新型アウディ Q5(2026年モデル・3代目)は先代と何が違う? フルモデルチェンジで何が変わった?
この記事の要点
- 2025年7月24日発売の3代目。価格はQ5 TFSIの787万円からSQ5 Sportbackの1,098万円まで(税込)。全車4輪駆動
- 全車に「MHEV plus」という強めのマイルドハイブリッドが付き、発進はほとんどモーターで動く
- 車線変更まで手伝う運転支援が全車標準(2026年4月の改良から)。価格は2025年7月の発売時より各グレード27万〜40万円高い
アウディのQ5は、2025年7月に3代目へフルモデルチェンジした。SUVのQ5と屋根の低いQ5 Sportback、高性能版のSQ5が一度にそろい、2026年4月には運転支援と操作系を中心にした改良も入った。価格は787万円から1,098万円だ。
グレード選びで迷うのは、ガソリンの「TFSI」と、28万円高いディーゼルの「TDI」のどちらにするかだ。
Q5は、乗り心地を詰めようとするとエアサスペンションとパッケージで79万円かかる。その79万円を出すかどうかは、いまの車がいくらで売れるかで決まることが多い。 ディーラーで見積もりを取る前に、ボタンの先で査定額を見ておくと話が早い。

店長、Q5って、アウディの中ではどのくらいの大きさなんですか?
真ん中よ。Q3の上で、3列シートのQ7の下ね
新しくなったんですよね。見た目、前のとあんまり変わらない気がしますけど
見た目は似ているわね。でも、全車に駆動用のモーターが付いているの。走り出しの感触はそこで決まるわ
800万円くらいからなんですね
そう。だからガソリンかディーゼルか、どこにお金をかけるかを先に決めたほうがいいの
そもそもQ5は、どういうSUVなのか。
Q5は、アウディのSUVの中でQ3の上、Q7の下にいるミドルサイズのSUVだ。いまのモデルは3代目になる。
3代目は、エンジン車向けの新しい骨格「PPC」を使う。日本仕様は2.0Lガソリンの「TFSI quattro 150kW」、2.0Lディーゼルの「TDI quattro 150kW」、3.0L V6の「SQ5」の3本立てで、全車が4輪駆動のquattroだ。
| 項目 | TFSI quattro 150kW | TDI quattro 150kW | SQ5 |
|---|---|---|---|
| エンジン | 2.0L 直4ガソリンターボ | 2.0L 直4ディーゼルターボ | 3.0L V6ガソリンターボ |
| 最高出力/最大トルク | 204PS/340N·m | 204PS/400N·m | 367PS/550N·m |
| ハイブリッド | MHEV plus | MHEV plus | MHEV plus |
| 変速機・駆動 | 7速Sトロニック・4輪駆動 | 7速Sトロニック・4輪駆動 | 7速Sトロニック・4輪駆動 |
| WLTC燃費(Q5) | 13.5km/L | 16.2km/L | 12.1km/L |
| 全長×全幅×全高(Q5) | 4,715×1,900×1,655mm | 同左 | 同左 |
| ホイールベース | 2,820mm | 2,820mm | 2,820mm |
| 最小回転半径 | 5.7m | 5.7m | 5.7m |
| 車両重量(Q5) | 1,980kg | 2,040kg | 2,060kg |
| 荷室(Q5・後席使用時) | 520L | 520L | 475L |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
※荷室はVDA方式。Sportbackは全高1,650mm(SQ5 Sportbackは1,645mm)、荷室515L(SQ5 Sportbackは470L)。アダプティブエアサスペンション装着車は全高が15mm低くなる
「MHEV plus」は、ベルト駆動の発電機を残したまま、変速機の出力側に駆動用のモーター(24PS・230N·m)を追加した仕組みだ。電圧は48V、電池は1.7kWh。発進はほとんどモーターで動き出し、ゆっくり加速するあいだはエンジンがかからない。
ハイブリッドみたいに、静かに動き出すんですか?
そう。ただ、日本のハイブリッドみたいに電気だけで長く走る仕組みではないわ。踏み込めばエンジンが主役になるの
先代から何が変わったのか。
先代(2代目)と並べると、こうなる。
| 項目 | 新型(3代目) | 先代(2代目) |
|---|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,715×1,900×1,655mm | 4,685×1,900×1,665mm |
| ホイールベース | 2,820mm | 2,825mm |
| 荷室(後席使用時) | 520L | 550L |
大きさはほとんど同じで、全長が30mm伸びて、全高が10mm下がったくらい。荷室は30L減った。
いまのQ5には、全車にMHEV plusが付く。プラットフォームは、アウディがエンジン車向けとして「PPC」と呼ぶもの。助手席の前に置く画面も、オプションで選べる。
大きさはほぼ一緒なんですね
そう。車庫の寸法がぎりぎりでなければ、先代と同じ感覚で置けるはずよ。変わったのは、走らせたときの中身のほう

ガソリンか、ディーゼルか。28万円で変わること
グレードはボディごとに3つ。TFSIとTDIの違いはエンジンだけで、SQ5は20インチやSスポーツサスペンションなど装備も上になる。
| グレード | 価格(税込) | WLTC燃費 |
|---|---|---|
| Q5 TFSI quattro 150kW advanced | 7,870,000円 | 13.5km/L |
| Q5 TDI quattro 150kW advanced | 8,150,000円 | 16.2km/L |
| SQ5 | 10,630,000円 | 12.1km/L |
| Q5 Sportback TFSI quattro 150kW advanced | 8,220,000円 | 13.6km/L |
| Q5 Sportback TDI quattro 150kW advanced | 8,500,000円 | 16.4km/L |
| SQ5 Sportback | 10,980,000円 | 12.1km/L |
TFSIとTDIの差は28万円。 出力は同じ204PSで、ディーゼルはトルクが60N·m大きく、燃費は2.7km/Lよく、燃料は軽油になる。そのかわり車重は60kg重い。
いちばん安いグレードでも、マトリクスLEDヘッドライト、18インチ、レザーとアーティフィシャルレザーのシート、前席の電動シート、ナビ、スマートフォンのつなぎ込みまで付いている。
28万円なら、ディーゼルにしたくなりますね
長い距離を走る人ならね。燃費がいいうえに燃料が軽油だから、走れば走るほど燃料代の差が積み上がるわ
わたしは週末に近所を走るくらいです
なら、ガソリンで困らないわ。28万円あれば、9万円の有料色を選んでもまだお釣りが来るもの
お釣りの使い道までは考えてないです
SUVとSportback、35万円で何が違う?
Q5 Sportbackは、屋根を後ろに向かって傾けた形だ。価格はSUVより35万円高い。
| 項目 | Q5 | Q5 Sportback |
|---|---|---|
| 価格差 | — | +35万円 |
| 全高 | 1,655mm | 1,650mm(5mm低いだけ) |
| 荷室(後席使用時) | 520L | 515L |
| 荷室(後席を倒したとき) | 最大1,473L | 最大1,415L |
| ホイールベース・最小回転半径 | 2,820mm・5.7m | 同じ |
全高はわずか5mmしか違わない。 屋根の後ろが下がっているぶん見た目は低く見えるが、背の高さはほぼ同じだ。荷室も、後席を使っているときは5Lしか変わらない。
5mmのために35万円は、わたしには払えないです
5mmじゃなくて、屋根の線に払うのよ。横から見たときの流れが全然違うでしょう
その35万円があれば、エアサスの半分くらいになりますけど
……痛いところを突くわね。エアサスはパッケージと合わせて79万円だから、半分にもならないけど
オプションで、どこまで変わる?
主なオプションは次のとおり。
| オプション | 価格 | 中身 |
|---|---|---|
| S lineパッケージ | 300,000円 | S lineのエクステリア、19インチ、スポーツシート、パドルシフト付きフラットトップ&ボトムのハンドルなど |
| テクノロジーパッケージプロ | 440,000円(SQ5は主な中身が標準) | リヤのエマージェンシーブレーキアシスト、3Dサラウンドビューカメラ、自動駐車の「パークアシストプロ」、デジタルOLEDリヤライト、助手席の画面、電動のチルト・テレスコピック、後席サイドエアバッグ |
| アダプティブエアサスペンション | 350,000円 | 普通のQ5はテクノロジーパッケージプロが必須 |
| MMI experience pro | 390,000円 | ヘッドアップディスプレイ、Bang & Olufsen 3Dプレミアムサウンド(16スピーカー) |
| ライティングパッケージ | 100,000円 | プライバシーガラス、アンビエントライティングプロ、後席の巻き上げ式サンシェードなど |
| パノラマサンルーフ | 260,000円 |
運転支援は、標準でもかなり付いている。 前の車に付いていき、高速道路では車線変更の支援まで付く「アダプティブクルーズアシストプラス」は全車標準だ(2026年4月の改良で車線変更の支援が加わった)。後席に子どもやペットが残っていないかを検知する「リヤオキュパントディテクション」も、Q5シリーズの全車に付く。
一方、リヤのエマージェンシーブレーキアシストや、全方位を立体で映すカメラ、駐車を手伝う「パークアシストプロ」は、テクノロジーパッケージプロ(44万円)に入っている。
エアサスって、そのパッケージと一緒じゃないと付けられないんですね
そう。エアサスまで付けると、合わせて79万円よ。乗り心地を買いに行ったら、駐車の手伝いまで付いてくる。親切なのか商売上手なのか、分からないわね
ボディカラーは全12色
SQ5だと、色の値段が変わるんですか?
SQ5は、アルコナホワイト以外の色も、ほとんどが追加費用なしなの。普通のQ5だと9万円かかる色が、SQ5ではタダよ
全12色(Audi exclusiveのスペシャルカラーを含む)。普通のQ5で追加費用なしは、アルコナホワイトの1色だけ。
| カラー名 | Q5・Q5 Sportback | SQ5・SQ5 Sportback |
|---|---|---|
| アルコナホワイト | 0円 | 0円 |
| グレイシアホワイト メタリック | 90,000円 | 0円 |
| フロレットシルバー メタリック | 90,000円(S lineと組み合わせ不可) | 設定なし |
| タンボラグレー メタリック | 90,000円 | 0円 |
| ミトスブラック メタリック | 90,000円 | 0円 |
| グレナディンレッド メタリック | 90,000円 | 0円 |
| ナバーラブルー メタリック | 90,000円 | 0円 |
| ウルトラブルー メタリック | 90,000円(S lineが必須) | 0円 |
| ディストリクトグリーン メタリック | 90,000円 | 0円 |
| デイトナグレー パールエフェクト | 90,000円(S lineが必須) | 0円 |
| サヒールゴールド メタリック | 240,000円(S lineが必須) | 240,000円 |
| Audi exclusive スペシャルボディカラー | 870,000円 | 870,000円 |
※追加額は改良や年次で変わることがある
走りは、どう評価されている?
試乗記2本は、どちらもディーゼルのTDIにS lineパッケージを付けた、標準のサスペンションの車(2026年4月の改良前)で書かれている。いちばん印象に残るのは、MHEV plusの滑らかさだ。動き出しは電気自動車のようで、そこからエンジンが主役に切り替わるまでの流れが自然。ディーゼルにありがちな、踏んでから力が出るまでのためらいもほとんど無い。
もうひとつ両方が書いているのが、車体の芯の強さ。荒れた舗装でもコーナーで姿勢が崩れず、視点の高いSUVでもワインディングで安心して曲がれる。車内が驚くほど静かだった、という感想も1本にある。
そのうえで、2本とも標準のサスペンションに注文を付けている。高速道路でのフラットさや細かい凹凸の収まりに、もう少しきめ細かさがほしいとして、どちらもオプションのアダプティブエアサスペンションを勧めている。
さっきのエアサスの話、ここにつながるんですね
そう。800万円の車として乗り心地にこだわるなら、エアサスまで見ておいたほうがいい、というのが乗った人たちの意見ね
79万円かあ……
悩むでしょう。一度、エアサス付きの試乗車があるディーラーで乗り比べてみるのがいちばん早いわ
BMW X3・メルセデス・ベンツ GLCと比べると、どこにいる?
| 車種 | いちばん安いグレード | いちばん安いディーゼル | 全長×全幅×全高 | 最小回転半径 | 荷室(後席使用時) |
|---|---|---|---|---|---|
| アウディ Q5 | 787万円 | 815万円 | 4,715×1,900×1,655mm | 5.7m | 520L |
| BMW X3 | 767万円 | 787万円 | 4,755×1,920×1,660mm | 5.8m | 570L |
| メルセデス・ベンツ GLC | 839万円 | 839万円 | 4,720×1,890×1,640mm | 5.5m | 560L |
3台とも大きさはほぼ同じ。 ディーゼル同士で比べても、いちばん安いのはX3、次がQ5、GLCの順。荷室はX3とGLCが広く、小回りはGLCが利く。
どれも似たような大きさですね
このクラスはそうなの。最後は顔と、乗ったときの感触で決める車たちよ。3台とも試乗してから決めてもいいくらいだわ

買うべき人/見送っていい人
| こんな人 | |
|---|---|
| 買うべき人 | 家族で長距離を走るのに、滑らかで落ち着いたSUVが欲しい人/ディーゼルを選びたい人/高速道路の車線変更まで手伝う運転支援を標準で欲しい人 |
| 見送っていい人 | 荷室の広さを最優先する人(→BMW X3)/3列シートが要る人(→アウディ Q7)/もう少し小さく安いアウディでいい人(→アウディ Q3) |
エアサスの79万円は、手放す車に出してもらう。
ディーゼルにして、エアサスまで付けたら、900万円を超えちゃいますね
TDIにエアサスまで付けると894万円ね。色を選べば900万円を超えるわ
エアサスって、削りやすいところですよね。なくても走れますし
走れるわ。でも、乗った人がそろって勧めていたのはそこなのよ。削る前に、いまの車がいくらになるかを見てほしいの。売った額は、そのまま買うほうの予算に乗るでしょう
いま乗ってるのが国産のSUVなら、けっこういい値段になりますか?
なることが多いわね。SUVは中古の値段が落ちにくいから、79万円くらいなら、手放す車の値段しだいで届いてしまうこともあるわ
ディーラーに下取りしてもらう金額とは違うんですか?
違うことが多いわ。下取りは納車まで乗れて楽だけど、金額だけなら買取のほうが上になりやすいの。先に買取の金額を知っておけば、下取りの金額が低いときに、そう言えるでしょう
エアサスを削るかどうかは、その数字を見てからにします
それがいちばん後悔しない順番ね
📌 まとめ
- 新型Q5は2025年7月発売の3代目。787万円から1,098万円で全車4輪駆動。車線変更まで手伝う運転支援は全車標準
- 全車に駆動用モーター付きの「MHEV plus」。発進がほとんどモーターで、滑らかさの評価が高い
- TFSIとTDIの差は28万円。乗り心地にこだわるなら、エアサスペンション(テクノロジーパッケージプロと合わせて79万円)まで見ておきたい
私ならSQ5ね。通常色がほとんど追加費用なしで、367PS。色まで含めたら、むしろ得をしている気分になれるわ
1,063万円の車で、得した気分ですか
なれるわよ。あなたは?
普通のQ5のTFSIにエアサスです。ディーゼルとの28万円も、エアサスに回したほうが毎日うれしいと思うので
燃料代より乗り心地ってことね。そういう選び方ができるのが、Q5のいいところよ
よくある質問
新型Q5はいつ発売された?
新しい世代のQ5(3代目)、Q5 Sportback(Sportbackとしては2代目)、SQ5は、2025年7月24日に日本で発売されました。2026年4月には運転支援や操作系を中心にした改良が入っています。
価格はいくら?
Q5がTFSI 787万円、TDI 815万円、SQ5 1,063万円。Q5 SportbackがTFSI 822万円、TDI 850万円、SQ5 Sportback 1,098万円です(税込)。
先代と何が違う?
全長が30mm伸び、全高が10mm下がりました。荷室は550Lから520Lに減っています。いまのQ5は全車に駆動用モーター付きのマイルドハイブリッド「MHEV plus」が付き、プラットフォームはアウディがエンジン車向けとするPPCです。
Q5にPHEVはある?
日本の価格表に、Q5のプラグインハイブリッドは載っていません。日本仕様はガソリン、ディーゼル、SQ5の3本で、すべてMHEV plusです。
買い替えるなら、いま乗っている車はいくらで売れる?
SUVは中古車の値段が落ちにくく、年式のわりに高い金額が付くことがあります。見積もりの前に買取の査定額を知っておけば、エアサスペンションのような高いオプションまで予算が届くかを先に判断できます。
※この記事は2026年10月4日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
この記事で参照した情報源(10件)
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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