RAV4・フォレスター・エクストレイルはどれを選ぶ? 2026年モデルの4WD SUV、価格・燃費・荷室を比較
この記事の要点
- 燃費と、PHEVまで選べる幅を取るならRAV4(WLTC 22.5〜22.9km/L、全車4WD)。ただし最小回転半径は5.7mで、3台でいちばん大回り
- 雪道と悪路の余裕を取るならフォレスター(最低地上高220mm)。ハイブリッドには1500Wの電源が全車に付き、いちばん安い4WDは1.8Lターボの385万円
- 7人乗りや2WDを選びたいならエクストレイル。4WDのe-4ORCEは前後のモーターで曲がるときの姿勢まで整える。条件を揃えた価格はX e-4ORCEの434万9,400円で、3台でいちばん安い
トヨタ RAV4、スバル フォレスター、日産 エクストレイル。400万円台で4WDのSUVを探すと、たいていこの3台が並ぶ。
4WDのハイブリッドに、前の車について走るクルーズコントロールまで付けて並べ直すと、3台は約435万〜452万円の中に収まる。値段で決まらないなら、何で選ぶか。 この記事はそこを整理する。
3台とも、車両の値段は交渉でそこまで大きく動かない。総額を動かすのは、いま乗っている車をいくらで手放すかのほうだ。 下取りに出すつもりでも、先に買取の相場を見ておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを自分で判断できる。
店長、SUVを見に行ったら、RAV4とフォレスターとエクストレイルで迷ってる人がいたんです
その3台は、だいたい一緒に比べられるわね。大きさも値段も、ほとんど同じくらいなの
じゃあ、どれを買っても同じなんですか?
全然違うわよ。4WDの作り方からして、3社で考え方が違うの
4WDって、全部同じじゃないんですか……
3台は、どこが同じでどこが違うのか。
まず寸法と、4WDの中身を並べる。
| トヨタ RAV4 | スバル フォレスター | 日産 エクストレイル | |
|---|---|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,600〜4,645×1,855〜1,880×1,680〜1,685mm | 4,655×1,830×1,730mm | 4,690×1,840×1,720mm |
| ホイールベース | 2,690mm | 2,670mm | 2,705mm |
| 最低地上高 | 190〜195mm | 220mm | 2WD 200mm/4WD 185mm |
| 最小回転半径 | 5.7m | 5.4m | 5.4m |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名(3列シート車は7名) |
| 駆動 | 全車4WD(E-Four) | 全車4WD(AWD) | 2WDと4WD(e-4ORCE) |
| パワートレイン | 2.5Lハイブリッド/2.5L PHEV | 1.8Lターボ/2.5Lハイブリッド | e-POWER(エンジンは発電専用) |
RAV4だけ、小回りが0.3m大きいんですね
全幅がいちばん広いのもRAV4よ。狭い駐車場に毎日停める人は、ここは試乗で確かめたほうがいいわ
フォレスターは、車の下がいちばん高いんですね
220mmあるわ。雪の積もった道や、轍の深い林道で、お腹を擦りにくいのはフォレスターよ



条件を揃えると、値段はどうなるのか。
3台の価格表をそのまま並べると、RAV4は450万円から、フォレスターは385万円から、エクストレイルは384万3,400円(2WD)から。いちばん安いグレード同士で比べると、RAV4だけが高く見える。
ただ、エクストレイルのいちばん安いグレードは2WDで、4WDのSでもプロパイロット(前の車について走るクルーズコントロール)が付かない。フォレスターのいちばん安いグレードは1.8Lターボだ。4WDのハイブリッド系で、追従するクルーズコントロールまで付けて並べ直すと、こうなる。
| 車種 | グレード | 価格(税込) | WLTC燃費 |
|---|---|---|---|
| トヨタ RAV4 | Adventure(ハイブリッド) | 4,500,000円 | 22.9km/L |
| スバル フォレスター | X-BREAK S:HEV | 4,378,000円 | 19.1km/L |
| スバル フォレスター | X-BREAK S:HEV EX(アイサイトX付き) | 4,521,000円 | 19.1km/L |
| 日産 エクストレイル | X e-4ORCE(プロパイロット付き) | 4,349,400円 | 18.1km/L |
※装備を1つずつ揃えた比較ではない。RAV4は全車速追従のレーダークルーズコントロールを備える。フォレスターは標準のアイサイトにも全車速追従のクルーズコントロールが付き、EX系のアイサイトXはさらに機能を足した上位の運転支援
え、ほとんど同じ値段なんですね!
差は17万円くらいよ。しかも、燃費はRAV4がいちばん良いの
じゃあ、RAV4でいいじゃないですか
燃費だけで決めるならね。フォレスターには地上高と電源、エクストレイルには3列と2WDがあるわ
4WDの作り方が、3社でまったく違う。
さっきの、4WDの考え方が違うって、どういうことですか?
後ろのタイヤに力を送るやり方が、3社で違うのよ
| 4WDの仕組み | |
|---|---|
| トヨタ RAV4(E-Four) | 電気式の4WD。全車がこの4WDで、2WDは選べない |
| スバル フォレスター(AWD) | エンジンの力を機械で前後に配る。ハイブリッドは電子制御のカップリングで配分 |
| 日産 エクストレイル(e-4ORCE) | エンジンは発電だけ。前と後ろのタイヤを、それぞれモーターで回す |
全部ちがう……。どれが雪に強いんですか?
そこは『どれが一番』とは言えないわ。3社とも雪道を想定して作っているから、決め手は地上高と、乗り比べたときの感覚ね
エクストレイルのe-4ORCEは、前後のモーターの力とブレーキを細かく配分して、曲がるときやブレーキをかけたときの車体の揺れを抑える、と日産は説明している。4WDには雪道や悪路向けの走行モードも付く。
荷室と、積めるもの。
荷室の容量は次のとおり。測定のしかたが各社で違うので、この数字で1対1の優劣はつけられない。
| 車種 | 荷室容量(後席を使うとき) | 測り方 |
|---|---|---|
| トヨタ RAV4 | 749L | VDA法(デッキボードを下段にしたとき) |
| スバル フォレスター | 1.8Lターボ 489L/ハイブリッド 478L | VDA法 |
| 日産 エクストレイル | 575L(100V電源付きは560L) | VDA法・床下を含む・荷室の腰の高さまで |
RAV4、749Lってすごく多くないですか!?
数字だけ見るとね。でも、表の下のとおり測り方がそろっていないの。これで勝ち負けは決められないわ
じゃあ、どうやって比べればいいんですか?
いつも積む物を持って、販売店で実際に積んでみるのがいちばん確かよ。ベビーカーとか、キャンプの箱とか
電源と、3列シート。
キャンプで電気が使えると、うれしいですよね
そこはフォレスターが分かりやすいわ。ハイブリッドなら全部のグレードに、1500Wまで使える100Vの電源が付くの
| 車種 | 100V・1500Wの電源 | 3列シート(7人) | PHEV |
|---|---|---|---|
| トヨタ RAV4 | PHEVで最大1,500Wの外部給電 | なし | あり(EV走行145〜151km) |
| スバル フォレスター | ハイブリッドは全車標準 | なし | なし |
| 日産 エクストレイル | Gは標準、S・Xはセットオプション | X e-4ORCEなどで選べる(+129,800円) | なし |
7人乗れるのは、エクストレイルだけなんですね
3列目の広さは、実車で座って確かめてね。おじいちゃんおばあちゃんを乗せる日が年に何回かある、という家族には、選べるだけで助かるわ
RAV4のPHEVって、電気だけでどのくらい走るんですか?
151km。しかも329PS。家で充電できるなら、普段はほとんどガソリンを使わずに走れるわ。私はこれね
600万円からですけど……

走りは、どう評価されている?
実際に乗った評価を、車ごとにまとめる。乗り心地の感じ方は人によって違うので、気になる人は同じ道で乗り比べてほしい。
RAV4は、ロードノイズがよく抑えられていて静かだという声が多い。ボディのしっかり感も上がった。上級のZはピッチング(前後の揺れ)を抑えた引き締まった乗り味で、Adventureは悪路も見据えたしなやかな足に仕立ててある。乗り心地は良いものの、「上等な車」に乗っている感じまではない、と感じた人もいる。PHEVは静かさとハンドルの感触の評価が高い。
フォレスターは、背が高いのに真っすぐ走るときの安定感があり、ハンドルの操作が正確で、カーブでも姿勢が落ち着いているという評価が多い。1.8Lターボはハイブリッドより軽く、身のこなしが軽快だ。上級グレードの19インチタイヤだと、細かい凹凸で硬さを感じやすい。
エクストレイルは、モーターで滑らかに走り出し、アクセルを踏んだぶんだけ素直に加速する。e-4ORCEは柔らかめの足でも曲がるときの姿勢を自然に整え、静かで長距離でも疲れにくいと評価されている。
3台とも、褒められ方が違いますね
そうよ。静かさのRAV4、しっかり感のフォレスター、滑らかさのエクストレイル。好みで選んでいいところね
好みで言うと、どれなのか。
店長は、やっぱりRAV4ですか?
RAV4のPHEV、できればGR SPORT。329PSで、電気だけで150km近く走る4WDなんて、ずるいでしょう
わたしはエクストレイルです。2WDを選べばいちばん安く買えますし、3列目があれば友達も乗せられます
あなた、友達を7人も乗せる予定があるの?
……ないですけど、あると思うと安心なんです
フォレスターは、雪国の人には真っ先に勧めるわ。220mmの地上高は、ほかの2台より2cm以上高いもの
こんな人はRAV4/フォレスター/エクストレイル
| こんな人 | |
|---|---|
| RAV4 | 燃費を重視する。家で充電できて、PHEVも候補に入れたい。静かさと、デザインの幅(ZとAdventure)で選びたい |
| フォレスター | 雪の多い土地に住んでいる、林道やキャンプ場によく行く。車内で100Vの電源を使いたい。予算を抑えるなら1.8Lターボ |
| エクストレイル | 年に何回か7人乗る。雪の少ない土地に住んでいて、2WDで安く買いたい。モーター駆動の滑らかさが好き |
買い替えの総額を決めるのは、いまの車の売値。
3台とも450万円くらいとなると、けっこうな買い物ですね
そうね。この3台を見に来る人は、たいてい今もSUVかミニバンに乗っているでしょう
それが何か関係あるんですか?
あるわ。SUVやミニバンは、中古の相場が下がりにくい種類の車なの。値段が付かないと思っていた車に、金額が出ることもあるのよ
でも、買う店で下取りしてもらえば、それで終わりですよね
終わるわね。ただ、その下取りの金額が高いのか安いのか、比べる数字が無いと分からないでしょう。金額だけで比べるなら、買取店のほうが高くなるわ
高く売れたぶん、何が変わるんですか?
売った額がそのまま予算に足されるから、アイサイトXやプロパイロットの付いたグレードに手が届くかもしれない。3台の差は小さいから、なおさらよ
値段が近い車同士だと、そこで決まっちゃいそうですね!
そういうこと。見積もりを取るのは無料だから、迷っている段階で取っておけばいいの
📌 まとめ
- 4WDのハイブリッドに追従クルーズまで揃えると、3台は約435万〜452万円。値段では決まらない
- 燃費とPHEVならRAV4、地上高と1500W電源ならフォレスター、7人乗りと2WDならエクストレイル
- 荷室は測り方が違うので、いつも積む物を持って実車で確かめる。RAV4は小回りが5.7mで3台でいちばん大きい
結局、値段が同じくらいだから、自分の使い方で選べばいいんですね
そうよ。雪か、電気か、人数か。どれがいちばん大事かを先に決めれば迷わないわ
わたしは人数です。エクストレイルの3列で
まず7人の友達を作りなさい
よくある質問
RAV4・フォレスター・エクストレイルで、いちばん安いのは?
いちばん安いグレードはエクストレイルのS(2WD)で税込384万3,400円です。4WDに限ると、フォレスターのTouring(1.8Lターボ)が385万円、エクストレイルのS e-4ORCEが403万8,100円、RAV4のAdventureが450万円です。4WDのハイブリッド系で追従クルーズまで揃えると、3台は約435万〜452万円に収まります。
燃費がいちばん良いのは?
WLTCモードではRAV4のハイブリッドが22.5〜22.9km/Lで、3台の中でいちばん良い数値です。フォレスターのハイブリッドは18.5〜19.1km/L、エクストレイルのe-4ORCEは18.1km/Lです。
雪道に強いのは?
どの車も4WDで雪道を想定して作られています。最低地上高はフォレスターが220mmで3台の中でいちばん高く、深い雪や轍で車体の下を擦りにくくなります。
7人乗りはある?
3台の中ではエクストレイルだけです。X e-4ORCEとROCK CREEK e-4ORCEで3列シート(7人乗り)を選べます。
新車をお得に買うには、何から始めればいい?
いま乗っている車を、できるだけ高く手放すことです。車両価格の値引きには限りがありますが、手放す側の金額は売る先や時期で動きます。ディーラーの下取りを使う場合でも、先に買取の査定額を知っておけば、提示された下取り額が妥当かどうかを判断でき、そのまま交渉の材料になります。
※この記事は2026年9月20日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
この記事で参照した情報源(16件)
- トヨタ RAV4 主要諸元表(公式PDF・2026年6月)
- トヨタ ニュースリリース 新型RAV4発売(2025年12月17日)
- トヨタ ニュースリリース RAV4 PHEV発売(2026年2月19日)
- スバル フォレスター 公式ページ
- 日産 エクストレイル 公式ページ
- 日産 エクストレイル 荷室(公式)
- 日産FAQ エクストレイルの荷室容量
- 日産 e-4ORCE 技術解説
- グーネット 新型RAV4 キャビン&ユーティリティ
- グーネット 新型RAV4 公道試乗
- WEB CARTOP 新型RAV4 試乗記
- Car Watch 新型RAV4 試乗記
- Motor Fan 新型RAV4 PHEV 試乗記
- Car Watch エクストレイル 試乗記
- 中古車オークション相場(車選びドットコム)
- 中古車市場レポート(車選びドットコム)
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
← 記事一覧へ




