BMW iX1・iX2はどう選ぶ? 2026年モデルのグレード・価格・航続距離を整理
この記事の要点
- 価格はiX1 eDrive20 M Sportの678万円からiX2 xDrive30 M Sportの768万円まで(税込)。国の補助金はiX1 eDrive20が68万円、ほかは48万円
- 補助金を引くと、iX1 eDrive20は610万円。 エンジンのX1 sDrive20i M Sport(567万円)との差は43万円まで縮む
- iX1とiX2のxDrive30は、モーターも電池も航続距離(507km)も同じ。 形と荷室、足まわりの装備が違い、価格差は22万円
iX1とiX2は、BMWでいちばん小さい電気自動車のSUVだ。iX1(U11型)はX1の、iX2(U10型)はX2の電気自動車版で、価格はiX1が678万円から、iX2が768万円。5月に航続距離が延び、iX1の前輪駆動は一充電で550km走れるようになった。
迷うのは3つ。エンジンのX1とどれだけ違うのか、前輪駆動と4輪駆動のどちらにするか、そして同じ中身のiX1とiX2のどちらの形にするか。国の補助金を入れると、答えが変わるところがある。
iX1は、前輪駆動のeDrive20だけ補助金が68万円と多い。いちばん安いグレードが、いちばん得をするのがこの車だ。

店長、BMWの電気自動車って、高いイメージです
いちばん小さいiX1なら、国の補助金を引くと600万円そこそこになるわ
エンジンのX1と、そんなに変わらないんですか
X1のM Sportとの差は、補助金を引くと43万円。家で充電できるなら、iX1は思ったより手の届く値段なのよ
でも、うちは充電できるかなあ……
そこが分かれ目。家で充電できないなら、電気自動車は候補から外していいわ。できるなら、続きを聞きなさい
そもそもiX1とiX2は、どういう車なのか。
iX1はX1(3代目・U11型)、iX2はX2(2代目・U10型)をもとにした電気自動車版だ。iX1は2023年2月、iX2は2023年10月に日本で発表された。2026年5月には、2車種とも航続距離が延びた。
| 項目 | iX1 eDrive20 M Sport | iX1 xDrive30 M Sport | iX2 xDrive30 M Sport |
|---|---|---|---|
| モーター・駆動 | 前1基・前輪駆動 | 前後2基・4輪駆動 | 前後2基・4輪駆動 |
| 最高出力/最大トルク | 204PS/250N·m | 306PS/494N·m | 306PS/494N·m |
| 一充電走行距離(WLTC) | 550km | 507km | 507km |
| 電費(WLTC) | 134Wh/km | 150Wh/km | 150Wh/km |
| 電池(総電力量) | 66.5kWh | 66.5kWh | 66.5kWh |
| 全長×全幅×全高 | 4,500×1,835×1,620mm | 同左 | 4,555×1,845×1,565mm |
| 最小回転半径 | 5.6m | 5.6m | 5.6m |
| 車両重量 | 1,890kg | 2,030kg | 2,050kg |
| 荷室(通常時/後席を倒したとき) | 490L/1,495L | 同左 | 525L/1,400L |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
同じ電池でも、前輪駆動のeDrive20は43km長く走れる。 車重も140kg軽い。
安いほうが、遠くまで走れるんですか
そうなの。速さが要らないなら、eDrive20のほうが遠くまで走れる。急速充電に寄る回数も、そのぶん減るわ
X1より、いくら高いのか。補助金を入れて比べる
| グレード | 価格(税込) | 国のCEV補助金 | 補助金を引いた額 |
|---|---|---|---|
| X1 sDrive20i M Sport(ガソリン・前輪駆動) | 5,670,000円 | — | 5,670,000円 |
| iX1 eDrive20 M Sport(前輪駆動) | 6,780,000円 | 680,000円 | 6,100,000円 |
| iX1 xDrive30 M Sport(4輪駆動) | 7,460,000円 | 480,000円 | 6,980,000円 |
| X2 sDrive20i M Sport(ガソリン・前輪駆動) | 5,920,000円 | — | 5,920,000円 |
| iX2 xDrive30 M Sport(4輪駆動) | 7,680,000円 | 480,000円 | 7,200,000円 |
※補助金は国のCEV補助金(銘柄別の交付額)。自治体の補助金は含まない。iX1・iX2は2027年1月以降に登録しても同じ額。補助金を受けた車には、自家用で4年の処分制限期間がある
補助金を引くと、iX1 eDrive20とX1 sDrive20i M Sportの差は43万円。 どちらも前輪駆動のM Sportで、条件はほぼそろっている。
4輪駆動どうしなら、iX1 xDrive30(補助金後698万円)とX1 xDrive20d M Sport(653万円)の差は45万円。iX2 xDrive30(同720万円)とX2 xDrive20d M Sport(682万円)の差は38万円だ。
電気自動車には、税金の面でも違いがある。新車を買うときの重量税がかからず、翌年度の自動車税はおおむね75%軽くなる。
43万円なら、ガソリン代を考えたら……
家で夜に充電するなら、走るほど差は詰まるわ。ただ、充電設備の工事代は別にかかるから、そこも見積もりに入れておきなさい
4輪駆動のxDrive30は、補助金が少ないんですね
68万円と48万円。補助金でいうと、eDrive20がいちばん得ね。雪道を走らないなら、私もeDrive20を勧めるわ

iX1か、iX2か。同じ中身で、形が違う
iX1 xDrive30とiX2 xDrive30は、モーター、電池、出力、航続距離がまったく同じだ。違うのは、車体の形と足まわりの装備だ。
| 項目 | iX1 xDrive30 M Sport | iX2 xDrive30 M Sport |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 7,460,000円 | 7,680,000円 |
| 全長×全高 | 4,500×1,620mm | 4,555×1,565mm |
| 荷室(通常時) | 490L | 525L |
| 荷室(後席を倒したとき) | 1,495L | 1,400L |
| 追加費用なしで選べる色 | 6色 | 7色 |
iX2は、屋根を後ろへ低く下げた形だ。全高は55mm低く、全長は55mm長い。荷室はふだんの状態ならiX2が35L大きいが、後席を倒すとiX1が95L大きくなる。
屋根が低いのに、ふだんの荷室はiX2のほうが大きいんですね
そうなの。背の高い荷物を積むなら、屋根の高いiX1が楽よ
でも、iX2の形、かっこいいです。斜めの屋根
22万円で形を買うなら、悪くないわ。モーターも電池も同じなら、毎日見て好きなほうを選んでいいの
充電は、どれくらいで済む?
| 項目 | iX1・iX2 |
|---|---|
| 急速充電 | CHAdeMO対応 |
| 急速充電の参考実測(BMW Japan) | iX1:30分で10%→54%/iX2:10%→80%が46分 |
| 外部給電 | V2H・V2L対応(災害などで停電したときに、家や家電へ電気を送れる) |
| 普通充電ケーブル | 標準装備 |
※BMW Japanの参考実測値。外気温27℃、最大90kWの急速充電器を使った場合。使う充電器や気温で大きく変わる
家で充電できない日も、急速充電で何とかなりそうですね
30分で4割ほど戻る計算ね。遠出の途中で休憩がてら、というくらいの感覚よ。でも、毎日を支えるのは家の充電。そこは変わらないわ
装備と、パッケージで選ぶところ
3台とも、M Sportの外観と「パーキング・アシスト・プラス」、ドライブ・レコーダーが標準だ。運転支援は次のように分かれる。
| 装備 | iX1 eDrive20 | iX1 xDrive30 | iX2 xDrive30 |
|---|---|---|---|
| 衝突回避・被害軽減ブレーキ、ACC | ● | ● | ● |
| ハンズ・オフ・アシスト(高速道路の渋滞時に手を離せる) | オプション(テクノロジー・パッケージ 33万3,000円) | ● | ● |
| ヘッドアップ・ディスプレイ | オプション(同上) | ● | ● |
| アダプティブMサスペンション | ● | ● | — |
※●=標準、—=設定なし
iX1 eDrive20にテクノロジー・パッケージを付けると、xDrive30との差は34万7,000円まで縮む(補助金を引く前)。
オプションには、Mスポーツ・パッケージ・プロ(35万円)、ヴァーネスカ・レザーとharman/kardonのハイライン・パッケージ(29万円)、パノラマ・ガラス・サンルーフ(21万2,000円)がある(価格はiX1 eDrive20の場合)。
ハンズ・オフ、欲しいなあ
上のグレードには最初から付いているのに、安いほうでは33万円のパッケージにまとめて売るの。切り方がうまいわね。それでも、付けたほうがまだ上のグレードより安いのよ
補助金を引いた額で、テクノロジー・パッケージ付きのeDrive20は643万円、xDrive30は698万円だ。
ボディカラーは、iX1が6色、iX2が7色
| 色 | iX1 | iX2 |
|---|---|---|
| アルピン・ホワイト | ● | ● |
| ブラック・サファイア(メタリック) | ● | ● |
| Mポルティマオ・ブルー(メタリック) | ● | ● |
| ケープ・ヨーク・グリーン(メタリック) | ● | ● |
| ファイヤー・レッド(メタリック) | ● | ● |
| スペース・シルバー(メタリック) | ● | — |
| Mブルックリン・グレー(メタリック) | — | ● |
| スカイスクレイパー・グレー(メタリック) | — | ● |
| BMW Individual ストーム・ベイ | 170,000円 | 170,000円 |
| BMW Individual フローズン・ピュア・グレー/フローズン・ポルティマオ・ブルー | 311,000円 | 311,000円 |
| BMW Individual スペシャル・ペイント | 530,000円 | 530,000円 |
※●=追加費用なし、—=設定なし。追加額は改良や年次で変わることがある
ケープ・ヨーク・グリーン、どっちでも選べるんですね。わたしはこれです
緑のiX1は、充電スタンドでも目立つわよ。充電スタンドで自分の車をすぐ見つけられるのも、いいところよ
直近で何が変わった?
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2023年2月 | X1/iX1(U11型)を日本で発表。iX1はxDrive30から |
| 2023年10月 | X2/iX2(U10型)を日本で発表 |
| 2024年5月 | iX1に前輪駆動のeDrive20を追加 |
| 2026年5月 | iX1・iX2の航続距離を延長(iX1 eDrive20は550km、xDrive30とiX2は507km) |
中古で探すなら、2026年5月より前の個体は、いまより航続距離が短い。
※新車の補助金は、改良後(5月26日以降の登録)のiX1 eDrive20が68万円、それより前の型は48万円
走りは、どう評価されている?
試乗記に出てくるのは、4輪駆動のxDrive30が多い。加速が力強く、ハンドルを切った分だけ素直に曲がる。減速が自然で、運転支援も使いやすい。一方で、細かい路面の凹凸では硬さを感じる。
iX2は、重い電気自動車なのに車重を意識させない動きと、自然な曲がり方と乗り心地のバランスが評価されている。
- 良い点: 力強い加速、扱いやすさ、車重を感じさせない動き
- 気になる点: 細かい凹凸での硬さ
電気自動車って重いイメージでしたけど、そう感じないんですね
電気自動車は重いから、そこがいちばんごまかせないところなの。軽く動くと書かれているなら、期待していいわ

ひとつ上の新型iX3と比べると、どこにいる?
同じクラスの輸入車の電気SUVには、メルセデス・ベンツのEQA、アウディのQ4 e-tron、フォルクスワーゲンのID.4などがある。BMWの中では、ひとつ上に新型iX3(982万円から、航続906km)がある。
| 項目 | iX1 eDrive20 | iX2 xDrive30 | 新型iX3 50 xDrive |
|---|---|---|---|
| 補助金を引いた額 | 610万円 | 720万円 | 928万円 |
| 一充電走行距離(WLTC) | 550km | 507km | 906km |
| 全長×全幅 | 4,500×1,835mm | 4,555×1,845mm | 4,780×1,895mm |
| 荷室 | 490L | 525L | 520L(前にも58L) |
iX3は、906kmも走るんですか
そう。でも補助金を引いても300万円以上高い。毎日の通勤と週末の買い物なら、550kmのiX1で十分よ

買っていい人と、見送っていい人。
| こういう人 | どう考えるか |
|---|---|
| 家で充電できる・初めての電気自動車をBMWで | iX1 eDrive20(補助金後610万円) |
| 雪道を走る・速さも欲しい | iX1 xDrive30(補助金後698万円) |
| 形で選びたい・屋根の低いSUVが好き | iX2 xDrive30(補助金後720万円) |
| 長い距離を電気で走りたい | 見送る → 新型iX3(航続906km) |
| 家で充電できない | 見送る → X1(ディーゼルのxDrive20dはWLTC 19.5km/L) |
わたしはiX1 eDrive20。補助金がいちばん多いので。色はケープ・ヨーク・グリーンです
私はiX2。屋根が低いほうが、止まっていても速そうに見えるもの
600万円を、手放す車でどこまで減らせるか。
補助金で68万円戻るのはわかりました。でも、それでも600万円は大きいです
その600万円から、いまの車を売った額を引いて考えるの。売った額は、買うほうの予算に回せるでしょう
わたしの車なんて、値段つきますかね
決めつけないこと。中古車の値段はいまも高いところにあって、値が付かないと思っていた車に金額が出ることもあるわ。下取りは乗り換えが一度で済むけれど、値段で比べるなら買取のほうが高くなりやすいの
売った分によっては、eDrive20じゃなくてxDrive30にも手が届くかもしれませんね
そういうこと。ただ、X1を選んでも同じ引き算をするから、X1との差は43万円のまま。売った額で変わるのは、iX1のどちらのグレードに手が届くかのほうよ
査定は無料。eDrive20とxDrive30のどちらにするかは、戻ってくる額を見てから決めればいい。
📌 まとめ
- iX1は678万円から、補助金を引くと610万円。エンジンのX1 M Sportとの差は43万円
- 前輪駆動のeDrive20は航続550kmで、補助金も一番多い(68万円)。 4輪駆動のxDrive30は507km
- iX1とiX2のxDrive30は、モーターと電池が同じ。 形と荷室、足まわりの装備が違い、価格差は22万円
やっぱり、家で充電できるかどうかを先に確かめます
それでいいわ。電気自動車選びは、車より先に駐車場から始まるの。聞くことは1つだけ。200Vのコンセントを付けられるかどうか、よ
それが無理だったら、X1のディーゼルですね。燃費もいいみたいですし
よくある質問
BMW iX1はいくらから買える?
iX1 eDrive20 M Sportの678万円(税込)からです。国のCEV補助金68万円を引くと610万円になります。
iX1とiX2は、何が違う?
4輪駆動のxDrive30同士では、モーター、電池、航続距離(507km)は同じです。iX2は屋根が低いクーペのような形で、全高は55mm低く、ふだんの荷室は35L大きくなります。価格はiX2が22万円高く、iX2に前輪駆動のeDrive20はありません。
iX1は一充電で何km走れる?
WLTCモードで、eDrive20が550km、xDrive30が507kmです(2026年5月の改良後)。
iX1とエンジンのX1、どちらがいい?
家で充電できるかどうかで決まります。補助金を引くと、iX1 eDrive20とX1 sDrive20i M Sportの差は43万円です。充電できない場合は、燃費のいいディーゼルのX1 xDrive20dが候補になります。
新車をお得に買うには、何から始めればいい?
まず補助金の額を確かめ、いまの車の買取額も調べておくことです。補助金と売値の両方を引いた額が、実際に出ていくお金になります。
この記事で参照した情報源(15件)
- BMWジャパン BMW X1/iX1 メーカー希望小売価格/標準装備/オプション/主要諸元(2026年7月版 V2)
- BMWジャパン BMW X2/iX2 メーカー希望小売価格/標準装備/オプション/主要諸元(2026年7月版 V2)
- BMWジャパン BMW iX1 車種ページ
- BMWジャパン BMW iX2 車種ページ
- BMWジャパン iX1 航続距離延長(2026年5月26日)
- BMWジャパン iX2 航続距離延長(2026年5月26日)
- BMWジャパン 公共の充電
- BMWジャパン エコカー減税・グリーン化特例
- 次世代自動車振興センター CEV補助金 銘柄ごとの補助金交付額
- webCG BMW iX1 xDrive30 試乗記
- EVsmart BMW iX1 試乗記
- webCG BMW iX2 xDrive30 試乗記
- グーネット BMW iX2 試乗記
- 中古車オークション相場(車選びドットコム)
- 中古車市場レポート(車選びドットコム)
※この記事は2026年10月3日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・カラー・補助金額は改良や制度の変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
← 記事一覧へ




