BMW i5はどう選ぶ? 2026年モデルのセダン・ツーリング・ロングと航続距離
この記事の要点
- 価格はセダン eDrive40 M Sportの1,043万円からツーリング M60 xDriveの1,665万円まで(税込)。ロングのeDrive35Lは1,063万円
- 補助金を引くと、セダン eDrive40と523i M Sportの差は60万円。 ロング同士なら46万6,000円
- ツーリングは荷室570L・後席を倒して1,700Lで、エンジン車と同じ。 セダンはエンジン車より30L小さい
i5は、5シリーズの電気自動車版だ。セダン、ワゴンのツーリング、後ろの席を広げたロングの3つの形があり、価格は1,043万円から1,665万円まで。セダンのeDrive40は、一充電で648km(WLTC)走る。
迷うのは、エンジンの5シリーズとどちらにするか、そして3つの形のどれにするか。国の補助金を引くと、エンジン車との差は47万〜60万円になる。ただし、eDrive40の補助金は2027年1月以降の登録で下がる。
eDrive40のセダン、ツーリング、ロングは、補助金を引くと975万〜1,017万円の間に並ぶ。形を決めるのは、値段より使い方のほうだ。

店長、i5って、5シリーズと見た目は同じなんですか?
ほぼ同じよ。5シリーズと同じ車体に、エンジンの代わりにモーターと電池を積んだのがi5。同じ価格表に並んで売られているの
じゃあ、エンジンか電気かを選ぶだけなんですね
そう。あとは、セダンか、ワゴンか、後ろの広いロングか。選ぶのは、その2つだけよ
そもそもi5は、どういう車なのか。
i5は、8代目5シリーズの電気自動車版だ。日本では、セダンが2023年7月、ツーリングが2024年2月、ロングが2025年4月に発売された。
| 項目 | セダン eDrive40 | セダン M60 xDrive | ツーリング eDrive40 | ツーリング M60 xDrive | ロング eDrive35L |
|---|---|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 10,430,000円 | 16,250,000円 | 10,850,000円 | 16,650,000円 | 10,630,000円 |
| モーター・駆動 | 後ろ1基・後輪駆動 | 前後2基・4輪駆動 | 後ろ1基・後輪駆動 | 前後2基・4輪駆動 | 後ろ1基・後輪駆動 |
| 出力 | 340PS | 601PS | 340PS | 601PS | 272PS |
| 一充電走行距離(WLTC) | 648km | 527km | 620km | 515km | 600km |
| 電池(総電力量) | 83.9kWh | 83.9kWh | 83.9kWh | 83.9kWh | 81.6kWh |
| 全長 | 5,060mm | 5,060mm | 5,060mm | 5,060mm | 5,175mm |
| ホイールベース | 2,995mm | 2,995mm | 2,995mm | 2,995mm | 3,105mm |
| 最小回転半径 | 5.7m | 5.8m | 5.7m | 5.8m | 5.9m |
| 車両重量 | 2,180kg | 2,340kg | 2,220kg | 2,390kg | 2,220kg |
| 荷室 | 490L | 490L | 570L/1,700L | 570L/1,700L | 460L |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 | 5名 | 5名 |
※全幅はすべて1,900mm
いちばん遠くまで走れるのは、セダンのeDrive40の648km。 ロングは、セダンやツーリングより電池が少し小さく、出力も控えめになる。
M60って、601PSもあるんですね
そう。大きなセダンが、音もなく601PSで走る。それがM60よ。ただ、走れる距離は120kmほど短くなるわ
エンジンの5シリーズと、補助金を入れて比べる
| 形 | エンジン車 | 価格 | i5 | 価格 | 国の補助金 | 補助金を引いたi5 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| セダン | 523i M Sport | 915万円 | eDrive40 M Sport | 1,043万円 | 68万円 | 975万円 | 60万円 |
| ツーリング | 523i M Sport | 958万円 | eDrive40 M Sport | 1,085万円 | 68万円 | 1,017万円 | 59万円 |
| ロング | 525Li Exclusive M Sport | 962万円 | eDrive35L Exclusive M Sport | 1,063万円 | 54.4万円 | 1,008万6,000円 | 46万6,000円 |
※国のCEV補助金(銘柄別の交付額)。セダン・ツーリングのeDrive40は、2027年1月1日以降に登録すると54.4万円に下がる。M60(38.4万円)とロング(54.4万円)は変わらない。自治体の補助金は含まない
補助金を引くと、エンジン車との差は47万〜60万円。 電気自動車なので、新車を買うときの重量税がかからず、翌年度の自動車税はおおむね75%軽くなる。
しかもi5のeDrive40には、523iではオプションの4ゾーン・エアコン(後ろの左右も温度を決められる)が最初から付いている。
差が60万円で、後ろのエアコンも最初から付くんですか
そう。家で充電できるなら、i5は候補に入れていい差よ。それに、エンジンの音がしない5シリーズは、試乗記でも静かさが褒められているわ
来年になると、補助金が減るのはもったいないですね
eDrive40はね。登録が年をまたぐだけで、十数万円少なくなる。注文するときに、いつ届くかを聞いておくことね

セダンか、ツーリングか、ロングか。
| 項目 | セダン eDrive40 | ツーリング eDrive40 | ロング eDrive35L |
|---|---|---|---|
| 補助金を引いた額 | 975万円 | 1,017万円 | 1,008万6,000円 |
| 一充電走行距離 | 648km | 620km | 600km |
| 荷室 | 490L | 570L、後席を倒すと1,700L | 460L |
| ホイールベース | 2,995mm | 2,995mm | 3,105mm(セダンより110mm長い) |
ツーリングは、セダンより42万円高く、荷室が80L大きい。 荷室の大きさは、エンジンの5シリーズ ツーリングとまったく同じだ。
ロングは、ガラスの屋根やBowers & Wilkinsのスピーカーが最初から付き、後ろの席のためにホイールベースを110mm延ばしている。 一方で、色は黒、白、銅色がかったグレーの3色(ほかに有料色1色)に絞られる。
わたしはツーリングがいいです。電気自動車で、荷物もたくさん積めるなら
いい選び方よ。エンジン車と荷室が同じだから、荷物の面では我慢しなくていいの
ロングは、後ろに乗る人のための車なんですね
そう。運転は自分でして、後ろには家族をゆったり乗せたい。そういう人に、ちょうどいい1台ね
M60は、電気の5シリーズでいちばん出力が大きい
M60 xDriveは、前後2つのモーターで601PSを出す。セダンが1,625万円、ツーリングが1,665万円だ。
| 項目 | セダン eDrive40 | セダン M60 xDrive |
|---|---|---|
| 補助金を引いた額 | 975万円 | 1,586万6,000円 |
| 出力 | 340PS | 601PS |
| 駆動 | 後輪駆動 | 4輪駆動 |
| 一充電走行距離 | 648km | 527km |
| 最低地上高 | 146mm | 136mm |
私はM60のツーリング。601PSで荷物も積める電気のワゴン。言うことないわ
店長、毎回ワゴンの速いやつを選んでますよね
今回は音もしないのよ。夜中に出かけても、誰にも気づかれないの
充電は、どれくらいで済む?
| 項目 | i5 |
|---|---|
| 急速充電 | CHAdeMO対応 |
| 急速充電の参考実測(BMW Japan、セダン・ツーリング) | 10%→80%が55分(外気温26℃、最大90kWの充電器) |
※使う充電器、気温、電池の状態で大きく変わる
55分だと、休憩でご飯を食べるくらいですね
そう。遠出の途中は、食事の時間で充電して、ふだんは家で夜に充電する。その組み合わせで考えればいいわ
ボディカラーは、セダンが10色
| 色 | セダン(eDrive40/M60) |
|---|---|
| アルピン・ホワイト | ● |
| Mカーボン・ブラック(メタリック) | ● |
| ブラック・サファイア(メタリック) | ● |
| ソフィスト・グレー・ブリリアント・エフェクト(メタリック) | ● |
| ミネラル・ホワイト(メタリック) | ● |
| ファイトニック・ブルー(メタリック) | ● |
| オキサイド・グレー(メタリック) | ● |
| Mブルックリン・グレー(メタリック) | ● |
| ケープ・ヨーク・グリーン(メタリック) | ● |
| ファイヤー・レッド(メタリック) | ● |
| BMW Individual タンザナイト・ブルー | 209,000円 |
※●=追加費用なし。セダンの価格表による。ロングはブラック・サファイア、ミネラル・ホワイト、スパークリング・コッパー・グレー(ほかにフローズン・ピュア・グレー51万円)。追加額は改良や年次で変わることがある
ファイトニック・ブルー、電気自動車に似合いそうな青です
光の当たり方で、黒にも青にも見える色ね。夜の首都高で映えるわ
直近で何が変わった?
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2023年7月 | 5シリーズ セダン/i5を日本で発売 |
| 2024年2月 | ツーリング/i5 ツーリング |
| 2025年4月 | ロング(i5 eDrive35L)を追加(9月以降に納車) |
補助金は型式(類別)ごとに決まる。中古で探すときは、その車の類別の補助額が、いまの額と同じとは限らない。
走りは、どう評価されている?
試乗記では、M60は姿勢が安定していて、ハンドルが正確で、加速が強い。eDrive40は、ハンドルから伝わる手応えや、減速の出方に注文がつくこともある。
ツーリングは、重さを感じさせない走りと、乗り心地・静かさが評価されている。国内で長い距離を走った試乗では、乗り心地と運転支援の快適さが挙がる。
- 良い点: 安定した姿勢、静かさ、長距離の快適さ
- 気になる点: eDrive40のハンドルの手応え、2トンを超える車重
長い距離が楽なのは、大きな車の良さですね
そう。5シリーズの乗り心地に、電気の静かさが足される。それがi5のいちばんの持ち味よ

買っていい人と、見送っていい人。
| こういう人 | どう考えるか |
|---|---|
| 家で充電できる・5シリーズを電気で | i5 eDrive40 セダン(補助金後975万円・648km) |
| 荷物をたくさん積みたい | i5 eDrive40 ツーリング(補助金後1,017万円・荷室1,700L) |
| 後ろの席に家族をゆったり乗せたい | i5 eDrive35L ロング(補助金後1,008万6,000円) |
| 電気で速く走りたい | i5 M60 xDrive(1,625万円から) |
| 家で充電できない | 見送る → 5シリーズ 523d xDrive(ディーゼル・966万円) |
| もう少し小さく安い電気セダンがいい | 見送る → BMW i4(補助金後837万円) |
わたしはツーリングのeDrive40で、オキサイド・グレーです。荷室がエンジン車と同じなら、損はないので
私はやっぱりM60のツーリング。穏やかな後輪駆動と、速い4輪駆動が同じ形で並んでいるのが、i5のおもしろいところね
1,000万円前後を、どう小さくするか。
補助金を引いても1,000万円前後……やっぱり大きいです
1,000万円の車を見る人なら、手放す車にもそれなりの値段が付くかもしれないわ。売れた額しだいで、選べる形が増えるの
下取りに出せば、手間はかからないですよね
楽なのは下取りね。ただ、値段は買取店のほうが高く出やすいの。どんな車でも、一度は買取の額を見ておきなさい
売った額しだいで、セダンのつもりがツーリングになるかもしれませんね
そういうこと。補助金で決まっている分と、売値で動く分。その2つが分かれば、予算の中でどの形にするかが決められるわ
査定は無料。ツーリングやロングに手が届くかどうかは、数字を見れば分かる。
📌 まとめ
- i5は5シリーズの電気自動車版。セダン・ツーリング・ロングがあり、1,043万円から
- 補助金を引くと、エンジン車との差は47万〜60万円。 4ゾーン・エアコンなどがi5には最初から付く
- eDrive40の補助金は、2027年1月以降の登録で68万円から54.4万円に下がる
エンジンか電気か、結局は家で充電できるかどうかなんですね
そう。i5は、充電できる家に住んでいる人へのご褒美みたいな車よ。私は、充電できなくてもM60に乗りたいけど
それは、ご褒美じゃなくて我慢ですよ
冗談よ。あなたは523iとi5を同じ道で乗り比べてから決めなさい。静かさの差は、走ればすぐ分かるわ
よくある質問
BMW i5はいくらから買える?
i5 eDrive40 M Sport セダンの1,043万円(税込)からです。国のCEV補助金68万円を引くと975万円です。
i5とエンジンの5シリーズは、何が違う?
車体は同じで、動力が電気かエンジンかが違います。補助金を引くと、セダンのeDrive40と523i M Sportの差は60万円です。i5 eDrive40には、523iではオプションの4ゾーン・エアコンが標準で付きます。
i5は一充電で何km走れる?
WLTCモードで、セダンのeDrive40が648km、ツーリングのeDrive40が620km、ロングのeDrive35Lが600km、M60はセダン527km・ツーリング515kmです。
i5の補助金は、いつまで68万円?
国のCEV補助金の銘柄別一覧では、セダン・ツーリングのeDrive40 M Sportは2026年12月31日までの登録で68万円、2027年1月1日以降の登録で54.4万円です。
新車をお得に買うには、何から始めればいい?
いまの車の買取額を、下取りの見積もりとは別に調べておくことです。セダンのつもりが、ツーリングやロングに手が届くかどうかが分かります。
この記事で参照した情報源(12件)
- BMWジャパン BMW 5シリーズ セダン/i5 メーカー希望小売価格/標準装備/オプション/主要諸元(2026年7月版)
- BMWジャパン BMW 5シリーズ ツーリング/i5 ツーリング 価格表(2026年7月版)
- BMWジャパン BMW 5シリーズ ロング/i5 ロング 価格表(2026年9月版)
- BMWジャパン 5シリーズのロング・ホイールベース・モデルを追加(2025年4月24日)
- BMWジャパン BMWの電気自動車
- BMWジャパン エコカー減税・グリーン化特例
- 次世代自動車振興センター CEV補助金 銘柄ごとの補助金交付額
- webCG BMW i5 試乗記
- ル・ボラン BMW i5 ツーリング 試乗記
- EVsmart BMW i5 M60 長距離試乗
- 中古車オークション相場(車選びドットコム)
- 中古車市場レポート(車選びドットコム)
※この記事は2026年10月3日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・カラー・補助金額は改良や制度の変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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