新型レクサス RZ(2026年モデル)は改良前と何が違う? 航続は最長733kmに、F SPORTは新しい操舵に
この記事の要点
- 価格は税込790万円(RZ350e version L・FF)から950万円(RZ550e F SPORT・AWD)。CEV補助金は130万円(350e・500e)と104万円(550e)
- 一充電走行距離(WLTC)は350eの18インチで733km。改良前のRZ300e(599km)から伸びた
- 全車速追従のレーダークルーズ、渋滞時の運転支援「Advanced Drive」、周りを映すカメラ、ヘッドアップディスプレイは全車標準
レクサス RZは、レクサスの電気自動車のSUV。2023年3月に日本で発売され、2025年12月24日の改良でRZ350e・RZ500e・RZ550e F SPORTの3つに入れ替わった。電池とモーターが新しくなり、前輪駆動のRZ350eは、18インチタイヤでWLTCの一充電走行距離が733kmになった。
価格は790万円から950万円。国のCEV補助金は、2026年4月以降の登録でRZ350e・RZ500eが130万円、RZ550eが104万円。長く走れるFFの350eか、AWDの500eか、ハンドルの仕組みまで変わる550eかが迷いどころになる。
補助金を引くと、RZ350eは660万円。そこから先は、手放す車の値段で支払いが決まる。
店長、RZって、名前が変わったんですか?
去年の暮れの改良でね。名前の数字が大きくなって、グレードが3つになったの。数字が大きいほど、システムの最高出力も大きいわ
値段も変わったんですか?
FFどうしだと、改良前より30万円安くなったわ。電池が大きくなって、走れる距離も伸びたのにね
550eは、何が違うんですか?
ハンドルとタイヤを電気の信号でつなぐ『ステアバイワイヤ』が付くの。ハンドルの仕組みそのものが新しいのよ。私は、そこにいちばん惹かれるわ

改良前と比べて、何が変わった?
| 改良前(2023年11月〜) | 2025年12月の改良後 | |
|---|---|---|
| グレード | RZ300e(FF)・RZ450e(AWD) | RZ350e(FF)・RZ500e(AWD)・RZ550e F SPORT(AWD) |
| FFの価格 | RZ300e version L 8,200,000円 | RZ350e version L 7,900,000円 |
| AWDの価格 | RZ450e version L 8,800,000円 | RZ500e version L 8,500,000円 |
| FFの電池(総電力量) | 71.4kWh | 74.69kWh |
| FFの一充電走行距離(18インチ・WLTC) | 599km | 733km |
| いちばん上のグレード | 通常の設定なし(特別仕様車のF SPORT Performanceを100台限定で販売) | RZ550e F SPORT(76.96kWh・システム最高出力300kW・ステアバイワイヤ) |
※税込
FFで、134kmも伸びたんですね
同じ18インチどうしの数字で、それだけ違うのよ。遠出のときの充電の回数が変わってくるわ
そもそもRZは、どういう車なのか。
全長4.8mほどの5人乗りの電気自動車。ドアは前後ともヒンジ式で、エンジンは積んでいない。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 区分 | 登録車(普通乗用)・5名・ヒンジドア |
| 全長×全幅×全高 | 4,805×1,895×1,635mm |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 最低地上高 | 205mm |
| 室内寸法(長×幅×高) | 1,845×1,520×1,160mm |
| モーター | 前 227PS(350e・500e・550e)/後 227PS(500e・550e) |
| システム最高出力 | 350e 165kW/500e 250kW/550e 300kW |
| 電池(総電力量) | 350e・500e 74.69kWh/550e 76.96kWh |
| 駆動 | 350e FF/500e・550e AWD(DIRECT4) |
| 最小回転半径 | 5.6m |
| 車両重量 | 1,950〜2,120kg |
| 荷室容量(後席使用時) | 522L |
荷室は522Lもあるんですね
旅行の荷物くらいなら困らない大きさよ。ただ、重さは2トン前後あるから、立体駐車場の重量制限は確かめておきなさい
グレードは3つ。一充電走行距離と補助金。
| グレード | 駆動 | 価格 | CEV補助金(2026年4月以降の登録) | 一充電走行距離(WLTC) |
|---|---|---|---|---|
| RZ350e version L | FF | 7,900,000円 | 1,300,000円 | 733km(18インチ)/648km(20インチ) |
| RZ500e version L | AWD | 8,500,000円 | 1,300,000円 | 629km(18インチ)/579km(20インチ) |
| RZ550e F SPORT | AWD | 9,500,000円 | 1,040,000円 | 582km(20インチ) |
※税込。350eは18インチが標準(20インチはオプション)、500eは20インチが標準(18インチを選ぶと11万円安くなる)
| RZ350e | RZ500e | RZ550e F SPORT | |
|---|---|---|---|
| 補助金を引いた額(参考) | 6,600,000円 | 7,200,000円 | 8,460,000円 |
※オプション・諸費用を除いた単純な引き算。補助金は予算や申請の条件がある
500eは、18インチにすると安くなって、距離も伸びるんですね
そう。安くなって、走れる距離は50km伸びるわ。見た目は20インチのほうが迫力があるけど、距離を取るなら18インチね
550eは、補助金が少ないんですね
104万円よ。だから、補助金を引くと500eとの差は126万円に広がるの。550eに付くのは、ステアバイワイヤと、変速しているような感覚を作る仕組みよ
RZ550e F SPORTは、何が違う?
550eは、AWDでいちばん力が強いグレード。ハンドルとタイヤを電気の信号でつなぐステアバイワイヤと、エンジン車で変速しているような感覚を作る「インタラクティブマニュアルドライブ」が付く。
| 装備 | RZ350e・RZ500e version L | RZ550e F SPORT |
|---|---|---|
| 操舵 | ふつうの電動パワーステアリング | ステアバイワイヤ |
| 疑似的な変速の感覚 | — | インタラクティブマニュアルドライブ |
| シート | ウルトラスエード | F SPORT用のL texスポーツ |
| タイヤ | 350eは18インチ、500eは20インチ | 専用20インチ |
| 電池(総電力量) | 74.69kWh | 76.96kWh |
※全車に、前席のベンチレーションと運転席のメモリー、前後席のシートヒーター、14インチの画面とナビ、ハンズフリーパワーバックドアが付く
変速しない電気自動車なのに、変速している感じを作るんですか
疑似の変速は、試乗記でも、楽しいという声と、ふつうの制御のほうが運転しやすいという声の両方があるわ。ステアバイワイヤのほうは、扱いやすいと評価されているわね
AWDの力が欲しいだけなら、500eでいいんですね
そう。500eでも前後にモーターがあって、システム最高出力は250kW。ステアバイワイヤと、もう一段の力に100万円払うかどうかが、550eの分かれ目よ
充電は、どれくらいかかる?
家で充電するなら普通充電で、RZは最大6kWまで受けられる。外では急速充電(CHAdeMO)が使える。
| 目安 | |
|---|---|
| 普通充電(6kW) | 残りわずかの表示から満充電まで約12時間 |
| 急速充電(150kW) | 残りわずかの表示から約80%まで約30分 |
※充電器の出力、電池の温度、外の気温で変わる。付属の200Vケーブルは約3kWで、6kWで充電するには30A以上の設備が要る
家で6kWにするには、工事が要るんですか
30A以上の設備が要るの。買う前に、家の分電盤を電気屋さんに見てもらいなさい。夜のあいだに満たしておけるかどうかで、この車の使いやすさはだいぶ変わるわ
ボディカラー。
| 色 | 追加額 | 350e・500e | 550e |
|---|---|---|---|
| ソニックセレナイト | 0円 | ○ | ○ |
| ソニッククロム | 0円 | ○ | ○ |
| ソニックイリジウム | 0円 | ○ | ○ |
| グラファイトブラックガラスフレーク | 0円 | ○ | ○ |
| イーサーメタリック | 0円 | ○ | — |
| ニュートリノグレー | 0円 | — | ○ |
| ソニックカッパー | 165,000円 | ○ | — |
| ブラック&ソニックイリジウム | 165,000円 | ○ | ○ |
| ブラック&ソニッククロム | 165,000円 | ○ | ○ |
| ブラック&イーサーメタリック | 165,000円 | ○ | — |
| ブラック&ニュートリノグレー | 165,000円 | — | ○ |
| ブラック&ソニックカッパー | 330,000円 | ○ | ○ |
※税込。○=選べる、—=設定なし。「ブラック&」は屋根などを黒にした2トーン
ブラック&ソニックカッパー、33万円もするんですね
いちばん高い色ね。私なら550eのブラック&ニュートリノグレーにするわ。F SPORTの顔には、くすんだグレーが似合うのよ
直近で何が変わった?
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2023年3月 | RZ450eを日本で発売 |
| 2023年11月 | FFのRZ300eを追加 |
| 2024年1月 | 特別仕様車のF SPORT Performanceを100台、抽選で販売 |
| 2025年12月 | 改良。RZ350e・RZ500e・RZ550e F SPORTに。電池・モーター・充電まわりを新しく |
| 2026年3月 | 特別仕様車のRZ600e F SPORT Performanceを発売(いまは受注終了) |
中古で探すなら、2025年12月の前か後かで、名前と電池が違う。 「300e・450e」と「350e・500e・550e」で見分けられる。
走りは、どう評価されている?
改良後のRZ550e F SPORTとRZ350eに乗った評価では、発進の滑らかさと静かさ、操作の自然さが共通して挙げられている。550eは20インチでも路面の凹凸によくついていく、という声がある。350eは低い速度からの制御の細かさと静かさが評価された。
静かなのは、電気自動車らしいですね
そうね。新しい操作を面白がれるかどうかは、人で分かれるところよ。550eに乗るなら、試乗では駐車場の出し入れまで試して、ハンドルの感じを確かめなさい
bZ4X・アリアと比べると、どこにいる?
| レクサス RZ350e version L | トヨタ bZ4X Z(前輪駆動) | 日産 アリア B6 | |
|---|---|---|---|
| 価格 | 7,900,000円 | 5,500,000円 | 6,675,900円 |
| CEV補助金(2026年4〜12月登録) | 1,300,000円 | 1,300,000円 | 1,290,000円 |
| 一充電走行距離(WLTC) | 733km | 746km | 470km |
| 全長 | 4,805mm | 4,690mm | 4,595mm |
※税込。bZ4XはZの前輪駆動、アリアはB6。補助金は2026年4〜12月の登録
bZ4Xのほうが240万円安くて、走れる距離もほぼ同じなんですね
数字ではね。電池の容量も、RZ350eとbZ4XのZは同じ74.69kWh。差はレクサスの作りと装備で、そこに240万円を払うかどうかよ


買っていい人と、見送っていい人。
| こんな人 | |
|---|---|
| 買っていい | 家で充電できる/長く走れる電気自動車のSUVが欲しい/運転支援と装備を最初からそろえたい |
| グレードの目安 | 走れる距離と値段なら RZ350e。雪道や力強さで4WDが欲しいなら RZ500e。新しい操舵を味わいたいなら RZ550e F SPORT |
| 見送っていい | 家で充電できない/値段を抑えた電気自動車のSUVなら bZ4X も比べる |
補助金と、手放す車の売値。2つを引いて考える。
RZ350eは、補助金を引くと660万円なんですよね
そう。そこから、いまの車を売った額を引くと、実際に出すお金が見えてくるわ
いまの車がガソリン車だと、売るのは損な気がします
そうとは限らないわ。中古の値段は、SUVやスポーツ系のように高めに保たれている車もあれば、落ち着いてきた車もある。いまの車の値段は、補助金と違って、表を見ても分からないわ。査定で出た数字を、補助金を引いた額から引いてみなさい
補助金と売値、2つを引いてから考えるんですね
そういうこと。500eとの差の60万円も、その数字しだいで埋まるわ
📌 まとめ
- 2025年12月の改良で、RZ350e・RZ500e・RZ550e F SPORTの3つに。RZ350eは18インチでWLTC 733km
- 価格は税込790万円から950万円。CEV補助金は2026年4月以降の登録で130万円(350e・500e)と104万円(550e)
- 全車速追従のレーダークルーズ、Advanced Drive、ヘッドアップディスプレイ、周りのカメラは全車標準。550eはステアバイワイヤ
RZ、値段が下がって、走れる距離が伸びたんですね
改良前より30万円安くて、FFは134km伸びた。同じ18インチどうしの数字よ
わたしなら、350eの18インチです。いちばん遠くまで走れるので
家に充電の設備はあるの?
……家の人に聞いてみます
よくある質問
新型レクサス RZの価格は?
税込790万円(RZ350e version L)、850万円(RZ500e version L)、950万円(RZ550e F SPORT)です。
RZのCEV補助金はいくら?
2026年4月以降に登録する場合、RZ350eとRZ500eが130万円、RZ550e F SPORTが104万円です。予算や申請の条件があります。
RZの一充電走行距離は?
WLTCモードで、RZ350eが733km(18インチ)・648km(20インチ)、RZ500eが629km(18インチ)・579km(20インチ)、RZ550eが582kmです。
改良前のRZ300e・RZ450eとの違いは?
電池とモーター、充電まわりが新しくなり、名前がRZ350e・RZ500eに変わりました。FFの一充電走行距離は599kmから733kmに伸び、価格は30万円下がっています。
RZ550e F SPORTのステアバイワイヤとは?
ハンドルとタイヤを電気の信号でつなぐ操舵の仕組みです。550eだけに付きます。
RZの荷室は?
後席を使うときで522Lです。
乗り換えのとき、何から始めればいい?
補助金を引いた額から、いまの車の買取の金額を引いて、実際に出すお金を確かめることです。査定に費用はかかりません。
※この記事は2026年10月15日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・補助金は変わることがあります。
この記事で参照した情報源(17件)
- レクサス RZ 公式ページ
- レクサス RZ パッケージ・価格(公式)
- レクサス RZ 価格表(公式PDF)
- レクサス RZ 主要諸元(公式PDF)
- レクサス RZ 主要装備(公式PDF)
- レクサス ニュースリリース RZ 改良・発売(2025年12月24日)
- レクサス ニュースリリース RZ600e F SPORT Performance(2025年12月24日)
- レクサス ニュースリリース RZ300e追加(2023年11月30日)
- レクサス ニュースリリース RZ 発売(2023年3月30日)
- 次世代自動車振興センター 令和7年度補正CEV補助金 銘柄ごとの交付額(2026年4月1日以降の登録)
- webCG RZ550e F SPORT 試乗記
- webCG RZ350e version L 試乗記
- CAR and DRIVER RZ550e F SPORT 試乗記
- トヨタ bZ4X 公式ページ
- 日産 アリア 公式ページ
- 中古車オークション相場(車選びドットコム)
- 中古車市場レポート(車選びドットコム)
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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