スズキ Vストローム800と800DEは何が違う? 2026年モデルの価格・ホイール・シート高と8万8,000円の差
この記事の要点
- 価格はVストローム800が130万9,000円、800DEが139万7,000円。775ccの並列2気筒で82PS、タンクは2台とも20L
- 800は前19インチ・チューブレス・シート高825mm、800DEは前21インチ・スポーク・シート高855mm
- 800DEはサスペンションが長く、未舗装路向けの制御(Gモード・後輪ABSのOFF)が付く。どちらも双方向クイックシフターとリヤキャリアが標準
スズキ Vストローム800と800DEは、775ccの並列2気筒を積むアドベンチャーバイクだ。名前は「V」でも、エンジンはV型ではなくGSX-8Sと同じ系列の並列2気筒になる。
2台の差は8万8,000円。800は前19インチのキャストホイールで舗装路寄り、800DEは前21インチのスポークホイールで未舗装路寄り。 シート高は30mm、重さは7kg違う。どこまで道を選ばずに走りたいかで、2台を選び分ける。
初めての大型アドベンチャーなら、免許・車両・装備と出費が続く。いま乗っている1台の値段を計画の最初に置けば、装備をどこまで一度に揃えるかを決められる。

店長、このバイク、くちばしみたいなのが付いてます!
Vストローム800DEよ。舗装されていない道まで走れるアドベンチャーなの
Vストロームって、V型エンジンなんですか?
名前に『V』が付くだけよ。800のエンジンは並列2気筒。GSX-8Sと同じ系列ね
Vストローム800って、どんなバイク?
先に出たのは800DEで、日本では2023年3月に発売された。舗装路向けの800はその7か月後、2023年10月に加わった。2026年モデルからは、日本向けのスズキの二輪で初めてE10燃料に対応している。
以下は2026年モデルの主要スペック。
| 項目 | Vストローム800 | Vストローム800DE |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,309,000円 | 1,397,000円 |
| エンジン | 水冷4スト DOHC 並列2気筒 775cm³ | 同じ |
| 最高出力 | 60kW(82PS)/8,500rpm | 同じ |
| 最大トルク | 76N·m/6,800rpm | 同じ |
| 全長×全幅×全高 | 2,255×905×1,355mm | 2,345×975×1,310mm |
| ホイールベース | 1,515mm | 1,570mm |
| シート高 | 825mm | 855mm |
| 最低地上高 | 185mm | 220mm |
| 車両重量 | 223kg | 230kg |
| 燃料タンク | 20L(ハイオク・E10対応) | 同じ |
| WMTC燃費 | 22.6km/L | 同じ |
タンクが20Lもあるんですね
給油なしで長く走れるのは、ツーリングのバイクらしいところね
でも、855mmって……
DEはね。足つきを気にするなら、まず800のほうを見なさい
800と800DEは、どこが違う?
エンジンと電子制御の基本は同じだが、ホイール・足まわり・ブレーキ・スクリーンまで用途に合わせて変えている。
| 項目 | Vストローム800 | Vストローム800DE |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 1,309,000円 | 1,397,000円 |
| ホイール | 前19/後17インチ・アルミキャスト | 前21/後17インチ・スポーク |
| タイヤ | チューブレス | 前後チューブ |
| フロントサスペンション | SHOWA製 倒立(ストローク150mm) | ストローク220mm、伸び側・縮み側も調整できる |
| フロントブレーキ | 対向4ピストン・ラジアルマウント | 2ピストン |
| スクリーン | 大型(3段階調整) | 小型(3段階調整) |
| トラクションコントロール | 3段階+OFF | 3段階+Gモード+OFF |
| ABS | 2モード | 2モード+後輪ABSのOFF |
| ナックルカバー・アンダーカバー | 純正アクセサリー | 標準 |
| シート高/車両重量 | 825mm/223kg | 855mm/230kg |
チューブレスって、パンクしたときに楽なやつですよね
そう。舗装路しか走らないなら、800で足りるわ
Gモードって何ですか?
未舗装路向けに用意された、トラクションコントロールの設定よ。後輪のABSを切れるのも、DEだけね
わたしは砂利道、行かないです
なら800ね。大きいスクリーンと舗装路向けの足まわりで、ツーリングに寄せた仕様よ

2台に共通の装備
| 装備 | 内容 |
|---|---|
| クイックシフター | 双方向(シフトアップ・ダウン)が標準 |
| 走行モード(SDMS) | A・B・Cの3つ |
| そのほか | ローRPMアシスト、イージースタート、SCAS(スリッパークラッチ) |
| メーター | 5インチのカラーTFT |
| 灯火 | LED |
| USB電源 | 標準 |
| リヤキャリア | 標準(最大積載10kg) |
| リヤサスペンションの調整 | 工具なしで回せる油圧式のプリロードアジャスター |
| ETC2.0・グリップヒーター | 販売店で装着する用品 |
キャリアが最初から付いてるの、いいですね。荷物が積めます
後ろのサスペンションは、工具なしでダイヤルを回して調整できるの。荷物の多い日には便利ね
カラーは2台で3色ずつ
| 車種 | カラー | 価格(税込) |
|---|---|---|
| Vストローム800 | オールトグレーメタリックNo.3 | 1,309,000円 |
| Vストローム800 | キャンディダーリングレッド | 1,309,000円 |
| Vストローム800 | マットブラックメタリックNo.2 | 1,309,000円 |
| Vストローム800DE | チャンピオンイエローNo.2 | 1,397,000円 |
| Vストローム800DE | パールテックホワイト | 1,397,000円 |
| Vストローム800DE | グラススパークルブラック | 1,397,000円 |
※2026年モデルの設定。バイクは年式で色が入れ替わる
黄色、DEにしか無いんですね。いちばんかわいいのに
かわいいかどうかは知らないけど、黄色がいちばんVストロームらしいわ。私も黄色ね
直近の年式で何が変わった?
| 年式(発売) | 変わったこと |
|---|---|
| 2023年3月 | 800DEが日本で発売。1,320,000円 |
| 2023年10月 | 舗装路向けの800を追加。1,232,000円 |
| 2025年モデル(2025年3月) | 2台ともカラー変更と値上げ(800 1,276,000円/DE 1,364,000円) |
| 2026年モデル(2026年3月) | E10燃料に対応。800 1,309,000円/DE 1,397,000円 |
800は、最初より8万円近く上がってるんですね
上がったわね。古い年式の新車が残っていても、E10燃料に対応しているのはいちばん新しい年式からよ
走りは、どう評価されている?
実際に乗った評価では、エンジンは低い回転から中くらいの回転まで力があり、巡航しているときの振動が少ないという声が多い。
800は舗装路で自然に曲がり、軽快さを感じやすい。DEも、前輪が大きいからといって舗装路で鈍いわけではない。長距離での姿勢の楽さと、足まわりの乗り心地も評価されている。
足つきは800のほうが楽という評価だが、シートの幅や体格でも感じ方は変わる。シート高の数字だけで決めず、2台にまたがってから選びたい。
230kgって、倒しちゃったら起こせますかね
起こし方にはコツがあるわ。ただ、初めての大型なら、7kg軽くてシートの低い800のほうが気は楽ね
同じスズキのアドベンチャーと比べると
| モデル | 価格(税込) | エンジン | 最高出力 | シート高 | 車両重量 |
|---|---|---|---|---|---|
| Vストローム800 | 1,309,000円 | 並列2気筒 775cm³ | 82PS | 825mm | 223kg |
| Vストローム800DE | 1,397,000円 | 並列2気筒 775cm³ | 82PS | 855mm | 230kg |
| Vストローム1050 | 1,705,000円 | V型2気筒 1,036cm³ | 103PS | 850mm | 242kg |
| Vストローム1050DE | 1,793,000円 | V型2気筒 1,036cm³ | 103PS | 880mm | 252kg |
1050は、ちゃんとV型なんですね
そう。V型エンジンを積んでいるのは、1050のほうよ。重さは800より20kg近く重いわ
わたしは800で十分です。軽いほうがいいです
私は1050。同じ旅をするなら、余裕のあるほうで行きたいもの
大型二輪だから発生するお金の話
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車検 | あり(新車の初回は3年、その後は2年ごと) |
| 必要な免許 | 大型二輪(クラッチ付きのMTなのでAT限定では乗れない) |
| 軽自動車税 | 年6,000円 |
| 重量税 | 新車時5,700円(3年分)/継続3,800円(2年分) |
| 自賠責(24か月) | 8,760円(2026年11月1日以降に始まる契約は9,640円) |
| 燃料 | ハイオク(E10対応) |
| ファミリーバイク特約 | 使えない(125cc以下が対象) |
※税率・保険料は改正されることがある
車検って、旅の予定とぶつかりそうですね
だから車検の月に、長い旅の予定を入れないことね。表のとおり、新車なら最初は3年後よ

初めての大型アドベンチャーは、いまの1台の値段から計画する
Vストロームに乗るなら、大型免許からですよね。教習所の費用に車両代、ケースも欲しいし……
順番に積み上げると気が遠くなるわね。だから、いま乗っているバイクがいくらになるかを、計画のいちばん最初に置くの。売って入るお金が分かれば、ケースまで一度に揃えるか、あとに回すかが決まるわ
売るかどうかも、まだ決めてないんですけど……
決める前でいいの。個人情報を入れずに、その場で相場の目安が出るサービスがあるわ。売ると決めるのは、数字を見てからで間に合うのよ
わたしのエストレヤくらいの250ccでも、値段って付くものですか?
付くことはあるわ。業者どうしのオークションは、海外へ輸出される分も含めて相場が高い水準を保っているの。その数字しだいで、貯金から出す額が変わるわ
お店に下取りしてもらうのと、どっちがいいんですか?
手続きが一度で済むのは下取りね。金額を比べるなら、買取のほうが上に出やすいわよ
📌 まとめ
- 価格は800が130万9,000円、800DEが139万7,000円。エンジン・出力・20Lタンク・双方向クイックシフターは共通
- 800は前19インチのキャスト・チューブレス・大型スクリーン・シート高825mmで舗装路寄り。 800DEは前21インチのスポーク・長いサスペンション・Gモード・シート高855mmで未舗装路寄り
- 2台とも巡航中の振動の少なさと長距離の楽さが評価されている。足つきは800のほうが楽
わたしは800のグレーです。黄色のDEもかわいいけど、シートが低いほうが安心なので
私はDEの黄色。1050のDEより、800のDEを選ぶ理由は軽さね
店長が軽さで選ぶの、珍しいです
230kgでも十分重いのよ。砂利道で倒したときに、自分で起こせる重さかどうか。そこは見た目より先に考えるわ
よくある質問
Vストローム800と800DEは何が違う?
800は前19インチのアルミキャストホイールとチューブレスタイヤ、大型スクリーンを持つ舗装路寄りの仕様です。800DEは前21インチのスポークホイール、ストロークの長いサスペンション、Gモードと後輪ABSのOFFを持つ未舗装路寄りの仕様で、8万8,000円高く、7kg重く、シート高は30mm高い855mmです。
エンジンはV型?
いいえ。775ccの並列2気筒で、GSX-8Sと同じ系列のエンジンです。V型2気筒を積むのはVストローム1050です。
ETCは付いている?
標準では付いていません。ETC2.0とグリップヒーターは販売店で装着する用品です。USB電源とリヤキャリアは標準です。
いま乗っているバイクは、いくらで売れる?
年式・走行距離・状態で変わります。大型免許の取得から始めるなら、計画の最初に手元の1台の相場を見ておくと、ケースや装備をいつ揃えるかを決めやすくなります。
この記事で参照した情報源(21件)
- スズキ Vストローム800 主要諸元・カラー(公式)
- スズキ Vストローム800DE 主要諸元・カラー(公式)
- スズキ Vストローム800 走行性能・車体(公式)
- スズキ Vストローム800DE 走行性能(公式)
- スズキ Vストローム800 装備(公式)
- スズキ Vストローム800 アクセサリー(公式)
- スズキ Vストローム800/800DE カタログ(公式)
- スズキ Vストローム800/800DE 2026年モデル発売のお知らせ
- スズキ Vストローム800 日本発売のお知らせ(2023年)
- スズキ Vストローム800DE 日本発売のお知らせ(2023年)
- モーターサイクリスト Vストローム800/800DE 2025年モデル
- スズキのバイク! Vストローム800/800DE 2025年モデル
- スズキ Vストローム1050/1050DE 主要諸元(公式)
- 国土交通省 二輪車の検査
- JAF Mate 自賠責保険料の2026年11月改定
- 勝浦町 軽自動車税(種別割)税率表
- レスポンス Vストローム800/800DE 試乗
- WEBヤングマシン Vストローム800 試乗
- スズキのバイク! Vストローム800 ツーリング
- スズキのバイク! Vストローム800DE ツーリング
- バイク王&カンパニー 2025年11月期 第2四半期決算短信(業者オークション相場)
※この記事は2026年10月9日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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