スズキ Vストローム1050と1050DEは何が違う? 2026年モデルの価格・装備と、前21インチで変わること
この記事の要点
- 価格はVストローム1050が170万5,000円、1050DEが179万3,000円。1,036ccのV型2気筒で103PS、タンクは2台とも20L
- クルーズコントロール・双方向クイックシフター・6軸IMUを使うABSは2台とも標準。 DEは前21インチのスポークホイールで、Gモードと後輪ABSのOFFを持ち、アルミのアンダーガードとセンタースタンドが標準
- シート高は1050が850mm(870mmに上げられる)、DEが880mm。重さは242kgと252kg
スズキ Vストローム1050と1050DEは、1,036ccのV型2気筒を積む大型アドベンチャーだ。Vストローム800の並列2気筒とは違うV型エンジンで、クルーズコントロールと双方向クイックシフターは2台とも最初から付く。
2台の差は8万8,000円。1050は前19インチのキャストホイールで舗装路の長旅向け、1050DEは前21インチのスポークホイールと未舗装路向けの制御を持つ。 シート高は30mm、重さは10kg違う。どちらがどんな人に向くかを整理する。
大型アドベンチャーは、車両代のほかにケースやETCまで含めると予算がふくらむ。いま乗っている1台の売値を知っておけば、旅の装備をどこまで揃えるかを先に決められる。

店長、これ800とそっくりですけど、大きいほうですか?
Vストローム1050DEよ。こっちはV型2気筒なの
800は並列2気筒でしたもんね
そう。同じ顔でも、エンジンの形から違うのよ
Vストローム1050って、どんなバイク?
いまの1050とDEの組み合わせは、2023年2月に日本で発売された。2026年モデルの価格とカラーは、2025年モデルから続いている。
以下は2026年モデルの主要スペック。
| 項目 | Vストローム1050 | Vストローム1050DE |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,705,000円 | 1,793,000円 |
| エンジン | 水冷4スト DOHC V型2気筒 1,036cm³ | 同じ |
| 最高出力 | 76kW(103PS)/8,500rpm | 同じ |
| 最大トルク | 97N·m/6,000rpm | 同じ |
| 変速機 | 6速MT(双方向クイックシフター標準) | 同じ |
| 全長×全幅×全高 | 2,265×940×1,470mm | 2,390×960×1,505mm |
| ホイールベース | 1,555mm | 1,595mm |
| シート高 | 850mm(870mmに調整可) | 880mm |
| 最低地上高 | 165mm | 190mm |
| 車両重量 | 242kg | 252kg |
| 燃料タンク | 20L | 20L |
| WMTC燃費 | 19.4km/L | 19.4km/L |
| タイヤ | 前110/80R19/後150/70R17 | 前90/90-21/後150/70R17 |
880mm……わたしには、たぶん無理です
DEはね。1050のほうは850mmで、シートを上げ下げできるの。まず低い位置でまたがってみなさい
タンクは20Lで、燃費の数字もいいんですね
給油の間隔を長くとれるのは、長い旅向けのバイクらしいところよ
1050と1050DEは、どこが違う?
電子制御の多くは2台とも同じで、DEに足されるのは未舗装路のための装備だ。 DEを「全部入りの上位版」と思うと、選び方を間違える。
| 項目 | Vストローム1050 | Vストローム1050DE |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,705,000円 | 1,793,000円 |
| ホイール | 前19/後17インチ・キャスト(前後チューブレス) | 前21/後17インチ・スポーク(前輪はチューブ入り) |
| サスペンション | 手動調整 | 手動調整(ストローク:前170mm/後169mm) |
| トラクションコントロール | 3段階+OFF | 3段階+Gモード+OFF |
| ABS | 6軸IMUを使うABS・2モード | 同じ+後輪ABSのOFF |
| スクリーン | 工具なしで11段階に調整 | 短いスクリーン(工具で3段階) |
| シート | 850/870mmの2段階 | 880mm |
| ハンドル | 標準 | 幅を広げたもの |
| アクセサリーバー | 用品 | 標準 |
| 車両重量 | 242kg | 252kg |
DEにはこのほか、アルミ製のアンダーガードとセンタースタンドが標準で付く。
クルーズコントロールは、どっちにも付いてるんですね
そうよ。高速道路を長く走る装備は2台とも同じ。DEの差は、砂利道に向けたほうに寄っているの
DEの前輪は、チューブが入ってるんですか?
スポークホイールだもの。パンクしたら、チューブレスの1050とは修理の手順が違うわ。遠出の前に、修理の道具をどうするか考えておきなさい
わたしは舗装路しか走らないので、1050の黒と緑がいいです
私はDEの黄色。走らない砂利道まで、走れる気でいられるのがいいの

2台に共通の装備
| 装備 | 内容 |
|---|---|
| クルーズコントロール | 標準(設定した速度に戻る機能あり) |
| クイックシフター | 双方向(シフトアップ・ダウン) |
| 走行モード(SDMS) | A・B・Cの3つ。最高出力は同じで、反応の仕方が変わる |
| ブレーキの補助 | 前後連動、積載や坂道に合わせた制御、坂道で止まったときに後ろへ下がらない機能 |
| そのほか | アシスト&スリッパークラッチ、イージースタート、ローRPMアシスト |
| メーター | 5インチのカラーTFT |
| 灯火 | LED(ヘッドライト・ポジション・ウインカー・リア) |
| 電源 | メーター部のUSB、シート下の12V電源 |
坂で下がらない機能、うれしいです。重いバイクだと怖いので
252kgを坂の途中で止めるのは、誰でも緊張するわ。ブレーキから足を離しても、すぐには後ろへ下がらないの
カラーは1050が3色、DEが2色
| 車種 | カラー | 価格(税込) |
|---|---|---|
| Vストローム1050 | オールトグレーメタリックNo.3/マットブラックメタリックNo.2 | 1,705,000円 |
| Vストローム1050 | マットスティールグリーンメタリック/マットブラックメタリックNo.2 | 1,705,000円 |
| Vストローム1050 | グラススパークルブラック/マットブラックメタリックNo.2 | 1,705,000円 |
| Vストローム1050DE | チャンピオンイエローNo.2/グラススパークルブラック | 1,793,000円 |
| Vストローム1050DE | パールテックホワイト/グラススパークルブラック | 1,793,000円 |
※2026年モデルの設定。バイクは年式で色が入れ替わる
DEの白も、きれいですね
黄色と白はDEの色よ。1050は落ち着いた色が揃っているわ
直近の年式で何が変わった?
| 年式(発売) | 変わったこと |
|---|---|
| 2023年2月 | 1050と1050DEの組み合わせで日本発売(1050 1,628,000円/DE 1,716,000円) |
| 2024年5月 | 1050のカラー変更 |
| 2025年モデル(2025年2月) | 価格は1050 1,705,000円/DE 1,793,000円。2025年の資料で出力は103PS・97N·m |
| 2026年モデル | 価格・カラー・主な諸元は2025年モデルを継続 |
2023年のころは、もう少し出力が大きかったんですか?
2023年のカタログでは106PS・99N·mよ。中古で探すと、年式で数字が違うの。覚えておくといいわ
走りは、どう評価されている?
試乗では、1050はVツインのトルクで力強く走れるという声が多い。走行モードの選び方で、街中からツーリングまで使い分けられる。舗装路での安定感と、路面の継ぎ目を受け止める足まわりが評価され、上体を起こした見通しのよい姿勢もツーリング向きの長所として挙がる。
DEは、大きな前輪と長いサスペンションが舗装路の段差でもしなやかに働き、未舗装路専用のバイクではないという評価が多い。まっすぐ走るときは落ち着いているが、曲がるときの感覚は1050と同じではない。
一方で、DEの足つきは1050より厳しく、止まるときや押して歩くときは重さも含めて確かめる必要がある。未舗装路向けの装備がいくら付いていても、大きく重い車体を軽いオフロードバイクと同じようには扱えない。 2台ともまたがって、少し押してから決めたい。
やっぱり、重さがいちばん心配です
なら1050ね。10kg軽くて、シートも30mm低いわ
スズキの800ccアドベンチャーと比べると
| モデル | 価格(税込) | エンジン | 最高出力 | シート高 | 車両重量 |
|---|---|---|---|---|---|
| Vストローム1050 | 1,705,000円 | V型2気筒 1,036cm³ | 103PS | 850mm | 242kg |
| Vストローム1050DE | 1,793,000円 | V型2気筒 1,036cm³ | 103PS | 880mm | 252kg |
| Vストローム800 | 1,309,000円 | 並列2気筒 775cm³ | 82PS | 825mm | 223kg |
| Vストローム800DE | 1,397,000円 | 並列2気筒 775cm³ | 82PS | 855mm | 230kg |
1050と800は、40万円くらい違うんですね
V型のエンジンと、21PS多い出力。高速道路を長く走る人ほど、そこにお金を払うわ
わたしは800の軽さのほうが気になります
それも正しい選び方よ。軽さを取るか、高速道路の余裕を取るかね
大型二輪だから発生するお金の話
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車検 | あり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 必要な免許 | 大型二輪(クラッチ付きのMTなのでAT限定では乗れない) |
| 軽自動車税 | 年6,000円 |
| 重量税 | 新車時5,700円(3年分)/継続3,800円(2年分) |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
| ファミリーバイク特約 | 使えない(125cc以下が対象) |
※税率・保険料は改正されることがある
大型を2台持ってる人って、税金も2倍なんですよね?
当たり前でしょう。置き場所も保険も2台分よ。1台を1050にまとめるなら、その分を旅に回せるわ

800で止めるか、1050まで行くか
1050と800で、40万円近く違うんですよね。わたしなら800で止めちゃいそうです
止めるかどうかは、手元にあるお金で決まるわ。いまの大型を手放すつもりなら、売った値段で39万6,000円の差がどこまで縮むかを先に見ておくの
長く乗ってたバイクだと、値段が付かなそうで見るのが怖いです
見ないほうが損よ。業者間のオークションは、海外へ出ていく需要に支えられて相場が高い水準のままなの。長く乗った1台が、思った以上の数字になることもあるわ
見るだけでも大丈夫ですか?
登録なしで、メーカーと車種から相場の目安が出るわ。お店の下取りは一度で済むけど、金額は買取のほうが高く出やすいわ。だから数字は先に持っておきなさい
📌 まとめ
- 価格は1050が170万5,000円、1050DEが179万3,000円。1,036ccのV型2気筒で103PS、クルーズコントロール・双方向クイックシフター・6軸IMUの制御は2台とも標準
- DEは8万8,000円高く、前21インチのスポークホイール・Gモード・後輪ABSのOFFを持ち、アンダーガードとセンタースタンドが標準。 前輪はチューブ入り
- シート高は1050が850mm(870mmに調整可)、DEが880mm。重さは242kgと252kgで、足つきは1050のほうが楽
わたしは1050の緑です。シートを低い位置にできるなら、大きくてもなんとかなりそうです
私はDEの黄色。くちばしの顔にV型2気筒。この組み合わせが好きなの
店長、DEは880mmですよ?
知っているわ。止まるときにどう足を着くかまで考えてから、黄色を選ぶの
よくある質問
Vストローム1050と1050DEは何が違う?
DEは前21インチのスポークホイール、Gモード、後輪ABSのOFF、アルミのアンダーガード、センタースタンド、幅の広いハンドルが付きます。クルーズコントロールや双方向クイックシフターは2台とも標準で、DEは8万8,000円高く、10kg重い252kgです。
Vストローム800とは何が違う?
1050は1,036ccのV型2気筒(103PS)、800は775ccの並列2気筒(82PS)です。価格は1050が39万6,000円高くなります。
電源は付いている?
メーター部のUSBと、シート下の12V電源が2台とも標準です。グリップヒーターは用品です。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
年式・走行距離・状態で変わります。800にするか1050にするかを決める前に、手元の1台の相場を見ておくと、39万6,000円の差がどれだけ縮むかが分かります。
この記事で参照した情報源(20件)
- スズキ Vストローム1050 主要諸元・カラー(公式)
- スズキ Vストローム1050DE 主要諸元・カラー(公式)
- スズキ Vストローム1050/1050DE 装備(公式)
- スズキ Vストローム1050/1050DE 走行性能(公式)
- スズキ Vストローム1050/1050DE 車体(公式)
- スズキ Vストローム1050/1050DE アクセサリー(公式)
- スズキ Vストローム1050/1050DE カタログ(公式)
- スズキ Vストローム1050/1050DE 日本発売のお知らせ(2023年)
- スズキワールド Vストローム1050/1050DE 2025年モデル案内
- webオートバイ Vストローム1050 2025年モデル
- モーターサイクリスト Vストローム1050 2025年モデル
- スズキ Vストローム800 主要諸元(公式)
- 国土交通省 二輪車の検査
- JAF Mate 自賠責保険料の2026年11月改定
- 勝浦町 軽自動車税(種別割)税率表
- MotorFan Vストローム1050 試乗
- webオートバイ Vストローム1050 試乗
- MotorFan Vストローム1050DE 試乗
- WEBヤングマシン Vストローム1050DE 試乗
- バイク王&カンパニー 2025年11月期 第3四半期決算短信(業者オークション相場)
※この記事は2026年10月9日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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