アウディ Q7はどう選ぶ? 2026年モデルのグレード・価格・3列シートを整理

この記事の要点

  • 価格は50 TDI quattroの1,083万円からSQ7の1,518万円まで(税込)。全車3列シート・7人乗りが標準
  • S lineにはアダプティブエアサスペンションが標準。 50 TDIで付けると33万円のオプション
  • 全長5,070mmでも、後輪操舵(20万円)を付ければ最小回転半径は5.7mから5.3mになる

Q7は、アウディのエンジン車のSUVでただひとつの3列シート・7人乗りだ。価格は1,083万円から1,518万円。全長は5mを超えるが、オプションの後輪操舵を付けると最小回転半径は5.3mまで小さくなる。

迷うのはいちばん安い「50 TDI quattro」と、56万円高い「50 TDI quattro S line」のどちらにするか。S lineにはエアサスペンションが最初から付いていて、そこが選び分けの分かれ目になる。

1,000万円を超える買い物で、いちばん大きく動かせる数字は値引きではなく、いま乗っている車の売値だ。 7人乗りに乗り換えるなら、手放す車にも大きな値が付くことがある。下のボタンから、その車の相場を先に見ておける。

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アウディ Q7を斜め前から見た実車イラスト。アスカリブルーのボディ、縦桟の入った大きな八角形のシングルフレームグリル、細いマトリクスLEDヘッドライト、長いルーフ。夕方の海沿いの砂利道
アウディ Q7(2代目・4M型)。アウディのエンジン車のSUVでただひとつの3列シート
モモ
モモ

店長、これ、大きいですね……

レイ
レイ

Q7よ。アウディのSUVで、3列目のシートがあるのはこれだけなの

モモ
モモ

7人乗れるんですか?

レイ
レイ

乗れるわ。全車7人乗りよ。3列目は電動で格納できるから、ふだんは5人乗りの大きなSUVとして使えるの

モモ
モモ

でも、5mって、駐車場で困りません?

レイ
レイ

そこがこの車の面白いところでね。後ろのタイヤも曲がるオプションを付けると、小回りが利くようになるのよ

そもそもQ7は、どういうSUVなのか。

Q7は2代目(4M型)で、日本では2016年3月に発売された。2024年10月の改良で、外観とライトまわりが新しくなっている。

3列シート・7人乗りが全車標準で、3列目は電動で格納できる。

日本で買えるのは、3.0L V6ディーゼルの「50 TDI quattro」、3.0L V6ガソリンの「55 TFSI quattro S line」、4.0L V8の「SQ7」。全車が4輪駆動で、8速ATを組み合わせる。

項目50 TDI quattro55 TFSI quattro S lineSQ7
エンジン3.0L V6ディーゼルターボ3.0L V6ガソリンターボ+マイルドハイブリッド4.0L V8ガソリンツインターボ
最高出力/最大トルク272PS/600N·m340PS/500N·m507PS/770N·m
変速機・駆動8速ティプトロニック・4輪駆動同左同左
WLTC燃費11.7km/L9.6km/L7.5km/L
全長×全幅×全高5,070×1,970×1,735mm(標準グレード)5,070×1,970×1,705mm5,070×1,970×1,700mm
ホイールベース2,995mm2,995mm3,005mm
最低地上高210mm(標準サスペンション)190mm185mm
最小回転半径5.7m(後輪操舵装着時5.3m)同左5.3m(後輪操舵が標準)
車両重量2,220kg2,220kg2,310kg
荷室780〜1,908L780〜1,908L793〜1,921L
乗車定員7名(3列)7名(3列)7名(3列)

※荷室はVDA方式。最低地上高はアウディの社内参考値。50 TDIのS lineは全高1,705mm、最低地上高190mm

モモ
モモ

ディーゼル、600N·mもあるんですか

レイ
レイ

大きい車を、低い回転から軽々と動かせる数字よ。7人乗せて坂を上っても、息切れしにくいわ

いちばん安い50 TDIか、56万円のS lineか

グレードは4つ。いちばん迷うのが、50 TDIの標準グレードとS lineのどちらにするかだ。

グレード価格(税込)サスペンションホイール前席
50 TDI quattro10,830,000円スタンダード(エアサスは33万円のオプション)19インチレザー/アーティフィシャルレザー
50 TDI quattro S line11,390,000円アダプティブエアサスペンション スポーツ20インチスポーツシート(バルコナレザー)
55 TFSI quattro S line11,580,000円アダプティブエアサスペンション スポーツ20インチスポーツシート(バルコナレザー)
SQ715,180,000円Sアダプティブエアサスペンション21インチスポーツシート(ダイナミカ/レザー)

50 TDIとS lineの差は56万円。 S lineには、アダプティブエアサスペンション(スポーツ)、20インチ、バルコナレザーのスポーツシートが最初から付く。50 TDIでエアサスペンションを付けると、33万円のオプションになる。

さらに、小回りを利かせる後輪操舵(オールホイールステアリング・20万円)は、エアサスペンションが付いていないと選べない。 後輪操舵まで付けたときの価格は、こうなる。

組み合わせ価格(税込)
50 TDI+エアサスペンション+後輪操舵11,360,000円
50 TDI S line+後輪操舵11,590,000円

後輪操舵とエアサスだけが目的なら、50 TDIに足すほうが23万円安い。 S lineはその23万円で、20インチとバルコナレザーのスポーツシートが付くと考えればいい。

モモ
モモ

後輪操舵が欲しいなら、安いほうに足したほうが得なんですね

レイ
レイ

小回りだけならね。20インチの顔つきとレザーのスポーツシートに23万円を払うかどうか、そこで決めればいいわ。私は払うけど

モモ
モモ

店長、また見た目で決めてる

レイ
レイ

見た目は大事な性能よ

モモ
モモ

わたしは3列目に人を乗せるほうが大事なんですけど、そこはどのグレードでも同じですか?

レイ
レイ

同じよ。7人乗りと電動で収まる3列目は、いちばん安い50 TDIから付いているわ。シートの数で差は付けていないの

ディーゼルか、V6ガソリンか

S line同士で比べると、50 TDIと55 TFSIの差は19万円だ。

項目50 TDI quattro S line55 TFSI quattro S line
価格(税込)11,390,000円11,580,000円
エンジン3.0L V6ディーゼル3.0L V6ガソリン+マイルドハイブリッド
最高出力/最大トルク272PS/600N·m340PS/500N·m
WLTC燃費11.7km/L9.6km/L
燃料軽油ガソリン

力の出方で選ぶならガソリン、燃料代で選ぶならディーゼル。 ディーゼルはトルクが100N·m大きく、燃費は2.1km/Lよい。ガソリンは最高出力が68PS高い。

レイ
レイ

私ならガソリンね。V6を上まで回したときの伸びは、ディーゼルでは味わえないもの

モモ
モモ

7人乗りの車で、回す話ですか

レイ
レイ

大きい車ほど、エンジンの気持ちよさで救われる場面があるのよ

モモ
モモ

わたしはディーゼルです。7人で遠出するなら、燃料代が安いほうがうれしいですし

レイ
レイ

それも正しいわ。家族で長い距離を走るなら、ディーゼルのほうが向いているのは間違いないもの

アウディ Q7を真横からやや前寄りに見た実車イラスト。グレイシアホワイトのボディ、長く水平に伸びるルーフとルーフレール、3列目まで続く大きなサイドウィンドウ、20インチのホイール。モダンな住宅のガレージ前、午後の光
全長5,070mm。3列目の上まで屋根がまっすぐ伸びる

5mを超えても、小回りが利く

Q7の全長は5,070mm、全幅は1,970mm。日本の道では大きい部類に入る。そこで役に立つのが、後輪を前輪と逆向きに切るオールホイールステアリング(後輪操舵)だ。

仕様最小回転半径
Q7(後輪操舵なし)5.7m
Q7(後輪操舵あり・20万円)5.3m
SQ7(後輪操舵が標準)5.3m

5.3mは、全長が60cm以上短いメルセデス・ベンツ GLAと同じ数字だ。

モモ
モモ

0.4mって、そんなに違うんですか?

レイ
レイ

数字では40cmでも、回り方は60cm短い車と同じになるのよ。この車を街で使うなら、20万円はケチらないほうがいいと私は思うわ

オプションで、どこまで変わる?

主なオプションは次のとおり。

オプション価格対象・条件
アダプティブエアサスペンション330,000円50 TDIの標準グレード(S line・SQ7は標準)
オールホイールステアリング200,000円エアサスペンションが必須(SQ7は標準)
コンフォートパッケージ750,000円50 TDIの標準グレード
レザーシートパッケージS line:510,000円/SQ7:640,000円
HDマトリクスLED/レーザーライト/デジタルOLEDリヤライト360,000円Q7(SQ7はヘッドライトが標準、OLEDリヤライトは170,000円)
アドバンストサスペンションパッケージ770,000円SQ7(アクティブロールスタビライザーなど)
パノラマサンルーフ290,000円
ダークAudi rings&ブラックスタイリング190,000円

運転支援は、衝突被害軽減ブレーキ、前の車に付いていくクルーズコントロールと車線逸脱の警告、後方の警告、全方位のカメラが、標準グレードから付いている。

ボディカラーは全9色。半分以上が追加費用なし

モモ
モモ

Q7って、色にお金がかからないんですね

レイ
レイ

そうなの。有料なのはゴールドとアスカリブルー、それに特別色だけよ。Q2やQ3とは考え方が違うわね

全9色(Audi exclusiveのスペシャルカラーを含む)。グレードによって選べる色が分かれる。

カラー名追加額選べるグレード
グレイシアホワイト メタリック0円全グレード
サテライトシルバー メタリック0円全グレード
ミトスブラック メタリック0円全グレード
ワイトモブルー メタリック0円50 TDIの標準グレードのみ
チリレッド メタリック0円S line・SQ7
デイトナグレー パールエフェクト0円S line・SQ7
サヒールゴールド メタリック130,000円全グレード
アスカリブルー メタリック130,000円S line・SQ7
Audi exclusive スペシャルボディカラー950,000円全グレード

※追加額は改良や年次で変わることがある

直近で何が変わった?

時期変わったこと
2016年3月2代目Q7が日本で発売
2024年10月外観とライトまわりを新しくする改良。価格は50 TDI 1,059万円から
いまの価格表50 TDIは1,083万円。各グレードとも2024年10月の発売時から23万〜28万円上がっている

本国のドイツでは、2026年6月に次の世代のQ7が発表された。その発表資料の装備や諸元は、ドイツで売る仕様のものだ。

モモ
モモ

新しいのが出るなら、待ったほうがいいんですか?

レイ
レイ

日本でいつ出るか、いくらになるかが分からないもの。いまの7人乗りが必要なら、いまのQ7で選べばいいわ。中古で探すときは、2024年10月の改良の前か後かで顔が違うから、そこだけ見ておきなさい

走りは、どう評価されている?

改良後の50 TDI quattro S line(20インチ、後輪操舵付き)に乗った試乗記では、走りがどっしりしていることがいちばんに書かれている。車体が簡単には揺れず、路面に張り付いているような安定感がある。書き手が以前に乗ったQ7より、タイヤの当たりがソフトに感じられたという。

V6ディーゼルは、車の外ではディーゼルらしい音がするが、ドアを閉めると音量はだいぶ下がる。最新のディーゼルほど静かではないものの、ゴロゴロした感じは気にならない、というのがその試乗記の評価だ。

ハンドリングは、切り始めの反応がほんのわずかに鈍く、曲がるときにハンドルを切る量もやや多め。ただ、それを不自由とは書いておらず、リラックスした操作感として好む人もいるだろう、という受け止め方になっている。

モモ
モモ

おっとりしてる、ってことですか?

レイ
レイ

そういうこと。後ろに家族を乗せて走る車が、キビキビしすぎても困るでしょう

モモ
モモ

でも、乗る人によって感じ方は違いそうですね

レイ
レイ

違うわね。だから、試乗では2列目と3列目にも座ってみなさい。運転席だけで決める車じゃないわ

BMW X5・メルセデス・ベンツ GLE/GLSと比べると、どこにいる?

車種いちばん安いグレード全長×全幅×全高最小回転半径3列シート
アウディ Q71,083万円5,070×1,970×1,735mm5.7m(後輪操舵で5.3m)全車標準
BMW X51,298万円4,935×2,005×1,770mm5.9m(後輪操舵作動時5.6m)7人乗り
メルセデス・ベンツ GLE1,173万円4,925×2,010×1,795mm5.6m300 dは30万8,000円のパッケージ
メルセデス・ベンツ GLS1,533万円5,210×2,030×1,840mm5.8m全車標準

この4台の中で、3列シートが最初から付いて、いちばん安いのはQ7。 全幅もこの中ではいちばん狭い。GLSは全長が140mm長く、価格は450万円高い。

モモ
モモ

Q7が、いちばん安いんですね

レイ
レイ

この4台の中ではね。幅が2mを切っているのも、日本の駐車場では助かるわ

アウディ Q7のグレードを整理した日本語の図解。左に「50 TDI(標準サス・エアサスは+33万円)」、中央に「50 TDI S line(エアサス標準・+56万円)」、右に「55 TFSI S line(V6ガソリン340PS)」、下に「後輪操舵(+20万円)で最小回転半径5.3m・エアサスが必須」。端に小さなキャラクター
Q7の選び方

買っていい人と、見送っていい人。

こんな人
買っていい人7人乗れる輸入SUVを、できるだけ手の届く価格で選びたい人/家族で長い距離を走る人/大きい車でも小回りを利かせたい人(後輪操舵を付ける前提)
見送っていい人3列目は年に数回しか使わない人(→アウディ Q5、Q8)/もっと大きな7人乗りが欲しい人(→メルセデス・ベンツ GLS)/全長5m超が置けない人(→BMW X5、メルセデス・ベンツ GLE)

7人乗りから7人乗りへ。手放す車が、後輪操舵の代金になる。

モモ
モモ

Q7を買う人って、いまはどんな車に乗ってるんでしょう

レイ
レイ

7人乗りが要る人だもの。いまもミニバンか、3列の大きなSUVに乗っている人が多いと思うわ

モモ
モモ

じゃあ、それを売って乗り換えるんですね

レイ
レイ

そう。そこで考えてほしいのが、さっきのエアサスと後輪操舵の53万円なの。手放す車を売った額は、そのまま買うほうの予算に乗る。思ったより高く売れれば、53万円を迷わず足せるのよ

モモ
モモ

でも、子どもを乗せてきた車って、汚れてるし傷もあるし

レイ
レイ

そこは見る人が決めることよ。大きいSUVは、中古でも値が落ちにくいの。自分で安く見積もって、下取りの言い値で手放す。それがいちばんもったいない手放し方よ

モモ
モモ

下取りと何が違うんですか?

レイ
レイ

下取りは、納車の日まで乗れて手続きが一度で済む。金額だけで比べると、買取に出したほうが高くなりやすいの。だから先に買取の金額を知っておいて、それを下取りの交渉に持っていけばいいわ

モモ
モモ

それなら、どっちにするかはあとで決められますね

レイ
レイ

そういうこと。値段を見るだけならお金はかからないわ

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📌 まとめ

  • Q7は1,083万円から。アウディのエンジン車のSUVでただひとつの3列シートで、7人乗りは全車標準
  • 50 TDIとS lineの差は56万円で、S lineはエアサスペンションが標準。 後輪操舵とエアサスだけが目的なら、50 TDIに足すほうが23万円安い
  • 後輪操舵を付けると、全長5,070mmでも最小回転半径は5.3m。ディーゼルは燃費11.7km/L、ガソリンは340PS
モモ
モモ

わたしは50 TDIに、エアサスと後輪操舵を足します。それで23万円浮くなら十分です

レイ
レイ

私はS lineね。20インチを履いていないQ7は、横から見ると足もとが寂しいの

モモ
モモ

23万円で足もとを買うんですか

レイ
レイ

買うわよ。でも後輪操舵だけは、どっちを選んでも付けなさい。そこだけは2人とも同じ意見でしょう

モモ
モモ

それは賛成です

よくある質問

アウディ Q7はいくらから買える?

いちばん安いのは50 TDI quattroの1,083万円(税込)です。いちばん高いのはSQ7の1,518万円です。

Q7は全車7人乗り?

はい。全グレードが3列シートの7人乗りです。3列目は電動で格納できます。

50 TDIとS lineは、何が違う?

差は56万円です。S lineにはアダプティブエアサスペンションと20インチホイール、バルコナレザーのスポーツシートが標準で付きます。50 TDIの標準グレードでエアサスペンションを付けると33万円のオプションです。

後輪操舵(オールホイールステアリング)は付けたほうがいい?

街で使うなら付ける価値があります。最小回転半径が5.7mから5.3mになります。価格は20万円で、エアサスペンションが付いていることが条件です(SQ7は標準)。

新車をお得に買うには、何から始めればいい?

値引きより先に、いまの車の買取額を調べておくことです。下取りの提示額が妥当かどうかを自分で判断できるようになり、交渉の材料にもなります。

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※この記事は2026年10月4日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。

この記事で参照した情報源(12件)

※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。

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