BMWのセダン・コンパクト・クーペはどれを選ぶ? 2026年モデルのラインアップを価格・サイズで整理

この記事の要点

  • いちばん安いのは1シリーズ 120 originalの480万円。 2026年は1シリーズ・2シリーズ アクティブ ツアラー・グラン クーペに、装備を絞った「original」が加わった
  • 一般に、奇数(1・3・5)は基本の形、偶数(2・4)は形を変えた仲間と言われる。 ワゴンが選べるのは3シリーズと5シリーズ
  • MTが選べるのはM2だけ。 プラグインハイブリッドは3シリーズの330eとM5、ディーゼルは1・2・3・4・5の各シリーズにある

BMWの日本のラインアップで、SUVと電気自動車をのぞく車は、1シリーズから5シリーズ、Z4、そしてMモデルまで並んでいる。価格は1シリーズ 120 originalの480万円から、M5の2,077万円まで。ハッチバック、セダン、ワゴン、クーペ、オープンと、形もさまざまだ。

いちばん安いグレード同士で見ると、数字が大きいほど車も大きく、値段も高くなる。もうひとつ、一般には奇数のシリーズが基本の形、偶数のシリーズは形を変えた仲間と言われる。この分け方を知っておくと、見に行く車はすぐ絞れる。

1シリーズと3シリーズの間だけでも、いちばん安いグレード同士で208万円ある。どのシリーズまで見るかは、予算の上限をどこに置くかで決まる。

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BMWの1シリーズ、2シリーズ グラン クーペ、3シリーズ セダン、4シリーズ クーペ、5シリーズ セダン、Z4を小さい順に横一列に並べた実車イラスト。色はそれぞれ違う。夕方の広いショールームの床、柔らかな照明
BMWのセダン・コンパクト・クーペのラインアップ
モモ
モモ

店長、BMWのSUVじゃない車って、こんなにあるんですね

レイ
レイ

そうよ。1から5まで、それぞれに形の違う兄弟がいるの

モモ
モモ

多すぎて、どこから見ればいいかわかりません

レイ
レイ

まず数字。大きいほど大きくて高い。次に、よく言われるのが奇数が基本の形、偶数は形を変えた仲間。あとは形で見れば迷わないわ

まず、全部を並べる

いま注文できる車と、Z4のように在庫だけになった車を並べる。7シリーズはこの先で説明する。寸法は、各モデルのいちばん安いグレードの値だ。

モデル形定員価格帯(税込)全長×全幅
1シリーズ5ドア・ハッチバック5名480万〜729万円4,370×1,800mm
2シリーズ アクティブ ツアラー背の高い5ドア5名498万〜560万円4,385×1,825mm
2シリーズ グラン クーペ4ドア・トランク付き5名498万〜744万円4,550×1,800mm
2シリーズ クーペ2ドア4名635万〜836万円4,560×1,825mm
M22ドア4名1,033万〜1,083万円4,580×1,885mm
3シリーズセダン/ツーリング(ワゴン)5名688万〜1,027万円4,720×1,825mm
M3セダン/ツーリング5名1,491万〜1,501万円4,805×1,905mm
4シリーズクーペ/カブリオレ/グラン クーペ4〜5名736万〜1,231万円4,775×1,850mm
M4クーペ/カブリオレ4名1,526万〜1,617万円4,805×1,885mm
5シリーズセダン/ツーリング/ロング5名842万〜996万円5,060×1,900mm
M5セダン/ツーリング(PHEV)5名2,077万円5,095×1,970mm
Z42ドア・オープン2名814万円(在庫のみ)4,335×1,865mm

全幅が1,850mm以下に収まるのは、1・2・3・4シリーズまで。 5シリーズは1,900mm、Z4は1,865mm。MモデルのM2・M3・M4・M5も1,850mmを超える。

モモ
モモ

5シリーズから、急に幅が広くなるんですね

レイ
レイ

機械式の立体駐車場は、全幅1,850mmまでのところが多いの。ただ、高さにも制限があるから、停める場所の幅と高さの枠を先に確かめなさい。背の高いアクティブ ツアラーは、幅が収まっても高さで引っかかることがあるわ

BMWのセダン・コンパクト・クーペの選び方を整理した日本語の図解。上部に小さく「一般に言われる分け方」。上段に「奇数=基本の形:1シリーズ(ハッチバック)→3シリーズ(セダン・ワゴン)→5シリーズ(セダン・ワゴン・ロング)」、下段に「偶数=形を変えた仲間:2シリーズ(グラン クーペ・クーペ・アクティブ ツアラー)→4シリーズ(クーペ・カブリオレ・グラン クーペ)」、右に「Z4(2人乗りオープン・在庫のみ)」「M2・M3・M4・M5」。端に小さなキャラクター
BMWのセダン・コンパクト・クーペの選び方

奇数は基本の形、偶数は形を変えた仲間と言われる

1・3・5シリーズは、小・中・大の大きさごとに、いちばん実用的な形をしている。

モデル向いている人
1シリーズ小さく扱いやすいハッチバックを、500万円前後で
3シリーズセダンかワゴンで、運転の楽しさと実用を両方
5シリーズ大きなセダン・ワゴン、後ろの席の広いロングも

2・4シリーズは、クーペや背の高い形など、形を変えた仲間とされる。ただし、2シリーズ グラン クーペは4ドアのトランク付きで、形はセダンに近い。

モデル形土台
2シリーズ グラン クーペ4ドアのクーペの形1シリーズと同じ前輪駆動
2シリーズ クーペ2ドア・後輪駆動縦置きエンジンの別の骨格
2シリーズ アクティブ ツアラー背の高い5ドア1シリーズと同じ前輪駆動
4シリーズクーペ・カブリオレ・グラン クーペ後輪駆動(M440iと420dは4輪駆動)

同じ「2シリーズ」でも、クーペだけは後輪駆動の別の車だ。

モモ
モモ

2シリーズって、クーペだけ別物なんですね

レイ
レイ

そうなの。名前より、形で見なさい。背が高いならアクティブ ツアラー、トランクならグラン クーペ、2ドアの後輪駆動ならクーペ

2026年は「original」が増えた

2026年、装備を絞って価格を下げた「original」が、次の3つに加わった。

モデルoriginal の価格ひとつ上との差安全装備
1シリーズ 120 original480万円120との差 20万円衝突回避ブレーキ・ACCは同じ
2シリーズ アクティブ ツアラー 220i original498万円Exclusiveとの差 45万円同じ
2シリーズ グラン クーペ 220 original498万円M Sportとの差 38万円同じ

3つとも、衝突回避・被害軽減ブレーキやACCは削られていない。 削られているのは、電動シートや選べる色の数(3色)、オプションなど。ほかにも車ごとに外れる装備がある。

モモ
モモ

BMWを500万円以下で買える車が、3つもあるんですね

レイ
レイ

そう。ただし、オプションはほぼ付けられないし、色は白と黒とグレー。装備を削って値札を下げる、いちばん素直な値下げのやり方ね

予算ごとに、どこまで届くか

500万円前後なら、1シリーズ、2シリーズ アクティブ ツアラー、2シリーズ グラン クーペの3つが並ぶ。どれも前輪駆動で、originalなら400万円台後半から買える。いちばん大きな違いは形だ。ハッチバックなら1シリーズ、背の高い実用車ならアクティブ ツアラー、トランク付きのセダンならグラン クーペだ。

600万〜700万円台になると、後輪駆動の車が選べるようになる。2シリーズ クーペの220i(635万円)、3シリーズの318i(688万円)、4シリーズ クーペの420i(736万円)。3シリーズと4シリーズは、いちばん安いグレードでもハンズ・オフ・アシストとヘッドアップ・ディスプレイが付く。

800万〜900万円台では、5シリーズの523i(842万円から)と、直6のM240i(836万円)、プラグインハイブリッドの330e(889万円)が同じ予算に入る。大きなセダンか、小さくて速いクーペか、充電できる3シリーズか。性格の違う3台が、近い値段で並ぶ。

1,000万円を超えると、M2(1,033万円)と、3・4シリーズの直6のM340i・M440iが入ってくる。M3・M4は1,500万円前後から、M5は2,000万円を超える。

モモ
モモ

800万円台で、5シリーズと直6のクーペが同じくらいなんですね

レイ
レイ

そう。同じお金で、広さを買うか、速さを買うか。BMWはそこを選ばせてくれるの。私なら、迷わずM240iね

モモ
モモ

わたしなら、5シリーズのExclusiveです。836万円と842万円なら、荷物も人も多く載せられるほうがいいです

レイ
レイ

どっちも正解よ。予算が同じなら、最後は乗る人の好みで決めていいの

ディーゼル、プラグインハイブリッド、MT

選びたいもの選べるモデル
ディーゼル1シリーズ 120d、アクティブ ツアラー 218d、グラン クーペ 220d、3シリーズ 320d xDrive、4シリーズ グラン クーペ 420d xDrive、5シリーズ 523d xDrive
プラグインハイブリッド3シリーズ 330e(セダンのみ、889万円・補助金48万円)、M5(2,077万円・補助金38.4万円)
MT(マニュアル)M2だけ(6速MT・1,033万円、ATと同額)
直6のガソリン2シリーズ クーペ M240i、3シリーズ M340i、4シリーズ M440i、M2・M3・M4
屋根の開くオープン4シリーズ カブリオレ、M4 カブリオレ、Z4(在庫のみ)

ディーゼルのうち、3シリーズ・4シリーズ グラン クーペ・5シリーズは4輪駆動(xDrive)だ。

モモ
モモ

MTは、M2しかないんですか

レイ
レイ

そうなの。しかもMTとATが同じ値段。左足を使いたい人は、M2一択よ

モモ
モモ

ディーゼルは、ほとんど全部のシリーズにあるんですね

レイ
レイ

小さいほうから大きいほうまで、全部にあるの。どのサイズを選んでも、長く走る人向けのディーゼルがあるのがBMWね。大きいほうのディーゼルは4輪駆動だから、雪の降る地域の人にも向いているわ

モモ
モモ

ディーゼルで4輪駆動なら、スキー場にも行けそうです

走りは、どう評価されている?

試乗記の評価を、シリーズごとに短くまとめる。

モデルよく挙がる良い点気になる点
1シリーズ静かさ、しなやかな足、自然な曲がり方120の出だしのハンドルの反応は穏やか
2シリーズ アクティブ ツアラーディーゼルの静かさ、視界、後ろの席の余裕足がやや硬め
2シリーズ グラン クーペ220dのなめらかさ、M235の正確なハンドリングM235の低速の硬さ、後席の狭さ
2シリーズ クーペ/M2M240iの直6のなめらかさ、M2の正確さとMTの一体感M2の硬い乗り心地
3シリーズ/M3自然な操作感、M3の鋭いエンジンタッチ操作の慣れ
4シリーズ/M4直6のなめらかさ、カブリオレの静かさ足の硬さ、グラン クーペの後席の頭上
5シリーズ/M5快適な乗り心地、広い後席、高速の安定感523iの少しの硬さ、M5の低速の硬さ
Z420iの軽快な走り、M40iでは屋根を閉めたときの静かさ幅とドアの長さで乗り降りに気を使う

M2・M240i・M3・M4・Z4では、走りの楽しさを挙げる声が目立つ。 5シリーズやアクティブ ツアラーは、快適さや広さのほうが評価されている。

モモ
モモ

背の低い車ほど、走りの話が多いんですね

レイ
レイ

そこがBMWのセダンとクーペらしいところよ。私は、背の低い車のほうが、走る楽しさがよく分かると思うの

一覧にない7シリーズと、これから出る車

いまの公式の一覧では、7シリーズは「Coming Soon」として、改良型だけが紹介されている。いまの740iと740d xDriveは2026年6月で生産を終え、在庫の販売になった。改良型は2026年秋以降の導入予定で、日本での価格は未発表だ。

次の3シリーズも、2027年以降の日本導入が予告されている。いまの3シリーズは、2026年9月に特別仕様車が出るなど、販売が続いている。

8シリーズは2024年6月末に日本向けの生産を終えていて、いまの一覧にはない。

モモ
モモ

7シリーズも、いまは在庫だけなんですね

レイ
レイ

そう。大きなセダンは、いま入れ替わりの時期。でも、新しい型を待つかどうかで迷う必要はないわ。いま乗りたい形があるなら、それを選べばいいの

BMW M2(Mサンパウロ・イエロー)とM4 クーペ(Mポルティマオ・ブルー)が並んで止まる実車イラスト。夕方のサーキットのパドック、ピットの照明
BMW M2とM4

買っていい人と、見送っていい人。

こういう人どう考えるか
500万円前後で、最初のBMW1シリーズ(480万円から)
背の高い実用車2シリーズ アクティブ ツアラー(498万円から)
小さいセダン2シリーズ グラン クーペ(498万円から)
後輪駆動の2ドア2シリーズ クーペ(635万円から)
定番のセダン・ワゴン3シリーズ(688万円から)
形で選びたい・オープンにも乗りたい4シリーズ(736万円から)
大きなセダン・ワゴン・後席の広いロング5シリーズ(842万円から)
MTで走りたいM2(1,033万円)
2人乗りのオープンZ4(814万円・在庫のみ)
電気で走りたい見送る → i4・i5(同じ形の電気自動車)
背の高いSUVがいい見送る → X1〜X7
モモ
モモ

わたしは1シリーズのoriginalから考えます。480万円で、安全装備は上のグレードと同じなので

レイ
レイ

私は4シリーズのグラン クーペ。偶数の中でも、いちばん形を変えているのがこれよ。4ドアで、後ろが全部開くの

上のシリーズに上げるお金は、手放す車から。

モモ
モモ

1シリーズと3シリーズって、200万円以上違うんですよね。その間で迷いそうです

レイ
レイ

迷うわよね。その差のうち、自分で出す分を減らしてくれるのが、いまの車の値段よ

モモ
モモ

わたしの車で、そんなに変わりますか?

レイ
レイ

変わることもあるわ。古いから安いだろうと思っていた車に、予想より高い金額が出ることがあるの。手放す先は、販売店の下取りだけじゃないの。買取店にも見せると、どちらが高いかがはっきりするわ

モモ
モモ

高く売れたら、1シリーズのつもりが3シリーズになることもありえるんですね

レイ
レイ

1シリーズから3シリーズへの208万円。いまの車がいくらで売れるかで、自分で出す残りが変わるでしょう。先に査定の数字を見ておきなさい

査定そのものにお金はかからないので、上のシリーズを見に行く前に済ませておくといい。

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📌 まとめ

  • BMWのセダン・コンパクト・クーペは、1シリーズの480万円からM5の2,077万円まで
  • 奇数(1・3・5)は基本の形、偶数(2・4)は形を変えた仲間と言われる。 全幅1,850mm以下は4シリーズまで
  • MTはM2だけ、PHEVは330eとM5。 7シリーズは改良型が2026年秋以降の導入予定
モモ
モモ

結局、形と幅で決めればいいんですね

レイ
レイ

そう。まず駐車場の幅と高さを測って、次に形を決める。そこまで決めてから販売店に行けば、見る車は1つか2つで済むわ

モモ
モモ

でも、わたしは形より先に値段で決めたいです

レイ
レイ

なら、500万円以下のoriginalから見なさい。1シリーズ、アクティブ ツアラー、グラン クーペの3つよ。高さが違うから、駐車場に合うかもそこで確かめればいいわ

よくある質問

BMWでいちばん安い車は?

1シリーズ 120 originalの480万円(税込)です。2シリーズ アクティブ ツアラーとグラン クーペのoriginalは498万円です。

BMWでMT(マニュアル)は買える?

いま日本で選べるのはM2だけです。6速MTとATが同じ1,033万円です。

BMWのワゴンは?

3シリーズ ツーリング(716万円から)と5シリーズ ツーリング(885万円から)があります。M3とM5にもツーリングがあり、電気自動車ならi5 ツーリングもあります。

7シリーズはもう買えない?

いまの740iと740d xDriveは2026年6月で生産を終え、在庫の販売です。改良型は2026年秋以降の日本導入予定で、価格は未発表です。

新車をお得に買うには、何から始めればいい?

見積もりの前に、いまの車の買取額を調べておくことです。いちばん安いグレード同士で比べても、1シリーズと3シリーズでは208万円違います。下取りより高く売れた分は、その差に回せます。

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この記事で参照した情報源(12件)

※この記事は2026年10月3日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。

※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。

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