アルファロメオ ジュニアとトナーレ、どっちを選ぶ? 2026年モデルの価格差152万円で何が変わるかを比較
この記事の要点
- 街で取り回したい人、燃費と値段を優先する人はジュニア(イブリダ Core 447万円・WLTC 23.1km/L・最小回転半径5.3m)
- 後ろの席と荷室に余裕が欲しい人、20インチやレザーの上級装備に惹かれる人はトナーレ(Sprint 599万円・Veloce 665万円・荷室500L)
- 差額はいちばん安い同士で152万円、上級同士で170万円。EVのジュニア エレットリカ(591万円)は、トナーレ Sprintとほぼ同じ値段
アルファロメオで小さめのSUVを探すと、候補はジュニアとトナーレの2台になる。どちらもマイルドハイブリッドの前輪駆動で、ぱっと見では兄弟のように見える。
ただ、いちばん安いグレード同士でも152万円違う。全長は325mm、荷室は85L違い、燃費はジュニアのほうがWLTCで6.5km/Lいい。その差額で何を買うことになるのかを、価格・大きさ・中身・走りの順に並べる。
どちらに決めても、値引きで動く額は限られる。152万円の差を縮められるとしたら、いまの車の売り方のほうだ。 相場を先に見ておけば、ディーラーの下取り額をその場で比べられる。

店長、アルファロメオの小さいSUVで迷ってる人って、どっちにするんですか?
ジュニアかトナーレね。同じメーカーで、同じくらいの大きさに見えるから、迷うのは当たり前よ
値段はどれくらい違うんですか?
いちばん安いグレード同士で152万円
152万円!? それ、もう1台買えそうな差じゃないですか
軽自動車ならね。その152万円で何が付くかを、順番に見ていくわ
まず、グレードと価格を並べる。
| 車 | グレード | 価格(税込) |
|---|---|---|
| ジュニア | イブリダ Core | 4,470,000円 |
| ジュニア | イブリダ Premium | 4,950,000円 |
| ジュニア | エレットリカ Premium(EV) | 5,910,000円 |
| トナーレ | Ibrida Sprint | 5,990,000円 |
| トナーレ | Ibrida Veloce | 6,650,000円 |
※いずれも経済変動加算額27万円を含む。トナーレ Sprintは受注生産
グレードの格で並べると、CoreとSprintがいちばん安い同士、PremiumとVeloceが上級同士になる。
| 並べ方 | ジュニア | トナーレ | 差額 |
|---|---|---|---|
| いちばん安い同士 | Core 447万円 | Sprint 599万円 | 152万円 |
| 上級同士 | Premium 495万円 | Veloce 665万円 | 170万円 |
| ほぼ同じ値段 | エレットリカ 591万円 | Sprint 599万円 | 8万円 |
ジュニアのいちばん高いグレードでも、トナーレのいちばん安いグレードに届かない。 ただしEVのエレットリカだけは、トナーレ Sprintとほぼ同じ値段になる。エレットリカは国の補助金89万円の対象で、条件を満たせば実際の支払いは502万円まで下がる。
EVのジュニアと、ハイブリッドのトナーレが同じ値段……余計に迷います
そこは家で充電できるかどうかで決まるわ。できないなら、比べるのはイブリダ同士よ
大きさは、どれくらい違うのか。
| 項目 | ジュニア イブリダ | トナーレ Ibrida | 差 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,195mm | 4,520mm | トナーレが325mm長い |
| 全幅 | 1,780mm | 1,835mm | トナーレが55mm広い |
| 全高 | 1,585mm | 1,600mm | ほぼ同じ |
| ホイールベース | 2,560mm | 2,635mm | トナーレが75mm長い |
| 最小回転半径 | 5.3m | 5.8m | ジュニアが0.5m小さい |
| 荷室容量 | 415L | 500L | トナーレが85L大きい |
| 車両重量 | 1,330kg | 1,600kg | トナーレが270kg重い |
差がいちばん出るのは長さだ。全長で325mm、ホイールベース(前輪と後輪の間の長さ)で75mm違う。そのぶんトナーレは荷室が85L大きく、後ろの席の足元にも余裕が出やすい。
一方、最小回転半径はジュニアのほうが0.5m小さい。住宅街の角や、狭いコインパーキングでの切り返しの回数が変わる。
どちらも全幅は機械式駐車場の「幅1,850mm」の枠に収まるが、全高は2台とも「高さ1,550mm」の区画を超える。マンションの機械式に停めるなら、ハイルーフの区画が要るのはどちらも同じだ。
わたし、ジュニアの5.3mのほうがいいです。狭い道でUターンするのが怖いので
そこは正しいわ。毎日乗る車は、狭い道で気を遣わないほうが楽だもの
店長が素直に認めた
……わたしだって、正しいことは正しいと言うわよ

エンジンと燃費は、ジュニアのほうが軽い
どちらもガソリンターボに48Vのモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドだが、エンジンの大きさが違う。
| 項目 | ジュニア イブリダ | トナーレ Ibrida |
|---|---|---|
| エンジン | 1.2L 直3ターボ | 1.5L 直4ターボ |
| エンジン出力 | 136PS/230N・m | 160PS/240N・m |
| システム出力(欧州参考値) | 145PS | 175PS |
| 変速機 | 6速デュアルクラッチ | 7速デュアルクラッチ |
| WLTC燃費 | 23.1km/L | 16.6km/L |
| 燃料 | ハイオク | ハイオク |
| 自動車税(年額) | 30,500円 | 30,500円 |
自動車税は同じ30,500円だ。どちらも排気量が1.5L以下に収まっている。
燃費はジュニアがWLTCで6.5km/L上になる。車両重量で270kg軽く、エンジンも小さいぶん、ガソリン代で差がつく。
燃費も値段もジュニアの勝ちですね
数字だけならね。でもトナーレは4気筒よ。回したときの音も、高速道路での余裕も、トナーレのほうが上よ
音で152万円ですか
音だけじゃないわ。次を見なさい
その差額で、何が付くのか。
差額の中身は、上級グレード同士で並べるとはっきりする。
| 項目 | ジュニア Premium(495万円) | トナーレ Veloce(665万円) |
|---|---|---|
| ホイール | 18インチ | 20インチ |
| シート | ファブリック/テクノレザー | ナチュラルレザー(前席ベンチレーション付き) |
| オーディオ | 6スピーカー | harman/kardon 14スピーカー |
| サスペンション | 通常 | 電子制御 |
| ブレーキ | 通常 | ブレンボ製4ポッド |
| 駐車 | パーキングセンサー・リアカメラ | セミオートパーキング |
| ボディカラー | ブラックルーフの2トーンあり | 5色(2トーンなし)。レッドのレザー内装も選べる |
トナーレ Veloceは、ジュニアのどのグレードにも無い装備を並べてくる。 電子制御の足まわり、ブレンボのブレーキ、harman/kardon、ベンチレーション付きのレザーシート。170万円は、ここにかかっている。
いちばん安い同士(CoreとSprint)では、装備の差は小さくなる。Sprintも18インチ・ファブリックシートで、差額152万円の多くは車の大きさとエンジンに払う形だ。
ジュニアはCoreでもPremiumでも、ACC(ストップ&ゴー)、レーンキープ、ブラインドスポットモニターが全部付く。
CoreとSprintなら、大きさに152万円払うかどうか、ってことですね
そう。装備にお金を払いたいならVeloceまで行く。そうじゃないなら、ジュニアで困らないかを先に考えることね

走りは、どう評価されている?
実際に乗った評価を並べると、2台の性格は分かれる。
ジュニアは、ハンドルを切った瞬間の反応の速さがいちばんに挙がる。小さい車体がすっと向きを変える、キビキビした乗り味だ。そのぶん乗り心地はやや硬めで、低速のデュアルクラッチにはぎこちなさがあると書かれる。ボンネットが高く、すぐ前が見えにくいという声もある。
トナーレは、2026年3月の改良後、重厚で落ち着いた乗り味だと評価されている。アクセルの制御を見直して、加速も力強く滑らかになった。ハンドルは速いが、低速では軽すぎて切りすぎやすい、慣れが要るという指摘がある。
| ジュニア | トナーレ | |
|---|---|---|
| 性格 | キビキビ、軽快 | どっしり、落ち着き |
| よく挙がる長所 | 反応の速いハンドル、小回り | 重厚な乗り味、滑らかな加速 |
| よく挙がる短所 | 低速のぎこちなさ、やや硬い | 低速でハンドルが軽く切りすぎやすい |
どちらもハンドルが速いのは共通していて、アルファロメオらしさは両方にある。違うのは、それを軽い車体でやるか、重い車体でやるかだ。
ジュニアのほうが、跳ねる感じなんですね
小さくて軽いからね。高速道路を長く走るなら、トナーレのどっしり感のほうが疲れないわ。ここは試乗して、自分の体で決めなさい
好みで言うと、どっちなのか。
わたしはジュニアです。小回りが利いて、燃費がよくて、152万円安い。これ以上の理由、要ります?
要らないわね。理屈では、あなたが正しい
店長は?
トナーレのVeloce。赤いレザーに20インチ、ブレンボ。改良で顔も33 Stradaleに寄せてきたでしょう。あの顔に毎朝会えるなら、170万円は高くないわ
ジュニアの話をしてたのに、急に熱くなりましたね
……比べると、つい欲しくなるのよ
こんな人はジュニア/こんな人はトナーレ
| こういう人 | |
|---|---|
| ジュニア | 狭い道や住宅街をよく走る人/燃費と値段を優先する人/1〜2人で乗ることが多い人/自宅で充電できて、EVにしたい人(エレットリカ) |
| トナーレ | 後ろの席に大人を乗せる、荷物を多く積む人/高速道路を長く走る人/20インチ・レザー・ブレンボなどの上級装備に惹かれる人 |
それぞれの細かいグレードの選び方は、個別の記事にまとめてある。
- アルファロメオ ジュニアの選び方/トナーレの2026年モデル

乗り換えの総額を決めるのは、いまの車の売値。
でも、152万円の差って、やっぱり大きいです
大きいわね。だから、その差をどこで埋めるかを考えるの
値引きですか?
値引きで152万円は無理よ。埋められるとしたら、いまの車の売り方のほう
下取りに出すつもりでしたけど……
金額だけで比べるなら、買取のほうが高くなるわ。人気のある車なら数十万円変わることもある。いまは中古の相場が上がっていて、値が付かないと思っていた車に金額が出ることもあるの
数十万円でも、トナーレとの差が縮まりますね
そういうこと。高く売れた分だけ、出せる金額が増えるでしょう。ジュニアのつもりでも、数字を見たらトナーレが届くかもしれないし、その逆もある。見るだけならタダよ
📌 まとめ
- 小回り(5.3m)・燃費(WLTC 23.1km/L)・値段(447万円から)ならジュニア。 運転支援はCoreから全部付く
- 後ろの席と荷室(500L)、上級装備ならトナーレ。 Veloceには電子制御サス・ブレンボ・harman/kardonが付く
- 差額はいちばん安い同士で152万円。EVのジュニア エレットリカ(591万円)は、トナーレ Sprintとほぼ同じ値段
決め手は、後ろの席に誰を乗せるか、ですね
そう。1〜2人で乗るならジュニア、家族や友だちを乗せるならトナーレ。まずはそこを考えなさい
よくある質問
ジュニアとトナーレの価格差はいくら?
いちばん安いグレード同士(ジュニア イブリダ Core 447万円とトナーレ Sprint 599万円)で152万円、上級同士(イブリダ Premium 495万円とトナーレ Veloce 665万円)で170万円です。いずれも税込で、経済変動加算額を含みます。
大きさはどれくらい違う?
トナーレのほうが全長で325mm、全幅で55mm、ホイールベースで75mm長く、荷室は85L大きい500Lです。最小回転半径はジュニアが5.3m、トナーレが5.8mです。
燃費はどちらがいい?
WLTC燃費はジュニア イブリダが23.1km/L、トナーレが16.6km/Lで、ジュニアのほうが6.5km/L上です。自動車税はどちらも年30,500円で同じです。
トナーレのPHEVは選べる?
2026年3月の改良以降、トナーレの現行ラインアップはマイルドハイブリッドのSprintとVeloceの2グレードで、PHEVは掲載されていません。
新車をお得に買うには、何から始めればいい?
手放す車の値段を先に知ることです。車両価格の値引きには限りがありますが、いまの車の売値は売り先によって変わります。下取りで進める場合も、先に買取の査定額を見ておけば、提示された額が妥当かを判断できます。
この記事で参照した情報源(15件)
- アルファロメオ ジュニア イブリダ(公式)
- アルファロメオ ジュニア エレットリカ(公式)
- ジュニア 主要諸元・装備表(PDF)
- アルファロメオ トナーレ イブリダ(公式)
- ステランティスジャパン 新型トナーレ(PDF・主要諸元)
- アルファロメオ 補助金と税制
- 東京都主税局 自動車税(種別割)
- 機械式駐車場のサイズ制限(マンション管理の教科書)
- Car Watch ジュニア イブリダ試乗
- webCG ジュニア イブリダ試乗
- webCG 改良型トナーレ Veloce試乗
- webCG 改良型トナーレ試乗
- WEB CARTOP 改良型トナーレ試乗
- 中古車オークション相場(車選びドットコム)
- 中古車市場レポート(車選びドットコム)
※この記事は2026年9月24日時点の公開情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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