ホンダ シビック(2026年モデル・11代目)は改良前と何が違う? e:HEVにもRSが加わった
この記事の要点
- 2026年6月5日発売。価格は税込394万6,800円から465万9,600円。ガソリン1.5Lターボと2.0Lのe:HEVで、全車FF
- いちばん大きい変更は、e:HEV RSの追加。 専用の足まわりと、ギアを切り替えるような加速の感覚をつくる「S+ Shift」が付く
- ガソリンのLXが価格表から外れ、ガソリンはCVTのEXと6速MTのRSの2つに。改良でe:HEV EXとガソリンのEXにステアリングヒーター、全車に後席のUSBを採用
ホンダ シビックは2026年6月5日の一部改良で、ハイブリッドのe:HEVにもスポーツグレードのRSが加わった。これでRSは、ガソリンの6速MTとe:HEVの2つになった。
価格は394万6,800円から465万9,600円。ガソリンかe:HEVか、RSにするならMTかe:HEVかが、いちばんの迷いどころになる。
e:HEV LXとEXの差は31万5,700円、MTのRSとe:HEV RSの差は17万1,600円。どこまで上げるかを決める材料に、いまの車の売値を入れておくと迷いが減る。 買取の金額を先に知っておけば、下取りで提示された額が妥当かどうかも自分で判断できる。
店長、シビックにまたRSが出たんですか?
出たのよ。今度はハイブリッドのRS。MTのRSはそのまま残ってる
RSが2つあるってことですか?ややこしいです
名前は同じでも、中身はまったく別よ。片方は自分で6速を操る車、もう片方はモーターで走りながら、変速しているような加速を作る車
店長はどっちですか
MTのほうに決まってるわ

そもそもシビックは、どんな車なのか。
いまのシビックは11代目。ガソリン車は2021年9月、e:HEVは2022年7月に発売された。日本で売られているのは5ドアのハッチバックだ。
シビックって、思ってたより大きいですね
そうね。全長4.5m超え、幅1.8mのしっかりした車格よ。背の低いハッチバックで、5人乗れて、荷物も積める。そのうえで走りを楽しみたい人の車ね
主要諸元は次のとおり。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 区分 | 登録車・5名・ヒンジドア(5ドアハッチバック) |
| 全長×全幅×全高 | 4,560×1,800×1,415mm(ガソリンRSは1,410mm) |
| ホイールベース | 2,735mm |
| 最低地上高 | 135mm(ガソリンRSは130mm) |
| 室内寸法(長×幅×高) | 1,915×1,545×1,145mm(e:HEV EXは高さ1,120mm) |
| 最小回転半径 | 5.7m |
| 車両重量 | ガソリン 1,350〜1,370kg/e:HEV 1,460〜1,490kg |
| 荷室容量 | 床上404L(床下はe:HEV 5L・ガソリン 42L) |
※荷室容量はホンダの資料の値
回転半径5.7mって、大きくないですか?
大きいほうね。狭い駐車場で切り返しが増えるのは覚悟しておきなさい
2026年6月の改良で、何が変わった?
改良の中身は次のとおり。
- e:HEV RSを設定。 S+ Shift、RS専用のサスペンション、下側が平らなDシェイプのハンドル、赤いステッチ
- e:HEV EXとガソリンのEXにステアリングヒーター
- 全車に後席のUSB
- ホイールの仕上げを変更
- ガソリンのLXは、現行の価格表と諸元表から外れた
改良前(2024年9月の改良後)と比べると、次のようになる。
| 項目 | 2026年6月改良後 | 改良前(2024年9月〜) |
|---|---|---|
| グレード | ガソリン EX・RS/e:HEV LX・EX・RS | ガソリン LX・EX・RS/e:HEV LX・EX |
| RS | 6速MTのガソリンと、e:HEV(S+ Shift)の2つ | 6速MTのガソリンだけ |
| 改良で採用された装備 | e:HEV EXとガソリンのEXにステアリングヒーター、全車に後席のUSB | — |
※寸法とエンジンの諸元は、このあとの表のとおり
同じグレード同士で比べた値上がりは次のとおり。
| グレード | 改良前(2024年9月) | 改良後 | 差 |
|---|---|---|---|
| e:HEV LX | 3,998,500円 | 4,132,700円 | +134,200円 |
| e:HEV EX | 4,307,600円 | 4,448,400円 | +140,800円 |
| EX(ガソリン) | 3,798,300円 | 3,946,800円 | +148,500円 |
| RS(ガソリン・6速MT) | 4,398,900円(2025年1月から) | 4,488,000円 | +89,100円 |
RS以外は、どれも13万円以上上がってるんですね
そうね。後席のUSBは全車、ステアリングヒーターはEXに付いたけど、値上がりの中身までは分からないわ。数字は数字として見ておきなさい
LXは、ステアリングヒーターも付かないのに上がってるんですね
値札は、装備表ほど丁寧に理由を書いてくれないのよ

グレードは5つ。RSが2つになった。
| グレード | パワートレイン | 変速機 | 税込価格 | WLTC燃費 |
|---|---|---|---|---|
| EX | 1.5Lターボ(ハイオク) | CVT | 3,946,800円 | 15.7km/L |
| e:HEV LX | 2.0L e:HEV | 電気式無段変速機 | 4,132,700円 | 24.2km/L |
| e:HEV EX | 2.0L e:HEV | 電気式無段変速機 | 4,448,400円 | 24.2km/L |
| RS | 1.5Lターボ(ハイオク) | 6速MT | 4,488,000円 | 15.3km/L |
| e:HEV RS | 2.0L e:HEV | 電気式無段変速機(S+ Shift) | 4,659,600円 | 24.0km/L |
※全車FF
パワートレインは2種類。
| 1.5Lターボ | 2.0L e:HEV | |
|---|---|---|
| エンジン | 182PS・240N・m | 141PS・182N・m |
| 走行用モーター | — | 184PS・315N・m |
| 燃料 | ハイオク | レギュラー |
ターボのほうはハイオクなんですね!
ターボはハイオク指定よ。e:HEVはレギュラーで、燃費もリッター8〜9km違う。毎日たくさん走るなら、ここで差が開いていくわ
主な装備の違いは次のとおり。
| 装備 | e:HEV LX | e:HEV EX | e:HEV RS | EX(ガソリン) | RS(ガソリン) |
|---|---|---|---|---|---|
| パノラミックサンルーフ | — | 標準 | — | — | — |
| 運転席8ウェイ・助手席4ウェイのパワーシート | — | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 |
| ワイヤレス充電 | — | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 |
| ステアリングヒーター | — | 標準 | — | 標準 | — |
| ハイビームを部分的に遮る前照灯(ADB) | — | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 |
| 渋滞追従のクルーズ・誤発進抑制 | 標準 | 標準 | 標準 | 標準 | — |
| 専用の足まわり | — | — | 標準 | — | 標準 |
※全車にGoogle搭載9インチディスプレー、10.2インチ液晶メーター、BOSEの12スピーカー、前席シートヒーター、ブラインドスポットインフォメーション、後退出庫サポートが付く。「—」はホンダの装備表・室内ページで標準と確認できなかったもの
MTのRSだと、渋滞でついていくクルーズが付かないんですね
付かないわ。6速MTは、足でクラッチを踏むのが前提の車。渋滞の多い道を毎日走るなら、e:HEVのほうが体が楽よ
e:HEV RSとMTのRS、何が違う?
| e:HEV RS | RS(ガソリン) | |
|---|---|---|
| 価格 | 4,659,600円 | 4,488,000円 |
| 変速 | S+ Shift(モーターで走りながら、段のある変速のように加速を区切る制御) | 6速MT(エンジン回転を自動で合わせる機能・軽いフライホイール付き) |
| 燃料・燃費 | レギュラー・24.0km/L | ハイオク・15.3km/L |
| 車両重量 | 1,470kg | 1,350kg |
| 渋滞追従クルーズ | 標準 | — |
e:HEV RSのほうが17万円高いんですね
17万1,600円ね。MTに乗れない、乗りたくない人のためのRSと思えばいいわ。燃費もよくて燃料はレギュラー、渋滞も楽。走りの雰囲気だけ、RSで欲しい人向け
店長、それ、ちょっと棘がありません?
120kg軽くて、6速を自分の手で操れる車を前にしたら、棘くらい出るわよ
ボディカラーは全5色。
全グレードで同じ5色から選べる。2トーンは無い。
| 色名 | 追加額 |
|---|---|
| クリスタルブラック・パール | — |
| プラチナホワイト・パール | 38,500円 |
| ソニックグレー・パール | 38,500円 |
| シーベッドブルー・パール | 38,500円 |
| プレミアムクリスタルレッド・メタリック | 60,500円 |
※追加額は改良や年次で変わる
ブルー、きれいです。シビックっぽい気がします
私は赤ね。6万500円の赤。RSの黒いパーツには、赤がいちばん映えると思うわ
走り・使い勝手は、どう評価されている?
実際に乗った評価で、新しいe:HEV RSは、専用の足まわりが路面の様子をきちんと伝えながら、突き上げの角を丸めてくれると言われる。モーターの加速は滑らかで、S+ Shiftを使うと、アクセルを踏み込んだときに段をつけるように回転が上がっていき、加速にリズムが生まれる。普通のe:HEVの静かでなめらかな走りとは、はっきり性格が分けてある。
ガソリンの6速MTのRSは、シフトダウンのときにエンジン回転を自動で合わせる機能と、軽いフライホイールを備える。
e:HEVの普通のLXとEXは、静かな車なんですね
そう。同じシビックでも、静かに流すe:HEV、リズムを楽しむe:HEV RS、自分で操るMTのRS。3通りに分かれたと思えばいいわ
数字じゃなくて、実際どうなの。
400万円台のハッチバックって、正直ちょっと高く感じます
そうね。中身を見ると、BOSEも9インチの画面も、ブラインドスポットの警告も全車に付いてる。足していくと、この値段になるのよ
でも、わたしなら、いちばん安いEXで十分です
ガソリンのEXはハイオクで燃費15.7km/L。e:HEVのLXとの差は18万5,900円。燃料代はレギュラーで燃費のいいLXのほうが安く済むわ。ただ、EXとLXは装備も違うから、表で並べて決めなさい
じゃあe:HEV LXです。レギュラーで燃費が良くて、安い順に2番目なので
あなたはそう言うと思ったわ。私はMTのRS。ハイオクの燃費の話は、聞かなかったことにするわ
買うべき人/見送っていい人
| こんな人 | |
|---|---|
| シビックを買うべき人 | 背の低いハッチバックで、荷物も人も載せつつ走りを楽しみたい/BOSEや大きい画面を最初から付けておきたい |
| グレードの目安 | 燃費とコストなら e:HEV LX。サンルーフと上質な装備なら e:HEV EX。MTに乗らずにRSの走りなら e:HEV RS。自分で操るなら RS(6速MT) |
| 見送っていい人 | 小回りが最優先なら、もっと小さいハッチバック。もっと安いハッチバックなら カローラ スポーツ も比べる。4WDが要るならシビックには設定が無い |

試乗に行く前に、いまの車の値段を知っておく。
シビックに試乗してみたくなりました。ディーラーに行けばいいですか?
行く前に、ひとつだけ済ませておきなさい。いまの車が買取でいくらになるか
試乗のあとじゃだめなんですか?
試乗したあとって、だいたい気持ちが決まってるのよ。そこで下取りの金額を言われると、その数字を比べる相手が無いまま判を押しやすいの
たしかに、乗ったら欲しくなりそうです
でしょう。だから試乗の前に数字を持っておく。買取の額を知っていれば、下取りで言われた額が安すぎないか、その場で分かるわ
試乗の前って、ちょっと気が早くないですか?
早くていいのよ。LXとEXの31万5,700円で迷うなら、いまの車の値段もその迷いの一部でしょう。その数字が先にあれば、試乗でEXに乗って気に入っても、落ち着いて決められるわ
わたし、試乗したら全部欲しくなるタイプなので、助かります
📌 まとめ
- 2026年6月5日の一部改良で、e:HEVにもRSが加わり、RSが6速MTとe:HEVの2つになった。価格は税込394万6,800円から465万9,600円
- ガソリンのLXが外れ、ガソリンはCVTのEXとMTのRSに。EX系にステアリングヒーター、全車に後席USB
- 燃費とコストならe:HEV LX、自分で操るならMTのRS。e:HEV RSは、MTに乗らずにRSの走りを選ぶための1台
RSが2つって最初は混乱しましたけど、中身を聞いたら分かれ方がはっきりしてますね
そうでしょう。名前で選ばずに、自分の左足に聞きなさいってことよ
わたしの左足は、クラッチは踏みたくないそうです
正直な左足ね
よくある質問
シビックの2026年の改良はいつ?
2026年6月4日に発表され、6月5日に発売されました。e:HEV RSが加わり、e:HEVのEXとガソリンのEXにステアリングヒーター、全車に後席のUSBが付きました。
シビックの価格はいくら?
税込394万6,800円(ガソリンのEX)から465万9,600円(e:HEV RS)です。e:HEV LXは413万2,700円、e:HEV EXは444万8,400円、6速MTのRSは448万8,000円です。
改良前と何が違う?
e:HEVにRSが加わり、ガソリンのLXが価格表から外れました。e:HEV EXとガソリンのEXにステアリングヒーター、全車に後席のUSBが付きます。価格は同じグレード同士で、RSが8万9,100円、ほかは13万〜15万円ほど上がっています。
シビックのRSとe:HEV RSは、何が違う?
RSは1.5Lターボの6速MTで、ハイオク仕様です。e:HEV RSは2.0Lのハイブリッドで、変速しているように加速を区切る「S+ Shift」を持ち、燃料はレギュラーです。渋滞で追従するクルーズコントロールはe:HEV RSに付き、MTのRSには付きません。価格差は17万1,600円です。
買い替えるなら、いま乗っている車はいくらで売れる?
車種・年式・走行距離・状態で大きく変わります。ディーラーの下取りだけで決めずに、買取店の査定も取って比べると、差額を次の車の予算に回せます。査定は無料で、見積もりを見るだけでもかまいません。
※この記事は2026年10月12日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
この記事で参照した情報源(13件)
- ホンダ シビック 公式ページ
- ホンダ シビック 主要諸元表(公式PDF)
- ホンダ シビック 主要装備表(公式PDF)
- ホンダ シビック タイプ比較(公式)
- ホンダ シビック 室内(公式)
- ホンダ ニュースリリース シビック一部改良・e:HEV RS設定(2026年6月4日)
- ホンダ ニュースリリース シビック一部改良(2024年9月12日)
- ホンダ ニュースリリース シビック/TYPE R(2025年1月10日)
- ホンダ シビック e:HEV FACT BOOK(公式PDF)
- Car Watch シビック e:HEV RS 試乗記
- GQ JAPAN シビック e:HEV RS 試乗記
- 中古車オークション相場(車選びドットコム)
- 中古車市場レポート(車選びドットコム)
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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