アウディ Q4 e-tronはどう選ぶ? 2026年モデルのグレード・価格・補助金を整理
この記事の要点
- 価格はQ4 45 e-tron advancedの710万円からQ4 Sportback 45 e-tron S lineの767万円まで(税込)
- CEV補助金は2026年12月31日までの登録で86万円、2027年1月1日以降は36万円(全グレード同額)
- 一充電走行距離はWLTCで613km。全車が後輪駆動で、急速充電はCHAdeMOの最大125kW
Q4 e-tronは、アウディの電気自動車でいちばん安いモデルだ。価格は710万円から767万円。国のCEV補助金は、2026年12月31日までに登録すれば86万円で、補助金を引くと624万円から買える計算になる。
迷うのはSUVの形と、屋根の低いSportbackのどちらにするか、そしてadvancedとS lineのどちらにするか。モーターと駆動方式はどのグレードも同じなので、選び分けは形と仕立てだけで決まる。
補助金は登録の日で50万円変わるが、その日を選べるとは限らない。もう1つの数字、いまの車がいくらで売れるかは、今日のうちに分かる。

店長、アウディの電気自動車って、どれも1,000万円くらいするんですか?
全部じゃないわ。Q4 e-tronは710万円からよ。補助金を入れたら、600万円台前半まで下がるの
600万円台なら、ガソリンのSUVとあんまり変わらないですね
年内に登録して補助金を引けば、同じくらいの大きさのガソリン車、Q3の4輪駆動と値段が重なるの。電気かエンジンかより、形で選べる値段になってきたのよ
でも、電気自動車って何から考えればいいのか分からなくて
大丈夫。Q4はグレードの数が少ないから、形を2つから、仕立てを2つから選ぶだけよ
そもそもQ4 e-tronは、どういう電気自動車なのか。
Q4 e-tronは、アウディの電気SUVでいちばん小さいモデルだ。日本では2022年に発表され、2024年12月に今の「45 e-tron」に切り替わった。
モーターは後ろに1つで、全車が後輪駆動。アウディといえば4輪駆動のquattroのイメージがあるが、Q4 e-tronにquattroの設定はない。
| 項目 | Q4 45 e-tron(全グレード共通) |
|---|---|
| モーター・駆動 | 後ろに1基・後輪駆動 |
| 最高出力/最大トルク | 210kW/545N·m |
| 一充電走行距離(WLTC) | 613km |
| 電力消費率(WLTC) | 136Wh/km |
| 電池容量 | 総容量82kWh(使える容量77kWh) |
| 急速充電 | CHAdeMO 最大125kW(5→80%で38分の理論値) |
| 普通充電 | 標準のケーブルで3kW、別売のユニットで最大8kW |
| 全長×全幅 | 4,590×1,865mm |
| ホイールベース | 2,765mm |
| 最小回転半径 | 5.4m |
| 車両重量 | 2,120kg |
| 乗車定員 | 5名 |
※全高・最低地上高・荷室はボディとグレードで変わる(下の表)
613kmも走るんですね
カタログの数字だから、実際は夏の高速や冬だと減るわ。613kmをそのまま当てにせず、余裕を見て充電の計画を立てるのが基本ね
家に充電器がないと、やっぱり大変ですか?
家で充電できるかどうかで、電気自動車の便利さは半分決まるわ。標準のケーブルは3kWで、8kWのユニットは別売。マンションなら、管理組合の話から始まるわね
SUVか、Sportbackか。29万円で何が変わる?
Q4 e-tronには、背の高いSUVと、屋根を後ろに向かって低くしたSportbackがある。同じ仕立て同士で、Sportbackは29万円(S lineは30万円)高い。
| グレード | 価格(税込) | 全高 | 最低地上高 | 荷室(後席使用時) |
|---|---|---|---|---|
| Q4 45 e-tron advanced | 7,100,000円 | 1,630mm | 165mm | 520L |
| Q4 45 e-tron S line | 7,370,000円 | 1,615mm | 150mm | 520L |
| Q4 Sportback 45 e-tron advanced | 7,390,000円 | 1,615mm | 150mm | 535L |
| Q4 Sportback 45 e-tron S line | 7,670,000円 | 1,600mm | 135mm | 535L |
※最低地上高はアウディの社内参考値。後席使用時の荷室はVDA方式。後席を倒したときはSUVが1,490L、Sportbackが1,460L
意外なことに、後席を使っているときの荷室は、屋根の低いSportbackのほうが15L広い。 後席を倒して大きな荷物を積むときは、背の高いSUVのほうが30L広くなる。
後ろ姿で選ぶならSportbackよ。屋根の線が後ろまで流れて、背の高さを感じさせないの
わたしはSUVです。後ろを倒して自転車を積むなら、SUVのほうが広いんですよね
30Lだけね。でも、最低地上高もSUVのadvancedがいちばん高い165mm。段差や轍が気になる道を走るなら、SUVのadvancedが安心よ
advancedとS line、27万円の差はどこに出る?
どちらのボディにも、標準のadvancedとスポーティなS lineがある。差はSUVで27万円、Sportbackで28万円。
S lineは車高が15mm低くなり、最低地上高はSportbackのS lineで135mmまで下がる。試乗記に出てくるS lineは、スポーツサスペンションと20インチのホイールを履いていた。
| オプション | 価格 | 選べるグレード |
|---|---|---|
| advancedインテリアプラス | 170,000円 | advanced |
| S lineインテリアプラス | 110,000円 | S line |
| MMIナビゲーションプロ | 200,000円 | 全グレード |
| パノラマサンルーフ | 220,000円 | 全グレード(車両重量が30kg増える) |
| ブラックAudi rings&ブラックスタイリング | 150,000円 | 全グレード |
衝突被害軽減ブレーキ、前の車に付いていくクルーズコントロール、全方位を映すカメラ、後方から近づく車の警告は、全グレードに標準で付く。 advancedを選んでも、運転支援で困ることはない。
安いadvancedでも、安全装備は全部付いてるんですね
そう。27万円で、まず変わるのは車高よ。車高が下がると、横から見たときにぐっと締まって見えるわ
店長、さっきから見た目の話しかしてないです
だって運転支援は同じなんだもの。違うところの話をしているだけよ

補助金は、登録の日で50万円変わる
Q4 e-tronのCEV補助金は、4グレードとも同じ額だ。ただし車を登録する日で金額が変わる。
| 登録日 | CEV補助金 | 補助金を引いた最安値(advanced) |
|---|---|---|
| 2026年4月1日〜12月31日 | 860,000円 | 6,240,000円 |
| 2027年1月1日以降 | 360,000円 | 6,740,000円 |
※補助金を引いた値は単純な計算で、支払総額ではない。交付には申請や条件がある
税金の面では、自動車重量税が新車登録のときと最初の車検で免税になり、自動車税は電気自動車の標準額(年25,000円)から、登録の翌年度はおおむね75%軽くなる。
年が変わるだけで50万円も減るんですか
そうなの。年内に登録まで済ませられるかは、納期しだい。注文する前に販売店に聞いておきなさい
それ、焦って決めちゃいそうです
焦る必要はないわ。来年でも36万円は出るもの。50万円の差で無理に急ぐより、欲しい仕様で注文するほうが、あとで後悔しないわよ
充電は、外でも家でも
急速充電は、日本の規格のCHAdeMOで最大125kW。アウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェのオーナー向けの急速充電ネットワーク「プレミアム チャージング アライアンス(PCA)」が使える。Q4 e-tronの公式ページでは、2025年6月以降に買った人はPCAの月額基本料金と充電料金が3年間無料と案内されている。条件は契約のときに確かめておきたい。
家での充電は、標準のケーブルで3kW、別売のユニットを付ければ最大8kW。設置には工事が必要になる。
3年間、充電がタダなんですか?
PCAの充電器を使う分はね。家で充電できない人には、かなり大きい話よ。ただ、自分の生活圏にPCAの充電器があるかは、先に見ておきなさい
ボディカラーは全8色
紫っぽい色がありますね
オーロラバイオレットね。追加費用なしで選べるのは、ペブルグレーの1色だけ。あとは全部8万円よ
グレーだけタダなんですね。白も8万円かあ
Q4は白も有料なの。色で8万円払うかどうかも、予算の立て方のうちね
全8色。追加費用なしはペブルグレーだけ。
| カラー名 | 追加額 |
|---|---|
| ペブルグレー | 0円 |
| グレイシアホワイト | 80,000円 |
| フロレットシルバー | 80,000円 |
| タイフーングレー | 80,000円 |
| ミトスブラック | 80,000円 |
| オーロラバイオレット | 80,000円 |
| ナバーラブルー | 80,000円 |
| ガイザーブルー | 80,000円 |
※追加額は改良や年次で変わることがある
走りは、どう評価されている?
いまの45 e-tronのSportback S line(20インチ)に乗った試乗記が2本ある。どちらも乗り心地のよさを挙げている。1本は静かさと滑らかさを評価し、首都高の荒れた路面でも不快な衝撃を和らげると書く。もう1本は足まわりをやや硬めとしながら、段差の処理は快適だという。
力の出方は、2本目が詳しい。低い速度からトルクが厚く、2トンを超える車体が軽く加速するのに、アクセルの操作に過敏すぎない。1本目は加速を、ガツンとくる速さより穏やかさを優先した味付けとし、2本目は後輪駆動でコーナーが軽快で楽しいと書く。受け止め方は少し違う。
アクセルを離したときの回生ブレーキは、ハンドルのパドルで強さを変えられる。2本とも、いちばん強くしてもアクセルだけでは完全に止まらず、最後はブレーキを踏むと書いている。
段差でガタガタしないなら、わたしはそれがいちばんです
私は物足りないかもしれないわね。穏やかな味付けって、速い車が好きな人には退屈に感じられることもあるの
でも、毎日乗るなら穏やかなほうがいいですよ
それも正しいわ。だから試乗では、街だけじゃなく、高速の合流も走らせてもらいなさい
BMW iX1と比べると、どこにいる?
同じくらいの大きさの、BMWの電気SUVと並べた。
| 車種 | いちばん安いグレード | CEV補助金(2026年末までの登録) | 一充電走行距離(WLTC) | 駆動 |
|---|---|---|---|---|
| アウディ Q4 e-tron | 710万円 | 86万円 | 613km | 後輪駆動 |
| BMW iX1 eDrive20 M Sport | 678万円 | 68万円 | 550km | 前輪駆動 |
補助金を引くと、Q4 e-tron(624万円)のほうがiX1(610万円)より14万円高いだけになる。 走る距離はQ4 e-tronが63km長い。ただし2027年に入ると、Q4 e-tronの補助金は36万円に下がり、iX1は68万円のままなので、補助金を引いた差は64万円に開く。
年内か年明けかで、どっちが得か変わるんですね
そうなの。比べる日付まで決めないと、どっちが安いか言えないのよ。ややこしい時代ね

買っていい人と、見送っていい人。
| こんな人 | |
|---|---|
| 買っていい人 | 初めての電気自動車を、手の届く輸入SUVで選びたい人/家か職場で充電できる人/静かで穏やかな乗り味が好きな人 |
| 見送っていい人 | 4輪駆動の電気自動車が欲しい人(→アウディ Q6 e-tronのquattro、BMW iX1 xDrive30)/もっと遠くまで走りたい人(→アウディ A6 e-tron)/家でも外でも充電の当てがない人(→アウディ Q3などのエンジン車) |
初めての電気自動車でも、手放す車の値段は先に知っておく。
Q4を買う人って、エンジン車から乗り換える人が多いですよね、きっと
そうでしょうね。初めての電気自動車だからこそ、いまの車をいくらで手放せるかは先に知っておいてほしいの
なんでですか?
SUVとSportbackの差が29万円、advancedとS lineの差が27万円。いまの車が売れた分だけ、Q4に使えるお金が増えるでしょう。いまの車が思ったより高ければ、Sportbackにも、S lineにも手が届くのよ
でも、エンジン車って、電気自動車の時代になったら安くなりません?
先のことは誰にも分からないわ。分かるのは、いまの値段だけ。だから先に調べておくのよ
下取りで出すのとは違うんですか?
下取りは手続きが一度で済むのがいいところ。金額だけ比べると、買取のほうが高く出ることが多いわね。先に買取の額を知っておけば、下取りの額が妥当か判断できるでしょう
金額を見てから、どっちにするか決めればいいんですね
そういうこと。値段を知るだけなら、まだ何も決めなくていいわ
📌 まとめ
- Q4 e-tronは710万円から。アウディの電気自動車でいちばん安く、全車が後輪駆動で一充電走行距離は613km
- CEV補助金は2026年12月31日までの登録で86万円、2027年1月1日以降は36万円。補助金を引くと624万円から
- 選び分けは形(SUVかSportbackか・29万円)と仕立て(advancedかS lineか・27万円)。運転支援はどのグレードも同じ
わたしはSUVのadvancedで、年内の登録に間に合わせたいです
私は急がないわ。来年になっても、Sportbackのオーロラバイオレットを選ぶもの
店長、50万円の差より色なんですね
毎日見るのは補助金の額じゃなくて、車の色でしょう
よくある質問
アウディ Q4 e-tronはいくらから買える?
いちばん安いのはQ4 45 e-tron advancedの710万円(税込)です。CEV補助金(2026年12月31日までの登録で86万円)を引くと、624万円の計算になります。
Q4 e-tronの補助金はいくら?
国のCEV補助金は、全グレードとも2026年4月1日〜12月31日の登録で86万円、2027年1月1日以降の登録で36万円です。交付には申請や条件があります。
SUVとSportbackは、何が違う?
Sportbackは屋根が低く、価格は29万円(S lineは30万円)高くなります。後席を使うときの荷室はSportbackが535L、SUVが520Lで、後席を倒したときはSUVが1,490L、Sportbackが1,460Lです。
Q4 e-tronに4輪駆動はある?
ありません。日本で売られているQ4 45 e-tronは、全車が後輪駆動です。
新車をお得に買うには、何から始めればいい?
補助金の額は登録日で決まり、自分では動かしにくい数字です。いまの車の買取額は、今日調べられます。SUVとSportbackの29万円、advancedとS lineの27万円を、売った額でどこまで埋められるかが見えてきます。
※この記事は2026年10月5日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・補助金額は改良や制度の変更で変わることがあります。
この記事で参照した情報源(10件)
- アウディ ジャパン 価格表
- アウディ ジャパン Audi Q4 e-tron 製品情報(主要諸元・装備・色・オプション)
- アウディ ジャパン Q4 45 e-tron/Q4 Sportback 45 e-tron 発表(2024年12月5日)
- 次世代自動車振興センター CEV補助金 銘柄ごとの補助金交付額(令和8年10月1日現在)
- 東京都主税局 自動車税種別割
- BMWジャパン BMW iX1(比較用)
- webCG アウディQ4スポーツバック45 e-tron Sライン 試乗記
- 8speed.net アウディQ4 Sportback 45 e-tron 試乗記
- 中古車オークション相場(車選びドットコム)
- 中古車市場レポート(車選びドットコム)
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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