor-Fan Tiger 900 Rally Pro 試乗
- 警察庁 二輪車の免許区分
- 国土交通省 自賠責保険料
- 損害保険料率算出機構 自賠責保険 基準料率(2026年4月)
- バイク王&カンパニー 2025年11月期 第3四半期決算短信(業者オークション相場)
※この記事は2026年10月23日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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