アウディ A8はどう選ぶ? 2026年モデルのグレード・価格とA8 L・S8の違い
この記事の要点
- 価格はA8 55 TFSI quattroの1,272万円から、S8の2,191万円まで(税込)。全車4輪駆動
- 荷室を取るなら55 TFSI(505L)。家で充電して電気で走りたいなら60 TFSI e(EV走行換算54km・CEV補助金28.8万円)だが、荷室は390Lになる
- 後席に人を乗せることが多いならA8 L。ホイールベースが130mm長く、後席2人がけの仕様も選べる
A8は、アウディのエンジン車のセダンでいちばん上にいるモデルだ。標準のA8、ホイールベースを130mm伸ばしたA8 L、高性能版のS8があり、価格は1,272万円から2,191万円。全車が4輪駆動のquattroになる。
迷うのはV6のマイルドハイブリッド「55 TFSI」と、111万円高いプラグインハイブリッド「60 TFSI e」のどちらにするか、そしてホイールベースを伸ばしたA8 Lにするかどうかだ。
A8は、S lineやB&Oのサウンドを選ぶ前に、まずコンフォートパッケージ(120万円)が要る車だ。その120万円は、手放す車の値段でまかなえることもある。 査定は、売ると決める前でも頼める。

店長、A8って、アウディのセダンでいちばん上なんですか?
エンジン車のセダンならね。S8まで入れると2,000万円を超えるわ
2,000万円……。A6とは何が違うんですか?
まず大きさね。A6よりひとまわり長くて、幅も広い。A8 Lになると、そこからさらに伸びるの
店長は、後ろに乗る側じゃないですよね
当然、運転する側よ。だから私が見るのはS8。571PSあるの
そもそもA8は、どういう車なのか。
A8は、アウディのフラッグシップセダンだ。いまのモデルは4代目で、日本では2018年10月に発売された。2022年に改良を受け、2023年6月にはプラグインハイブリッドの60 TFSI eが加わった。
| 項目 | A8 55 TFSI quattro | A8 60 TFSI e quattro | A8 L 60 TFSI e quattro | S8 |
|---|---|---|---|---|
| 価格 | 12,720,000円 | 13,830,000円 | 15,560,000円 | 21,910,000円 |
| エンジン | 3.0L V6ターボ | 3.0L V6ターボ+モーター | 3.0L V6ターボ+モーター | 4.0L V8ターボ |
| 最高出力/最大トルク | 340PS/500N·m | システム340kW/700N·m | システム340kW/700N·m | 571PS/800N·m |
| ハイブリッド | 48Vマイルドハイブリッド | プラグインハイブリッド | プラグインハイブリッド | 48Vマイルドハイブリッド |
| WLTC燃費 | 9.4km/L | 10.6km/L | 10.6km/L | 8.0km/L |
| 全長×全幅×全高 | 5,190×1,945×1,470mm | 5,190×1,945×1,470mm | 5,320×1,945×1,485mm | 5,190×1,945×1,475mm |
| ホイールベース | 3,000mm | 3,000mm | 3,130mm | 3,000mm |
| 最小回転半径 | 5.8m(後輪操舵付き5.3m) | 同左 | 同左 | 5.3m(後輪操舵標準) |
| 車両重量 | 2,030kg | 2,350kg | 2,410kg | 2,230kg |
| 荷室(後席使用時) | 505L | 390L | 390L | 505L |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名(後席2人がけの仕様は4名) | 5名 |
※変速機は全車8速ティプトロニック・4輪駆動、燃料はハイオク。荷室はVDA方式。最低地上高は120mm(社内参考値)
価格表には、このほかにA8 L 60 TFSI quattro(1,883万円)がある。4.0LのV8(460PS・660N·m)にマイルドハイブリッドを組み合わせたグレードで、全長5,320mm、最小回転半径は6.0m(後輪操舵付き5.5m)。価格は、同じA8 Lのプラグインハイブリッドより327万円高い。
同じA8 Lなのに、V8のほうがプラグインハイブリッドより300万円以上高いんですね
そうなの。価格表を見て、二度見したくなる並びよね。V8のLを考えるなら、販売店で装備の違いまで聞いておきなさい
55 TFSIか、60 TFSI eか。111万円で変わること
| 項目 | 55 TFSI quattro | 60 TFSI e quattro |
|---|---|---|
| 価格(A8) | 12,720,000円 | 13,830,000円(+111万円) |
| パワートレイン | 3.0L V6ターボ・マイルドハイブリッド | 3.0L V6ターボ+モーター(136PS)・プラグインハイブリッド |
| EV走行換算距離(WLTC) | — | 54km |
| 電池の総容量 | — | 17.9kWh |
| WLTC燃費 | 9.4km/L | 10.6km/L |
| 車両重量 | 2,030kg | 2,350kg(+320kg) |
| 荷室(後席使用時) | 505L | 390L |
| CEV補助金(2026年末までの登録) | — | 288,000円 |
| エコカー減税の減税額(重量税/翌年度の自動車税) | 0円/0円 | 61,500円/18,500円 |
111万円の差で、電気だけで54km走れるようになる。 CEV補助金(28.8万円)と減税を引くと、差はもう少し縮む。そのかわり、車両重量は320kg重くなり、荷室は115L小さくなる。
54kmって、毎日の買い物くらいなら電気だけで済みますね
家で充電できればね。ただ、荷室が115L減るのは大きいわ。大きな荷物をよく積む人なら、そこは見ておきたいわね
空港への送り迎えなら、トランクは広いほうがいいですよね
そういうこと。後ろに人を乗せる車ほど、その人の荷物も積むのよ
A8か、A8 Lか。何が変わる?
A8 Lは、ホイールベースと全長を130mm伸ばしたモデルだ。
| 項目 | A8 60 TFSI e | A8 L 60 TFSI e |
|---|---|---|
| 価格 | 13,830,000円 | 15,560,000円(+173万円) |
| 全長 | 5,190mm | 5,320mm |
| ホイールベース | 3,000mm | 3,130mm |
| 全高 | 1,470mm | 1,485mm |
| 車両重量 | 2,350kg | 2,410kg |
| 乗車定員 | 5名 | 5名(後席2人がけの仕様は4名) |
A8 Lでは、後席を2人がけにする仕様も選べる。その場合、乗車定員は4名になる。最小回転半径は、A8とA8 Lのプラグインハイブリッドで同じ5.8m(後輪操舵付きは5.3m)だ。
173万円で、車が130mm長くなるんですね
そう。後ろに誰を乗せるかで決めるの。家族を乗せるなら標準で足りるし、後ろに大事な人を乗せる仕事ならLね
店長は運転する側だから、標準ですね
標準どころか、S8よ

オプションで、どこまで変わる?
前の車に付いていくクルーズコントロール、前後の衝突被害軽減ブレーキ、後方から近づく車の警告、駐車を手伝うパークアシストプラス、周囲を映すカメラは、標準で付く。
| オプション(55 TFSI) | 価格 | 条件 |
|---|---|---|
| コンフォートパッケージ | 1,200,000円 | |
| S lineパッケージ | 690,000円 | コンフォートパッケージが必須 |
| デザインセレクション パステルシルバー | 1,700,000円(S line選択時1,340,000円) | |
| アシスタンスパッケージ | 130,000円 | コンフォートパッケージが必須 |
| Bang & Olufsen 3Dアドバンストサウンドシステム | 820,000円 | コンフォートパッケージが必須 |
| フルレザー | 400,000円 | |
| リヤスポーツディファレンシャル | 260,000円 | コンフォートパッケージが必須 |
| パノラマサンルーフ | 250,000円 |
S8では、コンフォートパッケージが115万円、リヤモニターが28万円、ブラックAudi rings&ブラックスタイリングが21万円。
55 TFSIでは、S lineもB&Oも後輪のスポーツディファレンシャルも、120万円のコンフォートパッケージを付けないと選べない。 S lineまで付けると、本体に189万円が乗る。
パッケージを付けるためのパッケージがあるんですね
そういう車よ。本体価格は、選び始める前の数字だと思いなさい
ボディカラーは全13色(A8 55 TFSI)
茶色まで、タダで選べるんですね
そうなの。10色が追加費用なし。ただし、ウルトラブルーとデイトナグレーはS lineパッケージを付けたときだけ。そのS lineには、コンフォートパッケージが必要よ
A8 55 TFSIで選べるのは全13色。追加費用なしは10色。
| カラー名 | 追加額 | 条件 |
|---|---|---|
| ブリリアントブラック | 0円 | |
| グレイシアホワイト | 0円 | |
| フロレットシルバー | 0円 | |
| マンハッタングレー | 0円 | S lineとは組み合わせられない |
| クロノスグレー | 0円 | S lineとは組み合わせられない |
| ミトスブラック | 0円 | |
| マデイラブラウン | 0円 | |
| ウルトラブルー | 0円 | S lineパッケージが必須 |
| ファーマメントブルー | 0円 | |
| デイトナグレー | 0円 | S lineパッケージが必須 |
| セブリングブラック | 300,000円 | |
| Audi exclusive | 1,000,000円 | |
| Audi exclusive マット | 1,300,000円 |
※S8はマンハッタングレーとクロノスグレーを除く色で、追加額は同じ。60 TFSI eとA8 Lの選べる色は、販売店で確かめたい。追加額は改良や年次で変わることがある
直近で何が変わった?
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2018年10月 | 4代目A8を日本で発売 |
| 2022年 | 改良型のA8/S8を日本で発表(7月発売予定) |
| 2023年6月 | プラグインハイブリッドのA8/A8 L 60 TFSI eを日本に導入 |
| 2024年8月 | 限定車「Grand Touring limited」を発表 |
| 2026年6月 | 生産終了を記念した限定車「A8 final edition」(1,598万円・88台)を発売 |
A8 final editionは、55 TFSI quattro S lineをベースに、スポーツ仕様のエアサスペンション(車高が10mm低い)、リヤスポーツディファレンシャル、S8と同じ意匠のグリル、赤いブレーキキャリパー、21インチのホイールを付けた限定車だ。色はグレイシアホワイト40台、ミトスブラック39台、ファーマメントブルー5台、セブリングブラック4台(30万円)。
プラグインハイブリッドの60 TFSI eが日本に入ったのは2023年6月。 中古で探すなら、年式から絞れる。
走りは、どう評価されている?
A8 LのV8(2022年型・20インチ)と、A8 60 TFSI eの試乗記を読むと、どちらも滑らかさと移動の快適さに行き着く。どちらもオプションを付けた車だ。
V8のA8 Lに乗った試乗記は、高速での落ち着いた走りと、しなやかな乗り心地、控えめな高級感を評価している。60 TFSI eに乗った試乗記は、プラグインハイブリッドの滑らかな加速と、エアサスペンションのしなやかさ、静かな走りを挙げる。
一方で、V8のA8 Lの試乗記は、1,945mmの全幅のせいで扱いに気を使う場面があると書いている。市街地・高速・山道を含む256.8kmを走って、満タン法で7.7km/Lだった。
全幅1,945mmって、駐車場で困りそうですね
困るわね。全幅1,850mmまでの機械式駐車場には入らないわ。自宅と、よく行く場所の駐車場は先に測っておきなさい
メルセデス・ベンツ Sクラス、レクサス LSと比べると、どこにいる?
| 車種 | いちばん安いグレード | 全長×全幅 | WLTC燃費 | 駆動 |
|---|---|---|---|---|
| アウディ A8 55 TFSI quattro | 1,272万円 | 5,190×1,945mm | 9.4km/L | 4輪駆動 |
| メルセデス・ベンツ S 450 d 4MATIC | 1,598万円 | 5,195×1,920mm | 13.5km/L | 4輪駆動 |
| レクサス LS500 I package | 1,111万円 | 5,235×1,900mm | 約9.5〜10.1km/L | 後輪駆動 |
A8は、Sクラスより326万円安く、LSより161万円高い。 4輪駆動同士ならSクラスより安く、全幅は3台でいちばん広い。
ロングボディ同士なら、A8 L 60 TFSI e(1,556万円)は、S 500 4MATIC long(2,136万円)より580万円安い。
Sクラスより300万円以上安いんですね
そう。Sクラスと迷うなら、その差でオプションをかなり付けられるわ。そこは強いわね

買っていい人と、見送っていい人。
| こんな人 | |
|---|---|
| 買っていい人 | 4輪駆動の大型セダンを、Sクラスより抑えた値段で選びたい人/後ろに人を乗せることが多い人(A8 L)/家で充電できて、毎日の距離が短い人(60 TFSI e) |
| 見送っていい人 | もうひとまわり小さいセダンでいい人(→アウディ A6)/荷室の広さを重く見る人で、プラグインハイブリッドを考えていた人(→A8 55 TFSI)/後輪駆動の大型セダンがいい人(→レクサス LS) |
コンフォートパッケージの120万円は、手放す車の値段から。
わたし、A8なら素のままでいいです。色もタダのを選べますし
それができればいいけど、S lineもB&Oも、120万円のコンフォートパッケージを付けないと選べないの。欲しいものが1つでもあれば、そこから始まるのよ
パッケージを付けるための120万円……。そこが一番もったいなく感じます
だから、そこをいまの車に出してもらうの。手放す車が高く売れれば、その分A8に使えるお金が増えるでしょう。120万円の前提が、ぐっと軽くなるわ
長く乗った車から乗り換える人でも、値段は期待できるんですか?
そこは調べるまで分からないわ。ここ数年、中古車の値段は高めなの。思っていたより高い数字が出ることもあるのよ
ディーラーで下取りしてもらえば、話は一度で済みますよね
済むわ。それは下取りの利点ね。ただ、同じ車でも、買取のほうが値段は高く出る。120万円の前提を軽くしたいなら、比べない手は無いでしょう
まだ買うって決めてなくても、値段は見られるんですか?
見られるわ。金額を見てから、パッケージを付けるか決めればいいの
📌 まとめ
- A8は1,272万円から。全車4輪駆動で、55 TFSI(V6・マイルドハイブリッド)、60 TFSI e(プラグインハイブリッド)、S8(V8)がある
- 55 TFSIと60 TFSI eの差は111万円。 60 TFSI eは電気で54km走れるが、荷室は505Lから390Lになる
- A8 Lはホイールベースが130mm長く、後席2人がけも選べる。 オプションはコンフォートパッケージ(120万円)が起点
わたしが買うなら、55 TFSIの素のまま。色はタダのマデイラブラウンで
私はS8。V8の571PSを、後輪操舵で振り回すの
後ろの席に乗る人のことは、考えないんですね
考えないわ。A8を選ぶ人の中で、いちばん後ろに興味が無いのが私よ
よくある質問
アウディ A8はいくらから買える?
いちばん安いのはA8 55 TFSI quattroの1,272万円(税込)です。S8は2,191万円です。
55 TFSIと60 TFSI eは、何が違う?
55 TFSIは3.0L V6のマイルドハイブリッド、60 TFSI eは3.0L V6にモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドです。価格差は111万円で、60 TFSI eはEV走行換算距離がWLTCで54km、CEV補助金は28.8万円(2026年12月31日までの登録)。荷室は55 TFSIが505L、60 TFSI eが390Lです。
A8とA8 Lは、何が違う?
A8 Lはホイールベースと全長が130mm長く、後席を2人がけにする仕様も選べます(その場合は4人乗り)。60 TFSI e同士の価格差は173万円です。
メルセデス・ベンツ Sクラスと迷っています。決め手は?
いちばん安いグレード同士では、A8 55 TFSI quattro(1,272万円)がS 450 d 4MATIC(1,598万円)より326万円安く、どちらも4輪駆動です。全幅はA8が1,945mmで25mm広く、WLTC燃費はディーゼルのSクラスが上です。
新車をお得に買うには、何から始めればいい?
手放す車の査定額を、見積もりの前に確かめることです。売れる額によっては、コンフォートパッケージなどのオプションまで手が届きます。
※この記事は2026年10月5日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
この記事で参照した情報源(20件)
- アウディ ジャパン 価格表
- アウディ ジャパン A8 車種ページ
- アウディ ジャパン A8 主要諸元・装備・色・オプション
- アウディ ジャパン A8 L 車種ページ
- アウディ ジャパン A8 TFSI e 車種ページ
- アウディ ジャパン A8 L TFSI e 車種ページ
- アウディ ジャパン S8 主要諸元・装備
- アウディ ジャパン エコカー減税(A8)
- アウディ ジャパン 新型A8 発表(2018年9月5日)
- アウディ ジャパン A8/S8 改良 発表(2022年4月21日)
- アウディ ジャパン A8/A8 L 60 TFSI e 導入(2023年6月26日)
- アウディ ジャパン 限定モデル A8 Grand Touring limited(2024年8月20日)
- アウディ ジャパン 限定モデル A8 final edition(2026年6月16日)
- 次世代自動車振興センター CEV補助金 銘柄ごとの補助金交付額(令和8年10月1日現在)
- メルセデス・ベンツ日本 Sクラス(比較用)
- レクサス LS(比較用)
- webCG アウディA8 L 60 TFSIクワトロ 試乗記
- ENGINE アウディA8 60 TFSI e クワトロ 試乗記
- 中古車オークション相場(車選びドットコム)
- 中古車市場レポート(車選びドットコム)
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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