新型クラウン スポーツ(2026年モデル)は改良前と何が違う? PHEVにZが加わり、ハイブリッドも新しく
この記事の要点
- 価格は税込532万7,300円(G・ハイブリッド)から777万7,000円(RS・PHEV)。THE CROWN取り扱いのマット塗装の特別仕様車は829万4,000円
- 2026年9月の改良で、PHEVのZ(692万7,800円)を追加。ハイブリッドのG・Zは第5世代になり、GのWLTC燃費は21.3km/Lから22.4km/Lに
- PHEVはZもRSも、国のCEV補助金が85万円(2026年4月以降の登録)。EV走行距離は90km(WLTC)で、急速充電にも対応する
トヨタ クラウン(スポーツ)は、バックドアを持つSUVの、5人乗りのクラウン。2023年11月にハイブリッドで発売され、同じ年の12月にプラグインハイブリッド(PHEV)のRSが加わった。2026年9月21日の一部改良では、PHEVに値段を抑えたZが加わり、ハイブリッドのG・Zは新しい世代のシステムになった。
価格は532万7,300円から777万7,000円。全車4WD。迷うのはハイブリッドにするか、PHEVにするか、PHEVならZかRSかだ。
PHEVのZとハイブリッドのZの差は86万6,800円。補助金を引くと差はほとんど無くなるので、補助金が入るまでの支払いを、いまの車が売れる額でどこまで埋められるかが決め手になる。
店長、クラウンのスポーツって、SUVなんですよね
そうよ。4車種のなかで、いちばん全長が短いクラウンね。バックドアだから、大きな荷物も積みやすいわ
9月に、PHEVが安くなったって聞きました
PHEVに、RSより85万円ほど安いZが加わったの。いままでPHEVはRSだけだったのよ
ハイブリッドのほうも、何か変わったんですか
GとZのハイブリッドが新しい世代になったの。出力も燃費も、少しずつ良くなったわ

改良前と比べて、何が変わった?
| 項目 | 2026年9月の改良で |
|---|---|
| PHEVのZ | 新しく追加。システム最高出力225kW(306PS)、前後18インチの大きいブレーキディスク |
| ハイブリッドのG・Z | 第5世代に。システム最高出力 172kW(234PS)→176kW(239PS) |
| GのWLTC燃費 | 21.3km/L → 22.4km/L |
| パドルシフト | 全車標準 |
| RSの専用装備 | ディンプル加工の本革巻きステアリングとシフトノブ |
| 色 | ニュートラルブラックを追加。サイドのデカールを全車で選べるように |
| 改良前(2025年7月発売モデル) | 2026年9月の改良後 | |
|---|---|---|
| G(ハイブリッド) | 5,200,000円・21.3km/L | 5,327,300円・22.4km/L |
| Z(ハイブリッド) | 5,900,000円・21.3km/L | 6,061,000円・22.3km/L |
| Z(PHEV) | 設定なし | 6,927,800円・20.3km/L |
| RS(PHEV) | 7,650,000円・20.3km/L | 7,777,000円・20.3km/L |
※税込。燃費はWLTCモード
ハイブリッドのZは、16万円くらい上がってますね
全部のグレードが上がっているわ。GとRSが12万円台、ハイブリッドのZが16万円ね。ハイブリッドのほうは、燃費の数字も上がっているわ
そもそもスポーツは、どういう車なのか。
全長は4,720mmで、クラウンの4車種のなかでいちばん短い。全幅は1,880mmで、最小回転半径は5.4m。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 区分 | 登録車(普通乗用)・5名・4ドア+バックドア |
| 全長×全幅×全高 | 4,720×1,880×1,565mm(PHEVは全高1,570mm) |
| ホイールベース | 2,770mm |
| 最低地上高 | 160mm(PHEVは155mm) |
| 最小回転半径 | 5.4m |
| 車両重量 | G 1,800kg/Z(ハイブリッド)1,810kg/Z(PHEV)2,020kg/RS 2,030kg |
| パワートレイン | ハイブリッド:2.5L(システム最高出力239PS)/PHEV:2.5L(システム最高出力306PS) |
| 変速機・駆動 | 電気式無段変速機・E-Four |
| 荷室容量(VDA方式・ルーフまで) | 後席使用時 約397L/後席を倒して 約1,159L |
荷室の数字は、ルーフまで測ってるんですね
そうよ。ルーフの高さまでを測った数字だから、トランク付きのセダンと数字だけで比べないでね
グレードは4つ。どこで止めるか。
| グレード | 動力 | 価格 | WLTC燃費 |
|---|---|---|---|
| G | ハイブリッド | 5,327,300円 | 22.4km/L |
| Z | ハイブリッド | 6,061,000円 | 22.3km/L |
| Z | PHEV | 6,927,800円 | 20.3km/L |
| RS | PHEV | 7,777,000円 | 20.3km/L |
| RS“THE LIMITED-MATTE METAL” | PHEV | 8,294,000円 | 20.3km/L |
※税込。全車4WD(E-Four)。マット塗装の特別仕様車はクラウン専門店「THE CROWN」の取り扱い
| 装備 | G | Z(ハイブリッド) | Z(PHEV) | RS |
|---|---|---|---|---|
| シート | 上級ファブリック+合成皮革 | 本革 | 本革 | スポーツレザー(本革) |
| 前席ヒーター・ベンチレーション | — | 標準 | 標準 | 標準 |
| 後席のシートヒーター | — | — | 標準 | 標準 |
| 画面・音響 | 12.3インチ・6スピーカー | 12.3インチ Plus(車載ナビ付き)・10スピーカー | 同左 | 同左 |
| アドバンスト パーク/アドバンスト ドライブ | — | 標準 | 標準 | 標準 |
| ルームミラー | 自動防眩 | デジタル | デジタル | デジタル |
| 充電(普通・急速) | — | — | 標準 | 標準 |
| フロントの6ポッドキャリパー・赤いキャリパー | — | — | — | 標準 |
| ホイール(21インチ) | グロスブラック | グロスブラック | グロスブラック | マットブラック |
| パノラマルーフ | — | 11万円 | 11万円 | 11万円 |
※—=設定なし。全車に、全車速追従のレーダークルーズ、ブラインドスポットモニター、床下まで映すパノラミックビューモニター、カラーのヘッドアップディスプレイ、パドルシフト、ハンズフリーで開くバックドア、AC100V・1500Wのコンセントが付く
Gだけ、付かないものが多いですね
そうね。渋滞のときの運転を支えるアドバンスト ドライブと、自動で駐車するアドバンスト パークは、Z以上よ。シートのヒーターもGには無いわ。値段を抑えて、21インチのホイールと外観を取るならGね
後ろの席のヒーターは、PHEVだけなんですね
そうなの。同じZでも、PHEVには後ろの席のヒーターが付くわ。後ろに家族を乗せるなら、ここで差が出るわね
PHEVのZとRS、どちらにする?
ZとRSはどちらもPHEVで、システム最高出力は同じ306PS(225kW)、EV走行距離も同じ90km(WLTC)。差は84万9,200円で、RSにはフロントのアルミ対向6ポッドキャリパー、前後の赤いキャリパー、マットブラックのホイール、スポーツレザーのシートが付く。
| Z(PHEV) | RS | |
|---|---|---|
| 価格 | 6,927,800円 | 7,777,000円 |
| CEV補助金(2026年4月以降の登録) | 850,000円 | 850,000円 |
| 補助金を引いた額(参考) | 6,077,800円 | 6,927,000円 |
| EV走行距離(WLTC) | 90km | 90km |
| シート | 本革 | スポーツレザー(本革) |
| キャリパー | 標準 | フロントはアルミ対向6ポッド、前後とも赤 |
※税込。補助金を引いた額は、オプション・諸費用を除いた単純な引き算。補助金は予算や申請の条件があり、4年は手放さないことが条件
補助金を引くと、PHEVのZはハイブリッドのZとほとんど同じ値段なんですね
そうよ。差は1万6,800円。ただし補助金は登録したあとに申請して受け取るものだから、最初の支払いは補助金を引く前の額になるの。予算の範囲で出るものだから、締め切られることもあるわ
家で充電できるなら、PHEVのZがよさそうです
毎日走る距離が90kmより短くて、家に200Vの充電設備を置けるなら、PHEVのZは考える価値があるわ。充電できないなら、ハイブリッドのZのほうが軽くて、値段も抑えめよ
充電は、どうする?
| 充電の方法 | 時間の目安 |
|---|---|
| 200V・約6kW | 約3時間30分 |
| 200V・約3kW | 約5時間30分 |
| 100V・約0.6kW | 約33時間 |
| 急速充電(50kWの場合) | 約38分で約80% |
※トヨタの案内。電池の残量や気温で変わる。付属の充電ケーブルは6kWでの充電に対応しない
急速充電もできるんですね
そうよ。50kWより大きい急速充電器につないでも、車のほうで50kWに下げて充電するの。遠出の途中で足すときも、待ち時間の見当がつけやすいわ
ボディカラー。
全11色。うち5色が、ブラックとの2トーン。
マスタードって、黄色ですか?
からし色ね。追加の料金がかからない3色のひとつよ
2トーンは、高いんですね
組み合わせる色で値段が違うの。アッシュとマスタードの2トーンは、ほかより安いわ
| 色 | 種類 | 追加額 |
|---|---|---|
| ニュートラルブラック | モノトーン | 0円 |
| アッシュ | モノトーン | 0円 |
| マスタード | モノトーン | 0円 |
| プレシャスホワイトパール | モノトーン | 55,000円 |
| エモーショナルレッドIII | モノトーン | 55,000円 |
| プレシャスブロンズ | モノトーン | 55,000円 |
| ブラック×アッシュ | 2トーン | 55,000円 |
| ブラック×マスタード | 2トーン | 55,000円 |
| ブラック×プレシャスホワイトパール | 2トーン | 110,000円 |
| ブラック×エモーショナルレッドIII | 2トーン | 110,000円 |
| ブラック×プレシャスブロンズ | 2トーン | 110,000円 |
※税込。全11色で、G・Z・RSのどれでも選べる。サイドのデカールは2万2,000円のメーカーオプション
店長なら、どれにしますか
私ならRSで、ブラック×エモーショナルレッドIIIよ。赤いキャリパーと合わせるなら、この色がいちばん合うわ
直近で何が変わった?
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2023年11月 | ハイブリッドのZで発売 |
| 2023年12月 | PHEVのRSを追加 |
| 2024年10月 | マット塗装の特別仕様車を追加 |
| 2025年7月 | 一部改良。ハイブリッドのGと、70周年の特別仕様車「THE 70th」を追加 |
| 2026年9月 | PHEVのZを追加。ハイブリッドを第5世代に。パドルシフトを全車標準に |
中古で探すなら、2026年9月の改良の前か後かで、ハイブリッドの中身と型式が違う。 改良後のハイブリッド(G・Z)は6AA-AZSD35W、改良前は6AA-AZSH36Wだ。
走りは、どう評価されている?
2023年のハイブリッドのZの試乗記では、ハンドルを切ったときの反応の素直さと、軽やかな身のこなしが共通して挙げられている。曲がり角でハンドルを切ると、車が素直に向きを変える、という書かれ方だ。PHEVのRSの試乗記では、重心が低く感じられる落ち着いた足もとと、ハイブリッドより力強いモーターが評価されている。
スポーツって名前のとおり、曲がるところで素直な車なんですね
試乗記の書きぶりではそうね。ハイブリッドとPHEVで重さが200kg以上違うから、乗り比べると性格の違いが分かるはずよ
RAV4・ハリアーと比べると、どこにいる?
| トヨタ クラウン スポーツ Z | トヨタ RAV4 Z | トヨタ ハリアー Z“Leather Package”(E-Four) | |
|---|---|---|---|
| 価格(ハイブリッド) | 6,061,000円 | 4,900,000円 | 5,406,500円 |
| 価格(PHEV) | 6,927,800円 | 6,000,000円 | — |
| EV走行距離(PHEV・WLTC) | 90km | 151km | — |
| 全長×全幅 | 4,720×1,880mm | 4,600〜4,645×1,855〜1,880mm | 4,740×1,855mm |
※税込。—=設定なし
RAV4のPHEVのほうが、電気で走れる距離が長いんですね
そうね。電気で走る距離ならRAV4。ハイブリッド同士なら、クラウンのスポーツのほうがハリアーより高いわ。Z以上は本革やプレミアムサウンドが揃うから、内装に払う差だと思えばいいわ


買っていい人と、見送っていい人。
| こんな人 | |
|---|---|
| 買っていい | 全長を抑えた4WDのSUVがいい/本革や音響まで揃った内装がいい/家で充電できてPHEVを選びたい |
| グレードの目安 | 値段なら G。運転支援と内装なら Z(ハイブリッド)。充電できるなら Z(PHEV)。ブレーキと見た目なら RS |
| 見送っていい | 電気で走る距離を最優先するなら RAV4のPHEV。荷物を多く積むならワゴン型の クラウン エステート |
補助金が入るまでの数か月は、いまの車の売値で立て替える。
PHEVのZにしたいんですけど、最初に払うお金が気になります
そこよ。最初は補助金を引く前の692万7,800円を払うの
そこが重いんです
だから、いまの車を売るの。売れた額は、補助金が入るまでの立て替えにそのまま回せるわ。中古車の値段は、SUVを中心に高い水準が続いているから、思っていた額より上の数字が出ることもあるのよ
下取りと買取、どっちで出せばいいんですか?
両方出して比べなさい。金額だけなら、買取のほうが上になりやすいわ。査定は無料だから、数字を見てからPHEVにするか決めればいいの
📌 まとめ
- 2026年9月の改良で、PHEVにZが加わり、ハイブリッドのG・Zは第5世代になった。GのWLTC燃費は22.4km/L
- 価格は税込532万7,300円から777万7,000円。全車4WD・5人乗りで、PHEVはZもRSもEV走行90km・急速充電対応
- PHEVはCEV補助金85万円。引くと、PHEVのZとハイブリッドのZの差は1万6,800円
スポーツ、ハイブリッドとPHEVでずいぶん選び方が変わるんですね
そうね。家で充電できるかどうかで、答えが半分決まるわ
わたしなら、PHEVのZです。補助金を引けばハイブリッドのZと同じくらいで、後ろの席のヒーターまで付くので
私ならRSね。赤い車体に、赤いキャリパー
それ、どこが赤いのか分からなくなりませんか
よくある質問
新型クラウン スポーツの価格は?
税込532万7,300円(G・ハイブリッド)から777万7,000円(RS・PHEV)です。マット塗装の特別仕様車は829万4,000円で、THE CROWNの取り扱いです。
2026年9月の改良で何が変わった?
PHEVにZが加わりました。ハイブリッドのG・Zは第5世代になり、システム最高出力が239PSに、GのWLTC燃費が22.4km/Lになりました。パドルシフトは全車標準です。
クラウン スポーツのPHEVの補助金は?
2026年4月以降に登録する場合、国のCEV補助金はZ・RSとも85万円です。予算や申請の条件、4年の保有義務があります。
PHEVのEV走行距離は?
WLTCモードで90kmです。ZもRSも同じです。
急速充電はできる?
できます。トヨタの案内では、50kWの急速充電器で約38分、満充電量の約80%までです。
クラウン スポーツの荷室は?
VDA方式・ルーフまでで、後席使用時が約397L、後席を倒すと約1,159Lです。
乗り換えのとき、何から始めればいい?
いまの車の下取りと買取の両方の金額を出して、補助金が入るまでの支払いにいくら回せるかを確かめることです。査定に費用はかかりません。
※この記事は2026年10月15日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・補助金・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
この記事で参照した情報源(21件)
- トヨタ クラウン(スポーツ)公式ページ
- トヨタ クラウン(スポーツ)価格・グレード(公式)
- トヨタ クラウン(スポーツ)主要諸元表・装備一覧(公式PDF)
- トヨタ よくある質問 クラウン(スポーツ)の荷室容量(公式PDF)
- トヨタ よくある質問 クラウン(スポーツ)の充電時間(公式)
- トヨタ お知らせ クラウンを一部改良(2026年9月3日)
- トヨタ ニュースリリース クラウンを一部改良(2026年9月3日)
- トヨタ認定中古車 クラウン スポーツの車両情報(年式別の新車価格)
- トヨタ 特別仕様車 SPORT RS“THE LIMITED-MATTE METAL”
- トヨタ 工場出荷時期目処のご案内
- トヨタ ニュースリリース クラウン スポーツ 発表(2023年10月)
- トヨタ ニュースリリース クラウン スポーツ PHEV(2023年12月)
- トヨタ ニュースリリース クラウン スポーツ 一部改良(2025年7月)
- 次世代自動車振興センター 令和7年度補正CEV補助金 銘柄ごとの交付額(2026年4月1日以降の登録)
- webCG クラウン スポーツ Z 試乗記
- Car Watch クラウン スポーツ Z 試乗記
- webCG クラウン スポーツ RS 試乗記
- トヨタ RAV4 価格・グレード(公式)
- トヨタ ハリアー 価格・グレード(公式)
- 中古車オークション相場(車選びドットコム)
- 中古車市場レポート(車選びドットコム)
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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