ホンダ オデッセイはどう選ぶ? 2026年モデルのグレード・価格・装備を整理
この記事の要点
- 価格は税込508万6,400円(e:HEV ABSOLUTE)から545万500円(e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION)。7人乗り・FF・ハイブリッドのみ
- いちばん安いABSOLUTEから、両側パワースライドドア、2列目の電動リクライニングとオットマン、前席・2列目のシートヒーターが付く
- 全高は1,695mm。同じホンダのステップ ワゴンより145mm低く、3列目は床下にしまえる
ホンダ オデッセイは、背の低い7人乗りのミニバン。2023年12月に、中国の工場で作られる輸入車として日本に戻ってきた。全車2.0Lのハイブリッド(e:HEV)で、前輪駆動。
価格は508万6,400円から545万500円。グレードは3つで、本革とパワーテールゲートが付くEXまで上げるか、その上のBLACK EDITIONまで行くかが迷いどころになる。
オデッセイの3つのグレードの差は、いちばん下から上まで36万4,100円。どこで止めるかは、いま乗っている車がいくらで売れるかでも変わる。 買取の金額を先に知っておけば、下取りで提示された額が妥当かどうかを自分で判断できる。
店長、オデッセイって、なくなったんじゃなかったんですか?
一度、日本での販売が途切れたのよ。2023年12月に、中国で作ったものを輸入する形で戻ってきたの
え、中国製なんですか!
そう。中国の広汽本田汽車の工場で作られてるの。世代としては2013年に出た5代目のまま、手を入れ続けてる車よ
ミニバンなのに、背が低いですね
そこがオデッセイよ。背の高い箱ばかりの駐車場で、1台だけ低く構えてる。ミニバンなのに、ちゃんと格好をつけてるの

そもそもオデッセイは、どんなミニバンなのか。
世代としては2013年11月に発売された5代目。2023年12月からは、中国の広汽本田汽車で作られた車を本田技研工業が輸入して売っている。e:HEVの7人乗りに絞っての再登場だ。主要諸元は次のとおり。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 区分 | 登録車・7名(3列)・後席は両側パワースライドドア |
| 全長×全幅×全高 | 4,860×1,820×1,695mm |
| ホイールベース | 2,900mm |
| 最低地上高 | 145mm |
| 室内寸法(長×幅×高) | 2,915×1,560×1,285mm |
| エンジン | 2.0L(145PS・175N・m・レギュラー) |
| 走行用モーター | 184PS・315N・m |
| 変速機・駆動 | 電気式無段変速機・FF |
| WLTC燃費 | ABSOLUTE 19.9km/L/EX・BLACK EDITION 19.6km/L |
| 最小回転半径 | 5.4m |
| 車両重量 | 1,920〜1,950kg |
| 座席 | 2列目はキャプテンシート(左右独立)、3列目は床下に格納 |
室内の高さは、1m28cmくらいなんですね
背の高い箱型のミニバンに比べると、頭の上の余裕は少なめね。背の低い格好を取るか、室内の高さを取るか。ミニバン選びは、まずそこで分かれるのよ
グレードは3つ。ABSOLUTEとEXで何が違う?
| グレード | 税込価格 | WLTC燃費 |
|---|---|---|
| e:HEV ABSOLUTE | 5,086,400円 | 19.9km/L |
| e:HEV ABSOLUTE・EX | 5,286,600円 | 19.6km/L |
| e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION | 5,450,500円 | 19.6km/L |
※全車FF・7人乗り
3つとも付く装備は次のとおり。
| 装備 | 内容 |
|---|---|
| 運転支援 | Honda SENSING(衝突軽減ブレーキ、渋滞追従のクルーズ、車線維持支援、ブラインドスポットインフォメーション、後退出庫サポートなど) |
| 周囲を見るカメラ | マルチビューカメラ(表示には対応のナビが要る) |
| スライドドア | 両側パワースライドドア |
| 2列目 | 電動のリクライニングとオットマン、シートヒーター、大型のロールサンシェード |
| 前席 | 運転席8ウェイ・助手席4ウェイのパワーシート、シートヒーター |
EXとBLACK EDITIONで変わるところは次のとおり。
| 装備 | ABSOLUTE | ABSOLUTE・EX | EX BLACK EDITION |
|---|---|---|---|
| シート | 撥水・撥油のコンビシート | 本革 | 本革+専用の飾り |
| パワーテールゲート | — | 標準(ハンズフリーで開けられる) | 標準 |
| ワイヤレス充電 | — | 標準 | 標準 |
| エアコン | 前はフルオート、後ろは手動のクーラー | トリプルゾーンのフルオート | 同左 |
| ホイール | 17インチ | 18インチ | 黒い18インチ |
※「—」は、ABSOLUTEの装備表で標準と記載されていないもの
いちばん安いのでも、2列目にオットマンが付いてるんですか!
付いてるわ。2列目の居心地は、どのグレードでもほとんど変わらないの。差が出るのは、本革かどうかと、パワーテールゲートとエアコンね
わたしはABSOLUTEがいいです。撥水のシートなら、子どもがジュースこぼしても平気そうなので
子どもはいないでしょう、あなた
いつかの話です

3列目は床下へ。荷室の使い方。
3列目の座席は、床下にしまえる。しまえば、2列目の後ろが荷室になる。荷室の開口部は高さ1,030mm、幅1,160mmで、地面から開口部の床までは525mm(ホンダの測定値)。
3列目を床下にしまえるなら、普段は荷物の車にできますね
そう。普段は2列で荷物をたくさん、親戚が来たら3列。開口部の床は地面から52.5cm。重い荷物を積むときは、その高さまで持ち上げることになるわ
パワーテールゲートが付くのは、EXからなんですよね
そう。両手がふさがっていても、手を使わずに開けられるの。買い物の帰りに毎回使う人なら、20万200円の差の中で、いちばん元が取れる装備かもしれないわね
ボディカラーは、BLACK EDITIONが5色。
全5色で、2トーンは無い。グレードで選べる色が違う。
| 色名 | ABSOLUTE | EX | BLACK EDITION | 追加額 |
|---|---|---|---|---|
| クリスタルブラック・パールII | ● | ● | ● | — |
| プラチナホワイト・パール | ● | ● | ● | 44,000円 |
| プレミアムヴィーナスブラック・パール | — | ● | ● | 44,000円 |
| メテオロイドグレー・メタリック | — | ● | ● | 44,000円 |
| ダイヤモンドダスト・パール | — | — | ● | 66,000円 |
※追加額は改良や年次で変わる
ABSOLUTEは、黒と白の2色だけなんですね
そう。色で遊びたいなら、EXから上。ダイヤモンドダストはBLACK EDITIONだけの色よ。私はこれね。黒い飾りとの組み合わせが、いちばん大人っぽいわ
直近で何が変わった?
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2013年11月 | 5代目を発売 |
| 2023年12月 | 中国で生産した車を輸入する形で、e:HEVの7人乗りとして再び発売。BLACK EDITIONを設定 |
| 2025年11月 | 一部改良。全車に2列目の大型ロールサンシェード。BLACK EDITIONにダイヤモンドダスト・パールを追加。色の構成を変更。3グレードとも28万6,000円の価格改定 |
2025年11月7日の改良のあと、オデッセイに手は入っていない。
戻ってきてから2年で、28万6,000円上がったんですね
戻ってきたのはうれしいけど、値段まで背伸びして帰ってきたわね
2列目の大型ロールサンシェードが全車に標準で付くのは、2025年11月の改良から。中古で探すなら、年式で装備が分かれる。
走りと使い勝手は、どう評価されている?
2023年12月に戻ってきたときの試乗では、低い速度で静かに、滑らかに走ることと、2列目の座り心地の上質さ、3列目を床下にしまえる荷室の使いやすさが評価されている。
一方で、山道ではハンドルを切り始めたときの反応がゆっくりしている、という指摘がある。当たりは柔らかいが、後ろの席では揺れを感じることがある、という声もある。試乗した人の満タン法の燃費は12.8km/Lだった。
後ろの席が揺れるのは、ミニバンとしては気になりますね
乗る人によって感じ方は違うわ。2列目に誰を乗せるかが決まっているなら、その人を乗せて試乗するのがいちばん確かよ
燃費の12.8km/Lって、カタログより低いんですね
カタログの数字は決まった条件で測ったものだから、実際の道では下がることが多いわ。車両重量は1,920kgから。重さも頭に入れて、数字を見ておきなさい
ステップ ワゴンと比べると、どこにいる?
同じホンダのe:HEVのミニバンなら、ステップ ワゴンの上級グレードと比べたくなる。
| オデッセイ e:HEV ABSOLUTE | ステップ ワゴン e:HEV SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION | |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 5,086,400円 | 4,406,600円 |
| 全長×全幅×全高 | 4,860×1,820×1,695mm | 4,830×1,750×1,840mm |
| 室内高 | 1,285mm | 1,410mm |
| 最小回転半径 | 5.4m | 5.7m |
| 定員・駆動 | 7名・FF | 7名・FF |
| 3列目 | 床下に格納 | 床下に格納 |
| 2列目 | 電動のリクライニングとオットマン(全グレード) | キャプテンシート(AIR EX以上はオットマン付き) |
ステップ ワゴンのいちばん上より、オデッセイのいちばん下のほうが68万円も高いんですね!
そうね。オデッセイを選ぶ理由になるのは、背の低い格好と、いちばん下のグレードから2列目が電動で動くこと。逆に、室内の高さはステップ ワゴンのほうが上よ
子どもが車の中で立って着替えるなら、ステップ ワゴンですね
そういうこと。家族の道具として選ぶならステップ ワゴン、2列目に座る人をもてなす車として選ぶならオデッセイね

買っていい人と、見送っていい人。
| こんな人 | |
|---|---|
| 買っていい | 2列目に座る人の居心地を最優先したい/背の高い箱型より低いミニバンが好き/3列目は普段しまっておきたい |
| グレードの目安 | 撥水シートで気楽に使うなら ABSOLUTE。本革とパワーテールゲート、トリプルゾーンのエアコンなら ABSOLUTE・EX。見た目まで黒で締めるなら EX BLACK EDITION |
| 見送っていい | 室内の高さと値段を優先するなら ステップ ワゴン。4WDが要るなら、オデッセイには設定が無い |
2列目のための車だから、いまの車の売値で上のグレードを狙う。
オデッセイって、運転する人より後ろの人のための車なんですね
そういう面が大きいわね。だから、本革やエアコンのような、後ろの人が触れるところに払うかどうかで迷うの
20万円くらいなら、頑張れば出せそうな気もします
頑張る分の中に、いまの車の値段も数えておきなさい。買取の金額が分かれば、EXに届くのか、BLACK EDITIONまで行けるのかが見えてくるわ
下取りの金額じゃ、だめなんですか?
下取りでもいいのよ。ただ、同じ車でも、出す先で数字が変わることがあるの。比べる相手が無いと、その差に気づけないでしょう
見るだけでお金がかかったりしません?
かからないわ。数字を見たうえで下取りにしても、誰も困らない。2列目に座る家族のために、取りこぼしは少ないほうがいいでしょう
📌 まとめ
- 価格は税込508万6,400円から545万500円。いちばん安いABSOLUTEから、両側パワースライドドア、2列目の電動オットマン、前と2列目のシートヒーターが付く
- ABSOLUTEとEXの差は20万200円で、本革、パワーテールゲート、トリプルゾーンのフルオートエアコン、18インチ
- 全高1,695mmの低いミニバン。室内の高さと値段を優先するならステップ ワゴン
ミニバンって、背が高いほうがいいと思ってました
高いほうが便利な場面は多いわ。でも、乗る人の居心地と格好を取るなら、低いミニバンという答えもあるの
わたしはABSOLUTEで、店長はダイヤモンドダストですね
そう。黒い飾りとの組み合わせは、販売店で実物を見て決めたい色ね
よくある質問
オデッセイはどこで作られている?
中国の広汽本田汽車有限公司で作られ、本田技研工業が輸入しています。2023年12月に、この形で日本での販売が再開されました。
オデッセイの価格はいくら?
税込508万6,400円(e:HEV ABSOLUTE)から545万500円(e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION)です。ABSOLUTE・EXは528万6,600円です。
オデッセイのABSOLUTEとEXは、何が違う?
EXには本革シート、ハンズフリーで開けられるパワーテールゲート、ワイヤレス充電、トリプルゾーンのフルオートエアコン、18インチホイールが付きます。差は20万200円です。両側パワースライドドアと2列目の電動オットマンは、どちらにも付きます。
オデッセイに4WDや8人乗りはある?
ありません。全車がe:HEVの前輪駆動(FF)で、7人乗りです。
新車をお得に買うには、何から始めればいい?
いま乗っている車の買取の金額を先に調べることです。上のグレードに届くかどうかの見通しが立ち、下取りの額が妥当かどうかも自分で判断できます。査定は無料で、見積もりを見るだけでもかまいません。
※この記事は2026年10月12日時点の情報をもとに作成しています。価格・装備・カラーは改良や仕様変更で変わることがあります。
この記事で参照した情報源(13件)
※記事内の画像はイメージです。細部は実際のものと異なる場合があります。
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