アウディ Q6 e-tronはどう選ぶ? 2026年モデルのグレード・価格・航続距離を整理
この記事の要点
- 価格はQ6 e-tron advancedの851万円からSQ6 Sportback e-tronの1,386万円まで(税込)
- advancedは後輪駆動・電池83kWh・補助金86万円、quattroは4輪駆動・電池100kWh・補助金68.8万円(2026年12月31日までの登録)
- 一充電走行距離(WLTC)は561〜674km。Sportbackのquattroに「レンジプラス」を付けると751km
Q6 e-tronは、アウディの電気SUVの真ん中にいるモデルだ。大きさはエンジン車のQ5に近く、価格は851万円から1,386万円。ポルシェのマカン エレクトリックと同じ骨格「PPE」を使っている。
迷うのは後輪駆動の「advanced」と、159万円高い4輪駆動の「quattro advanced」のどちらにするか。駆動方式だけでなく、電池の大きさも補助金の額もここで分かれる。
advancedとquattroの差は159万円ある。この159万円を埋める材料になるのが、いま乗っている車だ。 買取ならいくらになるかは、下のボタンから調べられる。

店長、Q6って、Q5の電気版なんですか?
大きさは近いけど、中身は別物よ。ポルシェのマカン エレクトリックと同じ骨格で作られているの
ポルシェと一緒なんですか!
骨格はね。値段はQ6のほうがだいぶ安いわ。いちばん安いグレードなら、年内に登録して補助金を引くと、Q5のいちばん安いグレードより安くなるのよ
え、電気のほうが安いんですか?
計算上はね。ただ、Q6の安いほうは後輪駆動で、Q5は全車4輪駆動。そこを分けて考えないと、比べ方を間違えるわ
そもそもQ6 e-tronは、どういう電気自動車なのか。
Q6 e-tronは、2025年4月に日本で発売された。2025年10月には屋根の低いQ6 Sportback e-tronが加わり、いまはSUVとSportbackの2つの形がある。
グレードは、後ろにモーター1つのadvanced(後輪駆動)、前後にモーター2つのquattro advanced(4輪駆動)、高性能版のSQ6の3段だ。
| 項目 | advanced | quattro advanced | SQ6 |
|---|---|---|---|
| モーター・駆動 | 後ろに1基・後輪駆動 | 前後に2基・4輪駆動 | 前後に2基・4輪駆動 |
| 最高出力(ローンチコントロール時) | 185kW(215kW) | 315kW(340kW) | 360kW(380kW) |
| 電池容量(総容量) | 83kWh | 100kWh | 100kWh |
| 一充電走行距離(WLTC・SUV) | 561km | 652km | 658km |
| 急速充電(CHAdeMO) | 最大112.5kW | 最大135kW | 最大135kW |
| 車両重量(SUV) | 2,200kg | 2,400kg | 2,420kg |
| 荷室(SUV・後席使用時) | 526L | 526L | 514L |
| 全長×全幅×全高(SUV) | 4,770×1,940×1,695mm | 同左 | 4,770×1,965×1,670mm |
| ホイールベース | 2,895mm | 2,895mm | 2,895mm |
| 最小回転半径 | 5.7m | 5.7m | 5.7m |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
※荷室はVDA方式。Sportbackは全高1,660mm(SQ6 Sportbackは1,630mm)、荷室511L(SQ6 Sportbackは499L)。Sportbackのフロントには64Lの収納がある
quattroのほうが、電池が大きいんですね
そう。quattroを選ぶと、100kWhの電池が組み合わされるの。200kg重いのに、走る距離はquattroのほうが長いのよ
後輪駆動か、quattroか。159万円で変わること
| グレード | 価格(税込) | 駆動 | 一充電走行距離(WLTC) | CEV補助金(2026年末まで/2027年以降) |
|---|---|---|---|---|
| Q6 e-tron advanced | 8,510,000円 | 後輪駆動 | 561km | 860,000円/360,000円 |
| Q6 e-tron quattro advanced | 10,100,000円 | 4輪駆動 | 652km | 688,000円/288,000円 |
| Q6 Sportback e-tron advanced | 8,900,000円 | 後輪駆動 | 582km | 860,000円/360,000円 |
| Q6 Sportback e-tron quattro advanced | 10,490,000円 | 4輪駆動 | 674km | 688,000円/288,000円 |
| SQ6 e-tron | 13,470,000円 | 4輪駆動 | 658km | 688,000円/288,000円 |
| SQ6 Sportback e-tron | 13,860,000円 | 4輪駆動 | 672km | 688,000円/288,000円 |
advancedとquattroの差は159万円。 補助金はadvancedのほうが17.2万円多いので、補助金を引いた差は176万円に開く。その差で、4輪駆動、大きな電池、91km長い航続距離、ひとまわり速い急速充電が付く。
補助金は登録日で額が変わる。 2026年12月31日までなら上の表の左、2027年1月1日以降なら右の額になる。
176万円って、けっこう大きいですね
大きいわね。雪の降る土地に住んでいて、遠出が多いならquattroを考える価値がある。街と高速が中心で、家で充電できるなら、advancedの561kmで困る人は少ないと思うわ
後輪駆動って、雪だとどうなんですか?
スタッドレスを履けば走れるわ。ただ、坂の多い雪国なら、4輪駆動を選ぶ人は多いでしょうね
SUVか、Sportbackか。39万円で何が変わる?
同じ駆動方式で比べると、Sportbackは39万円高い。全長は同じで、屋根が後ろに向かって低くなる。
| 項目 | SUV | Sportback |
|---|---|---|
| 価格差 | — | +39万円 |
| 全高(advanced・quattro) | 1,695mm | 1,660mm |
| 荷室(後席使用時) | 526L | 511L |
| 一充電走行距離(advanced/quattro) | 561km/652km | 582km/674km |
Sportbackは荷室が15L小さいかわりに、走る距離が20km前後長い。 電力消費率(WLTC)もSportbackのほうが少なく、advancedで147Wh/km対152Wh/km、quattroで158Wh/km対162Wh/kmだ。
迷うならSportbackよ。形がきれいなうえに、遠くまで走れる。両方取れる選択って、めったにないわよ
でも39万円ですよ。荷物も減りますし
15Lね。ボストンバッグ1つぶんもないわ
店長、Sportbackのときだけ、計算が雑になりますね
Sportbackの「レンジプラス」は751km。ただし条件付き
Sportbackのquattro advancedには、レンジプラスパッケージ(32万円)を付けられる。付けると一充電走行距離は751kmまで伸びる。
| 仕様 | 一充電走行距離(WLTC) | 電力消費率(WLTC) |
|---|---|---|
| Sportback quattro advanced | 674km | 158Wh/km |
| 同・レンジプラス | 751km | 141Wh/km |
ただし、レンジプラスにはいくつか条件がある。
- 運転支援の「アダプティブクルーズアシストプラス」が付かない(ほかのグレードは標準)
- ボディカラー以外のオプションやパッケージを選べない
- ミトスブラックが選べず、パノラマサンルーフも付けられない
751kmって、すごいですね。でも、運転支援が減っちゃうんですか
そこが悩みどころね。走る距離を取るか、高速道路の楽さを取るか。長距離を毎週走る人ほど、実は運転支援も欲しいはずなのよ

オプションで、どこまで変わる?
| オプション | 価格 | 条件 |
|---|---|---|
| Plusパッケージ | 270,000円 | Q6 |
| S lineパッケージ | 580,000円 | Q6 |
| ファンクションパッケージ | 120,000円 | |
| ラグジュアリーパッケージ | Q6:640,000円/SQ6:550,000円 | Q6はS lineが必須 |
| テクノロジーパッケージ | 630,000円 | Q6はS lineが必須(SQ6は標準) |
| パノラマサンルーフ | 250,000円 | レンジプラスとは組み合わせられない |
| レンジプラスパッケージ | 320,000円 | Sportback quattro advancedのみ |
運転支援は、レンジプラス以外は全グレードで「アダプティブクルーズアシストプラス」が標準。
S lineにして、ラグジュアリーとテクノロジーまで付けたら……
3つ足すと185万円ね。advancedにこの3つを付けると、quattroより高くなるわ
オプションのほうが高いじゃないですか
ボディカラーは全8色
SQ6だと、色の値段が変わるんですね
そうなの。普通のQ6で9万円かかるメタリックが、SQ6ではタダ。赤と青のプレミアム色は、どちらでも22万円よ
全8色。追加費用なしで選べるのはマグネットグレー。
| カラー名 | Q6 | SQ6 | 条件 |
|---|---|---|---|
| マグネットグレー | 0円 | 0円 | |
| グレイシアホワイト | 90,000円 | 0円 | |
| マンハッタングレー | 90,000円 | 0円 | |
| ミトスブラック | 90,000円 | 0円 | レンジプラスでは選べない |
| プラズマブルー | 90,000円 | 0円 | |
| デイトナグレー | 90,000円 | 0円 | Q6はS lineが必須 |
| ソネイラレッド | 220,000円 | 220,000円 | レンジプラスとの組み合わせに制限あり |
| アスカリブルー | 220,000円 | 220,000円 | Q6はS lineが必須 |
※追加額は改良や年次で変わることがある
走りは、どう評価されている?
ここで紹介する試乗記3本は、どれも発売初期の仕様に乗ったもので、quattroの最高出力はいまの315kWより低かった。いまの装備表には、運転支援の「アダプティブクルーズアシストプラス」が標準で載っている。
後輪駆動と4輪駆動の両方に乗った試乗記では、どちらも加速は一流で、quattroのほうがハンドリングが正確だと書かれている。後輪駆動は、コーナーの出口でアクセルを踏むと後輪で路面を蹴る感覚がある。同じ試乗記は、後輪駆動に少し重さを感じるとも書いている。
街の速度での乗り心地は、別の試乗記(quattro・S lineの20インチ)でも良好で、ばね下の重さはほとんど気にならないという。一方で同じ試乗記は、高速域での落ち着きに注文を付けている。Sportbackのquattroに乗った試乗記では、タイヤの空気圧が最大積載時の値になっていてふらついていたのが、適正値に合わせたとたんにアウディらしい乗り味に戻った、と書いている。空気圧ひとつで乗り味が変わったという例だ。
回生ブレーキの力が大きく、ふだんの運転ではブレーキが必要な場面の大半を回生でまかなえる、という評価もある。
空気圧ひとつで、そんなに変わるんですね
そうみたいね。試乗で違和感があったら、空気圧を見てもらうのも手よ
後輪駆動とquattro、乗り比べたほうがよさそうですね
それがいちばん早いわ。159万円の差を体で確かめられるんだから、試乗しない理由はないでしょう
エンジン車のQ5、ポルシェ マカン エレクトリックと比べると、どこにいる?
| 車種 | いちばん安いグレード | 補助金を引いた値(2026年末までの登録) | 駆動 | 全長×全幅×全高 |
|---|---|---|---|---|
| アウディ Q6 e-tron advanced | 851万円 | 765万円 | 後輪駆動 | 4,770×1,940×1,695mm |
| アウディ Q5 TFSI quattro 150kW advanced | 787万円 | —(エンジン車) | 4輪駆動 | 4,715×1,900×1,655mm |
2026年12月31日までの登録なら、補助金を引いたQ6 e-tronのadvancedはQ5のいちばん安いグレードより22万円安い。 2027年1月1日以降の登録だと815万円になり、Q5より28万円高くなる。ただしQ6は後輪駆動、Q5は全車4輪駆動で、比べる条件はそろっていない。4輪駆動同士なら、Q6のquattro(補助金を引いて941.2万円)とQ5のTFSI(787万円)で、Q6が154万円高くなる。
骨格を共有するポルシェ マカン エレクトリックは、後輪駆動のMacan Electricが1,070万円、4輪駆動のMacan 4 Electricが1,120万円。4輪駆動同士なら、Q6のquattro advanced(1,010万円)のほうが110万円安い。
Q5と比べると、条件で答えが逆になるんですね
そう。年内の登録で後輪駆動でいいなら電気のQ6、4輪駆動が欲しいならエンジンのQ5が安い。それが正直な比べ方よ
買っていい人と、見送っていい人。
| こんな人 | |
|---|---|
| 買っていい人 | Q5くらいの大きさで電気自動車にしたい人/家で充電できる人/雪国で4輪駆動の電気SUVが欲しい人(quattro) |
| 見送っていい人 | ひとまわり小さく安い電気SUVでいい人(→アウディ Q4 e-tron)/4輪駆動を安く手に入れたい人(→アウディ Q5)/もっと遠くまで走りたい人(→アウディ A6 e-tron) |
quattroの159万円は、いまの車に背中を押してもらう。
わたし、quattroが欲しくなってきました。雪の日も安心ですし
159万円の差を、どこから持ってくるかね
さすがに、貯金だけじゃ厳しいです
だから先に、いまの車の値段を見るの。159万円のうち、いくらを売った額で埋められるか。そこが思ったより大きければ、quattroに手が届くかもしれないわ
10年近く乗った車でも、値段なんて付きます?
付くかどうかは、調べてみないと分からないわ。年式だけで諦めるのが、いちばんもったいないの
下取りじゃだめなんですか?
だめじゃないわ。手続きが一度で済むのは下取りのいいところ。ただ、販売店の査定の前に買取の額が手元にあると、提示された額が高いのか低いのか判断できるでしょう
比べる材料を先に持っておく、ってことですね
そう。材料があれば、quattroにするかどうかで迷う時間も短くなるわ
📌 まとめ
- Q6 e-tronは851万円から。Q5に近い大きさで、ポルシェ マカン エレクトリックと同じ骨格
- advanced(後輪駆動・83kWh)とquattro(4輪駆動・100kWh)の差は159万円。補助金を引くと差は176万円(2026年末までの登録)
- Sportbackは39万円高いが、走る距離は20km前後長い。レンジプラス(751km)は運転支援が1段下がる
私はSportbackのquattroにレンジプラスね。751kmは魅力よ
さっき、長距離を走る人ほど運転支援が欲しいって言ってませんでした?
……言ったわね
わたしはSUVのadvancedです。家で充電できるので、561kmで十分です
正直、そっちのほうが筋が通ってるわね。私のは、751kmの数字に負けた選び方だもの
よくある質問
アウディ Q6 e-tronはいくらから買える?
いちばん安いのはQ6 e-tron advancedの851万円(税込)です。CEV補助金(2026年12月31日までの登録で86万円)を引くと、765万円の計算になります。
advancedとquattroは、何が違う?
advancedは後輪駆動で電池は83kWh、quattro advancedは4輪駆動で電池は100kWhです。一充電走行距離(WLTC・SUV)はadvancedが561km、quattroが652km。価格差は159万円で、補助金はadvancedが86万円、quattroが68.8万円です(2026年12月31日までの登録)。
Q6 e-tronの補助金はいくら?
advanced(SUV・Sportback)は2026年12月31日までの登録で86万円、2027年1月1日以降は36万円。quattroとSQ6は68.8万円、2027年以降は28.8万円です。
Q6 e-tronでいちばん遠くまで走るのは?
Q6 Sportback e-tron quattro advancedにレンジプラスパッケージ(32万円)を付けた仕様で、WLTCで751kmです。ただし運転支援の「アダプティブクルーズアシストプラス」は付かず、ほかのオプションも選べません。
advancedとquattroの159万円の差は、どう埋める?
材料のひとつは、いま乗っている車の買取額です。年式が古くても値段が付くことはあるので、Q6の見積もりを取る前に調べておくと、159万円のうちどこまで埋められるかが見えます。
※この記事は2026年10月5日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・補助金額は改良や制度の変更で変わることがあります。
この記事で参照した情報源(11件)
- アウディ ジャパン 価格表
- アウディ ジャパン Audi Q6 e-tron 車種ページ・製品情報(主要諸元・装備・色・オプション)
- アウディ ジャパン Q6 e-tron 日本発売(2025年)
- アウディ ジャパン Q6 Sportback e-tron 発売(2025年10月1日)
- 次世代自動車振興センター CEV補助金 銘柄ごとの補助金交付額(令和8年10月1日現在)
- ポルシェ ジャパン マカン(比較用)
- webCG アウディQ6 e-tronクワトロ アドバンスト 試乗記
- CAR and DRIVER アウディQ6 e-tron 試乗記
- webCG アウディQ6スポーツバックe-tronクワトロ 試乗記
- 中古車オークション相場(車選びドットコム)
- 中古車市場レポート(車選びドットコム)
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
← 記事一覧へ




